カテゴリ:映画評 日本映画 か行( 31 )

[君の名は。] ブログ村キーワード
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 “次世代の宮﨑駿”“ポスト細田守”と称され、今注目のアニメーション監督・新海誠。その新海監督、待望の最新作が公開。「君の名は。」(東宝)。散々煽りましたが、実は吾輩これまで新海監督作品を見たことがございません(アカンがな!)。ですから、非常に高い前評判に、メチャメチャ楽しみ(要するにハードルかなり高め)で見に行ってまいりました。


 千年ぶりの彗星の接近を、1ヶ月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉(CV:上白石萌音)は、或る日自分が男の子になる夢を見る。見たことの無い部屋、見知らぬ友人・先輩。そして憧れだった東京の街並み。念願だった都会での生活を、夢の中で満喫する三葉。一方東京の男子高校生・瀧(CV:神木隆之介)も、行ったことのない山奥の町で自分が女子高生になる夢を見る。そしてこの夢が幾度か繰り返された時、2人は気付く『私/俺 たち、入れ替わってる!?』その後、何度か入れ替わりを繰り返すうちに、2人は互いに惹かれていく。しかしお互いが入れ替わっているので、会うことは出来ない。そこで瀧は、未だ会った事のない三葉を探しにいくことを決意する…。

 
 新海監督のオリジナルストーリーに、見ていてぐいぐい惹きこまれました。ラブ・ストーリーであり、ファンタジーであり、更にはSF。これ、若い世代の人達が見ると、非常に斬新でキラキラ光って見えるように感じられるのでしょうが、我々世代が見ると何となく“郷愁”ノスタルジーを感じさせてくれるのです。構成は斬新なのですが、過去で言う「時をかける少女」+「転校生」÷2 あ~んど 少しだけ「アルマゲドン」みたいな(^^;。そんな名作のエッセンスが随所に感じられつつも、そのストーリーが幾多のジブリ作品を手掛けてきた作画監督・安藤雅司 氏と、キャラクターデザインの田中将賀 氏によるイキイキとした(表現がベタ過ぎて吾輩もイヤなのですが、他にイイ言葉が見つからない…)“絵”によって、スクリーンに鮮やかに展開していきます。そして作中に流れる音楽全曲を、RADWIMPSが手掛けた“劇伴”が、ストーリーと映像を更にイキイキとした(だから~、何か他の言葉ないかな~(>_<)!)物に昇華させています。特にメイン主題歌である「前前前世」はインパクト絶大で、今夏の吾輩の“脳内ヘビーローテーョン曲”になってしまいました(^^;。

 そしてキャラクターに命を吹き込む声優陣も主人公の2人は、非常に上手くはまり役だったと思います。そして長澤まさみがイイ感じで、これまた『少し大人な女性』というのにハマッていますし、大ベテラン市原悦子さんが作品全体を締めてくれるかの存在感を感じさせてくれます。

 ストーリー、絵、音楽、キャスト…、全てが非常に高いレベルで融合していて、老若男女誰が見ても楽しめるアニメーション映画に仕上がっています。見終わってから冷静に考えると、『ん?あそこって何でああなったんやったっけ?』『え?だから結局あれってどういう意味??』って、ツッコミたくなるところが幾つか出てくるし、謎も残るのですが、見ている間はそんなこと微塵も思わせない、“勢いで押し切ってしまう感”がもの凄く前面に出てきていたと思います。あ、これは本当に褒め言葉ですよ!

 
 「君の名は。」は、ただ今全国ロードショー公開中です。次世代日本アニメ界を背負って立つ新海監督渾身の一作を、あなたも是非!映画館でご覧ください。


映画『君の名は。』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2016-08-28 16:10 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(38) | Comments(4)
[黒沢清監督] ブログ村キーワード
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 『世界のクロサワ』と言えば、かつては黒澤明 監督のことだったと思いますが、今やこの方黒沢清 監督も、そんな風に呼ばれるようになってきましたね。その黒沢監督に第68回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 監督賞”をもたらせた本作、「岸辺の旅」(ショウゲート)深津絵里浅野忠信のW主演。意外にも今回が初共演なんだそうです。


 夫・優介(浅野忠信)が失踪して以来、瑞希(深津絵里)は方々を探し続けたが、何の情報も得られないまま3年の月日が流れた。そんな或る日、近所のスーパーで優介の好物だった白玉の材料を手にした瑞希は、その夜キッチンで丁寧に白玉を練って作り出す。するとそこへ現れる優介。驚く瑞希に優介は『俺、富山の海で死んだよ』と告げる。そして瑞希の許に戻るため長い旅をしてきたと話した優介は、自分が旅してきた“きれいな場所”を再び訪れたいと『一緒に来ないか?』と瑞希を誘う。もうひとときも夫と離れたくない。瑞希は優介と旅に出ることを決意する…。

