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「世界侵略:ロサンゼルス決戦」泥臭いSF映画。

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 震災の影響で公開延期になっていた話題作が、遂に公開!「世界侵略:ロサンゼルス決戦」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。エイリアンVS人類のバトルを描いた話題作。さあ、その出来映えや如何に?


 アメリカ海兵隊のナンツ二等軍曹(アーロン・エッカート)は、直近の作戦で部下を失った苦しみから、退役願いを提出。あと1日で、長年の軍隊生活にピリオドを打とうとしていた。同じ頃、突如地球の周辺に接近した流星群が、次々と海中に落下。やがて世界各地の海岸部に、正体不明の何ものかが出現し、攻撃を開始する。人類は反撃を試みるも、謎の敵の圧倒的戦力の前に、主要な都市との連絡は次々と途絶えていった。そんな中、ナンツにも動員命令が下る。『ロスの市街地にある警察署から、逃げ遅れた市民を救出せよ』という命令を受け、ナンツの配属された小隊は出撃する。タイムリミットは、軍が空爆を開始するまでの3時間。果たしてナンツ達は、未知なる敵との戦いを制し、任務を遂行することが出来るのか…。


 『今、エイリアンと人類が戦えば恐らくこんな風になるんだろうな~』と思われる光景が、リアルに描かれていて、なかなか迫真の仕上がりでございました。そう、現実にエイリアンが攻撃してきたら、今は各国の軍隊に頼るしか無いわけです。そして彼等は、エイリアンの所有する“圧倒的超兵器”に対して、マシンガンや爆薬といった所謂“通常兵器”で対抗するのです。そりゃ地球防衛軍も、スーパー戦隊も、超兵器も、銀色の謎の巨人(オイ!(^^;)もおらんのですから、普通に考えたら圧倒的に勝ち目無しです(>_<)。それでも人類は、いや軍隊は戦うんですね。先般公開された「スカイライン-征服-」って映画がございましたが、描かれている内容は殆んど同じなんですが、あちらは“民間人目線”で、こちらは“軍人目線”の映画でございます。そして映画の中で描かれている軍隊とは“アメリカ海兵隊”。そう“エイリアンVS人類”という体をとってはいますが、この映画は典型的な“アメリカ万歳映画”でございます。『この手の映画が嫌い』という方は多いと思います。しか~し、ここまで徹底してやってくれますと、吾輩的にはむしろ痛快!でございました。『いやあ、臆面も無くようやるな~』って感じで(^^;。
 
 海兵隊の小隊の戦闘を中心に描かれておりますので、メインとなるのは市街地での局地戦でございます。で、本作もこれまでのこの手の映画のご多分に漏れず、“時間の経過と共に、主人公以外誰が誰やらワカランようになる映画”になっております。即ち、
①全員が外国人(いや、これは吾輩から見てですよ(^^;)。
②ほぼ全員が、ヘルメット&迷彩服着用。
③爆風吹き荒ぶ戦場を、延々と駆けずり回る。
④当然、顔は砂ぼこりで真っ黒。
結果…、↑ほ~らアンタら誰???
ってな風になっちゃうんです(^^;。
 この映画、わかり易く言うと「ブラックホーク・ダウン」「インデペンデンス・デイ」÷2ってみたいな映画です。ただ地上戦ですので、あまりにも地味!海兵隊員達は、どれほど追い込まれようと『撤退NO!』を合言葉に戦い続けるのですが、SF映画と言うよりも、まるで戦争映画のような映像のオン・パレード。言うなれば“泥臭いID4”って感じでしょうか。

 主演のアーロン・エッカートは、辛うじて見分けられましたが、あとは民間人役のマイケル・ペーニャブリジット・モイナハン以外はホントにわかりませんでした。ただ空軍の生き残りとして、小隊に合流する女性兵士を演じたミシェル・ロドリゲス姐さんだけは、別格でした。いやあ~今回も戦って戦って、戦いまくってます!さすが“クイーン・オブ・戦闘ヒロインキャラ”(^^;。その存在感が際立ってますわ。
 
 「ロサンゼルス決戦」と大層に謳っておりますが、ナンツたちに与えられた任務は地味な“人命救助”なんですよね。でも『制空権握ってるって思ってるんやったら、地上からじゃなく最初からヘリでも飛ばしてサッサと助けに行ったらエエやん!』って、思わずツッこんじゃいました。結果論としては、ヤラレちゃうんですけどね(^^;。


 「世界侵略:ロサンゼルス決戦」は、9月17日(土)~全国ロードショー公開です。海兵隊員達が繰り広げる“泥臭い地球防衛戦”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。



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映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2011-09-06 21:07 | 映画評 外国映画 サ行