カテゴリ:映画評 日本映画 な行( 5 )

「脳内ポイズンベリー」頭ン中は、そりゃあもお大騒ぎさ!

[脳内ポイズンベリー] ブログ村キーワード
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 水城せとな原作の人気コミック、実写映画化。「脳内ポイズンベリー」(東宝)。さすがに原作未読ですが、真木よう子西島秀俊共演のコメディなんて、見てみたいじゃあ~りませんか!


 30歳の桜井いちこ(真木よう子)は、飲み会で出会って気になっていた、年下男子の早乙女(古川雄輝)と偶然再会。運命の再会にときめくいちこだったが、彼女の頭の中では『話しかけるか否か?』を巡ってポジティブ担当の石橋(神木隆之介)、ネガティブ担当の池田(吉田羊)、衝動担当のハトコ(桜田ひより)、記憶担当の岸さん(浅野和之)が喧々諤々の“脳内会議”を始める。一向に収束を見ない会議を、議長の吉田(西島秀俊)は半ば強引にまとめ上げ、勇気を出して話し掛けた結果、いちこは早乙女と食事に行き、あろうことか付き合うことに。しかし交際がスタートしても、双方の誤解や年齢差を意識させる発言などで、疲弊していくいちこ。そんないちこに、担当編集者の越智(成河)が結婚を前提にしたアプローチを掛けてくる…。


 “脳内会議”を演じている面々のキャラクターがすごく立っていて(…って言うか立ちすぎ!)、非常に面白かったですね。“フルタイム・ハイテンション”の神木クンに、“フルタイム・眉間にシワ”の羊さん。思いのままに動くひよりちゃんに、滅多に発言しない浅野さん(でも重要!)。そして何よりまとめ役(議長)であるにも関わらず、右往左往して何とも頼りなさげな西島さん。もおハマリすぎ!特に西島さんのキャラは、本人大真面目なんだけど、どこかズレてるってのが、見ていてホント可笑しかったですね。これまでは、どうしても硬派なイメージが強かったですが、こういう緩いキャラもなかなか似合いますね(そういえば、今TVで流れてる洗剤のCMのイメージに近いかも…)。あと、神木くんが劇中何度も『吉田!吉田!』って西島さんを役名で呼ぶ(映画だから当たり前)んですが、その横には池田役の吉田羊さんが立っていて…嗚呼!ややこしいったらありゃしない(^^;!
 “主演・真木よう子”かわいかった~(^^;。この人も硬派なイメージがございますが、今回は“恋に恋するアラサー娘”を等身大で演じてます。もっともっとコッチ系の路線でも出て欲しいですね。あ、でも作中“謎の女”に扮しているシーンがあるのですが、そこでのボンテージ系コスチュームは生唾ゴックンものでした。やっぱりこういうのも似合いますね…(^^;。それからやはり真木さんといえば“巨乳”ですが(ですがって…(^^;)、今回は冒頭の映像からエロい…もといエラいことになっておりますので、その辺りはお見逃し無く!ですよ!

 本作のメガホンを取ったのは佐藤祐市 監督。言わずと知れたあの「キサラギ」の監督さんです。「キサラギ」同様、本作も“脳内会議室”っていう設定の密室劇なので『密室劇が得意だろうという、間違った認識でオファーされたのかな?』って、ご本人笑って語っておられましたが、何の何の充分楽しめる密室劇になっておりますよ! 

 偶然かもしれませんが、この夏公開されるピクサーの最新作「インサイド・ヘッド」も脳内を舞台にした映画なんですよね。何だ~、来てるのか~?脳内!!


 「脳内ポイズンベリー」は、明日9日~全国ロードショーです。あなたの脳内でも、日夜繰り広げられているかもしれない喧々諤々な密室劇を是非!映画館でご覧ください。


映画『脳内ポイズンベリー』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2015-05-08 22:31 | 映画評 日本映画 な行 | Trackback(21) | Comments(0)

「252 生存者あり」え~と、「海猿」じゃないよね…?

 [252生存者あり] ブログ村キーワード 
 日本テレビ開局55年記念作品なんだそうです。「252 生存者あり」(ワーナー・ブラザース)。でも、だからと言ってフジテレビの局舎、水没させなくてもええやん!


