「ポセイドン」は、海を行け~♪あれ、違う…?

 そんなわけで、ここんところ公私共に“引越し”に“仕事”にと、やたらと多忙な日々が続き、ブログの更新も、映画を観に行くこともままならなかったのですが、ようやく映画館へ行く時間が出来まして…で、じゃあ何を観ようか…ってことになったのですが、ここはやはり今話題の「ダ・ヴィンチ・コード」に行くべきか?とも思ったのですが、『原作も読んでない吾輩が、ヘロヘロの身体とクルンクルンの頭を抱えて観に行っても、恐らく理解できないんじゃあなかろうか…』と考えまして…。んじゃあ、もっと単純に観られる映画は無いのかい?ってことで、行ってきました「ポセイドン」(ワーナー・ブラザース)。大波喰らって、転覆した豪華客船からの脱出劇…。うん、と~っても単純(^^;。これなら、楽勝で観られるな…と、思ったんだけど…。


 新年を北大西洋上で迎えた豪華客船“ポセイドン号”は、その直後異常な大波に遭遇し横転。船体は転覆し、天地が真逆となった船内では多くの乗客、乗員が死亡した。パーティーが行なわれていたボール・ルームでは、生き残った乗客に船長が、『救出が来るまで、ここから動かないように』指示をしていた。しかし、ギャンブラーのディラン(ジョシュ・ルーカス)は密かにここを脱出し洋上(船底)を目指すことを決める。また元消防士で、前ニューヨーク市長だったラムジー(カート・ラッセル)も、別の階にいる筈の娘・ジェニファー(エミー・ロッサム)を救出するため、ディランやマギー(ジャシンダ・バレット)とコナー(ジミー・ベネット)の母子、そして自殺志願の元設計士ネルソン(リチャード・ドレイファス)等と共に、船底を目指すことに…。


 言わずと知れた名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクに、あのウォルフガング・ペーターゼン監督が挑む!ってことで、観る前から結構期待と不安が入り混じっていたのですが、残念ながらこれは不安な方へ転んでしまったようです。確かにポセイドン号が、転覆するシーン等の映像は迫力満点で、観ていてスクリーンに視線が釘付けにされてしまうくらいの説得力がありました。しか~し!ストーリーの方が、何ともお寒い!!まず、いきなり何の説明もなく発生する大波によって転覆するポセイドン号。そしてかなり自分勝手な主義主張で、ムチャな脱出を試みる主人公たち。そして、どう見ても“イイ人”から犠牲になっていく脚本の不条理さ…。あと、各登場キャラの人物像も掘り下げてはいるんですが、それがとてつもなく中途半端なところで終わっているため、観終わってムチャクチャすっきりしない気分に襲われてしまいました。あんなくらいしか掘り下げないなら、最初から触れん方がマシだと思っちゃいましたよ。

 でも小難しい理屈抜きに、ただ映像を観に行くだけなら、夏の一大イベントムービーとしては、充分合格点があげられるんじゃないでしょうか?さすが“お水(コレとかコレ)の監督(^^;”の異名を持つ(?)ペーターゼン!その辺は、ヌカリ無しですね!

 しっかし「LIMIT OF LOVE 海猿」といい、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」といい、今年は海洋映画の当たり年なんでしょうか?今年の夏は海ではなく、映画館で溺れろ…もとい、泳げ!ってことなんですかね…(^^;。

 「ポセイドン」は、ただいま全国ロードショー公開中です。極限状態におかれた人間が、如何にして生き抜いて行くかを、是非映画館でお確かめ下さい。決してキレイ事では終わりません…。
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Tracked from soramove at 2006-07-01 21:13
タイトル : 「ポセイドン」大味だけど楽しめる
「ポセイドン」★★★ ジョシュ・ルーカス、カート・ラッセル、エミー・ロッサム主演 ウォルフガング・ペーターゼン 監督、アメリカ、2006年 あんな大津波が来るのが何故分からなかったんだろう、 まあ、昔はそうだったんだろうな。 そんなふうに設定を飲み込ん...... more
by mori2fm | 2006-06-08 02:15 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback(1) | Comments(0)

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