カテゴリ:映画評 日本映画 た行( 24 )

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 創部からたった3年で、全米チアダンス選手権で優勝してしまった、ごくごく普通の女子高生達の実話を映画化「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」(東宝)『事実は小説より…』なんて言いますが、これもまたなかなかに痛快なお話でございます。

 福井県立福井中央高校に入学したひかり(広瀬すず)は、中学からの同級生でサッカー部の孝介(真剣佑)を応援したいという軽い気持ちから、チアダンス部に入部。しかしそこに現れたのは、“地獄先生”の異名を持つ顧問の女教師・早乙女薫子(天海祐希)。早乙女先生は、ひかりや同級生・彩乃(中条あやみ)達、新入部員を前に『全米大会制覇!』という途方も無い目標をブチ上げる。かくして早乙女先生の超スパルタ指導の下、ひかり達、“ド素人ポンコツチアダンス部”の無謀とも思える夢への挑戦の日々が始まった…。

 そもそも『“チアダンス”とは何ぞや?』ということなんですが、~チアリーディングから派生したスポーツで、ダンス部分を独立させた競技。アクロバティックな物(例:空中へ人を放り投げたり)は含まれず、約2分半の時間で技術、振付、チームの一体感や表現力などで採点する~んだそうです。そしてモチロン、発祥の地はアメリカ!
 この映画のベースになったのは、福井県立福井商業高校のチアダンス部、チーム名は“JETS”。早乙女先生のモデルとなった実在の顧問である五十嵐裕子先生と前田コーチの指導の下、創部3年目の2009年に本当に、全米チアダンス選手権大会チームパフォーマンスの部で優勝!映画では、この創部から優勝までの道のりを描いています。

 こういう実話がベースの映画化となると、よく脚本などは現実よりもかなり話が盛られてるんじゃないの?って思っちゃうことが多いのですが、今回に関しては恐らく現実のほうが相当に過酷だったんじゃなかろうか?って、思っちゃいました。だって普通に考えて、ダンス歴の無い生徒と顧問(五十嵐先生はダンス経験無し!)の組み合わせで、たった3年で全米制覇なんて並大抵のことでは出来るわけありませんから。そらもお、凄まじい練習、特訓そして挫折の日々だったんじゃなかろうかと思います。映画ではその辺りを単なる“スポ根ドラマ”とせず、女子高生達のひたむきさ、悩み、葛藤、挫折、歓喜と言った日常の様を“キラキラしたフィルター”を通して、とても爽やかな青春映画の1本として仕上げています。
 そして広瀬すずをはじめ、中条あやみ、山崎紘菜福原 遥富田望生…といった、まさにキラッキラした若手女優陣がこれまた特訓の末に見事なチアダンスを、吹き替えなしで披露してくれます。これはも~お見事!の一言。このキャストのチームで全米大会に出ても、そこそこイイ成績がとれるんじゃない?と思えるほどに、凄いパフォーマンスを見せてくれます。しかし女優さんも大変ですね。芝居だけじゃなく、それに付随するいろんなことを演じなきゃいけないんですから。広瀬すずちゃんなんて、この1年でかるた取ってバイオリン弾いて、ダンス踊って…って、スゴ過ぎないですか~??

 主人公たちと同世代からの共感は勿論、顧問・早乙女先生の物語として、大人世代の目線で見ても共感できる映画になっています。老若男女、誰もが楽しめる1本ですね。

 ところで実在の“JETS”はその後、2011年の大会でも優勝。更に2013年~昨年まで4連覇!そしてつい先日行われた今年の大会で優勝!見事5連覇を達成しました。本当に素晴らしいですね。

 チアダン女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」は、3月11日(土) ~ 全国ロードショー。ウソみたいなホントの話、普通の女子高生達の夢への挑戦の日々を、あなたも是非!映画館でご覧ください。







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by mori2fm | 2017-03-09 22:10 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(12) | Comments(0)
[殿、利息でござる!] ブログ村キーワード
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 実話がベースの歴史物。「殿、利息でござる!」(松竹)。さして予備知識も入れずに、『コメディっぽいのかな~』ぐらいの軽~い気持ちで見に行ったのですが、なんとこれが!驚きの映画でございました。


 江戸時代中期の仙台藩は、財政が逼迫していた。その藩から“伝馬役(てんまやく)”という役を負わされていた吉岡宿の住民は、年々苦しくなるお役目の“持ちだし”に疲弊し、町を逃げ出す者が後を絶たなかった。町の将来を危惧した造り酒屋の穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は、お上への直訴を試みるも、京都から帰ってきた茶師・菅原屋篤平治(瑛太)に阻止される。知恵者である篤平治は、『藩に大金を貸し付け、その利息を毎年のお役目に充てる」という奇抜なアイデアを十三郎に披露。しかしその計画には千両(約3億円)もの金が必要とあって、夢物語と自嘲する篤平治だったが話を聞いた十三郎は、これを何とか実現せんと極秘裏に町の仲間を募り、金集めに奔走するのだった…。


