カテゴリ:映画評 外国映画 カ行( 40 )

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 人間誰でも生きていく上で、多かれ少なかれ秘密を抱えています。そしてその秘密を隠すために、これまた大小様々な“嘘”をついてしまいます。それは他人、友人、恋人、家族と相手が誰であれ、生じてしまう現象です。「クーパー家の晩餐会」(GAGA)。1年に1度、家族が集う席で皆が嘘をついてしまったら…、結構な修羅場ですよね?


 40年間連れ添ったサム(ジョン・グッドマン)とシャーロット(ダイアン・キートン)の“クーパー夫妻”。定年後に夫婦で行こうと決めていたアフリカ旅行をシャーロットに却下されたサムは、家を出ることを決意。クリスマスが終わるまでは、子供たちにも打ち明けないことを決め、最後の一家団欒の準備をする2人。ウェイトレスのルビー(アマンダ・セイフライド)に会えることを楽しみに、近くのカフェに毎日通っていたシャーロットの父・バッキー(アラン・アーキン)は、ルビーが今日限りで店を辞めてしまうことを知らされ、激しいショックを受ける。シャーロットの妹・エマ(マリサ・トメイ)は、ショッピング・モールで姉へのプレゼントを品定め中に、あろうことか商品を万引きしてしまい、パトカーで連行されてしまう。医師と不倫中の夫妻の娘・エレノア(オリヴィア・ワイルド)は、家への帰路の空港で知り合った軍人のジョー(ジェイク・レイシー)に『1晩だけ恋人を演じて欲しい』と頼み、家へと連れて帰ることに。そして夫妻の息子・ハンク(エド・ヘルムズ)は、最近リストラされ求職活動中であることを、元妻や子供たち、そして父母にも話せないでいた…。

 ↑↑どうです?なかなかに秘密がテンコ盛り状態でしょ?このクーパー家の面々がやがて一堂に会すんですが、そこで繰り広げられるのは“阿鼻叫喚”とまでは行かないまでも、やはり結構な修羅場でございます。でも笑えます(^^;。そしてそれを非常に豪華なキャスト陣が、これまた楽しそうに演じています。如何に豪華かと言いますと、アラン・アーキン、ダイアン・キートン、マリサ・トメイと3人ものオスカー受賞経験者が名を連ねてるんですよ。豪華!あ、ついでに言っておきますと今回マリサ姐さんは脱いでません(^^;!
 この豪華キャスト陣を料理(?)する監督は、「I am Sam アイ・アム・サム」の女性監督ジェシー・ネルソン。彼女特有とも言える繊細で優しさと暖かさを感じられる演出が、舞台となる凍えるピッツバーグの風景までもを、とても暖かな空気の映像として、スクリーンに映し出しています。
 この映画、嘘と秘密がワンサカ出てきますが、本当の意味で悪い人は1人も出てきません。現実的に考えて、『それはチョット…』とツッコミたくもなりますが、今の世知辛いこのご時勢に、たまにはこんな“ほっこり”出来る映画もいいんじゃないでしょうか?うん、吾輩は『アリ!』だと思いますね。
 
 作中のパーティーのシーンを彩る非常に美味しそうな家庭料理の数々は、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」でもその手腕を発揮したフードスタイリスト、メリッサ・マクソーリーの手による物。スクリーンいっぱいに映し出される料理は、キャスト陣が『カットが掛かっても食べ続けていた』ほどの美味さだったそうです。これらのレシピの一部が映画の公式HPに掲載されていますので、興味のある方はご覧ください。
 この映画には、非常に芸達者な“ラグス”というクーパー家の愛犬(演じているのは“ボルト”という名のオーストラリアンシェパード)が登場します。そしてナレーションを“名優”スティーヴ・マーティンが務めています。果たしてこの2人…、もとい1人と1匹の関係は??

 「クーパー家の晩餐会」は、2月19日(金)~全国順次公開です。まだまだ寒い日が続きますが、あなたも是非!こんなハ~トウォ~ミング・ムービーを映画館でご覧になって、暖まってください。


映画『クーパー家の晩餐会』 - シネマトゥデイ

クーパー家の晩餐会@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2016-02-16 22:40 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(4) | Comments(0)
[96時間] ブログ村キーワード
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 そんなわけで新年明けてもお11日!今年の1発目は…、あの無敵オヤジが帰ってきた!まさかまさかのシリーズ化?!「96時間 リベンジ」(20世紀フォックス映画)でございます。前作に引き続き、製作はリュック・ベッソン。前作でパリをぶっ壊した(?)、リーアム父さん。今度はイスタンブールで大暴れ!


