カテゴリ:映画評 日本映画 は行( 22 )

a0014708_229665.jpg 京都が舞台のラブストーリー。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(東宝)。少々SFも混ざっています。この設定が、なかなか…。


 京都の美大生・高寿(福士蒼汰)は、通学電車の中で見掛けた女性に一目惚れ。途中の駅で降りたその女性・愛美(小松菜奈)の後を追い、勇気を振り絞って声を掛ける。別れ際、再会の約束を取りつけようとする高寿に、なぜか泣き出してしまう愛美。やがて意気投合した高寿と愛美は付き合うことになり、幸せな日々を過ごしはじめる。そして初めてキスをした日、高寿は愛美から信じられないような大きな秘密を明かされる…。


 原作は七月隆文氏によるベストセラー小説…っつっても、相変わらず吾輩は原作未読で試写に臨みました。だから『ヒロインには、何か哀しい大きな秘密があるらしいな~。ん?ひょっとして難病モノ??』くらいの予備知識ほぼゼロ状態で、途中この物語の根幹をなす大きな大きな秘密を聞かされた時には、正直『???』でございました。え~と、理解できん!!どういうこと??もお“なぜ?の嵐”状態でございます。何とか理解しようとしたんですが、考えれば考えるほどに引っ掛かっる箇所が増えていってしまいまして、なかなか映画の本筋に集中できませんでした。この“秘密”の内容を言ってしまうと、完璧に≪ネタバレ!≫になってしまいますので申し上げませんが、もの凄く引っ掛かってしまったのは事実です。原作がヒットしていて、このお話を支持している人がたくさんおられる訳ですから、そこに関して文句を言うつもりは無いのですが、主人公の高寿クン!キミはその“秘密”を聞いて、随分あっさりと納得してなかったか?普通あんな話聞いたら、もっと驚きのリアクションするやろう?それなのにキミは…、ものわかりが良すぎる!もっと驚きなさい(^^;。実際最後まで合点がいかない所があったので、鑑賞後に原作をチョイ読みしたところ、その部分をキチンと補完する台詞がありました。ところがこれが映画には無かった(…と、思われ…)。う~ん、何ともはや…。

 まあ色々ツッコミましたが、その設定のために高寿と愛美は、あと数日しか付き合えないという事が、映画の途中で判明しちゃうんですが、そこからはもお泣けて泣けて…。何故って、この2人が本当にいい感じの彼と彼女なんですよ。どちらにも嫌味がなく、純粋に見ていて心の底から応援したくなる…、そんな感じのカップルなんです。それなのに一緒になれない!高寿の台詞に本当に泣かされました。ただただ哀し過ぎます。かわいそうだ~!

 福士蒼汰&小松菜奈の主人公カップルは、本当に応援したくなるはまり役でした。特に小松菜奈ちゃんは、これまでどちらかと言うと少々個性の強い感じのキャラを演じることが多かったような気がするのですが、今回は本当に等身大のカワイイ女の子を演じていて、とても好感が持てました。そしてこういう映画を撮らせたら、今やこの人に敵う人はいないんじゃないかと思える三木孝浩 監督。今回もキラキラしてます。でも少しいつもと違う感じがするのは、やはりオール京都ロケにこだわられたからだと思います。冬の京都の街並み、柔らかな陽の光、公園、駅、電車…それらが絶妙に混ざり合い、とても優しい映像に仕上がっています。ただ京都人の端くれである吾輩から言わせてもらうと、あんなルート(三条大橋三条会商店街京都みなみ会館植物園)で普通デートはせえへんで(^^;!

 ラストに流れるback numberが歌う主題歌「ハッピーエンド」が、また泣かせるの!映像とマッチしていて、コレもいいです!

 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、12月17日(土) ~ 全国ロードショーです。この冬の泣ける1本「ぼく明日」を、あなたも是非!映画館でご覧ください。そして見終わった後は…、『そうだ 京都、行こう!』(^^;

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by mori2fm | 2016-12-13 23:24 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(14) | Comments(4)
[ボクの妻と結婚してください。] ブログ村キーワード
a0014708_19552662.jpg 何と!織田裕二の映画主演作は、4年振りなんだそうです。「ボクの妻と結婚してください。」(東宝)TVドラマでも、ただ今絶賛(?)イメチェン中のご様子ですが、果たしてこの映画ではどんな感じなんでしょう??