 “主演・阿部サダヲ、瑛太、妻夫木 聡竹内結子と並んだら『ん?この組み合わせは「なくもんか」と同じ(妻夫木君は出てませんが)やん』それに『羽生クンが殿様役で出てくる』とかいう話題や、あのチラシ・ポスターのビジュアルからして、明らかに“歴史物のコメディ映画”と思い込んでいたのですが、これがまたトンでもなく“エエ話”なんでございます。吾輩劇中何度か“うるっ”ときてしまいました。まさか、この映画で泣かされるなどとは予想もしておりませんでした。『困窮した藩の財政、それを更に下層の者に負担を課し、それを受ける者達が如何に苦しかったか』そういった辺りのことを、わかり易く丁寧に(しかもくど過ぎる事無く)語られていますし、『コメディ映画ではない』とは言いましたが、決して悲壮な歴史物語ではなく、実にユーモラスな機知に富んだお話として、楽しんで見る事が出来る“娯楽映画”に仕上がっています。千両などという大金を作るために彼等は如何に動いたか?町のため、人のために、私利私欲を捨てて如何に生きたか?そういった話が、家族愛、郷土愛を絡めて、非常に素朴にしかし感動的に描かれています。
 原作者の磯田道史さんが、この話が記録された「國恩記」という書物を読んで感動し、それを「無私の日本人」という本に書き上げ、それを読んだ中村義洋監督がこれまた感動され、『町を救うために破産するほど私財を投げ打ち、遺言は「人に話すな」こんな人がいた、ということを伝えねばならない、今の日本を辛うじて救っているのは、こうした精神なのではないか…』と、いう思いからこの映画を撮ることになったんだそうです。ベースとなった物語も素晴らしいですが、この映画の製作に絡むお話も中々に素晴らしいですね。その作り手側の思いは、ひしひしとスクリーンから伝わってきました。
 作り手のみならず、これまた一線級が揃ったキャスト陣も皆さん素晴らしい!前述の主演・4人のみならず、脇を固めるベテラン陣の存在感にはオーラすら感じられました。特に山﨑努さんの演技は、涙なくしては見れません。ホントに素晴らしい!あと、意外(失礼!)だったのは千葉雄大 クン。これまでの単にチャラい感じは一切封印して、真面目な若侍を熱演しておられます。彼がキャスティングされてるから、コメディかな?とも思ってたんですが、ホント失礼いたしました。相変わらずの松田龍平(^^;、西村雅彦さん辺りも、イイ感じで効いてます。それから羽生クン!決して“バカ殿”ではございませんでした(^^;!ちゃんと台詞もあって、なかなかカッコイイ“殿様”でしたよ!

 後世に語り継いでいきたいお話だと、吾輩も本当に思いました。老若男女色んな人に見ていただきたいですが、特に若い世代の皆様に見ていただきたいです。日本の古き良き慣習、知恵、人間性、そういった物を楽しみながら見て、学ぶのに最適な映画になっていると思います。教科書では教えてくれない…、正に日本の知られざる歴史の1ページです。
 やはりイイ映画は当たるんですね、公開初週ランキング第2位!東宝さんに勝ってる!松竹さん、久々のヒットですね(^^;。

 「殿、利息でござる!」は、ただ今公開中です。他者を思いやる気持ちの究極的な形、無私の心、素朴な素朴な“日本人の心意気”をあなたも是非!映画館でご覧ください。


映画『殿、利息でござる!』 - シネマトゥデイ

殿、利息でござる!|映画情報のぴあ映画生活



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by mori2fm | 2016-05-19 23:01 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(18) | Comments(0)
[図書館戦争] ブログ村キーワード
 前作から2年半。遂に待望の新作公開!「図書館戦争 THE LAST MISSION」(東宝)。キャスト、スタッフともに再結集。パラレルワールドの日本を舞台に、恋も戦闘もスケールUPして描かれています。


 国家の検閲に対抗し「本を読む自由」を守っている“図書隊”。図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)所属の女性隊員・笠原郁(榮倉奈々)は、鬼教官で上官の堂上篤(岡田准一)の厳しいシゴキに耐えつつ、同じく上官の小牧幹久(田中圭)や同期の狙撃手・手塚光(福士蒼汰)、業務部で情報通の柴崎麻子(栗山千明)らと共に訓練と図書館業務の日々を過ごしていた。或る日、茨城県で開催される自由をテーマにした芸術展に、この世に1冊しかない“自由の象徴”図書隊創設の原典とも言える「図書館法規要覧」が一般展示のため貸し出されることになり、基地指令・仁科(石坂浩二)は、タスクフォースを警備の為に出動させる。しかしこれは図書隊解散を目論む、元隊員で今は文科省官僚の手塚の兄・慧(松坂桃李)が仕掛けた巧妙な罠だった…。


 “本が自由に読めない世界”…実際には起こりそうで、起こりそうもない事象ですが、それが起こるとこんなことになるというのが、絵空事ではなく、相当リアルに感じさせられます。これは前作から通して言えることですが、図書隊の隊員たちの“普通の日常”をキチンと描いているからこそ、それに対比する戦闘シーンなども“起こりうること”として、よりリアルに感じられるのだと思います。で、前述しましたが今回は前作に増してすべてがスケールUP!“SF”=近未来、架空の元号を使う日本が舞台。益々厳しくなる検閲!追い詰められていく図書隊!“ミリタリー・アクション”=下手な戦争映画が裸足で逃げ出すくらいの迫力満点でリアルな戦闘銃撃シーンの数々。前作でも『一体何発撃ってるのさ?』って思いましたが、今回も“ダダダダ…”“ドドドドド…”“ドッカンドッカン!”撃ちまくってます。図書館の敷地内で!また岡田くんのアクションは益々キレッキレ!“ラブ・ストーリー”=“王子様に恋焦がれる女の子”“ツンデレ”“乙女”“男と女”“女心”なんてキーワードが、こちらも前作の2割り増し(吾輩の勝手な判定(^^;)!そして“コメディ”=堂上&笠原の凸凹コンビのやりとりが、またまた面白い!お馴染み『アホか貴様!』も、モチロン出てきますし今回は何よりも榮倉奈々ちゃんと岡田くんの“身長差”が前にも増して広がっているってシーンが笑わせてくれます(^^;。
 話が話ですので、この独特の世界観に馴染めるかってとこが、この映画を楽しめるかどうかのポイントにはなってくると思います。有川浩 さんの原作未読の吾輩は、それでも前作からすんなりと馴染むことが出来ましたし、今やこの世界観が大好きでございます。まあ原作からハマッておられる方は、もお何をかいわんやでしょうが、そうでない方は、やはり映画の前作はご覧になってないと、さすがにこの話には正直ついていけません。で、先日来映画の前作が地上波で放送され、更にはその前作と本作をつなぐスペシャルドラマも放送されました。ドラマをご覧になった方は、本作を更に深く楽しめると思いますが、見逃された方もご安心を。ドラマの部分がなくても、充分理解は出来ると思いますよ(実は吾輩は、映画の方を先に見ましたので…)。ただ土屋太鳳ちゃんは、ドラマにはメインキャストとして出てきますが、映画ではホンのチョット映る程度の扱いになっていますし、中村蒼 くんに至っては、映画には出てきません(>_<)。キャラクター相関図にはシッカリ書かれてるのに…。何かこの扱いは気の毒だな~。

