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「THE LAST MESSAGE 海猿」う~ん、ホントにラスト??

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 あの大ヒットシリーズの最新作が、3Dで登場!「THE LAST MESSAGE 海猿」(東宝)。あれ?このシリーズも確か前作「LIMIT OF LOVE 海猿」で、『シリーズ最終章!』とか言ってませんでしたっけ??


 鹿児島の第十管区海上保安本部所属の潜水士、仙崎大輔(伊藤英明)は、バディである吉岡(佐藤隆太)達と共に、福岡沖の玄界灘に浮かぶ、巨大天然ガス掘削プラント“レガリア”で発生した、海難事故の救助活動に出動する。事故は、“レガリア”に作業船“ドリルシップ”が衝突して起きた。折しも台風が接近している“レガリア”から300名近くの作業員を避難させなければならなかった。“レガリア”の機能を停止させる為、設計者の桜木(加藤雅也)が大輔達に同行。“レガリア”内部での救出作業中に突如発生した大規模な火災に遭遇した大輔は、“七管”所属の新人潜水士の服部(三浦翔平)、桜木、女医の西沢(吹石一恵)、作業員の木嶋(濱田岳)と共に、“レガリア”に取り残されてしまう。そのころ鹿児島では、何も知らない大輔の妻・環菜(加藤あい)が、生後10ヶ月の息子・大洋と共に大輔の帰りを待っていた。今日は大輔と環菜の3度目の結婚記念日だった…。


 基本的には、アクションあり、感動あり、熱血あり、でイイ話だとは思うんですよ。吾輩このシリーズ嫌いじゃないですし。ただですね~、あまりにも、クサい(^^;!『時間がありません!』って言ってる割には、作業に取り掛かるまでに何か随分と感動的な台詞を吐くシーンが、やたらとございまして『オイオイ、時間ないんやろ!早よせんと、間に合わんがな!!』って、ついついツッコンでしまいました。まあ、娯楽大作でございますから、エンタ色が強くなるのは仕方ないとは思うのですが、『愛はすべてを救う』的な空気が、作中にプンプンしておりまして見ていて少々気恥ずかしくなってしまいました。それでも女の子達は、感動しちゃうんですよね。映画館のあちこちから、すすり泣きの声が聞こえてきましたから。う~ん、これってただ単に、吾輩が純粋では無くなってきた証拠なのでしょうか??

 本作の公開に合わせて地上波でオンエアされた、1作目と2作目を見直したのですが、映画としては1作目が1番“良作”ですね。シリーズ重ねるごとに、作風がスケールUPしていってるのはイイのですが、それと比例して話の方も、“荒唐無稽”になっちゃっているような気がします。本作で言えば、冒頭で『デケえ!』と言われた“レガリア”が、ストーリーが進むにつれて、その規模が段々ショボくなってきてしまって、端から端まで移動するのが、後半になってくるとアッと言う間に出来てしまった(しかも、内部構造図など見るまでもなく)り、≪ネタバレ!≫最後の手段として“レガリア”を沈めることになるのですが、『そんな天然ガス、山ほど抱えたプラント沈めてイイのか~?』とも思いましたし、沈める為の方法として『バルブを開けば、そこに大量の水が流れ込む』っていう仕組みがあるのですが、そもそも何の為にそんな所にバルブを付けたのさ??って言うような、本来“気にしたらイカンところ”が、今回はやたらと目に付いちゃいました。前作辺りまでは、これが映画の持つ勢いに負けて(?)、気にならなかったんですけどね。う~ん、コレってどうなんでしょ??少々シリーズとしても息切れしてきたのかなあ??そんな風に感じるのは、吾輩だけでしょうか?

 まあ、そうは言ってもヒットしてますし、話としては別に充分続きが作れる内容ですので、また続編作っちゃうかも知れませんね。その時は、少し足元見つめなおして、是非とも原点回帰していただけたらと、吾輩は思います。

 シリーズを通して描かれている、“仲間を信じる海保の男達の熱い心”ってのは、今回もメインテーマとして、熱く描かれています。最前線で、海保の男達は懸命に働いています。ですから日本の政府も、チンピラみたいな国を相手にして、あんまりエエ加減な対応せんといてや!って、強く思います。ホント彼等が気の毒ですわ!!

 「THE LAST MESSAGE 海猿」は、ただいま全国ロードショー公開中です。海の男達の熱い魂のドラマを、あなたも是非!映画館でご覧ください。3Dなら、迫力倍増!!


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映画『THE LAST MESSAGE 海猿』 - シネマトゥデイ

THE LAST MESSAGE 海猿@ぴあ映画生活

THE LAST MESSAGE 海猿 - goo 映画
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by mori2fm | 2010-09-27 21:57 | 映画評 日本映画 さ行