 
 原作は湯本香樹実 さんが2010年に発表した小説。実はこの映画は黒沢監督にとって、初の“ロードムービー”なのです。しかも『死んだ人間が、自らが死んでからの数年間を、生きている妻と共に検証していく』という、一歩間違えると“トンデモ映画”になってしまいそうな設定を、死を超越した“夫婦の愛”を変に奇をてらわず真正面から捉えることで、淡々とした中にもとても強く、それでいて優しい人間の本質を描き出すことに成功しています。また、昔ながらの大衆食堂や商店街、山間の農村やタイトルにもある岸辺など、“日本の原風景”とも言えるどこか懐かしい風景のロケーションが、見ている我々日本人の心に深く語り掛けてくる…、そんな気がしました。黒沢清監督作品としては初めてのシネマスコープサイズの映像も、それらの印象を強くするのに、効果的だったと思われます。

 深津絵里、浅野忠信のご両人は、それぞれとても上手に3年間離れていた夫婦を絶妙な距離感で演じています。ホントにお2人とも日本を代表する俳優さんになられましたね~。それから旅の途中で夫婦が出会う人々を小松政夫柄本明蒼井優といった面々がイイ味出して演じて、脇を固めています。特に蒼井優ちゃん!この映画は日本の原風景をバックに描いた正に“ファンタジー”のような映画ではあるのですが、作中には男女の下世話なお話もキチンと描かれておりまして、それに絡んだシーンで深津絵里さんと対峙する蒼井優ちゃんの演技は、時間にしてごくごく短い登場にも関わらず、強烈なインパクトを残してくれます。いやあ~、女性って本当に恐いですね~(^^;。

 「岸辺の旅」は、10月1日(木) 映画サービスデーから全国ロードショーです。失われた時を巡り、『さようなら』を言うための旅をする夫婦の“愛の物語”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

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by mori2fm | 2015-09-24 22:31 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(14) | Comments(0)
[県庁おもてなし課] ブログ村キーワード
 “春の有川浩 祭”(勝手に命名(^^;)。TVドラマ「空飛ぶ広報室」、映画「図書館戦争」に続いて、祭の〆を務めるのは本作。「県庁おもてなし課」(東宝)。自衛隊も銃撃戦も出てこない、ほのぼのとしたお話でございます。


 高知県が、観光促進のために新設した“おもてなし課”。そこへ配属された県庁職員・掛水(錦戸亮)は、何から手を着ければいいかわからないまま、とりあえず高知出身の人気作家・吉門喬介(高良健吾)に“観光特使”就任のオファーを出し、あっさり了承される。しかしそれ以降、何の音沙汰も無いことに立腹した喬介から、『スピード感のないお役所仕事』とダメ出しされた掛水は、“柔軟な民間感覚”を補うよう喬介から指摘され、他の部署からアルバイトの多紀(堀北真希)をスカウト。そして喬介から『独創的な観光プランを持っている』と言って、会うことを勧められた伝説の元県庁職員・清遠(船越英一郎)の許を多紀と共に訪ねた掛水は、清遠の娘・佐和(関めぐみ)から水を掛けられ、追い返されてしまう…。


 作中、かなり…いや相当な言われようなんですが、高知県ってそんなに何も無いですかね?まあ確かに吾輩はまだ一度も行ったことがございませんし、相当に不便なところだなあ~とは思います(あくまで関西から見てですが)が、『自然以外に何も無い!』ってのは少々言い過ぎじゃないの~と、思っちゃいました。でもこれって、高知の人たちの切実なる“カミングアウト”でもあるんですよね(全国に向けて『うちには何も無い!』って言ってる)。映画ではこの『自然しかない』=『自然がいっぱい!』ってところを全面に押し出して、観光促進をしていこうとする“おもてなし課”の奮闘振りを描いています。で、この“おもてなし課”は実際に高知県庁に実在するんだそうでして、この話は、ホンモノの“おもてなし課”から観光特使を依頼された高知県出身の有川浩さんが、その際の実体験を基に書かれたんだそうで、現実と小説が重なり合っている部分も結構あるんだそうです。もちろんノンフィクションではございませんので、錦戸クンや堀北ちゃんはおられません(^^;が、皆さんがんばっておられるのは、実在のHPなどを見ておりますと、よ~くわかりますね。
 吾輩、高知には行ったことが無いと言いましたが、この映画には、前述した自然のみならず、民家の町並みや休日の市場の賑わいなど、高知の様々な表情が活き活きと描かれています。映画見ただけで高知に行った気分にもなりますが、高知に行ってみたいな~っていう気にもなりました。ホントなかなか難しいんですけど、休みがとれたらの~んびり旅行してみたいモンです。
 原作、監督脚本音楽、そして製作までもが「阪急電車 片道15分の奇跡」と、まんま同じ!そう正に“チーム・阪急電車”でございます。気心の知れたスタッフ・チームで、ほのぼのとした映画を作り上げています。もおこういう映画は見ていて罪が無いですね。見終わって、何が残るってことはないんですが、間違いなくハッピーな気分にはなれます。ただの“町起こしムービー”ではなく、登場人物の爽やかな恋模様なんかも描いていて、非常に好感の持てる映画でした。
 キャストもみんな、一生懸命な感じが出ていてよかったんですが、この映画で特筆すべきは、堀北真希ちゃんのカワイイこと!吾輩、職場にあんな娘がいたら、きっと仕事が手に着かんでしょう。それなのに嗚呼、作中の掛水の何ともストイック過ぎること!!勿体ないぞ!あんな展開で(^^;。

 「県庁おもてなし課」は、ただいま全国公開中です。高知県の魅力満載の“ハートウォーミング・ム~ビ~”を、あなたも是非!映画館でごらんください。嗚呼!もしもあの時、高知にパンダが来ていたら…(^^;。

~追記~
 ちなみに、吾輩が“高知県”と聞いて思い浮かぶのは…、坂本龍馬藤川球児広末涼子に、やなせたかし 大先生。そして四万十川に、土佐丸高校(^^;!