 『たかが本のために死ねるか?』本作の世界観を真っ向から否定する、これを言ってしまうと実も蓋も無い、それでいて素朴なホントに素朴な疑問が今回のとても重要なテーマとなって描かれています。命を懸けて守る価値のあるもののために、力の限り戦う。このとてもピュアな思いが綴られたストーリーは、見ていて本当に清々しいです。パラレルワールドのお話ではありますが、この“守るために戦う”という思いは、昨今騒がれている“集団的自衛権”などの考え方にも通じているものがあるんじゃないでしょうか?誰も好き好んで戦いたくなんてないんです。増してや相手を傷付けるなんて…。でも、守る価値のあるものが侵されそうな時は、守るために戦う。それは必要なことだと思います。


 「図書館戦争 THE LAST MISSION」は、明日10月10日(土)~全国ロードショーです。“SF戦闘アクション胸キュンラブコメ超大作”を、あなたも是非!映画館でごらんください。

映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2015-10-09 22:06 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(22) | Comments(4)
[テルマエ・ロマエ] ブログ村キーワード
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 まさかの大ヒットから2年、まさかの続編誕生!「テルマエ・ロマエⅡ」(東宝)。主要キャスト、オール再結集!そりゃそうでないと、やる意味ないわな~(^^;。


 幾度かの現代日本へのタイムスリップを経験した、古代ローマ帝国のテルマエ(浴場)技師・ルシウス(阿部寛)は、コロッセオで闘う剣闘士(グラディエーター)達の傷や疲れを癒すためのテルマエを作るよう命じられる。しかし、毎度お馴染み何のアイデアも浮かばず苦悩するルシウスは、再び現代日本の風呂へタイムスリップ。そこにいた大勢の相撲力士たちを“平たい顔族のグラディエーター”と勘違いしたルシウスは、ローマへ戻るとその風呂を模した(マッサージチェア、入浴剤、足つぼ板etc,etc…)テルマエを作り好評を博す。皇帝ハドリアヌス(市村正親)に呼び出されたルシウスは、これまでにない巨大なテルマエを作り人々の平穏に貢献するよう命じられる。またまた何のアイデアも浮かばないまま、またまた現代日本へタイムスリップしたルシウスはそこで真実(上戸彩)と再会。そして“温泉ランド”のウォータースライダーを見て驚愕する…。


 パート2と言えども、やってることは前作と殆んど変わっておりません!理由もわからず、ルシウスはただただ何度も何度も古代ローマと現代日本の間をタイムスリップ(風呂限定で)してしまいます。何でそんなことが出来るのか?って説明なんて、相変わらず一切ないままに、映画後半になるといつの間にやらルシウスは己の意思で自由自在にタイムスリップしちゃっております…。何でやねん(^^;?まあ、そんなことにこだわってたら、こんな映画は楽しめません。そお、何も考えずに臨みましょう。阿部寛さん演じる古代ローマ人が、山奥の林の中で木の風呂桶に浸かっている…。ね!この絵を想像しただけで笑えるでしょう?もおこの映画は、そんなビジュアルのオン・パレード!特にウォータースライダーの前でフルチンになってしまうルシウスには、大爆笑させていただきました(^^;。
 前述したように前作の主要キャストが再結集!阿部寛、市村正親、北村一輝宍戸開勝矢といった、現地外国人エキストラに混じってもまったく違和感の無い、濃いメン=“古代ローマ人の会”(実際に前作の撮影後に結成されたそうです(^^;)の面々は健在で益々濃厚。これに対する“平たい顔族”の上戸彩、笹野高史キムラ緑子竹内力(←この人だけはチョット違うよな…(^^;)といった面々も再登場。今回はこのメンツに加え、琴欧州といった現役&元力士が大挙出演。まさかの日本相撲協会全面協力で実現した夢のキャスティングで、話も必要以上に(?)賑やかになっております。

 “お風呂映画”でございますから、当然ながら入浴シーン満載。特に主役のルシウスを演じる阿部アニイの鍛え上げられて引き締まった肉体&お尻(^^;は今回もい~っぱい出てきます。女性ファン必見!そして男性の皆様待望!前作では期待したほどの露出がなかった上戸彩ちゃんですが、今回はバッチリ美しいボディを披露してくれてま~す。しかも横から!めっちゃSexy!美しい!嗚呼、新妻の肢体……。もお絶対見逃せませんよ!!

 ……すみません、暴走いたしました…m(_ _)m。さて前作はローマの老舗スタジオ“チネチッタ”で撮影したってことで話題になりましたが、今回はブルガリアにあるヨーロッパ最大級の撮影所“ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオ”に巨大なオープンセットを作って撮影したんだそうです。ブルガリアでの撮影は、日本映画初のことなんだそうです。いやあ、金掛かってまっせ!

 「テルマエ・ロマエⅡ」は、いよいよ明日4月26日(土)~全国ロードショー。4月26日=“よい風呂の日”なんだそうで、語呂合わせもピッタリはまった“浴場スペクタクル”第2弾をあなたも是非!映画館でご覧ください。あ、くれぐれものぼせないでくださいね~。

~追記~
 ルシウス VS ウォシュレット の第2ラウンドも必見です。予告やCMではルシウスが『負けん!』みたいなこと言ってますが、見事なまでにヤラレちゃいますから(^^;。

吾輩、You Tubeで語っております!