 パリで誘拐された愛娘・キム(マギー・グレイス)を、人身売買組織から救出した、元特殊工作員・ブライアン(リーアム・ニーソン)は、アメリカに戻ってからもキムのことが心配で、B.F.の家にまで押しかける始末。一方、ブライアンの元妻・レノーア(ファムケ・ヤンセン)は、再婚相手と上手くいかなくなり精神的に滅入っていた。その様子を見たブライアンは、レノーアとキムを次の仕事先であるイスタンブールへと誘う。異国の地で、久しぶりに家族水入らずの時を過ごす3人。しかしそこには、パリでブライアンに息子を殺された父親(ラデ・シェルベッジア)の、復讐の魔の手が迫っていた…。


 いやあ、ブライアン強い!強過ぎ!!もお笑うしかないくらいに強いの!確かに、レノーアを人質に取られて、明らかにピンチ!手も縛られて、めっちゃピンチ!なんですけど…、ち~っともピンチに見えないの!緊迫感が無いの!だって『このオヤジなら、何とかしよるで!』って雰囲気が、スクリーンからプンプン伝わってきちゃうんですよ。で、ホントに何とかしちゃうんですわ、これが(^^;。捕らえられて、視界を塞がれても、乗せられた車の走った時間や周りの音などから、自分の今いる位置を割り出し、更には娘に市街地で手榴弾を爆発させ(オイオイ!)、その爆発音が聞こえる方角・距離から、自身のより正確な位置を絞り込んでいく…、などという特殊なスキルを事も無げに披露してくれます。大体前作でも、国際電話でほんの一言会話を交わしただけの犯人達を、アメリカからパリまで突き止めに行っちゃったんですから…、ね?こんなオヤジに勝てる奴は、そうそうおりませんて。復讐仕掛けてくる連中が、タダの“ヤラレキャラ”にしか見えん位に、強すぎるんですブライアン。もお反則ですわ。しかし、あんなオヤジを相手にせなあかん、キムのB.F.君は大変ですな~(^^;。
 前作でアクションに目覚めた(?)リーアム父さん。今回もはっちゃけまくってます。殴る!蹴る!走る!ぶっ放す!etc,etc…。もおやりたい放題(^^;。御歳60歳(!)なんですけど、とてもそんな風には見えません。メチャクチャ若々しい!思えば最近“ご高齢アクション俳優”ってのが増えてきてますね(ハリソン君とかトミー・リーさんとか…)。ひと昔前なら考えられんこと(“3代目007”ことロジャー・ムーアが、ボンド役を引退したのは58歳の時でした。当時は『もお年寄りすぎる』って声が圧倒的だったのですが…、今ならアリかも?!)ですね。世界的に寿命は延び続けてるってことなんでしょうか?だってまだまだ暴れはりそうですよ、リーアム父さんは!

 前作では、金持ちの再婚相手とラブラブで、セレブ気分丸出しだったブライアンの元妻・レノーアですが、何があったか知りませんが、今回は再婚相手と上手くいかなくなってまして、随分とやさぐれちゃってます。ほんでもってその気(よりを戻す)は無いのに、ブライアンにその辺を愚痴り、弱いところを晒して、結果ブライアンをその気にさせてしまうんです。だってブライアンにとってレノーアは、“別れても好きな妻”なんですから。随分と勝手なモンですな、女心っちゅうのは!純な男心を弄びよってからに(言い過ぎ?)!その罰ってわけじゃないでしょうけど、イスタンブールで災難に巻き込まれることになっちゃうんですから、まあ因果応報と言いましょうか…。あと、キム役のマギー・グレイスちゃん。前作に続いてこちらではキュートな女の子を演じてますが、先日見た「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」では『へ?どの役で出てましたっけ??』って言うくらいに全然印象が違って見えました。う~ん、どっちかって言うと吾輩はこっち(キム)の方が好きですわ。

 イスタンブールと言えば、「007 スカイフォール」でもボンドが暴れてましたね(^^;。何かアクション映画のロケ地として、流行ってるんですかね?こんなことで露出が増えて人気が出たら、2020年夏季オリンピックの開催地選びでも、東京に勝っちゃったりして…、それとも逆に『治安が悪い!』とマイナスに働くかな~(あ、全然関係ないか?)。

 「96時間 リベンジ」は、いよいよ本日1月11日(金)~全国ロードショーです。ますます過激になった“ノンストップ・オヤジ”の過激な暴れっぷりを、あなたも是非!映画館でご覧ください。


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by mori2fm | 2013-01-11 01:48 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(42) | Comments(4)
[デヴィッド・クローネンバーグ] ブログ村キーワード
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 ジークムント・フロイトとカール・グスタフ・ユング、精神医学の世界じゃ非常に名の知れたこのお2人。そんなに…って言うか、全然そちらの分野に詳しくない吾輩でも名前ぐらいは知っているこの2人と、1人の女性のスキャンダラスな関係を描いた舞台劇を、何とあのデヴィッド・クローネンバーグ監督が映画化。「危険なメソッド」(ブロードメディア・スタジオ)。はい、「鍵泥棒…」なんかより、はるかにあぶないメソッドでございました(^^;。

 
 1904年、スイス・チューリッヒの病院に勤める若き精神科医のユング(マイケル・ファスベンダー)は、18歳の女性患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)に、精神分析学の大家であるフロイト(ヴィゴ・モーテンセン)の提唱する“談話療法”を実践。その結果ユングは、ザビーナの幼年期の記憶を辿り、彼女が抱える性的トラウマの原因を突き止める。ユングの治療によって快方に向かったザビーナは、医師になることを目指し、ユングも彼女をサポートする。しかし、やがて2人は医者と患者という一線を越え、互いに愛しあうようになってしまう。このことが、師弟のような関係にあったフロイトとユングの間にも、微妙な亀裂を生じさせていく…。