 吾輩、You Tubeで語っております!



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by mori2fm | 2013-05-22 23:34 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(28) | Comments(0)
[グッモーエビアン!] ブログ村キーワード
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 麻生久美子大泉洋 初共演&W主演作 「グッモーエビアン!」(ショウゲート)。ROCKな家族が巻き起こす、涙アリ、笑いアリの“ハッピー・ファミリー・ムービー”です。


 パンクバンドのギタリストだったアキ(麻生久美子)は、17歳で女の子を出産したシングルマザー。中学生になった娘のハツキ(三吉彩花)は、アキとは正反対のしっかり者に成長。親友のように仲のよい母娘は名古屋のアパートで2人暮らし。或る日、世界放浪の旅を終えたアキの昔のバンド仲間・ヤグ(大泉洋)が、約2年ぶりに日本へ帰ってくる。ヤグはかつて、自分の子供でもないハツキが産まれる前から、アキと一緒に暮らしていた。久しぶりの3人での生活。楽しそうなアキとヤグの姿を見て、以前には感じなかった苛立ちに似た感情を抱くハツキ。そのことが原因で親友のトモちゃん(能年玲奈)と喧嘩をしてしまった翌日、ハツキは学校に来ないトモちゃんが、鹿児島に引っ越した事を知らされる…。


 “血の繋がりのない家族”映画の中で描かれているのは、その中でも相当に“破天荒”な部類に属する家族だと思います。そりゃ、普通の中学生…それも多感なお年頃の女子中学生からすれば、『冗談じゃないわ!』って思いたくなるのが当たり前だろうな~と思います。ですから作中のハツキの思考なんかには、吾輩非常に共感させられました。でもね、そんな思いや感情を踏まえた上で、一見チャランポランでいい加減に見えても、実はどんなに悲しいことがあっても、常に笑って前を向いてポジティブに生きていける人間ってのは、本当に素晴らしいなってことも感じさせられました。1人の人間として、まさに理想とも思える姿じゃないですか。何よりも見ていてとにかく文句なしに“ハッピー!”でした。この愛すべきヤグというキャラを演じた大泉さんは、ここ最近の中では『ベスト!』とも言える演技だったんじゃないかと思います。いやね、「水曜どうでしょう」「おにぎりあたためますか」の洋ちゃんを知っている吾輩からすると、ここんとこの“何か妙にカッコイイ役”とか“何か妙にシュッとしてる役”とかを見ていてず~っと、ず~っと何とも言えん違和感を抱いておったんですよ。ところが今回の“天然お調子者ポジティブおバカ系”のキャラは、正にピッタリのはまり役じゃないですか!吾輩ホントに胸がすく思いで、スクリーンに見入ってしまっちゃいましたよ。
 家族3人で繰り広げられる様々なシーンは、ホントに涙アリ、笑いアリなんです。映画の前半、ハツキはヤグやアキ、トモちゃんが笑ってる時に、一緒になって笑いません…いや笑えません。それは前述したような理由からなのですが、そんな彼女が映画の後半、相手のことを理解し、思いやれるようになってから、最高の笑顔を見せるようになります。家族の物語だけじゃなく、1人の女の子の成長の物語としてもキチンと描かれていて、見終わった後、非常に爽快な気分になりました。『血の繋がりがなくても、相手を思いやる心で世界一の家族になれる』ホント、最高にハッピーなお話です。

 麻生さん演じるアキが、故 大滝秀治 さんばりに『つまらん!』と言い放つシーンには笑わせていただきました(^^;。そして何より、クライマックスでアキとヤグのバンド“MISSION FROM GOD”が見せる THE BLUE HEARTS を彷彿させるLIVEパフォーマンスは必見!「♪羽根ならあると彼女は泣いた~♪」←イイ曲です!これどっかで音源化されてないんかなあ~?

 「グッモーエビアン!」は、ただいま全国ロードショー公開中です。『「さよなら」と「ありがとう」は、言える時に言わなダメ!』←この台詞は秀逸です!泣けました!!ROCKでハッピーな新世代の家族ムービーを、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 吾輩が映画鑑賞前から、ず~っと『どういう意味やねん?』と思っていたタイトル「グッモーエビアン!」の謎は、映画冒頭で呆気なく、ホントにアッサリ解明されてしまいます。因みに某ミネラルウォーターとは、何ら関係ございませんでした(^^;。
~追記②~
 映画の中で、ヤグが作る“ヤグカレー”が、ホントに美味そうでした。見終わった後、吾輩がカレー屋に飛び込んだのは、言うまでもない…(^^;。


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by mori2fm | 2012-12-18 22:24 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(20) | Comments(1)
[カラスの親指] ブログ村キーワード
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 阿部寛、今年3本目の主演作!「カラスの親指」(20世紀フォックス映画)刑事古代ローマ人に続いて今度はプロのサギ師。さあ、あなたもダマされちゃいますか?