 首都圏で震度5の地震が発生した数日後、震源近くの海水温が急激に上昇。その結果、東京の近海で巨大な台風が発生する。その影響から、銀座などの市街地に巨大な雹が降り注ぎ、人々はパニックに。そして突如押し寄せた高波が、お台場一帯を襲い、辺りは一瞬にして水没。その高波は新橋付近をも直撃。地下鉄構内にいた多くの人々が犠牲になる。元ハイパーレスキュー隊の篠原祐司(伊藤英明)は、娘で聾唖者のしおり(大森絢音)と他に生存した、研修医の重村(山田孝之)、大阪の零細企業の社長・藤井(木村祐一)、韓国人女性・キム(MINJI)と共に、廃駅になった旧新橋駅に閉じ込められてしまう。その頃地上では、祐司の兄・静馬(内野聖陽)が隊長を務める“東京消防庁ハイパーレスキュー隊”などの部隊が、懸命な救援活動を展開していたが、あまりの被害の大きさに救出作業は困難を極めていた。やがて、東京に巨大台風が接近してくる…。


 吾輩こういう“レスキュー物”と言われるジャンルの映画は、基本的に大好きでございまして、公開前から結構楽しみにしておりました…んが、何ともはやツッコミどころ満載やないかいな!何ぼ自然災害が恐ろしいとはいえ、あそこまで強大な気象現象が急には起こらんのやないですか?まあ、地震や雹くらいまでなら、まだわからんでもないのですが、あんな高波。しかもお台場って…。で、それに対する予報体制の、何ともおっそろしく脆弱なこと!コンピューターよりも、“香椎由宇だのみ”って、『どんなんやねん!?』更にクライマックスの救出シーンも、『18分間しか時間が無い』って設定のはずなのに、随分と悠長にやってるようにしか見えませんし、本当にラストのシーンには、『オイオイ、それはアカンやろうさ!』って、マジツッコミしながら思わず笑いそうになってしまいましたよ。『ありえね~!』ってね。
 でね、吾輩的にこの映画で最も引っ掛かった点、それは…『何で、伊藤英明やねん??』そりゃね、物語の舞台は海じゃなく陸地(地下)ですよ。でもね、繰り広げられる救助シーンなんかは、どう見ても「海猿」であり、「LIMIT OF LOVE 海猿」っぽく見えちゃうんですよ。だって何故か“海猿本人”が出てるんやもん…。何でやねんな?他にも役者はナンボでもおるでしょ?『この役は、絶対彼でないと!』ってこともないと思うんですけどね。何かむしろ逆効果のような気が…。この現象を、某ラジオ映画番組男性パーソナリティー氏『パチモンの映画に、ホンマモンが出とる!』と評されておりました。まさにこの一言が、この映画の問題点を鋭く突いていると思います。ホント、その通りですので引用させていただきます。

 まあ、いっぱいツッコミましたが、この手の“ディザスター・ムービー”としては、日本映画として映像も含めて、ガンバってると思います。お台場を高波が襲うシーンなんて、吾輩「デイ・アフター・トゥモロー」を思い出しちゃいましたから。その辺は、一見の価値ありだと思います。大スクリーンだと迫力も満点ですしね。


 「252 生存者あり」は、ただいま全国上映中です。災害に襲われた大都市と、それに立ち向かうプロフェッショナル達の壮絶な姿を、あなたも是非映画館でご覧下さい。「海猿」じゃないよ(^^;!

「252-生存者あり-」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2008-12-11 00:23 | 映画評 日本映画 な行 | Trackback(39) | Comments(10)

「NANA2」な、何だこりゃ~?

 昨年末に観ていたのに、書きそびれていたこの映画「NANA2」(東宝)であります。吾輩、前作は絶賛してたんですね。で、今回も期待して観に行ったんですが…。


 ナナ(中島美嘉)のバンド“BLACK STONES”は、メジャーデビューを目指して日々練習を重ねていた。ナナの同居人・ハチ(=奈々)(市川由衣)は、練習に毎日顔を出し、いつしか“BLACK STONES”にとって無くてはならない存在になっていた。特にギターのノブ(成宮寛貴)は、ハチにほのかな恋心を抱いていた。しかし或る日、ナナの恋人・レン(姜暢雄)が所属するバンド“TRAPNEST”のリーダー・タクミ(玉山鉄二)が、ハチに急接近。昔から“TRAPNEST"に憧れていたハチは、タクミと一夜を共にしてしまう。この事が、ナナとハチの友情に微妙な影を落とし、やがて思いもかけない展開へと事態は進んでいく…。