 クローネンバーグ監督作品としては、珍しいくらいに(?)『キレイ!』な映画です。20世紀初頭の、風光明媚なチューリッヒやウィーンを再現した美しいロケーションには、ホント目を奪われます。“ハエ男”“スキャナーズ”のような“飛び道具”は一切出てきません。ハイ(^^;!但し、そこで繰り広げられるのは、昼ドラ顔負けの“超ドロドロワ~ルド”!ユングとザビーナが魅せる“倒錯の世界”には、思わず引いて…もとい、引き込まれてしまいました。特にあの可憐なキーラちゃんの体当たり艶技による“ぶってぶって姫”には、思わず吾輩目がテン!に…。猛烈なエロさと、あまりのドMっぷりに、吾輩『これはひょっとすると、トンでもなくイケないモノを見ちゃってるんじゃないだろうか?』という、何とも言えない背徳感に苛まれてしまいました。いやあ、恐いです。戦慄です。この手の映画でこんな感覚に陥らされてしまうとは…。恐るべし、クローネンバーグ!

 クローネンバーグ映画の常連となりつつある、ヴィゴ・モーテンセンですが、今回は非常に重厚で地味なキャラながら、抑えた演技でも、その存在感はたっぷり!歳を重ねてホントにいい“役者”になったな~って、実感させられます。対する今が“旬”のマイケル・ファスベンダー。今回は“七三分けにメガネ”という、これまでに無い、こちらも地味な風貌でしたが、彼もまた確かな演技力の持ち主であることを、実証してくれています。ただの売れっ子ミーハー俳優ではございませんね。そんな2人を遥かに凌駕してしまっている、エロさ満開のキーラ嬢。この3人による“神経がヒリヒリして火傷しそうな演技合戦”は、本当に見物です。

 フロイトとユングの心の葛藤や、考察を描いたチャンとした真面目な映画なんですよ!決してエロだけの映画じゃないんですよ!でも、ゴメンなさい。吾輩今回は、どうしてもそっち(エロい方(^^;)にばかり目が行きっぱなしでございましたので、こんな感じになっちゃいました…。イイよね!モノの見方は人それぞれなんだから!

 「危険なメソッド」は、10月27日(土)~全国順次ロードショーです。鬼才・クローネンバーグが描く、スキャンダラスな“史実のドラマ”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 今回、キーラ嬢の見事な(?)“貧乳っぷり”に改めて気付かされました。彼女はこのことを、何ら気にしていない(むしろ誇りに思っている節が…)んだそうですが、見てるこちらは…(爆)。


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by mori2fm | 2012-10-24 12:09 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(17) | Comments(2)
[ロバート・レッドフォード] ブログ村キーワード
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 “名優”ロバート・レッドフォード5年ぶりの監督作品。「声をかくす人」(ショウゲート)。リンカーン大統領暗殺の共犯として、アメリカ合衆国史上初めて処刑された女性の物語を、丁寧に描き出しています。


 南北戦争終結間近の1865年4月14日。観劇中のリンカーン大統領が、南部出身の俳優ジョン・ウィルクス・ブースによって暗殺される。北軍の陸軍長官・スタントン(ケヴィン・クライン)は、総力を挙げて犯人を追跡。ブースは逃亡中に射殺され、8人の共犯者が逮捕された。その中には、南部出身の宿屋の女主人、メアリー・サラット(ロビン・ライト)が含まれていた。軍法会議で裁かれることになったメアリー達。元北軍大尉のフレデリック・エイキン(ジェームズ・マカヴォイ)は、元司法長官のジョンソン議員(トム・ウィルキンソン)からメアリーを弁護するよう、半ば強制的に依頼される。メアリーの罪状は、ブース達へのアジトの提供だったが、彼女は一貫して無罪を主張する。最初は疑っていたフレデリックも、メアリーと接するうちに次第に彼女の無罪を確信し始めるのだが…。


 非常に見応えのある、“歴史・ヒューマン・ドラマ”です。世界的に有名な“リンカーン暗殺”。しかしそれに絡んで、1人の女性がこのような形で処刑されていたという事実は、アメリカでさえあまり知られていないことなんだそうですし、吾輩なんぞはまったく知りませんでした。この映画は、その事実に光を当て、『真の正義とは何ぞや?』と観る者に強烈に問い掛けてきます。レッドフォードの真摯な演出が、上手くテーマと相まって、この映画を派手ではないものの、“良心的な佳作”に 仕上げています。
 メアリーは、最後まで何かを隠し、それが原因で刑に処せられます。この映画ではそれを逃亡を続ける息子を庇ってのことという描き方をしています。ホントに『親の心、子知らず』を地で行くような展開で、この息子に観ていて無性に腹立たしさを感じました。だってこの息子、メアリーの処刑後に結局は捕まって、自身は一般法廷で裁かれ、あろうことか無罪放免となったのですから…。歴史的事実ですから仕方ありませんが、何とも腹立たしく、釈然とせんお話ですわ!ただ、当時の北軍サイドが、『何としても犯人達に厳罰を!』という姿勢で臨んだという点は、理解出来ます。不安な国情を、判決によって団結する方向へ持っていこうと考えるのは、いつの世にも共通する政治手法だと言えるからです。ただそれが正義に反するかどうかは、別問題ではありますが。