 武沢竹夫(阿部寛)=通称・タケは、8年前に自身に振りかかった或る出来事を境に、全てを捨て裏の社会でサギ師として生きてきた。最近は、自分より年長だがサギ師としては後輩の入川鉄巳(村上ショージ)=通称・テツとコンビを組み、日々の生活は順調だった。或る日、タケの過去に関係があると思われる不審火が原因で、住んでいたアパートを失った2人は心機一転とばかり新たな住居に転居し、仕事道具を購入するため街へと繰り出す。そこで2人は、スリの少女・まひろ(能年玲奈)と知り合う。住んでいるアパートを追い出されそうだとこぼすまひろに、『うちに来ればいい』と告げるタケ。そして翌朝、まひろは本当にやって来た。ニートの姉・やひろ(石原さとみ)と、その恋人・貫太郎(小柳友)を連れて。こうして突然始まった5人の奇妙な同居生活は、思いのほか楽しいものだった。しかしそこへも、タケの過去に関わる輩達の手が伸びてきていた…。


 本作は、「スティング」「紳士同盟」のような所謂“コン・ムービー”(=サギ師が主人公の映画)でございます。コン・ムービーの魅力とは、騙す騙されるの攻防戦がメインのストーリーを引っ張り、あちこちに張り巡らされた伏線が、ラストで『ああ、そういうことやったんか!』と繋がって、極めて痛快!って感じなんですが、本作もご多分に漏れず、なかなかに見応えがあり、なお且つ面白い内容に仕上がっています。吾輩見終わった後、『おお~!そういうことやったんや~!!』って、やっぱり心の中で叫んでましたから。
 原作は“直木賞作家”道尾秀介 さんの人気小説なんですが、相変わらず吾輩未読!でも『映像化不可能と言われてきた…』らしいんですけど、そうかなあ?そんなに難しいかな~?この話。面白いのは面白いけれど、別に特殊効果が多用されるとか、ムチャクチャお金が掛かるって感じの映画でもないですしね。それよりも、むしろ吾輩は問いたい!『この映画、何で2時間40分もあるの?!』まあ、とにかく長い!いや、決して非難してるわけではないんですが、その気になればもう少し詰めれた…、切れたと思うんですね。今日び、ここまで長いのは“文芸超大作”か“超破格予算SF超大作”ぐらいなモンだと思います。制作サイドがそう言った映画を目指して作られたのなら、そりゃ仕方ないですが、見た印象としては絶対そうじゃないと思いますし、何より今が旬の阿部さんの主演作なわけですから、幅広い層の人が映画館へ足を運ぼうと思うでしょう。その際に、この上映時間は少なからず足枷になりゃあせんかなあ~?と、感じられましたので、少々ツッコませていただきました。吾輩なんて、『トイレ我慢できるかな~?』ってのが、心配で心配で…(^^;。

 今回の阿部さんは、なかなか抑えめの演技で(まあ、前作の古代ローマ人から比べれば、何でも抑えめになっちゃいますか…(^^;)、哀しい過去を背負った優しい男を、好演しています。うん、この人はホント何演らせても自然体で、ホント上手いですね。あと、ここのところ売れまくり状態の石原さとみちゃんですが、この映画での彼女は、吾輩的には正直“??”でございました。今回の“やひろ”って女の子が、作中大したことやってないんですよね。ホントにな~んにもやってないって言っても過言じゃないくらいに、存在感が無いんですわ。だからう~ん、とにかくこの使われ方が勿体ない!何か残念ですわ。妹のまひろを演じている、能年玲奈ちゃんの方が、輝いていましたね。そう言えばこの子、来春スタートの朝ドラのヒロインなんですね。うん、これから要注目ですな。そして、この映画のキャスティングの極め付けである、村上ショージ 師匠!!いやもう何でこんな人が主演クラスに抜擢されたのか?吾輩最初に聞いたときは『何かの冗談か?』とか思っちゃったんですが、これが大真面目!“自然体熱演”の阿部さんに対して、“台詞超棒読み”のショージさん。ところがこれが飄々とした捉えどころの無いキャラの入川という役柄に、面白いくらいにピッタリとハマッてるんですよ。“本格演技初挑戦”とは思えない、ホントに面白くて、意外で見事なマッチングでございました。ただ関西人である吾輩的には、この人の“棒読み標準語”を2時間40分も聞いているのは、相当に背中がこそばゆ~かったですけどね(^^;。

 「カラスの親指」は、明日11月23日(祝・金)~全国ロードショーです。『衝撃のラストには、衝撃のウラがある』←何とも大層なキャッチですが、気楽に楽しんでください。そして見終わった後に案外ほっこり出来る“驚きの結末”を、あなたも是非!映画館でごらんください。くれぐれも、トイレは済ませてからね!

