人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「大統領暗殺」ブッシュは嫌いですが、何か…?

 もしも、ブッシュ大統領が暗殺されたなら…。この“if”の物語を映画化した本作「大統領暗殺」(プレシディオ)。ブッシュ大統領、本人が実名で登場。でもこれは“フィクション”ですからね。


 2007年10月19日、アメリカ合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュが、演説のためシカゴへ到着。空港から会場のホテルまでの沿道は、反ブッシュ派の抗議団体で溢れかえり、デモ隊と警官の間で衝突が起こるなど、緊迫した空気が走る。何とかホテルへ到着した大統領は、無事演説を終えるが、会場の外には更に数を増したデモ隊が、大統領が出てくるのを待ち受けていた。大統領は、リムジンに乗り帰路に着こうとするが、帰り際支持者と握手をしている最中、発砲を受け倒れる。病院へ救急搬送され、医師団による懸命な緊急手術が行なわれるが、その甲斐なくブッシュ大統領は死去。そのニュースは、瞬く間に全世界を駆け巡った…。


 吾輩、個人的にはブッシュが嫌いです。別に共和党がどうとか民主党がどうとか、政治信条がどうとかってんではなく、あのアル・ゴアと争った大統領選挙以来、ただただ嫌いです。そんな吾輩でも、この映画を観て思いました。『こんなん作られたら、そらブッシュも気ぃ悪いわな~』と。フィクションではありますが、殆んどドキュメンタリーのような撮り方をされてます(何も知らない人に、『これは実話です』って言っても通用しそうなデキ)し、何より俳優ではなく暗殺されるシーンで撃たれるのも、大統領本人(モチロン合成編集された映像ですが)ですから、そりゃエエ気はしませんわ。それに、あのヒラリー・クリントン女史までが~『卑劣で言語道断。そんな恐ろしい話で利益を得ようとしている人に、うんざりします』~とのコメントを発しています。『面白けりゃイイ』という思いではなく、当然『もし、~になったらどうなる?』という問題提起の基に作られた映画ではあるのですが、これをされた方にとってはかなり強烈な『タマッたモンやないで~!』という思いがするでしょうね。しかし、ようこんな映画作るよな~!個人的な意見ですが、かなり悪趣味だと思いますわ。この製作陣。

 で、暗殺犯の正体も結構リアルで、実際にあり得そうな話なので、尚更考えさせられてしまいました。くどいようですが、“フィクション”です。でもこれは正に“フィクション・ドキュメンタリー”ですね。大統領も迫真の演技ですし(^^;。


 「大統領暗殺」は、10月6日(土)から全国ロードショー公開です。『もし、~なら』の世界で、大統領暗殺の瞬間を、あなたも是非映画館でご覧下さい。


「大統領暗殺」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

大統領暗殺 - シネマトゥデイ | 映画の情報を毎日更新

大統領暗殺@映画生活

大統領暗殺 - goo 映画
大統領暗殺 - goo 映画


ランキング参加中
“ポチッ”と、よろしく!↓
にほんブログ村 映画ブログへ
by mori2fm | 2007-10-03 17:05 | 映画評 外国映画 タ行