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「フェイクシティ ある男のルール」キアヌ、クールに熱血??

 前作「地球が静止する日」に続いて、キアヌの主演作が公開!「フェイクシティ ある男のルール」(20世紀FOX)。スクリーンで、しばらく見ないと思ってたら今度は連チャン。あ、でも今度は来日してのラーメン屋巡り…もとい!キャンペーンはないようですね(^^;。


 ロス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーブス)は、単独で強引な捜査を行なう“はみだし刑事”。今日も誘拐されたアジア系の姉妹が監禁された犯人のアジトをつきとめると、大量の銃弾を手に、ウォッカのミニボトルをあおりながら単独で突入。犯人を全員射殺して、姉妹を救出する。同じ課の仲間たちが、強引なやり方を揶揄する中、かつてコンビを組んでいたワシントン(テリー・クルーズ)は、トムの捜査法を猛然と批判。そんなトムの唯一の理解者は、上司であるワンダー(フォレスト・ウィテカー)。彼は批判にさらされるトムを、常に擁護していた。そのワンダーからトムは、ワシントンがチームを外されたことを恨み、内部調査部のビックス(ヒュー・ローリー)に、トムの違法捜査を密告していると聞かされる。事の真偽を問い質すべく、ワシントンを尾行するトム。しかし途中立ち寄ったストアで、2人組の覆面強盗に遭遇。激しい銃撃戦の末、ワシントンは射殺され、犯人は逃走。事件への関与を疑われたトムは、ワンダーの指示でほとぼりが醒めるまで、苦情処理の窓口係に異動させられる…。

 いくら型破りな刑事でも、冒頭からいきなりウォッカがぶ飲みで車を運転してるのには、『オイオイ、何ぼ何でもそれはアカンやろ!』って、笑いながらツッコンじゃいました。どんな時も銃を手放さず、犯人逮捕に向かう時には、いつもウォッカをあおる。そして事件解決には手段を選ばない…ってルール(?)を持った(本人は、ルールを持ってる意識はありません。便宜上、こう表現しておきますが…)刑事の物語(なぜ、そんな風になったのかは、劇中で明かされてます)なのですが、如何せんキアヌって、あんまり“喜怒哀楽”が面に出ないんですよね。だから型破りでも、凄くクールに見えてしまうんですよ。まあ、そこがカッコイイと言ってしまえばそれまでなんですが、この映画の主人公であるトムというキャラに、果たしてそれが合っていたのか?吾輩甚だ疑問でございます。だって、あんな整ったお顔でウォッカあおられても、説得力が…(爆)。もう少し、“熱い男”(うわ~、キアヌにゃ絶対ムリ(^^;!)の方が良かったんじゃなかろうか?特にラスト辺りの演技なんかは、そう思ってしまいました。いえ、決してキアヌがダメって言ってるわけではないのですが、観ていて『何か、ムリしてない?』って、思っちゃったモンですので。
 ところでキアヌが警官役を演じるのって、考えてみたら「スピード」以来(!)なんですかね? 若い若いと思ってましたが、彼ももう44歳(!)なんですね。絶対にそれより若く見えるし、『まだ新人です』って言っても通用しそう(?)。だって例えばダニエル・クレイグとキアヌ、どっちが若い?』って聞かれたら、吾輩多分『キアヌ』って答えちゃいそう(実際はダニエルの方が若い)ですから。まあ、『幾つになっても、暴れん坊!』ってとこですね。キアヌにとって、それがイイことなのかどうかは定かではないですが…。

 さて肝心の映画の方ですが、さすがジェームス・エルロイの脚本だけあって、話がよく練りこまれていて、非常に見応えがありました。にも拘らずこの映画、途中でワルの黒幕が誰かってことが、一発で判ってしまうのです(^^;。これはひとえにそのワルを演じている俳優さんの、存在感タップリな演技が大きく影響しておるのでして、コレはコレで素晴らしい演技故の弊害かと…。いやあ上手すぎるってのも、困ったもんですね(誰のことか、わかりますか~?)。

 「フェイクシティ ある男のルール」は、本日より全国ロードショーです。クールで熱血(?)なキアヌの“はみだしブッ放し刑事”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。


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by mori2fm | 2009-02-14 02:05 | 映画評 外国映画 ハ行