 “キャストが代わった”このニュースを聞いた時点で『大丈夫かな?』と、一抹の不安を抱いていたのですが、実際に映画を観て…不安は的中してしまってました(泣)。こりゃハッキリ言って、ムリがありすぎます!違和感アリアリ!確かに前作を観終った後、吾輩続編を切望いたしましたが、それはあくまでも“同じキャストで”ってのが前提でございましたし、こんなのになっちゃうのなら何もムリして作らなくても良かったんじゃないでしょうか?今回交代したキャスト陣が、悪かったといってる訳では決してございません(特に市川由衣ちゃんは、がんばってたと思いますよ)。しかし、いかんせんあまりにも変わりすぎてるやろ~ってのが、観ていてず~っと引っ掛かりまくっちゃいまして(特にレン!あれはないやろ~、あれは)…。
 1本の映画として観てみても、前作で感じた“小気味よいテンポ感”は、今回まったく感じられず、2時間14分(長い!)の上映時間が非常に苦しかったです。で、散々こねくり回した挙句にどうしてあんな結末になっちゃうのか??原作が終わってないのに、終わらせなければいけない難しさもあったでしょう。でも「ラフ」を観た時にも書いたのですが、大谷健太郎 監督!これはチョットしんどかったですよ!!

 興行成績の方も、大ヒットした前作には程遠く、大苦戦だそうですね。まあ結果こうなってしまうと、宮﨑あおいの力はヤッパリ偉大だったってことですかね?でも、続編の制作が決まった時に、今回のハチ役では“ベッドシーン”や“妊娠してしまう”てのがあったりで、あおい様は『自分のイメージに合わない!』って言って出演拒否をしたってな噂話を聞いたことがあるのですが、もしそれがホントだとしたら…前作に出演した時点でそんなことはわかってる(原作では既に描かれていた筈)だろうから、それって原作に対する冒涜になるんじゃないのかな~?いや、あくまでも噂で聞いただけなんですけどね…。


 「NANA2」は、ただいま正月映画戦線、大苦戦中ながらも全国上映中です。何だかんだ言っても今回で完結!なので、そのラストを映画館で是非ご覧下さい。


「NANA2」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by mori2fm | 2007-01-08 00:18 | 映画評 日本映画 な行 | Trackback | Comments(2)

「涙そうそう」「天使の卵」う~ん、これでは泣けん!

 ただいま発売中の“ぴあ関西版”の表紙の言葉『秋、日本映画で泣く』。確かにこの秋の日本映画は、やたらと“泣けそう”なラブ・ストーリーが目白押しでございます。まあ吾輩も、イイ映画を観て感動の涙を流すことは大好きですので大いに期待して、行ってまいりましたよ「涙そうそう」(東宝)「天使の卵」(松竹)。しかし、これがまた予想外に辛かった…。



 先ずは「涙そうそう」から…。

 舞台は沖縄。親同士の再婚で、兄妹となった洋太郎(妻夫木聡)とカオル(長澤まさみ)。やがて父が失踪し、母(小泉今日子)の死去によって2人きりになった洋太郎とカオルは、オバァ(平良とみ)に引き取られ、島で育った。それから数年。成長して沖縄本島で暮らす洋太郎の許へ、高校に合格したカオルがやって来る。その日、港まで迎えに行った洋太郎は、フェリーから手を振るカオルを眩しく見つめるのだった…。

 基本的には手堅い作りで、“イイ映画”なんですよ。この手の映画の王道とも言うべき『清く、正しく、美しく』の精神が、映画の全篇を通して見事に貫かれていますし、妻夫木クンもまさみちゃんも、非常に爽やかな演技で、観ていてとても清々しい気持ちにしてくれます。
 一歩間違えると、同じテーマ(?)を扱っているあだち充 先生原作の「みゆき」になってしまいそうでしたが、そんな軽い方には行かず、ひたすら“品行方正”に撮り上げています。でもねえ…あ、ここからは後述いたします…。


 続きまして、「天使の卵」でございます。


 美大を目指して浪人中の歩太(市原隼人)は、夏姫(沢尻エリカ)と交際していたが、思うような絵を描くことが出来ず、不満な日々を過ごしていた。或る日、電車の中で出会った女性に心を奪われた歩太は、その面影を思いながら、一心不乱に彼女のスケッチでスケッチブックを埋めていく。やがて、その女性・春妃(小西真奈美)と思いがけない形で再会する歩太。春妃は精神科に入院している歩太の父の新任の主治医だった。更に驚くべきことに、彼女は夏姫の姉でもあった…。