テルマエ・ロマエII@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2014-04-25 22:36 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(39) | Comments(4)
[抱きしめたい‐真実の物語‐] ブログ村キーワード
 実話を基にした感動の物語。「抱きしめたい -真実の物語-」(東宝)。ただの“泣かせてやろう映画”にはない、実話ならではの説得力が感じられる1本です。


 北海道網走。タクシー運転手の雅己(錦戸亮)は、所属するバスケットチームの練習場である市民体育館で、コートのWブッキングをめぐって対立する車イスの女性・つかさ(北川景子)と出会う。つかさは高校時代に壮絶な交通事故に遭い、昏睡状態から奇跡の生還を遂げたのだが、左半身のマヒと“高次脳機能障害”による『新しいことが憶えられない』という記憶の障害を抱えていた。そんな障害に負けない、凛とした美しさを持つつかさに雅己は急速に惹かれていく。2人は交際し、やがて雅己は結婚を視野に入れた真剣な想いをつかさにぶつけていく。しかし雅己の父(國村隼)や、つかさの母(風吹ジュン)は2人の結婚に猛反対する…。

 
 ほとんど予備知識のないままに『チョット哀しいくらいのラブストーリーなんかな?』てな思いで見に行ったんですが、何とガッツリ実話だったんですね。しかもかなりの悲恋物…。見て驚きました『こんなに悲しい話が現実にあったのか?』と。だとしたら、神様ってのはホントに残酷な奴なんだなと言わざるをえんですわ。“不幸”ってのはここまで同じところに重なるモンか?やりきれんじゃないか?って、当事者でもない吾輩が、行き場所の無い憤りを抱え込んでしまいましたよ。
 そもそもこの映画は「記憶障害の花嫁」というHBC制作のドキュメンタリーをベースに作られていて、つかささんと雅己さんに降り懸かる過酷な運命はホントに実話なわけです。で、ただ見ていた吾輩が先ほどグダグダ『悲しい』なんて書きましたが、当の本人であるつかささんや、雅己さんは悲しかったでしょう、つらかったでしょう。それでも懸命に明るく前向きに短い…本当に短い時間を一生懸命に生きられたんだなあと、映画を見て感じました。『悲しい』の一言で括ってしまうと、人の思いってのはものすごく単純でちっぽけなモノになってしまうような気がするのですが、この映画の主人公である2人は、そんな『悲しい』気持ちよりも『生きている!』ということを素直に…本当に素直に感じて2人のかけがえのない日々を過ごされたんだと思います。≪ネタバレ!≫になっちゃいますが(最後は実話の通りです)、ラストは非常に悲しくて残酷な結末です。ここまで悲しいラストを、ここ最近の映画で見たことはなかったと思います。ご主人(雅己さん)の胸中はホントに張り裂けんばかりだったと思います。理屈じゃなく、ホントに『悲しい』んです。でもこの映画、最後に希望が描かれています。つかささんも、どんなに無念だったかと思われます。でも『一生懸命に生きていく』っていうことの希望が最後に淡々とではありますが、キチンと描かれています。これは実在の雅己さんや亡くなったつかささんの思いの集大成なんじゃないかな?と吾輩は感じました。ただの“泣かせてやろう映画”ではない、悲しい…、悲しすぎるけど希望を描いている。そんな素晴らしい映画になっています。
 
 この映画を撮ったのは、「黄泉がえり」塩田明彦 監督。何とあの「どろろ」以来7年ぶりの長編映画なんだそうです(そんなに撮ってなかったのね…、っていうか「どろろ」からもお7年も経つの?!)。一生懸命に生きた実在の若い命の物語を、網走の寒く冷たく…でも美しいロケーションをバックに、淡々と感動的に撮り上げています。そして主演の2人(錦戸クン、北川さん)は、この儚くも一生懸命に生きた命の物語を、本当に体当たりで瑞々しく演じています。お世辞ではなく、オッサン本当に感動させられました。あと脇を固めるベテラン陣(國村さん、風吹さん、角替さん)も非常にイイ芝居を魅せてくれます。特筆すべきは雅己さんの職場の先輩役を演じた上地雄輔吾輩今まで彼の良さがまったくわからなかったのですが、今回は非常にイイです!ともすれば悲しくなりすぎる話に、絶妙のコメディリリーフとして活きてます。あ、ホントにイイです今回(エラそうでごめんなさいm(_ _)m)。

 
 「抱きしめたい -真実の物語-」は、2月1日(土)~ 全国ロードショーです。儚くも懸命に生きた若い命の物語を、あなたも是非!映画館でご覧ください。


~追記~
 エンドロールで流れる安室チャンが歌う主題歌も、何かグッときます。この映画、演出・キャストなど全てがイイ感じにハマっていますよ。


抱きしめたい-真実の物語-@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2014-01-15 23:00 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(13) | Comments(4)
[タイガーマスク] ブログ村キーワード
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 遂に実写映画化!「タイガーマスク」(アークエンタテインメント)。往年の名作漫画実写化の波は、とうとうこんな所にまで来ちゃいましたか…。


 児童養護施設ちびっこハウスで暮らす少年・伊達直人は、動物園の虎の檻の前でスカウトされ、最強の闘士となるべく“虎の穴”での特訓の日々を送るようになる。そして10年が経ち、逞しく成長した直人(ウエンツ瑛士)は、虎の穴の主宰者であるミスターX(哀川翔)が開発した“タイガーマスク”装着の候補として同期のダン(良知真次)、ジョー(勝信)と共に選ばれる。マスクを装着し、地下格闘界でのデビュー戦を勝利で飾り多額の報酬を得た直人だったが、『自分以外は敵だ』とする虎の穴の方針に、次第に疑問を抱き始める。そんな或る日、直人はちびっこハウス時代の幼なじみであるルリ子(夏菜)と再会する…。


