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「ラブファイト」若いって、イイな~!!

 大沢たかお初プロデュース作品「ラブファイト」(東映)林 遣都北乃きい、若い2人がパワー全開で弾けた“痛~いラブストーリー”。とっても楽しめました。


 稔は幼稚園の頃からいじめられっ子で泣き虫。そんな稔をいつも助けてくれたのは、幼なじみの亜紀だった。やがて10年の時が流れ、高校生になった稔(林 遣都)は、やはり不良たちに絡まれいじめられていた。そしてそれを相変わらず亜紀(北乃きい)が、拳とキックで不良たちを撃退して助けていた。しかしそれは、美人に成長した亜紀に惚れた不良たちが、常に亜紀と行動を共にしている稔を“彼氏”と勘違いして絡んでくるという構図で、そのため稔は亜紀の影響下から脱したいと、密かに願っていた。そんな或る日、いつものように不良に絡まれていた稔は、偶然通り掛かった大木(大沢たかお)に助けられる。大木は、日本チャンピオンだった元ボクサー。稔は大木にボクシングを教えてくれるよう頼む。『何故、ボクシングがしたい?』と言う大木の問いかけに『世界一になりたい』と答える稔だったが、本当の答えは『亜紀に勝つ』ことだった…。


 もおね、若い2人が一生懸命!『好き』と素直に言えない不器用な高校生を、等身大で思いっきり熱演しています。観ていてストーリーにひき込まれましたし、とにかくスッゴく応援してしまいました。カワイイし、真っ直ぐだし、いや~も~、若いってエエな~(^^;!!
 でもこの映画、ただただ可愛らしいラブストーリーなのではなく、“最強美少女とヘタレ男子”による“拳闘恋愛ムービー”なのです。これがまた新鮮でイイ!カワイイ顔して不良たちを叩きのめす北乃きいちゃんが、ケンカの後に見せる“してやったり!”って顔が、もお何とも言えんくらいエエ顔!そして何よりも映画の舞台が大阪!コレがもおピッタリハマッております。今回関西弁も、違和感なく聞いてられましたので、そう言った点でも関西人である吾輩にとっては、観ていてとっても心地良かったです。
 若い2人の“恋バナ”がメインとして描かれていますが、大沢たかお演じる大木と桜井幸子演じる順子が織り成す“大人の恋バナ”も、なかなか切なくてイイです。まあベタなお話ではあるんですが、決してメインの“恋バナ”の邪魔をせず、なお且つ映画のストーリーを、大人の観賞にも耐え得る締まった内容にするパートとして、非常に効いています。吾輩世代は特に、好感持って観られると思いますよ。あと、この映画はエンディングが良かったですね~。タイトルロールと疾走感のある主題歌(FUNKY MONKEY BABYSの「希望の唄」)が、バッチリ合っていて最後まで楽しませてくれます。イイね~、ノリノリ!

 とにかく吾輩は、この前日に観た同じ日に公開が始まった「ハッピーフライト」よりも、遥かに感情移入して楽しんで観ることが出来ました。特に、北乃きいちゃんが不良にわざと関節技を掛けさせるシーンには、爆笑してしまいました。にも拘らず、お客さん入ってませんね~(興行ランク10位に入れずとは…)。ホント残念だわ。

 随分と褒めましたが、苦言も少々。この手の映画としては、チョット長い(上映時間2時間6分)かな~?と感じました。全体的なテンポはよかったと思うのですが、稔が絡むもう一つの“恋バナ”として出てくる“勘違い妄想少女・恭子ちゃん”のエピソードは、要らなかったんじゃないでしょうか?カットした方が、もっと映画自体が締まったものになったような気がします。何かソコだけが映画から、妙に浮いているような感じを受けましたので。
 

 公開前から一部で話題になった、北乃きいちゃんの“パンチラ・シーン”ですが、確かに作中何度も出てまいります。ただ決していやらしいモンではなく、これも“爽やかなお色気”程度のモンですので、その辺は安心して(どういう意味だ?(^^;)ご覧になってください。


 「ラブファイト」は、ただいま全国ロードショー公開中です。「恋は戦い!」です。若い2人が拳で奏でる“パワフルラブストーリー”を、あなたも是非映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2008-11-23 02:21 | 映画評 日本映画 ら行