 ジェームズ・マカヴォイは、こういう“誠実な青年”を演じさせると、天下一品ですね。これにいかにも薄幸そうなオーラの滲むロビン・ライト、そしてケヴィン・クライン、トム・ウィルキンソンの“大御所クラス”が絡み、実に絶妙で見応えのある演技合戦がスクリーンに展開されます。ホント一見の価値ありです!

 「声をかくす人」は、10月27日(土)~東京を皮切りに全国順次公開です。知られざる歴史の裏側の悲劇を、あなたも是非!映画館で目撃してください。

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by mori2fm | 2012-10-18 00:36 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(22) | Comments(0)
[ジェイソン・ステイサム] ブログ村キーワード
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 チラシの画像からして、男臭さ全開!!「キラー・エリート」(ショウゲート)。いやあ~今回もハジケてまっせ、ステイサム兄やん


 ダニー(ジェイソン・ステイサム)は、師匠であるハンター(ロバート・デ・ニーロ)達と共に依頼を受け、ターゲットを暗殺し報酬を得る凄腕の殺し屋だった。しかしあるミッションで失態を演じ、己の限界を悟ったダニーは、危険な稼業から足を洗う。1年後、オーストラリアで恋人・アン(イヴォンヌ・ストラホフスキー)と静かに暮らしていたダニーの許へ、人質として囚われたハンターの写真が届く。送り主の意図を察したダニーは、一路オマーンへ。そこでダニーは、ハンターが殺された首長の息子達の報復を引き受けながら、直前で逃走を試み囚われたことを知る。当初、報復相手を知らされていなかったハンターは、相手が“SAS(イギリス陸軍特殊部隊)”の兵士だと知り、逃走を図ったのだった。ハンターを救うために、この実現不可能なミッションを引き継がされたダニーは、昔の仲間を集め、戦線へと復帰する…。


 とてつもなく男臭さ満開の、アクション・ムービーでございます。前述いたしましたが、相変わらず“ステイサム兄やん”は、ハジケてくれてます。ただ今回は実話をベースにした小説が原作なだけに、いつもの“ハチャメチャ・ブッ飛び・スーパー・アクション”て感じではなく、“リアル・キレキレ・ハイパー・アクション”て感じの、痛さまでがリアルに伝わってきそうな生身の肉弾アクションを、全開で魅せてくれます。いや~何にせよカッコええわ、ステイサム兄やん!そこへ“枯れた男の魅力”のデ・ニーロ親父がイイ味出して絡んでいます。今回役柄的には、まさに『アンタが足引っ張ってるやん!』てツッコミたくなる役なんですが、それでもオイシイところはキチンと持っていってまして、そんなシーンを見せられると、吾輩思わずニヤリとしてしまいました。ここら辺りも“親父力”満開で、なかなかカッコええですわ!そしてこの2人に対抗する形で、元SASの男・スパイクを演じているのが、クライヴ・オーウェン。ダニー達を執拗に追い詰めていく執念深い男を、これもまた非常にネチっこく演じております。しかし彼にはこういう役が、ホントよく似合いますね~(褒めてるんですよ!)。
 もお、この主要キャストの並びだけで(文字だけでも(^^;)男臭さが、更に臭ってきますよね?この男臭い中で、ヒロインを演じたイヴォンヌ嬢が、まるで一服の清涼剤のように非常に効いています。登場シーンはそんなに多くないんですが、今回の役はハッキリ言って得してますね。映画ではまだ新人さんのようですので、これからが楽しみな女優さんだと思います(名前は言いにくいんですけど(^^;)。

 ダニー達のターゲットとなる、“SAS(イギリス陸軍特殊部隊)”は、世界で初めて創設された特殊部隊なんだそうで、世界各国の特殊部隊がお手本とする“世界最強の特殊部隊”とまで呼ばれているそうです。こんなん相手にしたら、いくら自分のテクに自信があっても、そりゃあ引きますよね?それでも果敢に挑んでいくダニー…。う~ん、ステイサムやっぱりカッコええ!!

