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「少林少女」こんなんで、イイのか~?

 フジテレビが、総力を挙げて壮大な前宣伝を展開したこの映画、「少林少女」(東宝)。予告編や、メイキング映像は確かに面白かった。ところが、肝心の本編がね~。こんなんで、イイのか?


 中国の少林拳武術学校で、3千日に及ぶ修行を終えた桜沢凛(柴咲コウ)は、『日本へ戻って少林拳を広めたい』という思いを胸に帰国。故郷の街に戻ってくる。しかし、亡き祖父が興した道場は閉鎖され、弟子たちも皆、少林拳を辞めてバラバラになっていた。凛のかつての師である岩井(江口洋介)も、今は少林拳を捨て、町外れで中華料理店を経営していた。岩井の店を訪れた凛は、『ここに住め』と言う岩井の言葉に反発し、道場で暮らすことに。翌日、岩井の店で働く中国人・眠眠(キティ・チャン)が道場へやって来る。眠眠は、凛が岩井の店で見せた身体能力の高さに魅了され、大学のラクロス部へ勧誘しにきたのだった。大学へ連れて行かれた凛は、入部する代わりに『みんなも少林拳やろう!』とラクロス部員たちに持ちかける…。


 本広サンの監督作品で、あのチャウ・シンチーが絡んでて、柴咲コウが主演で…ってこれだけで相当な話題にはなりますし、そこへ持ってきて大量のCM投下による、宣伝の物量作戦。普通に映画を観る人はもちろんのこと、そんなに普段は映画館に行かない人でも、『まあ、休みやし、行ってみようかな~』てな感じにはなると思います。でも、そこで見せられた映画が、まったく盛り上がりに欠ける意味不明な内容の代物と来た日にゃ~、堪ったモンではありません。そう、残念ながらこの映画、吾輩的にとってまったく面白くない、よくわからない作品でございました。

 「踊る…」のような、“エンタテインメント作品”。「少林サッカー」のような、“カンフー・アクション・スポーツ・コメディ”。更には「スター・ウォーズ」ような“サーガ”まで取り扱ってやろうというような壮大な試みは感じられるのですが、どれもこれも中途半端!いろんなことやろうと欲張りすぎて、何にもモノになってないって感じです。もっとコメディとして突き抜けてくれた方がイイのに、何かよくワカらんストーリーが展開されて、そのストーリーもキチンと最後までまとまることもなく、『何故、柴咲コウにカンフー?』と思っていた吾輩の疑問は、ず~っと晴れることのないまま、更に『何で、ラクロス??』という疑問の上積みまでされてしまう始末。冒頭にも書きましたが、この映画、予告編が一番面白かったです…(哀)。笑いも出来ず、眠気さえ覚えてしまいました。

 これでは本広さんも、フジテレビも、益々「踊る…」のパート3に賭けないといけない状況になっていくんでしょうね~。でも、こんなんでホント大丈夫なのかな~?

 「少林少女」は、ただいま全国ロードショー中です。え~と、ラクロス部の女の子たちは、みんなカワイイです(演技は別として…)(^^;。その辺りを、映画館で確認してやってください。


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by mori2fm | 2008-04-30 22:53 | 映画評 日本映画 さ行