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「2012」『にせんじゅうに』と読みます(^^;。

[2012] ブログ村キーワード
 “世紀末バカ映画監督”(←最大限の褒め言葉(^^;)ローランド・エメリッヒ最新作「2012」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)古代マヤ文明の予言~“2012年世界終末説”~を題材に、お約束の“超トンでも映像”が、スクリーン越しに我々を襲ってきます。しっかし、このカントク一体何回地球(人類)を滅亡の危機に直面させれば気が済むのでしょうか?

 2009年。惑星直列の影響で、太陽の活動が活発化。強い放射線で地球の核(コア)が熱せられ、3年後の2012年に、世界が終わりを迎えることを察知した地質学者のエイドリアン(キウェテル・イジョフォー)は、大統領首席補佐官のカール(オリヴァー・プラット)に、この事実を伝える。更に報告を受けたウィルソン大統領(ダニー・グローヴァー)は、主要国の首脳にこの事実を伝え、極秘のうちに対策に着手する。そして2012年。売れない作家ジャクソン(ジョン・キューザック)は、別れた元妻ケイト(アマンダ・ピート)の許で暮らす2人の子供たちを連れて、イエローストーン国立公園へキャンプに出かける。しかし、昔あった湖は干上がり、立入禁止区域に入ったジャクソン達は、兵士たちに連行される。そこで調査中のエイドリアンと出会ったジャクソンは『この辺りは、不安定な状態だ』と聞かされ、立入禁止区域外へ立ち去るよう警告される。解放されたジャクソンは、チャーリー(ウディ・ハレルソン)という男と知り合う。チャーリーはジャクソンに『間もなく地球は滅亡する。政府はその事実を隠して、秘密裏に限られた人間だけを救うための巨大な船を建造している』と告げる。当然のことながら、そんな話は信用しなかったジャクソンだったが、ロサンゼルスへ子供たちを連れて帰った際、史上最大規模の大地震に遭遇する…。

 もお、笑っちゃうくらいにトンデモない映像のオン・パレード。『これでもか!』『コレでどうや!?』と言わんばかりの“超スペクタクル映像”が2時間38分(!)テンコ盛り!もお、いいです。お腹イッパイ。超満腹!ここまでやっちゃうと、ハッキリ言って“やりすぎ”を通り越して、少々“悪趣味”かと…(^^;。吾輩この映画が、今流行りの“3D”じゃなくて本当に良かったと思いました。もし“3D”だったら、恐らく見ている我々の身が持たないんじゃないかと思います。はい、エメリッヒ映画に“3D”は無用です(^^;。

 で、この“トンでも映像”に対して、こちらもエメリッヒ映画では毎度お馴染みの“中途半端に地味なキャスト達”によって繰り広げられる物語の、ま~何とも薄っぺらいこと(^^;!ものッ凄く壮大なスケールの危機を描いているのに、メインとなるのは“平凡なアメリカ人家族の、大災害からの脱出劇”でございます。しかもこれがまあ何とも『お前らそれって、ただただ“超ラッキー”が重なりまくっただけやん!』とツッコミたくなる“超ご都合主義的な展開”でラストまで突っ走っちゃうんですよ。これでは決して感動できません!もしこれを見て、泣いちゃう方がおられたら、それは恐らくこの映画の持つ“恐るべき勢い”って奴にやられちゃったんだと思いますよ。

 まあ、それでもこんなのはエメリッヒ映画では、端から折込済みのこと。この監督の映画に面倒くさい、高尚なストーリーなんぞ不要です。“凄すぎる映像”と“薄っぺらいストーリー”で、充分に楽しむことが出来ちゃいます。これからの年末年始、映画館の大スクリーンで観るのに相応しい、典型的な“ハリウッド製娯楽超大作”だと思います(チョット長いんですけどね)。

 「2012」は、11月20日(金)前夜祭上映、翌21日(土)~全国ロードショーです。地球の滅亡と世界の終幕のトンでもない映像を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2009-11-10 01:09 | 映画評 外国映画 ナ行