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「DRAGONBALL EVOLUTION」で?コレを見てどうしろと…?

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 実写映画化のニュースが流れて以来、様々な物議をかもしてきた映画が、遂に公開!「DRAGONBALL EVOLUTION」(20世紀FOX)。最初に言っておきましょう。コミック、アニメとはまったくの別物です!悟空にはシッポも無ければ、觔斗雲(きんとうん)にも乗りません!『今まで見たことのない「ドラゴンボール」が待っている!』ってのは確かですが、どうなの、コレ?


 ハイスクールに通う悟空(ジャスティン・チャットウィン)は、祖父・悟飯(ランダル・ダク・キム)と暮らし、日々“気”を使った武術の修行に励んでいた。周囲からは“変人”と言われイジメられていたが、悟飯との約束で人前で力を使うことは控えていた。18歳の誕生日、悟空は悟飯から『7つ揃うと願い事が叶う』という、“ドラゴンボール”を1つ渡される。その夜、同級生・チチ(ジェイミー・チャン)のパーティーに招かれ、悟空が家を留守にしている間に、2千年の封印から解かれ復活した悪の権化・ピッコロ大魔王(ジェームズ・マースダース)がドラゴンボールを求めて悟飯を襲撃。急ぎ帰宅した悟空の目前で、絶命する悟飯。悟空は同じくドラゴンボールを探すブルマ(エミー・ロッサム)と共に、悟飯の遺言に従い、亀仙人(チョウ・ユンファ)を探す旅に出る…。


 申し上げておきますが、吾輩そんなに「ドラゴンボール」について詳しいわけではございません。コミックを最初から最後まで読破したこともありませんし、TVアニメを毎週欠かさず見ていたわけでもありません。いわゆる“「ドラゴンボール」芸人”レベルほどの知識なんぞは、ハナから持ち合わせておりません。でもね、学生時代(高校~大学のころですわ)にやはり“少年ジャンプ”は読んでますし、家で普通にTVをつけて、何気なくアニメを見ていたりもしましたから、やはり「ドラゴンボール」は“ごく普通に”好きなんですよ。その程度の吾輩が、この映画を観て『全然、別物!』って言い切っちゃうんですから、コアなファン(それこそ“「ドラゴンボール」芸人”みたいな)なんかがこの映画をご覧になったら、果たしてどんなコメントを吐かれるでしょうか?考えただけでも、恐ろしいですわ。

 原作者・鳥山明さんが、何故か“製作総指揮”に名を連ねておられるのですが…ホント何故なんでしょう?映画を観た後の吾輩の頭には“?”しか浮かびません。『同じタイトルの付いた、全く別のお話』って説明されても、これはなかなか納得出来るもんじゃないと思いますよ。アメリカではどうかはわかりませんが、日本では確実にヤバい(後年、“トンでも映画”として語られること間違いなし)と思います。あ、アメリカでもビミョ~かも…。

 この映画、何より致命的なのは、「ドラゴンボール」というタイトルが付いてようが付いてまいが、『1本の映画として見て、破綻してないか?』と思わせるほど、完成度が低いのです。基本ストーリーがヒドい。7個のドラゴンボールは、あっさりと集まってしまいますし、ヤムチャとブルマはいきなり惹かれあいます(前後に何の脈絡もなく)し、何よりピッコロはどうやって復活したのか、ま~ったく描かれておりません。恐らく、随分と話を端折ったのでしょう。その結果、上映時間たったの1時間27分!何でこんなに短くする必要があるのか??理解に苦しむな~。

 字幕版を見たのですが、日本語吹替え版で悟空の声を演じるのは、お馴染み野沢雅子さんではありません。吾輩ぜったい『オッス、オラ悟空!』というあの台詞を聞きたかったのですが、この映画ではムリですね。むしろ野沢さんじゃなくて、よかったと思います。あの顔に、あの声は合いません!
 ラストが、いかにも『続編作るよ!』的な映像で終わってるのですが、どうなんでしょうか?あの映像自体が要らんような…ていうか、もう作らなくてイイよ!って、吾輩は思ってしまいました。何ともはや…。

 「DRAGONBALL EVOLUTION」は、3月13日(金)から全世界最速公開です。今日(12日)も先行レイトショーがあるそうですが、是非!映画館であなた自身の目でご覧になって判断して下さい。『果たして、コレはアリなのか??』

「DRAGONBALL EVOLUTION」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2009-03-12 01:13 | 映画評 外国映画 タ行