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「魍魎の匣」←漢字が出てこん!!(^^; ※完成記念記者会見レポ付き!

 京極夏彦原作の人気小説、“京極堂(百鬼夜行)シリーズ”の映画化第2弾。「魍魎の匣」(ショウゲート)。前作「姑獲鳥の夏」(←コレも出ないよ!)も見てないし、原作も読んでません。こんな吾輩でも楽しむ事が出来たのでしょうか??


 終戦から7年経った1952年。探偵・榎木津(阿部寛)は、映画撮影所の所長を務める叔父・今出川(笹野高史)に呼び出され、元女優・柚木陽子(黒木瞳)の娘で、失踪した加菜子(寺島咲)の捜索を依頼される。加菜子は、ある財閥の遺産相続に関っていて、失踪はその1件に絡んでいるようだった。その10時間前、関口(椎名桔平)は、カストリ雑誌の鳥口(マギー)から最近頻発している“少女連続バラバラ殺人事件”についての寄稿を依頼されるも、コレを一蹴。その直後、鳥口の雑誌の事務所から新たな死体の一部が発見される。その現場へ他誌の記者・敦子(田中麗奈)と共に駆けつけた関口は、鳥口からバラバラ殺人事件の犠牲者達が、或る新興宗教と関係があったことを聞かされる。その3時間前、映画館で美波絹子(=陽子)の主演作を熱心に鑑賞していた謹慎中の刑事・木場(宮迫博之)は、青木刑事(堀部圭亮)から、“少女連続バラバラ殺人事件”の資料を見せられ、協力を要請されるが興味を示さない。やがて青木は意外な形で加菜子と遭遇する。そして関口と鳥口は、事件捜査への協力を要請するため、古書店主で陰陽師でもある敦子の兄・中禅寺秋彦(堤真一)の許を訪れる。そこには失踪事件の捜索に行き詰った榎木津が、先客としてやって来ていた。やがて彼等の追う事件は、“ハコ”を巡る謎へと帰結していく…。


 『まあ、何と台詞の多い映画!』ってのが、観終った後の1発目の感想でございました。でも、決して悪い意味ではなく、非常に楽しめました。濃密な脚本とエキゾチックな映像(上海ロケを敢行!)。そして何よりも、芸達者が集ったキャスティング!その俳優陣が、とにかくとっても楽しそう!嬉々として演技をしているのが、もお観ていてダイレクトに伝わってきました。誰もミスキャストが無い!と思える(原作読んでませんが…)中で、特に柄本明サン演じる“マッドサイエンティスト”が、吾輩的には“超”が付くほど『嬉しかったです(←文法的にはオカシイですよね…でも、わかって(^^;)!』話としては、結構耽美でグロテスクなんですけど、それをあまり感じさせない猛烈なテンポで、濃厚なんですけどそんなに長くも感じませんでした。常にスクリーンから目が離せない展開で、心地良い2時間13分でございました。原作は、まだまだ続く(現在9巻まで刊行済み)ようですが、コレは映画の方も、引き続きこのキャスティングで続けていってほしいですね。

 この映画の宣伝チラシに、『映画界を代表する6人の超強力キャストが集結…』と書かれておりましたが、主要キャスト6人って、堤 真一・阿部 寛・椎名桔平・宮迫博之・田中麗奈・黒木 瞳…??『宮迫は違うやろ~!!』いや、彼の演技を否定する訳ではないですが、『映画界を代表する…』ってのはチョットね~。違うでしょ(^^;?

 「魍魎の匣」は、12月22日(土)から全国ロードショーです。濃厚なキャストによる、濃密なサスペンスを、あなたも是非映画館でご覧下さい。

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 11月27日(火)17:30~行なわれました“完成記念合同記者会見”に、行ってまいりました。会場は大阪の、ホテル阪急インターナショナル。当日会場には大勢のマスコミ関係者が詰めかけ、華やかな雰囲気に包まれていました。記者会見なんぞという場に初めて招かれた吾輩はと言いますと、その独特の空気に圧倒されながらも、心地良い緊張感と共に、主賓の到着を待ちわびておりました。
 
 やがて開始時刻となり壇上に原田眞人 監督、堤 真一さん、椎名桔平さん、田中麗奈さんが登場されると、会場の空気は一気にヒートUP(吾輩の興奮も最高潮(^^;)!先ずは、お1人づつのご挨拶があり、続いて監督がこの映画を手掛けることになった経緯を語ってくださいました。
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監督曰く、この映画の製作を引き受けた一番の理由は、“キャスト”だったそうです。何よりもこの魅力的な“キャスト”の面々(これまで組まれたことが無かったそうです)と仕事がしたかったと。そこから原作の面白さに惹きこまれていかれたそうです。
 その後の質疑応答では、上海ロケでのこぼれ話(何と堤さんは主演にも拘らず、上海ロケ不参加!かなり悔しかったそうで…(^^;)などが披露され、会場が爆笑の渦に包まれる一幕もありました。

 最後に監督は『またこのキャスト・スタッフで続きを作りたいので、是非ヒットしてもらいたい!』と続編願望を強く訴えておられました。

 終始和気あいあいとした雰囲気の中、あっと言う間の30分間。映画のヒットを願って、皆さん充実した表情で会場を後にされました。

 楽しい時間をありがとうございました。
 大ヒット、期待いたしております!

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「魍魎の匣」←漢字が出てこん!!(^^; ※完成記念記者会見レポ付き!_a0014708_1135623.jpg

by mori2fm | 2007-11-29 01:02 | 映画評 日本映画 ま行