 多くのレギュラー番組を抱え、多忙な毎日を送るバラエティ番組の売れっ子放送作家・三村修治(織田裕二)は、或る日身体の異変を感じて受けた検査の結果、末期のすい臓がんで余命半年と宣告される。突然のことに途方に暮れる修治。しかし根っからの“ポジティブ・シンキング”で、遺される妻・彩子(吉田羊)が、笑顔で前を向いて生きて行けるようにするにはどうすればいいか?と考えた修治は、トンでもない企画を思いつく。それは、自分が死んだ後の妻の新たな結婚相手を探すことだった…。


 このお話には、原作の小説が在り、更にはNHK BSTVドラマ化されたそうです(ドラマ版の主演はウッチャン!)が、吾輩どちらも未読&未見でございます。で、映画鑑賞前に、軽くストーリーを把握して『そんな変な話って有る?嫁さんの新しい結婚相手を探すなんて…』と脳内では少々否定に走っておりました。だってあまりにも突飛過ぎません?その発想。まあ実話ではないですから、物語としての発想は面白いかとは思いましたが、実はこの感覚は映画を見終わった後の現在でも、完全には払拭出来ないでおります。悪い話では無いのですが、根っこの部分にどうしても違和感が残ってしまいました。
 でもね、映画を見ている間は、心の中にじんわりと効いてくるストーリーに、結構“ホロリ”とさせられました。もし自分が同じ境遇に立たされたら、そんなこと出来るかなあ?いやあ出来んよなあ…、なんてこと考えながら見てますと、この映画はかなり来ます!いくら人を楽しませることが仕事(=好き)とはいえ、自らの余命も省みずにそんな事に走れるだろうか?そこまで前向きに考えられるだろうか?これ下手をすると、単なる独りよがりのいやな感じとも捉えられかねない(現に少々そんな感じもしました)のですが、そのギリギリの所を、この映画は何とも優しい演出で撮りあげられているのです。それは「阪急電車 片道15分の奇跡」「県庁おもてなし課」と言った“ホノボノ系ハ~トウォ~ミングムービー”を撮ってこられた三宅喜重監督に依るところが大きいと感じました。内容的には相当な“悲劇”になり得る話を、本当に上手に優しい映画に撮りあげておられます。久し振りに大上段から“泣かせてやろう”“さあ、泣いてみろ”と投げ掛けてくる映画でしたが、決してそれが嫌味になっていないのは、まさに演出・構成の妙だと思いました。

 で、“主演・織田裕二”でございますが…、良かったですよ(エラそ~に!)。ず~っと「踊る大捜査線」のイメージ引きずってる感が有って、最近でも保険のCMなんかでも、相変わらずのキャラ・イメージだなあ~と思ってましたので、こういう“等身大”(←この言葉が正しいかどうか?は少々微妙ですが…)の肩肘張らない人物ってのも、普通に見られてよかったと思います。“お笑いの放送作家”なんて、これまでの彼のキャラからは、正直想像できませんでしたからね。そして共演陣も妻役の吉田羊さん始め、原田泰造さん高島礼子さんと、皆いい感じに肩の力の抜けた演技で魅せてくれます。しかしネプチューン・原田が、こんないい役者になるなんて、かつて誰が想像したでしょう?知ってる?昔はスカート穿いたお姉ちゃん、投げ飛ばしてたんやで…(^^;。


 「ボクの妻と結婚してください。」は、明日5日(土)~全国ロードショーです。最期まで、愛した人の笑顔を見ていたい…。そんな男の真っ直ぐな思いを、あなたも是非!映画館でご覧ください。

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by mori2fm | 2016-11-04 21:30 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(11) | Comments(4)
a0014708_11393618.jpg 
 “なんてったってアイドル”小泉今日子と、今や日本映画界を背負って立つ“ミューズ”二階堂ふみの豪華W主演が実現!「ふきげんな過去」(東京テアトル)。退屈な女子高生を襲った、ひと夏の衝撃。人の過去と未来ってのは、思わぬところで交錯するんですね~。


 毎日が死ぬほど退屈でつまらない、でもそこから抜け出すことも出来ないでいる女子高生・果子(二階堂ふみ)。商店街の喫茶店に通っては、その店に出入りする黒い帽子の謎の男・康則(高良健吾)を観察し、『彼なら他の世界へ連れて行ってくれるのではないか?』と空想を巡らす日々を送っていた。ある夏の日の午後、そんな果子と家族の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が突然現れる『あたし生きてたの』。未来子は果子の母の姉で、爆破事件を起こした“前科持ち”。戸籍も無く、しかも何者かに追われているらしい未来子は、しばらく匿ってほしいと家族に嘆願。家族は果子の部屋に未来子を居候させようとする。しかし納得のいかない果子は更に苛立ちを募らせる。この死んだはずの伯母の出現によって、退屈だった果子の夏休みがにわかにザワつきはじめる…。


 作家、劇作家、演出家、脚本家、俳優そして劇団の主宰と、誠に多彩な顔を持つ前田司郎さんの長編映画第二回監督作品。どこにでもありそうだけど、それでいてちょっと変わった感じの人達の単調な日常。そこで鬱屈した日々を過ごしていた女子高生が、突如やって来たまさに“爆弾”のような女性と絡まり、生活していく中で、本当にひと皮剥けるまでの夏の日の冒険を描いた映画。そう、“冒険映画”です。作中、未来子、果子、そして従姉妹のカナ(山田望叶)の女性三代・3人で夜中に舟で川に漕ぎ出すシーンや、手製の爆弾を爆発させるシーンがあるのですが、まるであの「スタンド・バイ・ミー」を彷彿させるな~と、吾輩は思ってしまいました。この“女性三代”のシーンは、監督インタビューによると、同じ女性の45歳、18歳、10歳という年齢の断層で、普通は決して交わらない物を、映像で並べて表現したかったんだそうです。う~ん、そう言われるとなるほどな~と思える場面ですね。本来、明るい未来に向かって希望を持って生きている筈の女子高生が“果子(=過去)”。突然過去からやって来たのに、何のしがらみも無く、明日を見て生きている“未来子(=未来)”。この意味深なネーミングにも唸らされます。