~追記~
 “カラス”とは、プロの詐欺師のことなんだそうです。“サギ”なのに“カラス”とは、これ如何に…(^^;?
~追記②~
 ショージさん演じる“入川”は、“いりかわ”ではなく“いるかわ”と読みます。これがラストに繋がるポイントの1つでございます。あとは実際にご覧になって…。


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by mori2fm | 2012-11-22 21:51 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(34) | Comments(0)
[麒麟の翼] ブログ村キーワード
 東野圭吾 原作、人気小説シリーズの映画化。「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」(東宝)阿部寛演じる“刑事・加賀恭一郎”の活躍を描いた本作。なかなかよく出来た、上質なミステリー大作に仕上がっています。


 東京・日本橋の麒麟像の下で、刺殺された男が発見される。所轄・日本橋署の刑事加賀恭一郎(阿部寛)は、警視庁捜査一課の刑事で従弟の松宮脩平(溝端淳平)等と捜査を開始。被害者、青柳武明(中井貴一)は、刺された現場から何故か誰にも助けも求めず、8分間も歩き続け、日本橋で絶命したことが判明。ほどなく青柳のバッグを持った八島冬樹(三浦貴大)という男が、車に撥ねられ意識不明で病院へ運ばれる。八島はかつて青柳の勤務する工場でハケン切りに遭っており、捜査本部はそれを逆恨みしての犯行と断定。八島の恋人・中原香織(新垣結衣)は無実を主張するも、翌日八島は死亡。捜査の進展に腑に落ちない点を感じた加賀は、青柳の息子・悠人(松坂桃李)の言動に疑念を抱き、独自の捜査を進めていく…。


 原作読んでません。TVドラマも、チョこっとかじった程度です。そんな吾輩でも充分に楽しめました。まあ、しかしよく出来た物語ですね。一見まったく無関係のように感じられる話が、途中からどんどん重要になってきて、最終的にはあっと驚く驚愕の真実に辿り着くんですよ。いやあ、ホント凄いですわ。でもね、如何に加賀刑事が優秀でも、普通あんな話とあんな話(スミマセン、具体的には言えませんので…)が、結びつくかな~?他の刑事たちは誰1人、彼が追った線には気付きもしなかったわけですから、あまりにも突飛すぎると言うか(でもそれが真実だったわけですが…)、加賀刑事の推理スキルが高過ぎると言うか…だって、彼がいなかったらこの事件、冤罪で終わっちゃってるかもしれないんですから。
 それにしても、よくもこんなにいろんな話しが絡み合ったモンですね。バックボーンがあり過ぎるんですが、それが決して無駄な設定になってないってのは、もお『素晴らしい!』の一言に尽きます。そしてそれがまた、それぞれに、なかなかいい話なんです。ただのミステリーではなく、これはもお重厚な“人間ドラマ”でございますよ。やはり東野圭吾さんの文筆力ってのは、大したモンなんですね(吾輩は読んでないのですが…(>_<)。このシリーズも、現時点で9作あるそうですから、まだまだ映像化されることでしょう。そしてその時には加賀恭一郎は、当然阿部さんでお願いしたいですね。これは正に“当たり役”だと思います。作品のイメージとしても、役者としても非常にイイ芝居をされていますから。

 それにしても、中井貴一さん演じるお父さんは、何ていい人なんでしょう。そして何てかわいそうな!あんなことで殺されてしまうなんて、見ていて堪りませんでした。浮かばれないってのは、正にこういうことを言うんですよね。それに対して、残された者の真実を知った後の反応が、あまりにも淡白なように感じられたのは、吾輩だけでしょうか?殺人事件の裏に隠されていた、もう一つの事件。こっちの方が、実は社会的には重大な問題を抱えているような気がするのですが、何故か当事者たちの間では、あっさりスルーされたような印象を受けてしまいましたので、その辺りが少々残念ではございました。

 若手で今引っ張りだこの松坂クンが、ここでもなかなかイイ演技を見せてくれます。彼はただのイケメン俳優ではなく、前作の「アントキノイノチ」でもそうでしたが、非常に屈折した“ワル役”とも言えるような青年を好演していますね。ただ、さすがにもう高校生役はシンドイかな(だって刑事役の溝端クンよりも年上…(^^;)と?あと黒木メイサは今回少しの出番(=友情出演)ですが、やはり存在感ありますね。そういえば今回のヒロイン、ガッキーも沖縄出身ですよね。あ、2人って同い年なんや。ふ~ん、何か意外やな~(何が?)。


 
 「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」は、1月28日(土)~全国ロードショーです。謎が解けた時の大いなる感動を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

~追記~
 エンディングで流れるJUJUの歌う主題歌が、また泣ける(>_<)!


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by mori2fm | 2012-01-23 22:05 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(63) | Comments(4)
[神様のカルテ] ブログ村キーワード
 長野県在住の現役医師、夏川草介さんのデビュー小説の映画化。「神様のカルテ」(東宝)。原作は“2010年度本屋大賞第2位”の泣ける物語らしいですが、当然の如く(?)吾輩は未読です。さあ、映画の方は泣ける出来になっておりますでしょうか?


