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「ゲット スマート」大真面目おバカスパイが、世界を救う?!

 1960年代の人気TVドラマ「それ行けスマート」のリメイク映画版「ゲット スマート」(ワーナー・ブラザース)。予告編で、結構笑っちゃいましたので、コレは楽しみにしておった1本です。全米では大ヒットしたようですしね。まあね『日本じゃ当たらんだろうな~』とも思ってましたが。


 マックス(スティーブ・カレル)は、国際犯罪組織“カオス”と戦う、米国の秘密諜報機関“コントロール”に所属する優秀な情報分析官。世界を舞台に活躍するエージェントに憧れ、何度も昇進試験を受けるが、上司であるチーフ(アラン・アーキン)は、マックスの情報分析能力を高く評価し、エージェントへの昇格を認めようとしない(要するに、優秀すぎて昇進できない!←ホントかよ?)。或る日、“コントロール”の本部が何者かの襲撃を受け、壊滅。情報が引き出され、世界中に散らばっているエージェントの身分がバレてしまい、彼等は次々と消されていく。生き残った優秀な“エージェント23”(ザ・ロック改めドウェイン・ジョンソン)達も、身元が知られているため、捜査活動が出来ない。そこでチーフは、マックスを“エージェント86”に昇格させ、直前に全身整形手術を受けた“エージェント99”(アン・ハサウェイ)と組ませ、敵の情報収集任務に当たらせる…。


 もっとドタバタコメディ・タッチかな?と思ってたのですが、コレが意外にも(失礼!)結構真面目に作られてるんですよね。特にスカイ・ダイビングを使ってのアクション・シーンや、飛行機まで巻き込んでのカー・チェイス・シーンなど、並みのアクション映画と比べても遜色ない…いや、むしろ上回るデキの迫力アクション・シーンに仕上がっています。でも、ソコはソレ、コメディ映画のお約束。ハデなアクションだけではなく、キチンと“笑いのツボ”は抑えてくれています。マックス役のスティーブ・カレルが、これまた非常にハマリ役で、大真面目にどこかズレてるマックス役を好演しています。そう『笑わせてやるぞ~!』っていうのがミエミエではなく、ちょっとした小さなことで、『クスっ』と笑わせ、そしてそれが後から段々と効いてきて、そして…大爆笑(^^;!もお“アメリカコメディ映画”の典型とも王道とも言える作りで、観ているコチラも安心して(?)笑ってしまってました。

 良質なアクション、過激ではなく適度かつツボを抑えた笑い、そしてスパイ映画としては、そこそこに練られたストーリー。コレだけ揃っても、日本ではやっぱり当たらんかったようですね。残念。何がイカンのでしょうか?よく『アメリカ人と日本人は、笑いのツボが違う』とか言う意見を聞きます。確かに映画館で日本人が『シ~ン』として観ている場面で、外国人ご一行がゲラゲラ笑っている…っていうシチュエーションにはたまに遭遇しますが、この映画の場合は、非常にシンプルに笑えるように作られていましたので、万国共通で楽しめると思うのですが、“アメコミ”と並んで“アメコメ=(アメリカン・コメディ)”を日本でヒットさせるのは、至難の業なようですね。そのうち日本に来なくなったりして…(>_<)。

 「HEROES」で、人気者になったマシ・オカも、開発部のエンジニア役で出演してます。コレも結構ハマリ役ですし、『いつの間に改名したんだ!?』ドウェイン・ジョンソン(^^;や、アラン・アーキンも、ピッタリのキャスティングだったと思います。が、何よりも吾輩がツボにはまったのは大統領役のジェームズ・カーン!スクリーンでその姿を観るのすら久しぶりで、出てきた瞬間『おお!』と思っちゃいましたが、そのおとぼけ大統領の芝居にも、笑わせてもらいました。『ベテラン健在!』ってとこですね。あと、男性目線から言えば、とってもSexyなアン・ハサウェイも当然見所の一つでございます。『あの清純派は、一体どこへ?』ってな感じの弾けっぷりでございますが、コレはコレでありだと思います(^^;。あと、ビル・マーレイが意外な所で出ております。こちらもお見逃しなく。

 「ゲット スマート」は、ただいま全国上映中です。“アメリカン・スパイ・コメディ”の王道とも言える映画です。あなたも是非、映画館でご覧ください。

「ゲット スマート」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2008-10-22 12:20 | 映画評 外国映画 カ行