 「キラー・エリート」は、明日5月12日(土)~全国ロードショーです。肉弾アクション全開!の、ステイサム兄やんの雄姿をあなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 ステイサム兄やんは、ホントは吾輩より年下です。でもキャラに親しみを込めて、そう呼ばせていただいております。同じくアンジー姐さんも…(^^;。

映画『キラー・エリート』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2012-05-11 21:56 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(25) | Comments(0)
[コンテイジョン] ブログ村キーワード
 “豪華6大スター共演!”スティーブン・ソダーバーグ監督が、未知のウイルスがもたらす恐怖を描いた本作「コンテイジョン」(ワーナー・ブラザース)。いやあ、恐いって!背筋は冷たくなるし、見終わったら無闇に咳できんようになっちゃいましたわ。


 香港出張からミネソタの自宅へ戻ったベス(グウィネス・パルトロウ)は、風邪のような症状とひどい頭痛を訴え、夫・ミッチ(マット・デイモン)の目前で痙攣を起こし倒れ、病院へ運ばれる。しかし、医師たちは見たこともない症状に、為す術もなく、ベスは息をひきとる。同じ頃、体調不良を訴えていたベスの息子も自宅で急死。時同じくして、香港、東京、ロンドンなどで同様の症状から突然亡くなる事例が発生。“WHO(世界保健機関)”のレオノーラ(マリオン・コティアール)は、発生源を突き止めるべく香港へ向かう。また“CDC(アメリカ疾病予防センター)”も事態を重く受け、副所長のチーヴァー(ローレンス・フィッシュバーン)は、ミネソタに部下のミアーズ(ケイト・ウィンスレット)を派遣し、感染の拡大防止に充たらせる。各方面が対策に奔走するも、ウイルスの正体は判明せず、感染は世界的規模で爆発的に拡散していった。一方フリーのジャーナリスト、アラン(ジュード・ロウ)は自らのブログに『政府は嘘をついている』という糾弾記事を書き、人々の不安を煽っていた…。 


 ココまで極端な話は、なかなか無いかも知れませんが、今日明日にでも起こり得るような話です。いやあ恐ろしいんですよ、コレが!治療法の無い、感染率&死亡率のメチャメチャ高いウイルス。その見えない恐怖に脅える人々。人間なんて弱い生き物なんだと、改めて痛感させられます。名匠ソダーバーグ監督のリアリティ溢れる演出と、豪華キャストによる迫真の演技によって、吾輩グイグイと惹きこまれて行きました。日本映画にも「感染列島」てのがございましたが、スケールと説得力が違います!

 『アカデミー賞受賞監督が演出、アカデミー関係6大スターが競演!』まあ、何とも豪勢な売り文句です。しかもキャスト6人のうち、女性3人は全員主演女優賞を受賞してるってんですから、ホンマに凄い!で、このうちの2人は作中死んでしまうってんですから、これもまた何とも思い切った感じがして、凄い(^^;!実際グウィネス・パルトロウなんて、映画始まって殆んどすぐにアッサリ『退場!』ですから。何とも勿体ないというか、贅沢と言うか…(あ、ちゃんと後々も出て来るんですよ。“回想”ですけど、非常に重要な役割で)。しかし、この映画でもそうですが吾輩、最近のジュード・ロウには“嫌な奴”とか“悪い奴”っていうイメージしかございませんわ。ひと昔前は、モテ男だったのにね~。何が彼をこんな風にしちゃったんでしょうか??

 今回、最も恐かったのはチョットした火遊び(おイタ(^^;)が、世界感染拡大の原因になっちゃってるってとこですね(ソコかい?!)。いやあ、ホント皆さんも、火遊びには気をつけてくださいね。まあ吾輩には、まるで関係の無いことですが…(^^;。


 「コンテイジョン」は、ただいま全国ロードショー公開中です。豪華キャストにが描き出す、世界的ウイルスパニックを、あなたも是非!映画館でご覧ください。あ、家に帰ったら必ず手を洗いましょう!

~追記~
 ところで、マット・デイモンには何故免疫があったのでしょう?そこんとこ、メッチャ謎なんですが…(爆)。
~追記②~
 エンドロールの後、スクリーンに映し出される『この物語はフィクションです』の文字が、めっちゃリアルに感じられました。思わず『あったり前やろ~!』って、ツッコンじゃいましたが…(^^;。
~追記③~
 この映画のチラシで、グウィネス・パルトロウは右下に写っているのですが、そこに使われている写真、実は映画の中でエライことされてるシーンの画像なのです。いや、あの~もうチョットええ写真使ってあげません??


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by mori2fm | 2011-11-18 01:19 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(60) | Comments(6)
 「スカイライン-征服-」「SUPER 8」「世界侵略:ロサンゼルス決戦」…、何か今年はやたらとエイリアンが地球にやって来ますな~(あ、モチロン映画の中のお話ですよ!(^^;)。で、またまたもう1本、地球にエイリアンが!「カウボーイ&エイリアン」(パラマウント ピクチャーズ ジャパン)。今回チョット違うのは、エイリアンがやって来るのは、19世紀のアメリカ西部、そうカウボーイの全盛期なのです。そこでエイリアンを迎え撃つのは、何と!“007×インディ・ジョーンズ”という夢のタッグ・チーム!!