 長野県松本市。医師不足の中、24時間体制で患者の受け入れ対応に当たる本庄病院に勤務する内科医・栗原一止(櫻井 翔)は、激務に追われ、時には寝る暇も無いほどの多忙な日々を送っていた。そんな一止を、写真家である妻の榛名(宮﨑あおい)は、いつも優しく支えていた。或る日、研修で母校の信濃医大病院を訪れた一止は、医局から大学病院での勤務を打診される。最新医療が結集した医局に魅力を感じつつも、本庄病院に日々やって来る患者のことが気に掛かり、決断出来ない一止。研修期間を終え、本庄病院に戻った一止の前に、安曇雪乃(加賀まりこ)という、末期ガンの患者が現れる。彼女は一止が大学病院の研修中に診察していたのだが、その後大学病院から『手の施しようがない。あとは好きなことをして過ごしてください』と見放されていたのだった。もう医学では対応できない雪乃に、医者としてどう向き合って行けばイイのか?一止は日々葛藤しながら、医者としての自分の在り方を見つめなおしていく…。


 “イイ映画”に仕上がっています。末期ガン患者の女性の“人生の最期の1ページ”を、素晴らしいものにするためには、どうすれば良いのか?ということを、主人公・一止は、担当医という立場だけに拘らず、純粋に突き詰めていきます。そしてそれは、最新医学の最前線である大学病院では、行なうことの出来ない医療行為だと気付くのです。一止は、自らの医者としての立ち位置を、患者とのふれあいの中に見出していきます。安曇さんを送った後に榛名の前で見せる涙は、それでも救うことが出来なかった悔恨の涙であったと思いますが、その涙がまた一止を、医者として成長させるかけがえの無い“糧”になっている…、吾輩にはそんな風に感じられました。号泣はしませんでしたが、ホロリとさせられました。心温まるヒューマンドラマ…“イイ映画”です。
 ただ病院のシーンに重きを置かれていたので、一止と榛名の夫婦の関係などが、少々掘り下げ不足気味だったようにも感じました。何故、2人はあんな形の夫婦を続けていけるのか?どのような出会いから結婚に至ったのか?その辺りが語られていないので、榛名という女性の人物像がイマイチ掴みきれませんでした。あ、あおいチャンは良かったんですよ。今回ホントの意味で癒し系でしたので。こんな奥さんなら、男は本当に安らげるんだろうな~と痛感させられました(ん?オッサン的願望ですな(^^;)。それから一止と榛名が住んでいるチョット変わったアパートの住人達とのシーンも、あまりに浮世離れしすぎてないか?と、ツッこんでしまいました。病院のシーンは、現代のお話しですが、アパートのシーンは15年ほど前…まだ携帯電話なんかが普及する前…の頃のお話と言っても通用するくらいの両極端な対比に、少々違和感を感じました。あんなトコ、今日び無いでしょ!
 
 柄本 明加賀まりこ西岡徳馬のベテラン陣が脇を固め、とてもイイ感じで映画を締めてくれています。そして主演の2人(櫻井クン&あおいチャン)に、要潤吉瀬美智子池脇千鶴といった、若手キャストたちが上手く絡んでいます。深川栄洋 監督、若干34歳!これはなかなかに繊細で心地よい演出に仕上がっています。
 そして、この映画で特筆すべきは“音楽”です。テーマ曲を作曲したのは、あの辻井伸行さん。彼がピアノで奏でるテーマ曲に、吾輩心が洗われるような感動を覚えました。スクリーンに映し出される信州の山々の風景とも非常にマッチしていて、心地よく素晴らしいメロディーは、一聴の価値アリです!


 「神様のカルテ」は、ただいま全国ロードショー公開中です。医療を通して描かれる、心温まるヒューマンドラマをあなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 櫻井クン演じる一止の髪型は、ボサボサ頭(多忙な医者が、髪型など構ってられないので)と称されてましたが、吾輩にはどう見ても“おばちゃんパーマ”にしか見えませんでした(^^;。


「神様のカルテ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2011-08-29 22:48 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(43) | Comments(2)
[GANTZ] ブログ村キーワード
 週刊ヤングジャンプに連載中の大人気コミック、実写映画化2部作の2本目!「GANTZ:PERFECT ANSWER」(東宝)。原作はまだ連載中(=未完)なのに、タイトルに「PERFECT ANSWER」とは…、いやはや何とも強気じゃないですか!はたしてどんな結末になっておりますことやら?