 もの凄く期待して観に行ったんですが、どうも感情移入できませんでした。原作はベストセラー恋愛小説だってこと(モチ、未読!)ですので、もう少し、話がキチンと構成されていると思うのですが、映画化にあたってかなりムリしたんじゃないでしょうか?とにかく、ストーリーに流れが感じられん!俳優陣は、みんな一生懸命演じているのに、どうもそれに最後までノレなかった。特に市原隼人クンの演技は、素直で一生懸命な分、余計空回りしているように思えてならなかった…てのが正直な感想です。で、この映画にも、吾輩が最も認められない点がございまして…。

ネタバレ!&問題点…。
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by mori2fm | 2006-11-02 01:00 | 映画評 日本映画 な行 | Trackback | Comments(3)

「NANA-ナナ-」少女漫画、バンザ~イ!

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 そもそも吾輩、漫画大好き人間でございまして、最近でこそ立読みで済ませてます(苦笑)が、昔は単行本も結構集めたりしておりました(まあ、“漫画喫茶”が出来るほどではありませんでしたが…)。で、その頃には少女漫画にもハマリまして、「前略・ミルクハウス」とか、「小山荘のきらわれ者」なんてのを全巻揃えておりました。でも、さすがにこの歳になると、書店の店頭で少女コミック雑誌を立読みするわけにもいかず、最近の作品には、まったく縁の無い日々を過ごしておりました。ですからこの「NANA-ナナ-」(東宝)に関しましても、タイトルと原作者の矢沢あいさんの名前を聞いた位の予備知識しか持ち合わせずに、映画館へ行ってまいりました。


 彼氏が住む東京へ向かう新幹線の車内で、奈々(宮崎あおい)は同い年で同じ名前のナナ(中島美嘉)と席を隣り合わせて意気投合する。2人は東京駅で別れるが数日後、部屋探しの最中に偶然再会。お互いが気に入って譲らなかった部屋に、2人共同で住むことになる。夢に恋する今どきの少女・奈々と、歌うことを生きがいとし、どこか陰のあるナナ。全く正反対の2人の共同生活が始まった。或る日奈々は、東京へ出てくる原因となった恋人・章司(平岡祐太)にフラレてしまう。泣き崩れる奈々を、優しく包むナナ。一方ナナは、自分を追って北海道から上京して来たギタリストのノブ(成宮寛貴)やドラマーのヤス(丸山智己)達と、バンド“ブラスト”の活動を開始。ステージで歌うナナの姿を、まぶしく見つめる奈々。そんな折、奈々の許に抽選で当たった憧れのバンド“トラネス”のライブチケットが送られてくる。奈々はそのライブに、ナナを誘うのだが…。


 いいですね、女の子の“青春友情物語”。原作を知らなくても、充分一本の映画として楽しめました。何かもお、すべてが一生懸命で可愛くて、奈々がフラレて泣いちゃうシーンなんか、ホントこっちも悲しくなっちゃいましたよ(おいおい、オッサン!)。雑誌で見かけた原作のビジュアルに、かなり近いキャスティングもよかったと思います。特に中島美嘉はピッタリ、完璧だったんじゃないでしょうか?『原作ファンからも圧倒的な支持を受けている』って話を聞きました。これだけヒットすると、当然続編が製作されると思われますが、それは当然『キャスティングをこのまま変えずに』ってのが前提条件になると思われます。また一歩間違えると、ただの“アイドル映画”になり兼ねない要素を抱えていたこの映画を、大人の鑑賞に耐え得る作品に仕上げた大谷健太郎監督の、今後にも期待したいですね。

 イイことばっかり書いておりますが、ここで気になった点も。松田龍平演じるレンとナナの入浴シーンですが、原作(コミック)ではきっとキレイなシーンなんでしょうね。でも映画では、やたらと白くてポッチャリした松田龍平と、不健康なまでに細い中島美嘉の絡みが、妙に艶めかしくて何かあらぬ想像をしてしまいました(こらこら、オッサン~!)。この場面だけ、作中で非常に違和感を覚えたのは吾輩だけでしょうか?

 ま、とりあえず吾輩すっかりハマッてしまいました。原作は、只今13巻まで刊行済みとのこと。よし、じゃあ漫画喫茶へでも行って、読破してきましょうか!
 

 「NANA-ナナ-」は只今ドエライ勢いで、全国絶賛公開中!このブームに乗り遅れないためにも、映画館へGo!
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by mori2fm | 2005-09-14 02:01 | 映画評 日本映画 な行 | Trackback | Comments(4)

映画ネタを書いておりますが、最近更新が停滞しまくってます…。


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