 お話としては、非常に真っ当な「タイガーマスク」でございます。梶原一騎さん原作のオリジナルでも、ちびっこハウス→虎の穴→悪役デビュー→正義の心に目覚めて改心→正統派レスラーとして戦う…って流れでございますから、大筋でストーリーは破綻しておりません。但しツッコミ所は満載でございまして『そんな設定おかしいやん!』って、見ながら心の中で何度もつぶやいておりました。でも、冷静になって考えるとこれは仕方の無いことなんですよね。吾輩達が子供のころに読んだ(見た)漫画の世界ってのは、相当に荒唐無稽でございました。当時子供心には『カッコイイ!』とか思えていたことも、それを忠実に実写にされ更に大人の目線で見てしまいますと『オイオイ、それって変でしょ?』ってな感じになってしまうんですよね。だからこういう映画は、いかに見る側が『子供の心で見ることが出来るか?』って点に楽しんで見られるかどうかが掛かってくるんでしょうね。嗚呼!吾輩イヤな大人になっとるわ~(>_<)!

 今回映画化の話を聞いたときに“主演・ウエンツ瑛士”ってのには、『うん?かなり線細くね?大丈夫このキャスティング?』とか思っちゃったんですよ。だってマスクの下に貧弱なボディでは、少々イメージが違うよな~なんて思ったからなんですが、今回の“マスク”は従来までの“覆面”=被るモノではなく、“仮面”=装着するモノでございました。で、この仮面が極めて優秀でして、顔の前に持ってきて装着するだけで、全身がスーツ(虎柄の)に覆われるっていうシロモノなのです。そう、だからウエンツ君のボディはまったく関係ございませんでした(^^;。但し、この全身タイツ…もとい!全身スーツで戦うタイガーマスクは、格闘家というよりも何か“スーパー戦隊”みたいに見えてしまったのは、残念でございましたわ(仮面の装着シーンなんか正に『変身!』ですから…爆)。
 で、誰が何と言おうとこの映画の主役は“ミスターX”を演じた哀川翔アニキでございますよ!“闘士育成機関の主宰”ってよりもどっちかって言うと“マッドサイエンティスト”臭のプンプンするミスターXに、も~お成り切りすぎ!いやあ見ていて演じてるのがホントに楽しそうでした!うん、はまり役ですね。こういうの似合ってますよ(^^;。

 今回の映画化は、原作者・梶原一騎さんの実弟である真樹日佐夫さんが、製作に乗り出して実現に至ったのですが、完成を待たずにお亡くなりになってしまいました。本当に残念だったでしょうね。ご冥福をお祈りいたします。

 「タイガーマスク」は、11月9日(土)~全国ロードショーです。伝説の虎の勇者、その新たなる幕開けをあなたも是非!映画館でご覧ください(く~!カッコイイ~(^^;!!)。

 吾輩、You Tubeで語っております! 


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by mori2fm | 2013-11-08 22:29 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(4) | Comments(0)
[図書館戦争] ブログ村キーワード
 「阪急電車」「フリーター、家を買う。」の著者、有川浩原作の大人気小説シリーズが、コミック化アニメ化アニメ映画化に続き、遂に実写映画化!「図書館戦争」(東宝)。近未来の架空の日本を舞台に、“SF”“戦闘アクション”“恋物語”“コメディ”…と、内容テンコ盛りなストーリーが展開されます。あ、吾輩やっぱり原作未読です(^^;。


 西暦2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まるために、武力行使も厭わぬ検閲を正当化する“メディア良化法”が施行されて30年が過ぎた日本。検閲を実施する、メディア良化委員会の良化特務機関(=メディア良化隊)に対抗し得る力として結成された、図書館の自衛組織“図書隊”。新人隊員・笠原郁(榮倉奈々)は、高校時代に書店で検閲に遭遇したところを、或る図書隊の隊員に助けられ、その隊員を“王子様”と憧れての入隊だった。しかし郁の上官である堂上篤(岡田准一)は、何かと厳しく指導する鬼教官で、郁の王子様に対しても『あさはかで愚かな隊員』と切り捨てる。激しく反発する郁だったが、その身体能力の高さを買われ、女性隊員として初めて“図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)”に配属されることに…。


 有名な原作が映像化されますと、よく“原作レイプ”とかいう言葉が使われて、原作ファンが嘆き悲しむっていうパターンがございますが、この映画の場合は、その心配はございませんね。何故なら、2011年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で実施された“仮想誌上キャスティング(要は、実際にやるなら誰がいいですかね?)”で、主役の堂上役&笠原役でそれぞれ1位に選出された、岡田准一クン&榮倉奈々チャンが、そのままキャスティングされているからです。こりゃ~、原作ファンの方もイメージピッタリって意味では安心して見ていられんじゃないでしょうか?吾輩の知人で原作愛読者の方は、堂上のバディである小牧役の田中圭さんや、笠原と同期で親友の柴崎を演じた栗山千明さんなど、主役2人以外のキャスティングも『イメージ通り!』と感激しておられました。あ、唯一玄田隊長役の橋本じゅんさんだけは、『チョット違う…』と言ってました(^^;。知らんがな(爆)!また、吾輩のような原作未読者にとっては、この作品の持つ独特の世界観(=まさに有川ワールド!)に馴染めるかどうかが、ポイントだなあ~と思って見ておったのですが、結構すんなりと入り込むことが出来ましたので、こちらも安心してご覧いただけると思います。
 前述しましたように、ストーリーには色んな要素が詰め込みまくりの、テンコ盛り盛りでございまして、“SF”=近未来、架空の元号を使う日本が舞台。“ミリタリー・アクション”=下手な戦争映画が裸足で逃げ出すくらいの迫力満点でリアルな戦闘銃撃シーンの数々。『一体何発撃ってるのさ?』ってシーンが満載。“ラブ・ストーリー”=“王子様に恋焦がれる女の子”“ツンデレ”“乙女”なんてキーワードが、こちらも満載!そして“コメディ”=堂上&笠原の凸凹コンビのやりとりが、まるで“ドツキ漫才”ようで面白い。特に榮倉ちゃんが岡田クンにドロップキックを喰らわすシーンには、吾輩呆気に取られた後、爆笑してしまいましたわ。『そこまでするか~?』ってね。これは必見です。もおね、1本で『ドンだけ~?』ってくらいのまさに“テンコ盛りストーリー”。そしてその、それぞれの要素が充分に面白い!これはホント“見ないと損する映画”の部類に入れてもイイと吾輩は思いますね。うん!