 謎の球体“GANTZ(ガンツ)”に召喚された玄野計(二宮和也)は、戦いの中で落命した幼馴染の加藤勝(松山ケンイチ)を“100てんめにゅー”で復活させるべく、GANTZの命じるミッションを遂行し、星人との殺し合いを続けていた。しかし或る日、過去に100てんを取り、ガンツを卒業したはずの鮎川(伊藤歩)が再召喚され、『私は、この男に殺された』と加藤の写真を指差して告げる。加藤はいつ復活していたのか?その鮎川の周りを、重田(山田孝之)という謎の男が、探り始める。そして最強の星人・黒服(綾野剛)との戦闘は、現実世界を巻き込んだ形で展開。ガンツに何らかの異変が起き始めていると確信する玄野。やがてガンツは、玄野のガールフレンド・小島多恵(吉高由里子)をターゲットに指定する…。


 1作目同様に、作品の世界観やキャストのなりきり方、アクション&特撮(いや、むしろ前作以上かな?)なんかは非常に面白く、吾輩はスクリーンに惹きつけられました。但し、ストーリーの方が何とも『??』でございまして、いや“難解”っていうのではなく、『うん?こんなんでイインか~??』って、吾輩は思ってしまう展開でございました。決して『悪い』とか『面白くない』とか言うわけではないのですが、『前宣伝であれだけ煽ってコレかいな~』と、思えたのが少々残念(特にあの“残酷な対峙”って宣伝はチョット違うって言うか、ズルイって感じが…)でございました。特にラストの展開は、どうなんでしょうね?あれが“PERFECT ANSWER”ってのは、それまでのストーリー展開からすると、あまりにも掛け離れた落としどころだったような気がします。まあ、これは見る人によって、感じ方が違うとは思いますが、吾輩は『何かそれってあまりにも悲しくない?』って思っちゃいました。

 前作よりも吉高ちゃんの出番が増えてて、吾輩的には嬉しい限り(^^;。前作でラストにホンのチョットしか出てこなかった山田孝之クンも、今回はちゃんと芝居してますし、何より前作でもクレジットされてたのに、どこに出てたのか吾輩まったくわからなかった伊藤歩ちゃんが、結構重要な役でイイ芝居してます(前作でどこに出てたのかも、チャンとわかりました(^^;)。あと本郷奏多クン演じる西くんの意外な復活も、見ものですよ。

 「GANTZ:PERFECT ANSWER」は、ただいま全国ロードショー公開中です。戦いの果てにある“パーフェクトな答え”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

~追記~
 しかし松ケンくんの“結婚発表”は、何と言うタイミングでございましょうかね。どう考えても、映画の宣伝にしか思えんじゃないですか、アレじゃあ…(爆)。

~追記②~
 で、結局…『"GANTZ” って、何??』(爆×2)


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by mori2fm | 2011-04-24 15:31 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(60) | Comments(6)
[GANTZ] ブログ村キーワード
 週刊ヤングジャンプに連載中の大人気コミック、2部作として完全実写映画化!「GANTZ」(東宝)。う~ん、東宝さんは、「ヤマト」「ジョー」に、更にコレと、原作ありきの映画化作品が続きますな~。しかも主演は、またまたジャニタレやん!


 就職活動中の大学生・玄野計(二宮和也)は、地下鉄の駅で幼馴染の加藤勝(松山ケンイチ)と再会。線路に転落した酔っ払いを助けようとした加藤に手を貸した玄野だったが、2人とも走ってきた電車に轢かれてしまう。しかし次の瞬間2人は、何処とも知れないマンションの1室にいた。その部屋からは東京タワーが見えたが、中からは出られなくなっていた。玄野と加藤の他にも、鈴木(田口トモロヲ)、西(本郷奏多)達がいて、部屋の中央には正体不明の大きな黒い球体が、異様な存在感を示していた。状況が把握出来ない彼等の前に、突然全裸の女性・岸本(夏菜)が転送されてくる。そして謎の球体“GANTZ(ガンツ)”は、玄野たちにあるミッションを与える…。


 吾輩、ヤンジャンは毎週読んでます(あ、立ち読みです(^^;)が、実は「GANTZ」はそんなに興味がなかったので、パラパラと見てる程度でした。なので、熱狂的な原作ファンの方からすれば、異論が続出するのかも知れませんが、吾輩レベルの予備知識からすると、原作の世界観を上手に実写映像化出来てるんじゃないでしょうか?キャラ設定やストーリーも、若干の設定変更(主人公2人が、原作では高校生→映画は大学生&社会人)は加えられてますが、結構忠実に作られていると思われます。球体“GANTZ”の存在感も、妙にリアルですし、武器もかなり凝って作り込まれています。何より“ガンツスーツ”は、もう“リアル・コスプレ”の世界でございますよ。
 キャスティングも、大体キャラにマッチしていたと思います。主演の2人(ニノ&マツケン)も、“リアル・コスプレ”の世界を存分に楽しみながら演じているってのが、観ていてもの凄く伝わって来ました。推測するに、原作が過去の名作漫画とか、リメイクとかじゃない、現在進行形のコミックなので、俳優陣もその辺に親近感と適度な緊張感を持てたんじゃないかと…、そんな感じで演じられたのが良かったのでは?と、思います。あと、岸本を演じた夏菜ちゃんがよかったですね~。何か輝いてましたよ。彼女は、これから要注目!と吾輩個人的に(^^;思います。反面、吉高由里子ちゃん演じる“多恵ちゃん”のキャラが、あまりにも立ち位置不明瞭な描かれ方をしていたように思われたので、これは少々残念でした。まあ、続編ではその辺り、改善されてくるんでしょうね。本作は或る意味“取っ掛り”ですからね(山田孝之クンなんて、ラストほんのチョットしか出てこないにも関わらず、しっかりクレジットされてますから、これも次作ありきってことで)。