 荒野で目覚めた1人の男(ダニエル・クレイグ)。自分が誰で、何故そこにいるかも全くわからない。男の左手首には、見たことのない金属製の腕輪が装着されていたが、それも何なのかわからなかった。近くの町に辿り着くと、そこでは町を牛耳る権力者・ダラーハイド(ハリソン・フォード)の息子パーシー(ポール・ダノ)が、傍若無人に振る舞い町の人々を困らせていた。パーシーは男に因縁を付けるも、男はこれを一蹴。騒ぎに駆けつけた保安官は、男がお尋ね者のジェイク・ロネガンであることに気付く。そのジェイクに近付く謎の女、エラ(オリヴィア・ワイルド)。保安官は、パーシーとジェイクを連行しようとするが、舞い戻ったダラーハイド達と一触即発の事態に。両者が睨み合う中、町の上空に謎の飛行物体が多数出現し、パーシーをはじめ、町の人々を次々と連れ去ってしまう。混乱の中、突然ジェィクの腕輪が起動。そこから発せられた光線が、1機の飛行物体を撃墜する。そしてさらわれた人々を奪還するため、ダラーハイドとジェイクは手を組み、エラ達と共に追跡の旅に出る…。


 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、製作:ロン・ハワード、監督:ジョン・ファブロー、そして主演は、“007”ダニエル・クレイグ&“インディ・ジョーンズ”ハリソン・フォード!まあ、何と豪華な顔合わせでございましょうか!聞けばこの企画は、原作のグラフィックノベルに惚れこんだスピルバーグが、映画化に向けて奔走したそうです。その結果、こんなに豪華なコラボが実現しちゃいました。キャスト&スタッフも豪華ですが、この映画はかつてのハリウッド映画のお家芸だった“西部劇”と、現代のハリウッド映画のお家芸である“SF映画”の融合と言う、オイシイとこ取り映画に仕上がっています。ホント、1本にどれだけの旨味が凝縮されてるんでしょうか?いやあ、何ともコッテリな贅沢映画ですわ。
 この顔合わせで、このタイトルからすると『ワクワクドキドキのSFアドベンチャー物かな?』なんて思ってたんですが、実際に観てみますと結構シリアスな“SFアクション西部劇”でございました。「カウボーイエイリアン」よりも「カウボーイVSエイリアン」の方が、ピッタリじゃない?って感じがしました。

 正体不明(って言っても、結構早くに名前が出てきちゃうんですが…(^^;)のガンマンを、時にはカッコよく、時には悪くダニエル・クレイグが、あまり表情を変えずに名演しています。“熱血漢”に見えない彼の存在感は、この役に打ってつけだったかと。そして、チョット歳喰った(?)ワルいインディ・ジョーンズ??ぽい役のハリソン・フォード。もお貫禄タップリ!彼も基本“正義の味方”の人ですが、今回は“町の支配者”という一筋縄ではない、かと言って決してタダのワルではないという男を、これまた熱演しております。両者ガップリ!の演技は見応え有りです。

 現代にエイリアンが侵略して来る映画(直近では「世界侵略:ロサンゼルス決戦」etc)でも、エイリアンの圧倒的な武力の前に、人類にはおよそ勝ち目がないように描かれたりしてますが、この映画の舞台は“19世紀のアメリカ西部”でございます。当然軍事用ヘリや、戦車、マシンガン、ミサイル、戦闘機なんぞはございません!エイリアンに立ち向かう人々が手にする武器は、“拳銃”そして辛うじて“ダイナマイト”くらい。途中で戦いに加わるアパッチ達にいたっては、“槍と弓矢”でございます。そして跨るのは当然、“馬”。この戦力で、“空飛ぶ機械”に乗るエイリアンに立ち向かっていくのです。いやあ、何と勇敢な輩達でしょう!でも相手が他所の星から来た生物って、ホントに理解できてた(一応、作中説明されるシーンはあるのですが)のかな~??


 「カウボーイ&エイリアン」は、10月22日(土)~全国ロードショー公開です。豪華キャスト&スタッフによる旨味タップリの“SFウェスタン”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


「カウボーイ&エイリアン」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2011-10-06 21:38 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(75) | Comments(3)
 吾輩、常々女性というのは恐い生き物だとは思ってました。その思い、この映画を見て更に強くなりました。「クロエ」(ブロードメディア・スタジオ/ポニーキャニオン)。官能的に妖艶に、女性の本質的恐ろしさが描かれています。


 産婦人科医として成功したキャサリン(ジュリアン・ムーア)は、大学教授の夫・デビット(リーアム・ニーソン)、音大生の息子マイケル(マックス・シエリオット)と、これまで平穏に暮らしてきた。しかし、多忙な夫とはすれ違いの日々が続き、成長した息子も、最近は母親の言うことをまともに聞かなくなっていた。いつしかキャサリンは、焦燥と孤独を感じはじめる。そんな或る日キャサリンは、教え子との浮気を疑わせるデビットの携帯メールを見てしまう。強い疑念に駆られたキャサリンは、レストランのトイレで偶然知り合った若くて美しい娼婦、クロエ(アマンダ・セイフライド)に、デビットを誘惑して、その反応を報告してほしいと依頼する。しかし、その行為はやがてキャサリンのみならず、家族をも愛憎と欲望が渦巻く危険な深淵へと引きずり込んでいくのだった…。


