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「最後の恋のはじめ方」女性の皆様、男も大変なんです…。

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 これまで“正義の味方”のイメージが強かったウィル・スミス。今回は、いままでと少し違うものを救っています。それはモテナイ君「最後の恋のはじめ方」(ソニー・ピクチャーズ)。でも、カッコよく決めているウィル・スミスも、実は“恋する男”だったのでした…。


 アレックス=“ヒッチ”(ウィル・スミス)は、ニューヨークに住む通称“デート・ドクター”。モテナイ男からの依頼に、彼なりの秘策を授けて意中の女性とカップルに…これまで何人もの男を幸福に導いてきた、プロの“恋愛コンサルタント”だ。今回も、自分が勤める会社で財産を管理しているリッチなセレブのアレグラ(アンバー・ヴァレッタ)に、無謀な想いを抱いたサエない会計士アルバート(ケヴィン・ジェームズ)からの依頼を受け、如何にして高嶺の花を口説き落とすかを伝授していた。そんな或る日ヒッチはサラ(エヴァ・メンデス)というタブロイト紙の記者と出会う。何度かデートを重ねるうちに、互いに惹かれていく2人。これまでサラは『恋愛より仕事!』だったが、ヒッチとの出会いで確実に彼女の中の何かが変化していた。仕事でアレグラのスクープを追っていたサラは、アルバートとアレグラの関係のウラに“デート・ドクター”の存在を確信する。そして、親友のケイシー(ジュリー・アン・エメリー)が男にヒドイ目に遭わされたことにも“デート・ドクター”が関係していると勘違いしたサラは、彼の正体を紙面で暴露しようと取材を始める。“デート・ドクター”=ヒッチ ということを知らないまま…。


 『もてる為のノウハウを伝授』ってのが、実は『こうしたから、俺はもてなかった。だからこれはやっちゃいけない』という“反面教師”的なことが原点だった…ていうのが、面白かったですね。ヒッチは、クールにカッコよく決めているように見えるんですが、その実、彼こそが本当の意味で恋愛に奥手…恋することに正面から向き合えていない…という設定が、男(ええ、特にモテナイ…吾輩もですわ)にとって非常に共感を伴って観ることができました。特にヒッチがサラの誤解を解こうと、お見合いパーティーの席上で、男の心情を熱っぽく赤裸々に語るシーンでは、思わず座席から身を乗り出し、いつの間にか拳を握りしめ『そうだ、そのとおりだ。ガンバレ!ヒッチ!!』と心の中で叫んじゃってました。そう、男ってのは女性以上に恋愛に不器用な生き物なんですよ!!

 
 ただこの映画、吾輩的にはヒロインのエヴァ・メンデスに、さほど魅力を感じられなかったことが、マイナスだったかと思います。何かね~、そんなにキュートに思えなかったんですよね。ドッチかって言うと、ゴツクて男っぽくなかったですか?日本でいうなら江角マキコに、イメージがダブって見えたのですが…こんなの吾輩だけでしょうか?

 でも、ストーリーがとってもキュートでしたので、先日紹介した映画とは逆に(笑)、デートムービーとしてとってもおすすめしちゃいます。観終わって、スッゴくハッピ~になれますよ!

 「最後の恋のはじめ方」は、ただいま絶賛公開中です!あ、特につきあい始めたばかりのカップルには、超おすすめです!是非、映画館でハッピーデートを!!
by mori2fm | 2005-06-15 16:29 | 映画評 外国映画 サ行