 1本の映画として総じて見ると、同じく人気コミックが原作で、製作にこれまた同様に日テレが絡んでいた「20世紀少年」よりかは、遥かにシッカリと良心的に作られていたと思います。本作は、かなり原作に忠実に作られたようですが、次作は映画オリジナルな展開をしていくそうです。それはそれでイイんじゃないでしょうか?何せ、この原作はまだ未完(連載中)なんですからね。


 「GANTZ」は、本日(1月29日)より全国ロードショーです。“リアルSFコミック”の“リアル実写版”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2011-01-29 01:55 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(52) | Comments(6)

「告白」えげつない…。

[告白] ブログ村キーワード
 「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」中島哲也 監督最新作。「告白」(東宝)。公開前から『かなりの問題作』って声が聞こえてましたが、なるほどこれは、予想された以上に“衝撃の問題作”でございましたよ。


 とある中学校の三学期の終業式。1年B組の担任である森口悠子(松 たか子)は、殆んど話を聞こうとしない生徒たちを前に『2月に校内のプールで溺死した一人娘の愛美は、実は事故死ではなく、このクラスの生徒2人によって殺された』と“告白”する。騒然となる生徒たちを尻目に悠子は、“犯人A”と“犯人B”について淡々と語り始める。そしてこのことを警察に告発しないことを告げた悠子は、先ほどクラス全員で牛乳を飲んだ際、AとBの牛乳に予め或る物を混入しておいたことを“告白”する…。

 『コレがあの、中島監督の映画なの?』って、思わず疑ってしまうような、オープニングからの展開。松 たか子演じる教師の告白シーンから、物語はスタートするのですが、それが延々と30分近く続くのです。初めのうちは、見ていて『え~、何これ?チョット大丈夫か?この映画…』なんて感じてたのですが、何のことはない、あれよあれよと言う間に吾輩グイグイとスクリーンに惹きこまれてしまいました。ええ、このオープニングは最高の“つかみ”です。もう、吾輩すっかり“鷲ヅカまれ”ちゃいました。こりゃもう、衝撃的にトンでもないですな。 犯人の生徒を特定しながら、それを警察には告発しない。何故なら“少年法”で保護された彼らが罪に問われることはないから。ならば、自らの手で復讐するまで…。この狂気を孕んだヒロインを、淡々と演じる松 たか子様に脱帽いたしました。愛する一人娘を殺され、腹の底は憎しみと悲しみと怒りが、渦巻いているであろうと推察される女性が、感情を面に出さず、生徒達に“告白”し、復讐を実践していく様には、本当に背筋が凍る思いがしました。このヒロインの対極に当たる、KYな熱血教師“ウェルテル”(岡田将生)の描かれ方が、あまりにも哀れすぎて何か演じてる岡田君が、かわいそうに思えてきたのは、吾輩だけでしょうか?
 “R15+”を喰らっていますが、まあ妥当なところではないでしょうか?でも、この話の“実行犯”達って、13~14歳なんですね。今の中学校って、こんなモンなんですか?“学級崩壊”とか色々言われておりますが、ここまで酷いもんなんですか?人が死んでも、特に何も感じず、クラス総掛かりで“いじめ”を実行し、何も悪びれることもない。更には子供だけでなく、木村佳乃演じる“過保護を絵に描いたような保護者”なんてのも、実際に存在するのでしょうか?作中でも語られていますが、これは“異常”な状態ですよね?吾輩、こんなのが現実の中学校だとしたら、娘を行かせたくないですわ!これは、酷すぎる!!

 まあ、映画(小説、フィクション)の話として、割り切って見ますと、この映画はとてもえげつなく衝撃的です。ここまで人間の酷いところ(しかも、まだ年端も行かない中学生の)を描き出して、それをスクリーン上で糾弾していく映画なんてのには、吾輩かつてお目に掛かったことがございません。見終わった後、何ら爽快な気分にはなれませんが、とにかく『エライもん見たな~』という気分にはさせられます。この辺りは、中島監督の面目躍如と言ったところでしょう。見終わった直後、吾輩グウの音も出ませんでしたから。

 少しのシーンしか登場しませんが、殺された愛美ちゃん役で“天才子役”芦田愛菜ちゃんが出演しています。この子はスゴイです!将来どんな風になるのか楽しみです(でも“天才子役”って、なかなか真っ直ぐ育ってくれない・・・(>_<)。あと、委員長・美月役で出演していた橋本愛 ちゃんにも注目です!

 しかし、この映画が大ヒットしているという事実は、素直に喜んでいいのでしょうか?ここまでくると、この国が本当に病んでるんだな~って、痛感させられているような気がしないでもないのですが…(>_<)。


 「告白」は、ただいま全国好評上映中です。“衝撃の驚愕の禁断の怒涛の極限のロードショー”←このキャッチは、決して大袈裟ではございません。この衝撃をあなたも是非!映画館で体感してください。

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by mori2fm | 2010-06-17 22:27 | 映画評 日本映画 か行 | Trackback(89) | Comments(14)

我が娘にそっくりな“かぁたん” (from「カッパの飼い方」)


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