 お話としては、“歳をとって家庭の中で寂しさを感じた中年女性が、自らの独りよがりな思いから、いつしか破滅の道を歩み始めてしまう”って内容で、我々男からしますと、イマイチその気持ちに“?”と言うか、理解に苦しむと言うか、『ホ~ント、女って思いこんだら恐いよね~』って、再認識させられるものでした。この映画、男は別にな~んにもしてません。あくまで登場人物として出てはきますが、女性の想像(妄想?)の中で勝手に『あんなこと』や『こんなこと』をやらされてるだけです。リーアム・ニーソン可哀そう!そう言いかえれば、男と言う生き物が、いかに単純明快であるかということが描かれているとも言えると思います。女に掛かれば男なんてね…(恐!)。
 主演のジュリアン・ムーア、今回も“マッパ!”でございます。これで何度目でしょう?この人も映画の中で、よ~脱ぎますね!もお、“オーバー50”ですよ。こんなに脱ぐのは、ジュリアンかマリサ・トメイか?って感じですが(^^;。まあ、吾輩こちらにはさほど驚きもしなかった(もお、見慣れた?)のですが、何と!アマンダ・セイフライドちゃんも“マッパ!”を披露してくれるんですよ。しかも2人でハードに絡み合っちゃうんです!いやもおビックリ!吾輩これまで「マンマ・ミーア!」とか「ジュリエットからの手紙」を見て、アマンダちゃんには“清純派”のイメージを持ってましたので、これは相当に衝撃的でございました。まさかあんなシーンが見られるなんて…。もお、めいっぱいエロくって、官能的でございます。巷で評判の「ブラック・スワン」のレズビアン・シーンよりも、吾輩的には興奮いたしました(爆)。嗚呼、男ってどこまで行ってもエロには勝てんわ~。

 監督は、カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた「スウィート ヒアアフター」が有名な、カナダの鬼才アトム・エゴヤン。と言っても実は吾輩、この方の過去の映画は未見でございまして(オイ!)、今回初鑑賞だったのですが、随分と女性的な演出をされる方だなあと思いました(男の人ですよ)。それもかなりシツコメの女性目線って感じ。こういう目線だからこそ、センセーショナルな映像が撮れるんでしょうか?

 「クロエ」は、5月28日(土)~全国順次公開です。女が仕掛ける妖しい罠、その誘惑をあなたも是非!映画館で味わってみてください。

「クロエ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2011-05-19 00:51 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(32) | Comments(3)
 『奥様の名前は、ジュールス。そして、旦那様(?)の名前はニック。ごく普通のふたりは、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。でも、ただひとつ違っていたのは、2人とも…女性だったのです…(^^;』第68回ゴールデン・グローブ賞(ミュージカル/コメディ部門)2冠(作品賞&主演女優賞)に輝く本作、「キッズ・オールライト」(ショウゲート)。はい、いたって普通のホームドラマです…いや、普通じゃないか?!


 レズビアンの夫婦であるニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)、そして18歳になる娘・ジョニ(ミア・ワシコウスカ)と15歳の息子・レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)の4人は、『ママが2人いる』こと以外は、ごく普通の家族。或る日、18歳になって出生の秘密を知る権利を得たジョニに、レイザーは『父親のことを知りたくない?』と持ちかける。2人はかつてニックとジュールスが精子の提供を受けた精子バンクから情報をもらい、“遺伝子上の共通の父親”であるポール(マーク・ラファロ)と面会することに。レストランのオーナーで、独身生活を楽しむ気さくなポールにジョニは、すぐ打ち解けるが、レイザーは何とも言えない複雑な感情を抱く。子供たちがポールと会っている事に気付いたニックとジュールスは、ことが大きくなる前にと、ポールを家に招き食事会を開く。これまで家族の中で父親の役を補ってきた自負のあるニックは、ここでもすんなりとけこむポールを複雑な思いで見ていた。一方最近造園業を始めたジュールスは、話の成り行きからポールの自宅の庭を改造する仕事を請け負うことに。やがてポールの家へ通い始めたジュールスは、あろうことかポールと過ちを犯してしまう…。


 アメリカでは、同性愛婚が認められてるところがあるんですね~。で、それに対して世間もちゃんと認知してるんですね。『ママ、2人』ってのが、映画の中では極々“普通のこと”として描かれていて、子供たちも周りの人たちも当たり前のことの如く受けとめているってとこに、吾輩は先ず“カルチャー・ギャップ”を感じてしまいました。もしも吾輩がこんな家庭の子供だったとしたら、そんなん絶対グレてますって!ここらへんが、日本との大きな違いですね。
 でも、その“チョット(?)変わった家族”を通して描かれているのは、どこの家族にでもあるごくごく普通の物語なわけでして、“結婚後数年が経過したマンネリ夫婦→気持ちのすれ違いから、軽い気持ちで浮気に走る妻→裏切られ、ひどく傷つく夫”とか“親離れを意識し出す子供→子離れを寂しく思う親→でも、やっぱり家族っていいね!”っていうような感じで、結局こういうのは構成する性別に関係なく、どんな家族にも訪れる“共通課題”なんでしょうね。その辺りが非常に面白く描かれていて、とても心温まる映画に仕上がっています。但し、かなりリアルに剥き出しの描写(特に性的に)なんかもございますので、観に行かれる際には、少々注意が必要かと…(^^;。

