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「新宿スワンⅡ」“地毛金髪・天パー”再び!

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「新宿スワンⅡ」“地毛金髪・天パー”再び!_a0014708_20375323.jpg
 監督・園子温、主演・綾野剛大ヒットコミック原作のシリーズ第2弾。「新宿スワンⅡ」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。金髪・天パーのスカウトマン白鳥龍彦、再び!


 南秀吉(山田孝之)の死から1年。新宿歌舞伎町を仕切るスカウト会社・バーストのスカウトマン、白鳥龍彦(綾野剛)は、ある夜マユミ(広瀬アリス)という少女と出会う。龍彦は借金返済に追われるマユミを、涼子ママ(山田優)の店“ムーランルージュ”へ紹介する。その頃、秀吉の死により敵対していたハーレムとの合併で、スカウト同士の小競り合いが続いていたバーストでは、社長の山城(豊原功補)が勢力拡大を目指し横浜への進出をぶち上げる。しかし横浜には、バーストの幹部・関(深水元基)と因縁浅からぬ滝マサキ(浅野忠信)が率いる武闘派スカウト集団・ウィザードが絶対的な勢力を持って君臨していた。ここに新宿VS.横浜の全面戦争の幕が切って落とされ、龍彦もその渦中に巻き込まれていく…。


 前作に引き続き、真虎(伊勢谷友介)、葉山(金子ノブアキ)、時正(村上淳)、天野修善(吉田鋼太郎)等、主要キャストが再結集。更に今回新たに、上地雄輔椎名桔平笹野高史と言った面々が参戦。まあ何とも豪勢なキャスティング!破天荒で純情で何故か誰からも愛される主人公・龍彦、再演となる綾野剛さんは、今回も“地毛の金髪”を振り乱して新宿の夜の街に生きる男を、イキイキと演じています。これは本当に綾野さんにとっての当たり役になりましたね~。コレに対する敵役として今回、浅野忠信さんがキャスティングされましたが、これまた圧倒的存在感で、滝というカリスマ的な男を演じきっています。いやあ、この辺りの“男と男のぶつかり合い”は、見応え満点でございます。
 男だけではなく、女達の戦いもキッチリ描かれております。で、今回ヒロインを務めたのは広瀬アリスちゃん。う~ん頑張ってはいるんですが、やはり前作のヒロインだったエリカ様と比べると、やっぱりちょっと弱いかな~って感じは否めないですね。いやあ、頑張ってはおられるんですけどね。

 夜の巨大歓楽街、“不夜城”新宿歌舞伎町。そこに様々な“性(さが)”を背負いながらも、懸命に生きる男達、女達の姿を園子温監督が、これまた前作に引き続きエネルギッシュに描き出しています。歌舞伎町の巨大看板が倒壊するド派手なアクション・シーンも、見所の一つではありますが、やはり男と男のぶつかり合いは、殴り合いによる“肉弾戦”です。クライマックスでの龍彦と滝の最終決戦では、『これでもか!』と言わんばかりに激しくドツキ合っています。あんなに殴り合ったら普通に死んじゃいますよってくらいに…(^^;。ただ冷静に見ると、この2人もお結構イイお歳なんですよね。“アラサー、アラフォー男達によるドツキ合い”何かかつて一世を風靡した「ビー・バップ・ハイスクール」のオッサン版みたいやな~と感じたのは吾輩だけでしょうか??

 吾輩相変わらず“原作未読”でございますが、この原作コミックは既に完結しているそうです。でも、まだまだネタは残っているようですから、この映画シリーズも続いていくんじゃないでしょうか?特に今回は真虎さんの存在が薄かったように思えましたので、彼の活躍をもっと見てみたい気がします。ただこの手の映画としては、今回の上映時間2時間13分は少々長くないですか?も~ちょっと詰めた方がよかったんじゃないかな~?あ、決して面白くなかったって言ってるわけじゃないですよ~!

 「新宿スワンⅡ」は、1月21日(土)~全国ロードショー。華やかな夜の街、その裏側で繰り広げられる壮絶なバトルをあなたも是非!映画館でご覧ください。


映画『新宿スワンII』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2017-01-17 22:37 | 映画評 日本映画 さ行