 高良クン演じる“謎の男”が実は全然謎じゃなかったり、果子の取った思わぬ行動が、トンでもない結果を招いたり、板尾さん演じる果子の父の手の指が実はエライことになってたり、一見そば屋にしか見えない果子の家族が営む店が『それ、どんなんやねん!』ってツッコミたくなる設定の店だったりと、平坦そうに見えるストーリーの中身は、結構起伏に富んだ“家庭内アドベンチャー”になっています。はい、だから“冒険映画”です。

 主演の2人は言うまでも無く輝いています!キョンキョン(←通じますか?この呼び名??)は確かに歳をとったとは思いますが、やっぱりこの人は死ぬまでアイドルなんだな~と、思わされました。具体的に何が?って聞かれても困るのですが、何と言いますか、もおオーラが…ハイ…。対するふみ様、いやあ~、ホントに上手ですね。文句なしに若手No.1女優(ベタな言い方やなあ)さんでしょう。先日みた「オオカミ少女と黒王子」のキャピキャピ女子高生もアリだとは思いますが、やっぱり彼女にはこういう路線を極めてもらいたいと思いますね。それから脇を固める曲者役者陣も、みんなイイ味出してます。しかし、板尾創路がお笑い芸人だった(過去形??)なんて、若い人は知らんでしょうね(^^;?あと“シティボーイズ(大竹まこときたろう斉木しげる)奇跡の揃い踏み”も実現しております。この映画、なかなかに凄い!

 「ふきげんな過去」は、6月25日(土)~全国ロードショーです。たかが夏の冒険、されど…!女子高生と蘇った伯母が織り成すひと夏の“摩訶不思議アドベンチャー”をあなたも是非!映画館でご覧ください。

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by mori2fm | 2016-06-23 22:42 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(9) | Comments(1)
[葉室麟] ブログ村キーワード
 直木賞受賞の時代小説の映画化。「蜩ノ記」(東宝)。『日本映画の王道極めたり』と言いたくなるような、まさに“良作”でございます。

 城内で刃傷騒ぎを起こした檀野庄三郎(岡田准一)は、家老の温情で切腹を免れたものの、7年前に藩主の側室との不義密通の罪で10年後の切腹と家譜の編纂を命じられ、幽閉されている戸田秋谷(役所広司)の監視を命じられる。秋谷の切腹の期日まで寝食を共にし、家譜の編纂を手伝いながら秋谷の誠実な人柄を目の当たりにするうちに、庄三郎は秋谷に敬愛の念を抱き、次第にその無実を確信するようになる。やがて庄三郎は、秋谷が切腹を命じられる原因となった側室襲撃事件の裏に隠された、もう1人の側室の出自に関する重大な疑惑に辿り着く…。


 原作は葉室 麟さんによるベストセラー小説で、2012年 第146回直木賞受賞作。そしてこの映画を撮られたのは、小泉尭史監督故 黒澤明監督の愛弟子で、かつてはその再来とも呼ばれた小泉監督も、もはや“名匠”と呼ばれる域に達して来られたと思わせる演出表現力で、日本の美しい原風景に宿る日本人の崇高で美しい心を、スクリーンに描き出しています。決して派手な映像などではなく、本当に淡々とした…しかし心に深~く染み入ってくる映像です。

 主人公・秋谷の、死を受け入れた崇高な生き様。その秋谷の無実を信じつつも、運命を受け入れその最期の日まで、献身的に夫を支える妻・織江(原田美枝子)とが織り成す“夫婦の愛”。秋谷と、娘・薫(堀北真希)、息子・郁太郎(吉田晴登)とが織り成す“家族の愛”。そしてはじめは秋谷に不信を抱きつつも、その人柄に触れるにつれ秋谷を慕い、やがては人生の師と仰ぐようになる庄三郎との“師弟の愛”と、この映画ホントに気高い愛で満ち溢れています。

 今の世の中、失敗しても大概の事は謝れば済みます。最近は謝ることすらしない輩もおります。この映画が描いている武士の時代、責任の取り方は“切腹=死”でございました。そんな時代だったからこそ、人はひた向きに真剣に日々を生きていたんじゃないでしょうか?その気高い生き様が、加古隆 さんによる音楽と共に、本当に美しく描かれています。何となくもの悲しい昨今ですが、見終わった後に本当に心にじんわりと染み入ってくる日本映画の“良作”です。

 「蜩ノ記」は、ただいま公開中です。現代日本人が、ともすれば忘れがちな“日本人の生き様”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

