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「HK 変態仮面」最強の変態!

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 週刊少年ジャンプに連載されていた、あんど慶周 原作コミックの実写映画化。「HK 変態仮面」(ティ・ジョイ)。う~ん、吾輩原作は知らんですわ(^^;。さすがにもおその頃(連載されてたのは1992年~93年)は、ジャンプ読んでませんでしたから。でもあの小栗旬クンが、原作の大ファンで映画化を熱望して実現したらしいんですよね。まあ、面白そうだわ。


 ドMの刑事(池田成志)と、SMの女王様(片瀬那奈)との間に生まれた色丞狂介(鈴木亮平)は、身体はデカイがからきし弱いくせに、正義感だけは人一倍強い高校生。或る日、同じクラスに転校してきた愛子(清水富美加)に一目ぼれした狂介は、その帰り道に人質立て篭もり事件の現場に遭遇。その事件に愛子が巻き込まれていることを知った狂介は、愛子を救出せんと現場に潜入。何か覆面を被って犯人たちと対峙しようと考えた狂介は、誤ってパンティを被ってしまう。すると、狂介の肉体に驚くべき変化が…。


 いやあ~、面白かった!面白かった!よ~出来た“究極変態おバカム~ビ~”ですわ(褒めてますよ~、最上級に!)。オープニングの“マーベルもどき”の映像から、吾輩ず~っと笑いッ放しでございました。
 狂介を演じた鈴木亮平氏のなりきりっぷりは見事!の一言に尽きます。こういうキャラは、ホントひいちゃうと終わりなんですが、彼は全身全霊大真面目に演りきっています。おバカ映画にも関わらず、本格的に肉体を鍛え上げ、原作のイメージ通りの身体に仕上げてくる(そう、あの身体は“CG”ではございません(^^;!)なんぞ、役者魂全開ですね。聞けばこの役は、小栗旬クン自らが演じたかったそうなんですが、流石にその後の芸能活動への影響を考慮して(何せ、イメージが…(^^;)、泣く泣く断念するに至ったんだそうです(ちなみに今回彼は、“脚本協力”という立場でクレジットされています)。そして代わりと言うわけでは無いんでしょうが、友人でもある鈴木亮平氏を推薦したということだそうです。この起用は大当たりでしたわ。キャラぴったり。でも吾輩個人的には、オグシュン版の変態仮面も見てみたかったですね~。想像してみてください。彼が“おいなりさん”を強調したあのコスチュームで、スクリーンに立つ雄姿を…(^^;。
 ヒロイン愛子を演じた清水富美加ちゃんは、正に等身大の女子高生を演じてますので、違和感などあるわけないのですが、鈴木氏は今年30歳で既に妻子持ち(!)。それでも高校生役にそんなに違和感は感じられませんでした。まあ、この手の映画でそんなことに拘ってたら、楽しめませんわねホントに。
 
 鈴木氏のなりきりっぷりを、絶賛させていただきましたが、この映画で吾輩が最も称賛させていただきたいのは、“ヤスケン”こと安田顕 サマでございます!彼が演じた“ニセ変態仮面”は、ホンモノの変態仮面に比して、特に肉体も鍛え上げられておらず、パンティを被った顔面もディフォルメされずにそのまんま…。すなわちヘニャヘニャのオッサンボディに、ただパンティを被っているという、見た目まさにモノホンの、まんま“変態”なわけですよ。この辺りの解説(どちらがより“変態”であるか…(^^;)については、作中でも延々と展開されますので、それはそれとして、吾輩がスゴイ!と思ったのは、そのカッコで東京都内の繁華街(あれ渋谷ですかね?)を走り回った安田さんのプロ役者根性です。そりゃ撮影とは周りの人も気付くと思いますが、あの変態ルックですよ!絶対抵抗あるでしょ!それでもそのカッコで、街中駆けづり回ってるシーンには、もお吾輩前後のシーンは一切無視して、ただただ大爆笑させていただきました!いやあホントに『ヤスケン、すげ~!最高~!!』


 「HK 変態仮面」は、ただいま全国公開中です。え?この内容で、レイティング無し??そりゃ~スゴイ!老若男女、誰でもご覧になれる“究極変態おバカム~ビ~”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。だって、あの“おいなりさん”の迫力は、やっぱり大スクリーンでないと…(^^;。


HK 変態仮面@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2013-04-17 12:30 | 映画評 日本映画 は行