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「毎日かあさん」泣いて、笑って、家族ってイイな!

[毎日かあさん] ブログ村キーワード
 西原理恵子原作の大人気コミック、実写映画化!「毎日かあさん」(松竹)原作コミックアニメも大好きな吾輩は、ワクワクしながら映画館へ向かいました。


 漫画家・サイバラリエコ(小泉今日子)の一家は、6歳の長男・ブンジ(矢部光祐)、4歳の長女・フミ(小西舞優)に、高知から子守りのために呼び寄せた、実母のトシエ(正司照枝)と、元戦場カメラマンで今は無職の夫・カモシダ(永瀬正敏)の5人家族。リエコは、子育てに家事に仕事にフル回転で、日々を忙しくパワフルに生きていた。アルコール依存症のカモシダは、酒を呑んでは血を吐き、入退院を繰り返していた。或る夜、何度目かの断酒宣言を破り、酒を飲んだカモシダは、子供たちの前でも暴れ、その挙句に吐血し、またも入院する破目に。その姿を目の当たりにしたリエコは、遂にカモシダとの離婚を決意する…。


 もお、オープニングタイトルから吾輩ウルウル。悲しくもないのに、何か感極まっちゃいました。西原漫画のテイスト~笑わせて、泣かせて、ほのぼのさせて、しんみりさせて~が、猛烈に色濃く反映されておりまして、いやあ~よかったです。最初から最後まで、もお泣けて笑えて…。家族って本当にイイな~!って、痛感させられました。小林聖太郎 監督、GJ!です。これまでの西原さん原作の映画化作品の中でも、ダントツの出来だったと思いますよ。
 最初『小泉今日子が、サイバラさんを演る』ってニュースを聞いた時は、吾輩『マジで??』って感じでした。いくら最近女優としてメキメキ頭角を現してきたからと言っても、あのキョンキョンでっせ!吾輩の世代なんかからすれば、もお“アイドルど真ん中”だったわけですよ。そんなキョンキョンが西原コミックのキャラを、しかもまるごと原作者キャラのサイバラさんを演じるなんて…、あの“豪快ガハハ系キャラ”には少々線が細いんじゃなかろうか?なんて思っておったのですが、心配ご無用!でございました。いやあ、小泉さん見事に“サイバラ化”してました(^^;!いや、こりゃお見事!イメージぴったり(さすがに割烹着は着てませんけど(^^;)。子役の子達も、力演で原作から飛び出してきたみたいで、ほのぼのさせられました。そして何と言っても、カモシダを演じた永瀬さんの入魂の演技は、ホントに素晴らしかったです。アルコール依存症と10年間闘い、家族を愛し続けて逝ったカモシダさんを、2時間弱の映画の中にいきいきと甦らせています(西原さんのお嬢さんは、試写で永瀬さんを観て、ず~っと泣いておられたそうです)。“元夫婦共演”ってことでも話題になりましたが、こういう形で一緒に仕事が出来るってのは、理想的な離婚の形ですよね。

 今回はカモシダさんが亡くなるお話が、メインとして作られています(このお話は、原作コミック4巻に掲載されています。ちなみにこの4巻は、“「ダ・ヴィンチ」ブック・オブ・ザ・イヤー2007「泣ける本」第1位”に選ばれています。ホント、泣ける(>_<)!)ので、どちらかと言えば、大人が見ても充分鑑賞に堪えられる映画として仕上がっています。反面、チョット子供が見るには難しい(戦場のシーンなど)かと思える演出も為されてましたので、出来れば同じキャストで、もっと子供たちにスポットを当てた普段の明るく楽しい「毎日かあさん」もまた作ってもらいたいし、見てみたいですね。映画がムリなら、スペシャルドラマでもいいので!


 「毎日かあさん」は、ただいま全国ロードショー公開中です。家族の楽しさ、素晴らしさを、あなたも是非!映画館でご覧ください。そして『泣いてるヒマがあったら、笑おう!』

~追記~
 吾輩知らなかったんですが、「ピラメキーノ」(作中でブンジが観てるTVに映っている。製作にテレ東が絡んでるから当然)って、テントさん出てるんですか?今回、吾輩的に一番ハマッたのが実はココでした(^^;。


「毎日かあさん」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『毎日かあさん』 - シネマトゥデイ

毎日かあさん@ぴあ映画生活

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by mori2fm | 2011-02-21 20:51 | 映画評 日本映画 ま行