 そもそもは原作者の有川さんが、“図書館の自由に関する宣言”を見たことが、この「図書館戦争」誕生のキッカケになったんだそうです。その宣言の中身とは…、

1.図書館は資料収集の自由を有する。
2.図書館は資料提供の自由を有する。
3.図書館は利用者の秘密を守る。
4.図書館はすべての検閲に反対する。

図書館の自由が侵される時、われわれは団結して、あくまで自由を守る。


…と、いう内容で、まさにこの作品で描かれる“図書隊”の基本理念に非常に合致しておるんですね。『本が当たり前に読める自由』を守るために戦う“図書隊”。それは本だけでなく、愛する人、ひいてはその世界を守ることに繋がっていってるんだと思います。作中あくまでも“専守防衛”にこだわる図書隊員たちが非常に意地らしく(作中かなり銃をブッ放してるんですが、基本彼らに許されてるのは“威嚇射撃”のみ…(>_<)、その姿は現代の“自衛隊”にも通ずるモノが有ると吾輩は感じました。この宣言から、ここまで物語を膨らませてしまう有川さんは、ホントに凄い人ですね。いや~、まったく!

 「図書館戦争」は、4月27日(土)~全国ロードショーです。先日から放送が始まったTVドラマ「空飛ぶ広報室」に、5月から公開される映画「県庁おもてなし課」と、有川さん原作の映像化が続き、まるで祭り状態でございます。この“祭り”に乗り遅れることなく、今が旬の“有川ワールド”を、あなたも是非!映画館でご堪能ください。

~追記~
 石坂浩二 さんが演じておられる“基地司令・仁科”は、映画のオリジナル・キャラクターなんだそうでして、原作でそのポジションに相当する“稲嶺和市”というキャラクターは、映画では既に亡くなっているという設定になっています。これは有川さんのたっての希望によるものだそうでして、曰く『稲嶺役は、故 児玉清 さん以外に考えられない』ということで、仁科と言うオリジナル・キャラが生まれたんだそうです。尚、映画の中で児玉さんは、“故人・稲嶺”として写真出演されておられます。
~追記②~
 その児玉さんのことについて、石坂さんがこの映画のPR番組に出演された際、『児玉さんとは昔、「ありがとう」(うわ!懐かしい!!)で一緒に仕事してね。“お兄ちゃん”って言ってたもんだから、何か今回も引き継ぐって感じがしてね…』と仰ってたのを聞いた時、吾輩鳥肌が立っちゃいました。何かスゴイ話だと思いません??
~追記③~
 手塚役を演じた福士蒼汰 クンは、現在19歳。ナンボ何でも栗山千明 嬢(ただいま28歳!)と“同期”で括ってしまうには、少々ムリがあろうかと…。

吾輩、YouTubeで語っております!



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by mori2fm | 2013-04-26 01:12 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(59) | Comments(2)
[松坂桃李] ブログ村キーワード
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 一度だけ、死んだ人間と会わせてくれる“使者”の物語。「ツナグ」(東宝)。さあ、あなたがもう一度会いたい人はいますか?


 一度だけ死んだ人と会わせてくれる“使者”=“ツナグ”。高校生の歩美(松坂桃李)は、一族に代々伝わるこの能力を、祖母・アイ子(樹木希林)から引き継ぐかどうかを決めるため、“見習い使者”として活動していた。亡くなった母(八千草薫)に会いたいと依頼してきた工務店主の畠田(遠藤憲一)は、最初は歩美のことを疑い、横柄な態度で接するが、母との再会が終わると素直に礼を言って去って行った。歩美の同級生で、演劇部に所属していた御園(大野いと)が交通事故で亡くなった。親友だった嵐(橋本愛)は、御園に『どうしても聞きたいことがある』と、ツナグに連絡してくる。アイ子が病院で知り合ったサラリーマンの土谷(佐藤隆太)は、7年前に突然失踪した婚約者のキラリ(桐谷美玲)のことが忘れられずにいた。様々な出会いを通して、歩美は死者との再会がもたらす意味について、疑問を抱く。そしてその疑問は、自らの両親の不可解な死の真相へと向けられていく…。


 辻村深月 さん第32回吉川英治文学新人賞を受賞した原作小説の映画化。と、言っても吾輩相変わらずの原作未読でございまして…(^^;。殆んど何の予備知識も無いままに、映画を見てまいりました。まあ、お話的には『んな話、有るわけ無いがな!』とツッコんでしまいたくなる所謂“ファンタジー物”でございます。原作では描かれているのかどうかワカランのですが、映画では『何故、こんなことが出来る?』『どうして死者を呼ぶことが出来る?』と言った辺りの解説は一切為されず、3組の死者との再会が結構淡々と描かれています。ややもすると“荒唐無稽”すぎて引いてしまいそうになる映画を、非常にリアリズム溢れるモノにしているのは、やはり希林さんの存在ですね。先日鶴瓶師匠某番組で言っておられましたが、『何やろうな?絶対無いんやで!無いような話なんやけど、あの人が演るとホンマにありそうな感じするやん!』てのが、全編通じてヒシヒシと感じられます。もおホントに名女優でおられますね、希林さんは!あと仲代達矢 さんも、非常に少ない出番ながらもイイ感じで映画を締めてくれています。八千草さんといい、齢重ねた名優の方々の素晴らしい芝居も必見です。

 死者と会うということが、本当に良いことなのかどうか?確かに色々と考えさせられますね。そりゃ、望んで会うわけですから基本的には幸せなことなんでしょうが、全てがそんな単純なことではないですからね。特に作中、親友だった女子高生2人が出会う話なんか、あまりに強烈すぎます。あんなん生きてる間、ず~っとトラウマになりまっせ、絶対!

