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「舞妓Haaaan!!!」“a”は4つ!“!”は3つ!

 予告編観ただけで爆笑して楽しみにしてました。「舞妓Haaaan!!!」(東宝)。何せ、吾輩のホーム・グラウンド“京都”でメチャクチャな話が展開されるってんで、もおそりゃワクワクで…。


 
 修学旅行で訪れた京都で一目観て以来、舞妓の魅力にとり憑かれた公彦(阿部サダヲ)。鈴屋食品・東京本社で働きながら、『舞妓さんと、野球拳がしたい!』という夢を胸に、舞妓の写真を撮りまくり、更には自分で「ぼんの舞妓日記」なるHPを主宰し、日々舞妓の魅力を追い続けていた。そのHPに“ナイキ”というハンドルネームの“荒らし”が現れ、『ひょっとして管理人は、一度もお座敷遊びをしたことがないのでは?』と公彦を煽りだす。核心を突かれ、動揺する公彦。そんな或る日、公彦は京都工場への転勤を命じられる。他人から見れば“左遷”の人事も、公彦にとっては願ってもない展開。すっかり有頂天になった公彦は、遠距離恋愛を覚悟した恋人・富士子(柴咲コウ)とアッサリ別れ、意気揚々と京都へ向かう。そして、京都工場主催の歓迎会を抜け出した公彦は、念願のお茶屋へと向かう。しかしこの時公彦は、自分自身が“一見さん”だということを、すっかり忘れていたのだった…。


 やっぱり面白いわ、クドカン!こんなハイテンションな映画を“歴史都市・京都”でよくぞ撮ったモンだ(あ、監督は水田伸生さんです)。しかもテーマは、“舞妓”!普通こんな風に扱ったら、花街界隈から文句が出そうなモンですが、この映画はキチンとその辺りの協力(置屋のおかあさんから、演技指導を受けたりしたそうです)は取り付けているようですので、その心配は無いようです(^^;。まあ、観る前からかなりハチャメチャな話だとは想像してましたので、『面白かったら、それでええわ』と思ってたのですが、コレが何と、ストーリーがちゃんと存在してるんですよ!そりゃ現実には有り得ない、荒唐無稽なお話ですけど、ちゃんと脚本が練られているのでただの“アホ映画”にはなっておりません。そう“極上のアホ映画”に仕上がっております。
 
 
 最初から最後まで、ず~っとテンション上がりっぱなし!映像もストーリーも俳優陣も、全てがハイテンション!!阿部サダヲも柴咲コウも堤 真一伊東四朗生瀬勝久小出早織も…みんなみんなホントに楽しそう!特に山田孝之北村一輝の登場シーンには吾輩大爆笑してしまいました。うん、こういう映画は難しいこと考えたら負けです。観に行く時は理性をどこかに置いて、な~んも考えずに楽しみましょうよ!


 京都駅ビルに鴨川、平安神宮や新京極…映画の中には吾輩の見慣れた京都の風景が、山盛りテンコ盛りでございまして、ソレ見てるだけで大いに楽しめました(^^;。京都人なら思わず笑ってしまうようなネタも満載で、嬉しい限り。ホント返す返すもロケの情報をまったく知らなかったのが、今更ながら悔やまれます…(>_<)。知ってたら絶対見に行ってたのにな~。


 あと忘れちゃいけないのが、この映画は植木 等 さんの遺作になっちゃったんですね。登場されるシーンは短いんですが、その瞬間だけ映画館の空気が少し、神妙なモノになった気がしました。そういう意味でも、この映画は必見の価値があると思います。


 「舞妓Haaan!!!」は、ただいま全国大好評上映中です!さあ、映画館であなたもご一緒に…『京都は日本の宝だ~!!』

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舞妓 Haaaan!!!@映画生活

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by mori2fm | 2007-06-25 22:44 | 映画評 日本映画 ま行