 ニック役のアネット・ベニングが、いい味出してます。『今まで自分が家族を引っ張ってきた!』っていう思いを全面に出し、これまではそれが正しいと信じて疑わなかったのに、ポールの出現でその立場が危うくなったように思えると、『果たして自分は正しかったんだろうか?』と、考えるようになるも、最後には自らの信念を貫き、家族を守る…、そんな“肝っ玉父さん…もとい、母さん(うん?!)”の役柄を、嫌味なくそれでいてスゴク人間臭く熱演しています。アカデミーでは負けましたが、ゴールデン・グローブの主演女優賞は、納得ですね。それに比べて、ジュリアン・ムーアとマーク・ラファロが演じる、ジュールスとポールの何ともだらしないこと!特にポールの“いかにも自由人”っていう生き方は、登場したてのころは、非常に新鮮に見えて、子供たちもそこに惹かれていくのですが、突き詰めていくと、本性が見えてしまい(いや、そんなに悪い奴ではないのですが)、何とも軽薄に感じられてくる。人間の本質ってのは、浅ましいもんですね(吾輩も、人のことは言えませんが…(^^;)。この大人のドロドロした部分に対比して、子供役の2人は、非常に爽やかです。どちらも多感な年頃(18歳&15歳)だけに、ちょっとしたことで、気持ちが揺れるんですが、その辺りの機微をジョニ役のミア・ワシコウスカも、レイザー役のジョシュ・ハッチャ-ソンも、等身大に上手く演じています。うん、正に「キッズ・オールライト」ですわ(^^;!

 「キッズ・オールライト」は、4月29日(祝・金)~全国順次ロードショーです。“ママが2人”いる新しい形の家族が繰り広げる心温まる“ホーム・ドラマ”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2011-04-21 21:37 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(30) | Comments(6)
[ガリバー旅行記] ブログ村キーワード
 世界的な名作ファンタジー小説を、現代風にアレンジしてリメイク。何と主演はジャック・ブラック「ガリバー旅行記」(20世紀フォックス映画)。何とも微笑ましい(?)、“ポヨンポヨン”な映画に仕上がっています(^^;。

 NYの新聞社に勤めるガリバー(ジャック・ブラック)は、しがないメール係。口は達者だが、小心者で何事も挑戦する前にあきらめてしまう性格だった。或る日、ずっと片思いを続けていた記者のダーシー(アマンダ・ピート)との会話の中で『旅行記者になりたい』と話したことがキッカケで、ガリバーは“バミューダ・トライアングル”の取材へ行くことに。現地へ乗り込んだガリバーは、単身クルーザーに乗り沖へ漕ぎ出すも、やがて嵐に遭い遭難してしまう。浜へ打ち上げられ、目を覚ましたガリバーは、目前の光景に愕然とする。そこは小人達が住む国“リリパット王国”だった…。

 もお、良くも悪くもこれは“ジャック・ブラックの映画”ですわ。全編を通して、何とも締まりがなくユルユルで、前述したように“ポヨンポヨン”な物語と映像のオン・パレード。適度にお下劣で、適度にエロくて、でもそれが何ともはやナンセンスで面白い(いや、グダグダなんですけどね…(^^;)!
 ガリバーが、ただ『デカい!』ってだけで、小人達からヒーロー扱いされ、そこで大ボラふいて自分のこれまでの経験談を小人達に語るのですが、その話が「タイタニック」であり「スター・ウォーズ」「アバター」なんです。そしてそれを、劇場を作って芝居として再現させてるんですよ。もお、笑いますわ。『船と共に沈んだのに、何でお前は生きてるんだ?』なんて鋭くツッこまれたりもしてますし(^^;、ジャック・ブラックお得意の『おふざけが過ぎる』ってのが、この映画にもキチンと(?)活かされてます。

 ハッキリ言って見終わった後には、な~んにも残りません(アメリカではジャックが、ラジー賞の“最低男優賞”にノミネートされてたくらいで)が、今の日本のシンドイご時世には、これくらいユルユルで、ただただ楽しい映画を見る方が、心の健康にもイイのではないでしょうか?また吾輩は試写で“2D・字幕版”を見たのですが、これは家族で“3D・吹替版”をご覧になった方が、楽しいかもしれませんね。


 「ガリバー旅行記」は、ただいま全国ロードショー公開中です。失笑、苦笑、クスクス笑い…、とにかく笑える“ジャック・ブラック版 巨人旅日記”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

~追記~
 そんなワケで、再開1発目は“お気楽ユルユルムービー”でした。まあ、吾輩らしいかな…(^^;。またボチボチやっていきますので、よろしくです。

~追記②~
 作中にロボットが出てくるシーンがあるのですが、爆笑しました!あれは男の子には、絶対ウケます!保証しますよ!!


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by mori2fm | 2011-04-17 21:36 | 映画評 外国映画 カ行 | Trackback(30) | Comments(2)

我が娘にそっくりな“かぁたん” (from「カッパの飼い方」)


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