映画『蜩ノ記(ひぐらしのき)』 - シネマトゥデイ

蜩ノ記〈ひぐらしのき〉@ぴあ映画生活



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by mori2fm | 2014-10-05 19:59 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(14) | Comments(1)
[変態仮面] ブログ村キーワード
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 週刊少年ジャンプに連載されていた、あんど慶周 原作コミックの実写映画化。「HK 変態仮面」(ティ・ジョイ)。う~ん、吾輩原作は知らんですわ(^^;。さすがにもおその頃(連載されてたのは1992年~93年)は、ジャンプ読んでませんでしたから。でもあの小栗旬クンが、原作の大ファンで映画化を熱望して実現したらしいんですよね。まあ、面白そうだわ。


 ドMの刑事(池田成志)と、SMの女王様(片瀬那奈)との間に生まれた色丞狂介(鈴木亮平)は、身体はデカイがからきし弱いくせに、正義感だけは人一倍強い高校生。或る日、同じクラスに転校してきた愛子(清水富美加)に一目ぼれした狂介は、その帰り道に人質立て篭もり事件の現場に遭遇。その事件に愛子が巻き込まれていることを知った狂介は、愛子を救出せんと現場に潜入。何か覆面を被って犯人たちと対峙しようと考えた狂介は、誤ってパンティを被ってしまう。すると、狂介の肉体に驚くべき変化が…。


 いやあ~、面白かった!面白かった!よ~出来た“究極変態おバカム~ビ~”ですわ(褒めてますよ~、最上級に!)。オープニングの“マーベルもどき”の映像から、吾輩ず~っと笑いッ放しでございました。
 狂介を演じた鈴木亮平氏のなりきりっぷりは見事!の一言に尽きます。こういうキャラは、ホントひいちゃうと終わりなんですが、彼は全身全霊大真面目に演りきっています。おバカ映画にも関わらず、本格的に肉体を鍛え上げ、原作のイメージ通りの身体に仕上げてくる(そう、あの身体は“CG”ではございません(^^;!)なんぞ、役者魂全開ですね。聞けばこの役は、小栗旬クン自らが演じたかったそうなんですが、流石にその後の芸能活動への影響を考慮して(何せ、イメージが…(^^;)、泣く泣く断念するに至ったんだそうです(ちなみに今回彼は、“脚本協力”という立場でクレジットされています)。そして代わりと言うわけでは無いんでしょうが、友人でもある鈴木亮平氏を推薦したということだそうです。この起用は大当たりでしたわ。キャラぴったり。でも吾輩個人的には、オグシュン版の変態仮面も見てみたかったですね~。想像してみてください。彼が“おいなりさん”を強調したあのコスチュームで、スクリーンに立つ雄姿を…(^^;。
 ヒロイン愛子を演じた清水富美加ちゃんは、正に等身大の女子高生を演じてますので、違和感などあるわけないのですが、鈴木氏は今年30歳で既に妻子持ち(!)。それでも高校生役にそんなに違和感は感じられませんでした。まあ、この手の映画でそんなことに拘ってたら、楽しめませんわねホントに。
 
 鈴木氏のなりきりっぷりを、絶賛させていただきましたが、この映画で吾輩が最も称賛させていただきたいのは、“ヤスケン”こと安田顕 サマでございます!彼が演じた“ニセ変態仮面”は、ホンモノの変態仮面に比して、特に肉体も鍛え上げられておらず、パンティを被った顔面もディフォルメされずにそのまんま…。すなわちヘニャヘニャのオッサンボディに、ただパンティを被っているという、見た目まさにモノホンの、まんま“変態”なわけですよ。この辺りの解説(どちらがより“変態”であるか…(^^;)については、作中でも延々と展開されますので、それはそれとして、吾輩がスゴイ!と思ったのは、そのカッコで東京都内の繁華街(あれ渋谷ですかね?)を走り回った安田さんのプロ役者根性です。そりゃ撮影とは周りの人も気付くと思いますが、あの変態ルックですよ!絶対抵抗あるでしょ!それでもそのカッコで、街中駆けづり回ってるシーンには、もお吾輩前後のシーンは一切無視して、ただただ大爆笑させていただきました!いやあホントに『ヤスケン、すげ~!最高~!!』


 「HK 変態仮面」は、ただいま全国公開中です。え?この内容で、レイティング無し??そりゃ~スゴイ!老若男女、誰でもご覧になれる“究極変態おバカム~ビ~”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。だって、あの“おいなりさん”の迫力は、やっぱり大スクリーンでないと…(^^;。


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by mori2fm | 2013-04-17 12:30 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(19) | Comments(2)
[プラチナデータ] ブログ村キーワード
 東野圭吾 氏 原作小説の映画化。「プラチナデータ」(東宝)。そのうち実現しそうな犯罪撲滅システムを主題に、追いつ追われつのスリリングな逃亡劇を、嵐の二宮和也豊川悦司の競演で魅せてくれます。


