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「プロヴァンスの贈り物」この顔合わせで、ラブコメ??

 監督リドリー・スコット、主演ラッセル・クロウのコンビと言えば、言わずと知れた「グラディエーター」なんですが、今回は何とラブコメ!「プロヴァンスの贈りもの」(角川映画)。何で??って感じの顔合わせなんですが、果たして??



 ロンドンの腕利きディーラー、マックス(ラッセル・クロウ)のもとに、叔父ヘンリー(アルバート・フィニー)の訃報が届く。ヘンリーの財産を相続することになったマックスは、南フランスのプロヴァンスへ。そこには少年時代(フレディ・ハイモア)バカンスを過ごした、ヘンリーの暮らしていた葡萄園があった。ヘンリーの資産を売却すべく友人の不動産業者、チャーリー(トム・ホランダー)と連絡を取り、更にはレンタカーを運転しながらロンドンの職場と携帯電話で連絡を取り合ううち、マックスは地元のレストラン・オーナーのファニー(マリオン・コティヤール)を轢きそうになる。しかし通話に夢中だった彼はその事には一切気付かなかった。やがて販売用の写真撮影を終えたマックスは、誤って水の張っていないプールに転落。偶然通り掛かったファニーに救いを求めるが、轢かれそうになったことへの仕返しとして、拒否される。このことが原因で期日までにロンドンへ戻れなかったマックスは、結局休暇を取ってこの地に滞在する破目に。やがて休暇を過ごすうちに、少年時代の楽しかった記憶が甦り、葡萄園の売却を決意していたマックスの心は次第に揺れ始める。そしてマックスとファニーは、いつしか惹かれあっていた。そんなある日、ヘンリーの私生児だと称する女性、クリスティ(アビー・コーニッシュ)が葡萄園にやって来る…。

 吾輩、幾多の映画を観てまいりましたがラッセル・クロウのコメディ演技は、これまで観たことが無かったと思います。ついでに言うとリドリー・スコットのコメディ映画も。ですから非常に好奇心タップリで映画館へ足を運びましたが、これが意外(失礼!)にも面白かったです。いつもの“強面演技”より、妙に力の抜けたラッセル・クロウには思わず『こっちの方がエエがな!』と思ってしまいましたし、リドリー・スコットらしからぬ(これまた失礼!)、どことなく垢抜けたお洒落な演出(^^;は、観ていてとても心地よかったです。そしてこの映画の特筆すべき点は何よりも、全編を通して描かれている、南仏プロヴァンス地方の美しい風景!吾輩常々『映画は2時間弱の異次元体験旅行だ!』と思っておるのですが、この映画は正にそれを体感できる、トリップ・ムービーだと思います。その美しい風景に、大人向けのコミカルでお洒落なラブ・ストーリーが非常に上手くマッチしていて、何だかとってもハッピーな気分になれました。ホントにこの映画、リドリー・スコット監督の作品なんですかね~?

 殆んど予備知識の無いまま観たモンですから、マックスの少年時代を演じた子役がフレディ・ハイモアだとは、観終わるまで気付きませんでした…。道理で芸達者な芝居をするわけですよ、はい(納得)。
 あと、男の目から見た意見としましては、マリオン・コティヤール嬢のおみ足の美しさも必見です!何、スケベですって?いいですよ、スケベで。キレイなモンはキレイなんですよ!!


 「プロヴァンスの贈りもの」は、ただいま好評上映中です。2時間弱の“南仏ロマンティック・ラブ・バカンス”を是非、映画館で体感してください。


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by mori2fm | 2007-08-17 02:37 | 映画評 外国映画 ハ行