 松坂桃李クン、あっちこっちに出まくりで売れてますね~!正に今が旬!って感じですな。ただ以前にも書きましたが、もお高校生役はキツイでしょ?何せ朝ドラでは父親役までやっちゃったんですから…、何て思ってたら何と!次作でも高校生役なんだそうですね。もお、ええ加減にしときや~!


 「ツナグ」は、10月6日(土)~全国ロードショーです。一度だけ死んだ人と会えるとしたら、誰と?あなたも是非!映画館で体験してください。

~追記~
 以前から注目していましたが、橋本愛チャンは素晴らしい!今回の役柄はこれまで以上に、感情が表に出ている感じがしましたが、彼女は目力が凄い!これからもドンドン魅力的な女優さんになっていってもらいたいですね!


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by mori2fm | 2012-10-03 22:35 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(28) | Comments(0)
[テルマエ・ロマエ] ブログ村キーワード
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 人気コミック原作の実写映画化。“お風呂”をテーマにした“歴史スペクタクルロマン大作(?)”「テルマエ・ロマエ」(東宝)阿部寛が、古代ローマ人を熱演!いやあ~、濃いわ~(^^;。


 古代ローマ帝国では、“テルマエ”と呼ばれる公衆浴場が人気だった。浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、時代のニーズに合った浴場を提案できずに職を失ってしまう。落ち込んだルシウスは、親友のマルクス(勝矢)に誘われテルマエへ。そこでルシウスは、浴槽の底に開いた穴へ猛烈な勢いで吸い込まれてしまう。次の瞬間、ルシウスは何故か現代日本の銭湯へタイムスリップしていた。しかし事態が呑み込めないルシウスは、銭湯の客達を“平たい顔族”と称し、その風呂文化(揃いの風呂桶、脱衣場のカゴ、冷えたフルーツ牛乳etcetc…)に衝撃を受ける。ローマへ戻ったルシウスは、銭湯を模したテルマエを設計し、好評を博す。やがて、その評判を聞いた皇帝ハドリアヌス(市村正親)から直々に呼びつけられたルシウスは、皇帝のためのテルマエを設計することに。アイデアが浮かばず苦悩するルシウスは、再び現代日本へタイムスリップする…。


 “全編是日本語(^^;”古代ローマと現代日本を舞台に話が展開するのですが、主要な古代ローマ人役のキャストは皆、日本人。阿部寛、市村正親、北村一輝宍戸開どんだけ濃い~の集めてきたのさ!これに他のローマ人たちは、外国人のエキストラを使ってるんですが、その中に混じってもあんまり違和感ないの。いやあ、凄いわコレ。何とも笑える~(^^;。対して“平たい顔族”にキャスティングされているのは上戸彩笹野高史キムラ緑子竹内力…あ、ウスいわ…(うん?萬田はんは濃いな!(^^;)。まあ原作が漫画ですから仕方ないかもしれませんが、映画も漫画です。このキャスティング、設定、ストーリーと、映画を構成している全てに、何ら納得出来る説明が為されておりません。ルシウスは、何度も古代ローマと現代日本を行き来しちゃうのですが、これについても何でそんなことになるのか、明確な説明はないまま…。でも、そんなことにこだわらずに観た方が、この映画は楽しめます。そう漫画なのですから、何も難しいことは考えず、ただただ軽い気持ちで楽しみましょう。だって『阿部寛が古代ローマ人を演る!』って、この設定だけでも充分に笑えますモンね(^^;。

 『ローマは一日にして成らず』と申しますが、この映画を見ておりますと『ローマは風呂で成っている』てな感じがしますな。本当に風呂が歴史的に、ここまで重要なモノだったかどうかってのは、吾輩にはわかりませんが、大衆が支持する文化ってのは、国家を形成するのに重要な要素だと思われますので、あながちフィクションでも無さそうな気はします。まあ見終わったら確実に、風呂上りの感覚にはなれますね。くれぐれもスクリーン見て、のぼせないようにお気をつけください。

 この映画、製作段階から『上戸彩ちゃんの隠れ巨乳が拝める!』てなネタが一部週刊誌なんかで盛り上がってました(そりゃまあ、入浴シーンがイッパイあると思ったんでしょうな)が、残念ながら(?)そのようなシーンは一切ございません(厳密には、ほんのチョットございますが、騒ぐほど大したモンではありません)!その代わり(ってわけではないでしょうが)阿部アニイの鍛え上げられた肉体が、ホンマこれでもか!と言わんばかりに出てまいります。いやあ、吾輩同じ男として、惚れ惚れいたしましたわ。いやあ鍛えたはりますな。立派な“生尻”!一見の価値ある肉体美でございますよ(言っておきますが、吾輩にそっちの趣味はございません!)。


 「テルマエ・ロマエ」は、4月28日(土)~全国ロードショーです。古代ローマと現代日本をつなぐ“お風呂スペクタクル”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 この映画、イタリアの老舗スタジオ“チネチッタ”で撮影されたんだそうです。いやでも『だからどうした?』って感じなんですけど…(^^;。


映画『テルマエ・ロマエ』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2012-04-16 18:39 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(79) | Comments(6)
[電人ザボーガー] ブログ村キーワード
 ある意味、吾輩が今年一番楽しみにしていたのは、この映画かもしれません。「電人ザボーガー」(キングレコード/ティ・ジョイ)まさかの70年代ヒーロー、37年ぶりの復活!中年男の血がたぎる(^^;!これはもう、楽しむしかございませんわ!!