 そう遠くない将来の日本。全国民のDNAデータ=“プラチナデータ”を基にした犯罪捜査が可能になり、“検挙率100%、冤罪率0%”の社会が実現しようとしていた。警察庁の特殊解析研究所所属の天才科学者・神楽龍平(二宮和也)は、自身が開発に深く携わったDNA捜査システムを使って、同僚の白鳥里沙(杏)達と共に事件を解決してきた。しかし、システム上で該当しない容疑者による連続殺人事件が発生。捜査が難航する中、システムの共同開発者で、天才数学者の蓼科早樹(水原希子)までもが殺害されてしまう。そして現場に残されていた証拠をDNAシステムで解析したところ、犯人は神楽であるという結果が導き出されてしまう。まったく身に覚えが無い神楽は、真実を突き止めるべく、解析結果の消去を試みた後に逃亡。その神楽を、警視庁捜査一課の刑事・浅間玲司(豊川悦司)が追う。果たして、神楽は本当に犯人なのか?事件の真相は…?


 吾輩は、相変わらずの“原作未読”でございますが、事前に話を聞いた時に『う~ん、何か「マイノリティ・リポート」みたいな感じやな~』って思ってしまいました。即ち…主人公は、新しい犯罪捜査システムの運営者→そのシステムによって、事件を幾つも解決→ところが或る日突然、システムによって自分が容疑者に特定されてしまう→で、逃げる(オイ!(^^;)…。まあ「マイノリティ…」の方は、犯罪が起こる前に犯人を特定するというシステムで、本作は犯罪が起こってから犯人を特定するという違いはございます…が!どちらの場合も、それまではシステムに絶大な自信を持ち、他者の意見など鼻にもかけないくらいに自信満々でエラソ~にしてた奴が、そのシステムにいざ自分がご指名(?)されちゃった途端、『俺は、やってねえ~!』とか言って逃亡する…、何と無責任!無節操!エエ加減にしいや~!!あ、そんなお話です(^^;。
 CMなんかでも、逃亡シーンの映像が出たりしていますが、この映画に出てくる追跡システムが凄いんですよ!街中のいたる所にカメラが設置されてまして、少し歩いただけでも簡単に発見されてしまうんです。あんなシステムからは逃げられへんわ!って思ってたんですが、実際に捕まえに行く刑事たちの能力は、大したことございませんで、逃亡する神楽をホント目の前まで追い込みながら、テンコ盛りの警官たちがアッサリと逃げられてしまう…。オイオイ!どんだけ無能なのさ(^^;!あんなん普通に逃げられたらアカンで。一体何人掛かりで追っ掛けて、逃げられとるねんな。いやあ、あれはありえん!あんなことしてたらアカン(^^;。

 嵐の中でも、やんちゃキャラ担当の二宮クン。本作では、そのチョット横柄な感じがする部分が誇張されたようなキャラ=“神楽”を存分に演じています。最初のうちは、まさに絵に描いたような“イヤな奴”なんでございます。このキャラの裏には、実は物語の根幹に関わるある秘密が隠されていまして、それが明かされてから見せる彼の演じ分けは、この映画の見所の一つでございます。実はこの核心部分、結構あちこちで既にあっさりとネタバレされてるんですが、吾輩的にはあんまり言わない方がイイのにな~と、思いましたのでここでは触れません。あと、現場叩き上げの刑事を演じるトヨエツ兄さんの“男を魅せる演技力”には、男の吾輩も惚れてしまいそうでございました。歳と共に滲み出てくる“男臭さ”。いやあ、魅力的ですわ(吾輩決して、ソッチ系の趣味はございません!)。そして物語のキーパーソンでもある大学教授の役を、鈴木保奈美さんが演じておられますが、吾輩このキャスティングだけは見ていて少々“??”でした。保奈美さんが演じた役柄は、原作では男性だったんだそうです。で、映画化に際し変更したのは、“DNA=生命の起源”そして全ての生命を生み出すのは母=女性という観点からなんだそうですが、狙いはわかるんですけど、その割には少々インパクト不足かな?と。だって作中この人、あ~んなことやこ~んなことをやらかしちゃうんですけど『どう考えてもあんたにそれは出来んやろう??』という風に思えてしまったモンで(説得力なし!)、保奈美さんが悪いわけではございませんが、何かミスキャストだったような気がします。

 大友啓史監督の演出は、今ノリにノッているって感じで見ていて本当にワクワクさせられます。この方、もともとNHKの局員さんだったんですよね?「ハゲタカ」「るろうに剣心」に次いで、本作が監督3作目。何と、ワーナー・ブラザースとは既に3本作る契約をされてるそうで、「るろ剣」がその1本目だったんだそうです。あと2本、どんな映画を見せてくれるのか楽しみですね。そして何より原作者の東野圭吾氏!あんた一体どんだけ書いてるの?何でそんなに書けるの?そして何でそんなに売れるの(^^;?もお凄いですね。本作が映画化11本目(国内作のみ)で、夏にはまたガリレオシリーズの「真夏の方程式」ってのもやってきますし、まだまだこの方の“春”も続きそうですね。いよ!勝ち組!凄い(^^;!


