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「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」こんな設定、哀しすぎる~!

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」こんな設定、哀しすぎる~!_a0014708_229665.jpg 京都が舞台のラブストーリー。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(東宝)。少々SFも混ざっています。この設定が、なかなか…。


 京都の美大生・高寿(福士蒼汰)は、通学電車の中で見掛けた女性に一目惚れ。途中の駅で降りたその女性・愛美(小松菜奈)の後を追い、勇気を振り絞って声を掛ける。別れ際、再会の約束を取りつけようとする高寿に、なぜか泣き出してしまう愛美。やがて意気投合した高寿と愛美は付き合うことになり、幸せな日々を過ごしはじめる。そして初めてキスをした日、高寿は愛美から信じられないような大きな秘密を明かされる…。


 原作は七月隆文氏によるベストセラー小説…っつっても、相変わらず吾輩は原作未読で試写に臨みました。だから『ヒロインには、何か哀しい大きな秘密があるらしいな~。ん?ひょっとして難病モノ??』くらいの予備知識ほぼゼロ状態で、途中この物語の根幹をなす大きな大きな秘密を聞かされた時には、正直『???』でございました。え~と、理解できん!!どういうこと??もお“なぜ?の嵐”状態でございます。何とか理解しようとしたんですが、考えれば考えるほどに引っ掛かっる箇所が増えていってしまいまして、なかなか映画の本筋に集中できませんでした。この“秘密”の内容を言ってしまうと、完璧に≪ネタバレ!≫になってしまいますので申し上げませんが、もの凄く引っ掛かってしまったのは事実です。原作がヒットしていて、このお話を支持している人がたくさんおられる訳ですから、そこに関して文句を言うつもりは無いのですが、主人公の高寿クン!キミはその“秘密”を聞いて、随分あっさりと納得してなかったか?普通あんな話聞いたら、もっと驚きのリアクションするやろう?それなのにキミは…、ものわかりが良すぎる!もっと驚きなさい(^^;。実際最後まで合点がいかない所があったので、鑑賞後に原作をチョイ読みしたところ、その部分をキチンと補完する台詞がありました。ところがこれが映画には無かった(…と、思われ…)。う~ん、何ともはや…。

 まあ色々ツッコミましたが、その設定のために高寿と愛美は、あと数日しか付き合えないという事が、映画の途中で判明しちゃうんですが、そこからはもお泣けて泣けて…。何故って、この2人が本当にいい感じの彼と彼女なんですよ。どちらにも嫌味がなく、純粋に見ていて心の底から応援したくなる…、そんな感じのカップルなんです。それなのに一緒になれない!高寿の台詞に本当に泣かされました。ただただ哀し過ぎます。かわいそうだ~!

 福士蒼汰&小松菜奈の主人公カップルは、本当に応援したくなるはまり役でした。特に小松菜奈ちゃんは、これまでどちらかと言うと少々個性の強い感じのキャラを演じることが多かったような気がするのですが、今回は本当に等身大のカワイイ女の子を演じていて、とても好感が持てました。そしてこういう映画を撮らせたら、今やこの人に敵う人はいないんじゃないかと思える三木孝浩 監督。今回もキラキラしてます。でも少しいつもと違う感じがするのは、やはりオール京都ロケにこだわられたからだと思います。冬の京都の街並み、柔らかな陽の光、公園、駅、電車…それらが絶妙に混ざり合い、とても優しい映像に仕上がっています。ただ京都人の端くれである吾輩から言わせてもらうと、あんなルート(三条大橋三条会商店街京都みなみ会館植物園)で普通デートはせえへんで(^^;!

 ラストに流れるback numberが歌う主題歌「ハッピーエンド」が、また泣かせるの!映像とマッチしていて、コレもいいです!

 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、12月17日(土) ~ 全国ロードショーです。この冬の泣ける1本「ぼく明日」を、あなたも是非!映画館でご覧ください。そして見終わった後は…、『そうだ 京都、行こう!』(^^;

映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2016-12-13 23:24 | 映画評 日本映画 は行