 
 ≪第1部≫国会議員を狙った連続誘拐事件が発生。次の標的が若杉議員(木下ほうか)であるとの犯行予告を受け、警備に向かった新田警部(渡辺裕之)らの前に、サイボーグ組織Σ(シグマ)のメンバー、ミスボーグ(山崎真実)がロボット、ヨロイデスを率いて現れる。∑の圧倒的な力の前に、為す術も無い新田達。そこへ秘密刑事、大門豊(古原靖久)とその相棒のロボット・ザボーガーが現れ、ヨロイデスを撃破する。その後も∑の執拗な攻撃は続き、戦いの中、大門とミスボーグの間には人間とサイボーグの垣根を超えた、奇妙な感情が芽生え始める。しかしそれは、悲劇的な結末への始まりに過ぎなかった…。
 ≪第2部≫∑との激闘から25年後。ザボーガーを失い、秘密刑事も辞職した大門(板尾創路)は、首相となった若杉の運転手を務めていたが、ついにその職も失ってしまう。失意の大門の前にΣの新たな幹部、秋月玄(宮下雄也)が現れ、戦いを挑んでくる。しかし大門は糖尿病に悩まされ、まともに戦える状態ではなかった。更に∑からの脱走者・AKIKO(佐津川愛美)が現れ、自分は大門とミスボーグの間に生まれた娘だと告げる。衝撃を受ける大門の前に姿を見せたのは、傷だらけになりΣの手先と化したザボーガーだった…。



 映画化決定!のニュースを聞いてから、非常に楽しみにしておりました。何せ吾輩は、オリジナルの「電人ザボーガー」を、小学生の頃リアルタイムで観ていた世代ですので、『一体どんな風に仕上げて来るんだろう?』とワクワクドキドキしておりました。で、スクリーンで大門が『電人ザボーガー GO!』と叫んだ瞬間、バイク形態から変形したザボーガーの雄姿に思わず吾輩『おお~!!』と感嘆の声を上げてしまいました。しかし、そこから先のストーリー展開は…、凄いわ!あそこまで崩すか~(^^;?!キャストの面々が総出で、大真面目な顔してバカバカしい演技を延々と繰り広げとるんですわ。何か超B級のギャグ映画みたいなテイストになっちゃってるんですけどそこがまあ素晴らしい!こりゃあ作品に対する相当な思い入れと言うか、“愛”が無いと絶対に出来ない演出&芸当ですね。井口昇 監督の執念て言うか“作品愛(それもチョット粘着質っぽい(^^;)”が、超ダイレクトにスクリーンから滲み出てきてました。もお吾輩はず~っと、ニヤニヤクスクスしっ放し!しかしこんなん、普通の(?)女の子なんかが見ても、絶対理解でけへんやろうな~(^^;。

 ヒーロー物ですので、相当に荒唐無稽(って言うか、ハチャメチャ(^^;)な描写がテンコ盛り!敵メカ“ブルガンダー”とか“ミスラガーズ”の笑えること!いやオリジナルに非常に忠実に作られてるんですけど、何とも笑えるんですよ(^^;!子供の頃に見てた時は、そんなにおかしいと思わなかったんですけどね~。最も絶賛すべきは、悪役ヒロイン・ミスボーグを演じた山崎真実ちゃん!あんたは素晴らしい!!オリジナルに忠実な(?)衣装、よくぞあんな格好で…(爆)。某雑誌に『グラドルがバイキンマンになっちゃった』なんて書かれておりましたが(ヒドい!(>_<)、そんな罵詈雑言は気にしなくてイイです!いやあ、よ~くやった!!あと、佐津川愛美ちゃんも頑張ってましたよ!そして竹中直人柄本明両氏の怪演!どんだけなりきってるねん?って、ツッこんじゃいました。あとリアル(?)ヒーロー物ではありますが、細かい設定が等身大すぎるほどリアル!中年域に達したヒーローが、何と糖尿病って、前代未聞でしょ(^^;!この設定に、板尾さんのキャラがぴったり!最初“主演・板尾創路”って聞いた時は正直『どんなんやねん?!』って思ったんですが、見て大納得でした。張りのない声で叫ぶ『チェ~ンジ!ストロ~ング・ザボーガ~、GO~!』(微妙に間延びするんです(^^;)には、笑いを通り越してナンか泣けてきちゃいましたわ(>_<)。

 バイクが走る時の効果音(“ピロピロピロピロピ~”って感じなんです)なんかは、オリジナルの物に近い感じがしますし、ホント隅々まで“ザボーガー・愛”がミッチリ詰まった“濃厚リアルヒーロー哀愁物語”になっております。いやあ、もお満足度最高潮ですわ!

 「電人ザボーガー」は、ただいま全国ロードショー公開中です。中年男が大活躍する、アニメではない“リアルロボットヒーロー”物の大傑作を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 YouTubeにUPされてる、“予告編・ディレクターズ・カット版”てのが、メチャクチャ笑えます。『47歳のヒーロー誕生!!』って…(^^;。


「電人ザボーガー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『電人ザボーガー』 - シネマトゥデイ

電人ザボーガー@ぴあ映画生活

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by mori2fm | 2011-10-27 20:23 | 映画評 日本映画 た行 | Trackback(14) | Comments(0)

我が娘にそっくりな“かぁたん” (from「カッパの飼い方」)


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