 「プラチナデータ」は、明日3月16日(土)~ 全国ロードショーです。完璧なシステムの裏側に仕組まれた陰謀=“真のプラチナデータ”を、あなたも是非!映画館で目撃してください。

~追記~
 しっかし杏ちゃんは、やっぱり背が高いですね~!ニノと並んじゃうと、もおホントに…(爆)。

YouTubeで、語っております!



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by mori2fm | 2013-03-15 21:52 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(33) | Comments(0)
[海猿] ブログ村キーワード
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 そんなわけで、すっかり放置プレイ状態だった当ブログ、久々の復活!で、復活つながりってわけではないですが、こちらもシリーズ復活の最新作「BRAVE HEARTS 海猿」(東宝)。う~ん、やっぱり前作で終わりやなかったんやね~(^^;。


 天然ガスプラント“レガリア”の事故から2年。海上保安官・仙崎大輔(伊藤英明)は、バディである吉岡(佐藤隆太)と共に難関をくぐり抜け、海上保安庁トップレベルの精鋭たちで構成される“特殊救難隊=特救隊”の一員となっていた。第2子を妊娠中の妻・環菜(加藤あい)と長男・大洋の家族を心の支えに、救援任務に従事し、充実した日々を過ごしていた。『要救助者全員を救いたい』という思いを胸に、現場へ出動する大輔。そんな大輔を、『レスキューに必要なものは、スキルと冷静な判断』と言い切る副隊長の嶋(伊原剛志)は、甘いと非難する。理想と現実の間で葛藤する大輔。そんななか、羽田に向かっていたジャンボジェット機で、エンジントラブルが発生。重大なアクシデントに見舞われた機は、村松機長(平山浩行)の懸命の操縦で、辛うじて飛行を維持していた。洋上への万が一の墜落に備えて、出動する特救隊。その機には、吉岡の恋人である美香(仲 里依紗)がCAとして乗務していた…。


 映画としては、シリーズ4作目(連ドラも含めると5作目になるんですが)となる本作では、何と原作コミックで最大のエピソードとして描かれている“ジャンボジェット機の海上着水”を実写映像化しております。そう、皆さんもうすっかりお忘れかも知れませんが、もともと「海猿」は人気コミックが原作として存在しておったのです。それが映画化され、シリーズ化を重ねる毎に、原作とは掛け離れたシチュエーションの元に、ストーリーが展開していくようになっておりました(だって原作には、環菜も吉岡も出てきませんから!)。ヒットしたとは言え、前作を見たあたりで吾輩的には『う~ん、何かパワーがダウンしてるような…、かなり無理して引っ張ってないか??そろそろ潮時かな~。』とか思っちゃったりしてました(まあタイトルで「LAST…」って、堂々と謳ってましたしね)。ところがここへ来て、まさかの原点回帰!聞けば製作陣は、『“ジャンボジェット機海上着水”を描かずしてシリーズを終わらせてイイのか?!』という思いから、続編の製作に踏み切ったそうです。正直『またやるの?』って思ってた吾輩も、こりゃ見に行かなアカン!と思い、ワクドキで見てまいりました。結果…、これはホントにシリーズ起死回生の1本に仕上がっています。いやシリーズの最高傑作であると言っても過言ではないでしょう。原作とは異なるシチュエーションではありますが、見事にジャンボ機の海上着水を再現してますし、その前後の人間ドラマも非常に丁寧に描き込まれています。何より前作で影を潜めてしまっていた、このシリーズ特有(?)の“ツッコミを入れさせない、アツい勢いで黙らせるグイグイ引っ張る演出”が見事に復活しておりまして、吾輩もスクリーンにグイグイ引きこまれてしまいました。ホント言うと、少々ツッコミたいところもありましたが、それも勢いにヤラれちゃいました。いやいや、羽住カントクお見事でございます!

 これだけシリーズが続くと、キャストも心得たモンです。伊藤英明クンにとってはホントに人生最大の当たり役と言っても過言ではない仙崎大輔というキャラクターを、今回も存分に演じきっています。加藤あいチャンとの夫婦愛は、益々深まってます…羨ましい(^^;!!また佐藤隆太クンも、相変わらずイイ味出してくれてます。今回恋人役の仲 里依紗ちゃんとは、以前のこの映画では“兄妹”役だったんですよね。この辺り、キャスティングの妙として何か、面白かったですわ。あと下川さ~ん(時任三郎)アンタ出てくる度に偉くなっておられますが、一体どこまで出世しなさるの(^^;?


 ジャンボ機を救うために、海保だけじゃなく、警察、消防、赤十字などあらゆるプロフェッショナル達が任務に奔走します。それでも足りない“手”を補う存在として、民間の人たちが自らの意思で協力していく様が、感動的に描かれています。この映画のベーシックなところには、大震災という未曾有の危機に直面したこの国が立ち直っていく上で、やはり皆が力を合わせていくことがとても大事なのだ…。そういった思いを込めて撮り上げられていると吾輩は見ていて感じました。今の日本で、是非たくさんの人たちに見てもらいたい映画ですね。うん、ホント熱いです。


 「BRAVE HEARTS 海猿」は、7月13日(金)~全国ロードショーです。『命をかけて、命を救う-』極限の救難現場を舞台に繰り広げられる、アツいアツい人間ドラマをあなたも是非!映画館でご覧ください。そしてシリーズは…、まだまだ続くよ(多分(^^;)!!


~追記~
 そうは言ってもやっぱりツッこまずにはおれんのですが…(^^;、ジャンボジェットって、片翼のエンジンだけで、あんなに飛んでられるモンなんですか?これはツッコミというより、素朴な疑問なんですが…。
~追記②~
 今回は“3D”ではございません。でもそれが良かったような気がします。前作は暗かったもんな~、画面が…。


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by mori2fm | 2012-07-09 23:03 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(35) | Comments(6)
[はやぶさ] ブログ村キーワード
 日本中を感動の渦に巻き込んだ、あの小惑星探査機帰還のニュースを映画化。「はやぶさ/HAYABUSA」(20世紀フォックス映画)。競作ブームの先陣を切っての公開です。さあスクリーンで、あの感動を再現できるか?


 古本屋でバイトをしながら論文を書いていた水沢恵(竹内結子)は、かつて講演を聞きに行き、質問をぶつけた“宇宙科学研究所”の的場室長(西田敏行)からスカウトされ、研究生として小惑星探査機のプロジェクトで働き始める。このプロジェクトの内容は、探査機を小惑星に着陸させ、サンプルを回収して地球へ帰還させるという世界初の試みだった。2003年5月9日、恵や多くの人たちが見守る中、“はやぶさ”と名付けられた探査機は、“イトカワ”と命名された小惑星に向けて打ち上げられる。この日から、“はやぶさ”とプロジェクト・クルー達の、誰も予期しなかった長く険しい航海の日々が始まった…。


 もちろん実話がベースになっておりますが、登場人物は実在の人物をモデルにした、架空の人物に置き換えられています。西田敏行さん演じる“的場泰弘”のモデルは的川泰宣 氏髙嶋政宏さん演じるカメラチームのリーダー“坂上健一”のモデルは齋藤 潤 氏山本耕史さん演じるサンプル回収機の責任者・“田嶋学”のモデルは矢野 創 氏鶴見辰吾さん演じるイオンエンジンの責任者・“喜多修”のモデルは國中 均 氏。そして佐野史郎さん演じるプロジェクトマネージャー“川渕幸一”のモデルは川口潤一郎 氏(凄く似てます!)。所謂“セミドキュメンタリー映画”の体をとっています。そして竹内結子さん演じる“水沢恵”に至っては、JAXAに実在する、複数の女性スタッフをミックスして造形されたんだそうです。う~ん、何で実名では出来ないんでしょうね?やはりまだ最近の出来事なので、あまりにリアルすぎるからなんでしょうか?スミマセン、この辺の事情吾輩知らないもんで…。
 でも、人物は架空でも映画で描かれていることは、実際に起こっていたということで、これを見ますと本当に『日本の科学力は凄い!日本人は素晴らしい!!日本に生まれて良かった(泣)!』って思いに胸が熱くなりました。打上げまでの紆余曲折…予算の折衝や、コスト内で如何に正確な機材を完成させられるか?更には、打上げで影響を受ける漁業関係者との折衝etc,etc、『あんなことまでやらなアカンのか?』ってのを、今回初めて知りました…や、打ち上げてからの様々なトラブル。果ては遥か遠い宇宙空間で「ロスト(見失う)」寸前の状態に追い込まれながらも、何度も何度もその苦難をスタッフの知力を結集して乗り越え、当初の帰還予定日を大幅に超えても尚、満身創痍の機体で地球に辿り着き、オーストラリアの空で燃え尽きた“はやぶさ”。吾輩、実際のニュース映像は生で見られなかったのですが、当時このニュースに触れて、無性に感動したことを憶えております。映画でもその感動がスクリーンに存分に甦ってきます。誰ということなく呟く『お帰り!』という言葉が、とても優しく熱く胸に響きます。クライマックスは本当に感動シーンなのですが、そこまでに至る経過は、前述したように比較的淡々と事実が描かれていて(それでも、何度も『絶体絶命!』『危機一髪!』ってシーンはありますが)、その辺りの描写には観ていて好感が持てました。監督が堤幸彦さんだと聞いて、『いやあ「トリック」みたいなノリで撮られてないかな~?』って、チョット心配になってたのですが(失礼!)杞憂でございました。スミマセンm(_ _)m。

 ただ最初にも書いたように、この“はやぶさの帰還”を扱った映画は競作となっておりまして、来春までに東映が作る「はやぶさ 遥かなる帰還」と、松竹が作る「おかえり、はやぶさ」ってのが、相次いで公開されます。これらを見比べるってわけではないのですが、そうやって観て初めてこの映画のポジションがわかるような気がします。まあ東映版は、今やハリウッド・スターのケン・ワタナベを主演として前面に出してくるようですし、松竹版の方は何と“3D”なんだそうです。そういう点からすると、西田さんをはじめとするキャストの面々が、宇宙をテーマとした映画にも関わらず(?)、非常に人情味溢れるドラマを見せてくれた本作が、一番良心的な映画に仕上がっているような気がしないでもないのですが…(あくまでも、吾輩の勝手な推測ですよ!)。

 ハリウッド映画によく出てくるNASAの管制室なんかは、天井が非常に高くて、超大型のモニタースクリーンや最新鋭のコンピューターが、ずらりと並んでいますが、本作で描かれているJAXAの管制室は、どこにでもありそうなオフィスのような広さで、見た目ごく普通のデスクトップPC(そりゃ、中身は最新鋭のモノだとは思いますが…)で、“はやぶさ”への指令を送っているんですよ!このあたりを見ても『日本の技術力は凄い!』って、何か誇らしかったですね。でも、これ観たら思いましたね。 『もっと予算UPしてあげて~!』って(^^;。

 何度も何度も危機に陥りながらも、奇跡の生還を果たした“はやぶさ”。その姿は、いま『何でやねん?』って思えるくらいに、災難続きの我が国の姿にダブって見えます。理不尽なことは、この世の中にイッパイあるけれど、あきらめずにくじけず進めば必ず希望に辿り着ける…。この映画を観終わった後、そんな思いに駆られました。『さあ、がんばろう!ニッポン!!』


 「はやぶさ/HAYABUSA」は、10月1日(土)~全国ロードショー公開です。7年間、60億キロにも及ぶ宇宙の旅を見つめ、支え続けた人々の感動のドラマをあなたも是非!映画館でご覧下さい。


~追記~
 劇中で、水沢恵が紹介する「はやぶさ君の冒険日誌」は、JAXAのHPで公開されています。こちらを→click!


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by mori2fm | 2011-09-22 23:13 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(48) | Comments(4)
[星守る犬] ブログ村キーワード
 「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2009 「泣けた本ランキング」第1位&「読者が選ぶプラチナ本」第1位ダブル受賞の、村上たかし 原作コミックの映画化。「星守る犬」(東宝)。原作は確かに“大人が泣ける本”でした。さあ、映画も泣けますでしょうか?


 北海道の、とあるキャンプ場の外れに放置されたワゴン車から、死後半年ほど経過した中年男性と思われる身元不明の白骨死体と、死後間もない犬の死体が発見される。遺体発見現場に立ち会った市役所職員・奥津(玉山鉄二)は、そこで拾ったレシートから、男性と犬が一月ほど掛けて、東京から北上してきたことを知る。彼等の身元を調べるべく、単身東京へ向かった奥津は、偶然知り合った旭川出身の少女・有希(川島海荷)と行動を共にする破目になる。そして2人は、男性=“おとうさん”(西田敏行)と、愛犬=“ハッピー”の“最後の旅”の足取りを辿ることに…。


 原作は、シンプルなお話しでした。『おとうさんとハッピーが旅をして、いろんな事に遭遇して、やがて人知れず寂しく、でも幸せな最期の瞬間を迎える』って感じの。で、吾輩も読んで泣きました。号泣とまではいきませんでしたが(何せ、村上たかし氏の絵を見てると、吾輩どうしても「ナマケモノが見てた」を思い出してしまうモンで…(^^;)。このシンプルなストーリーをそのまま映画化してくれれば良かったのに、何故かこの映画には、余計な枝葉が付いておりまして、あろうことかそれが映画の構成要素の、非常に大きな部分を占めるという結果になってしまっておるのです。で、その結果がイイ方向に向いていれば良いのですが、吾輩的には逆効果としか思えない、何ともスッキリしない残念な結果に終わってしまいました。批判されること覚悟でハッキリ申し上げますと、『玉鉄と海荷ちゃん、要らんわ~!』だってこの2人、本筋に何の関係も無いでしょう?それなのに、この2人のサイドストーリーまで話しを膨らませて、しかもそれがムリからに泣かせてやろうって、魂胆ミエミエの内容でしたから何とも興ざめでした。おとうさんとハッピーの足跡を、そのまま映画として撮ってくれれば素直に感動できたと思うのですが、その足跡を辿ると言う“語り部”的な2人を登場させたことによって、スクリーンに映し出される“おとうさんとハッピーの旅”が、2人(主に玉鉄演じる、奥津)の“想像の産物”であるという受け取り方しか吾輩には出来ませんでした。本当にあまりにも残念です。
 原作では南へ向かうおとうさんとハッピーが、何故か映画では東北地方を通り、北海道(北)へ向かうのですが、これについての明確な説明もなく(結果として震災で津波被害に遭う前の、美しい東北地方の沿岸部のロケーションが撮影できたのは、幸いでしたが)、更には離婚した元妻(岸本加世子)と娘のその後の生活を、あそこまで踏み込んで描いたのならば、おとうさんが無縁仏になってしまう展開なんて、吾輩的には許されない(だって、おとうさん何にも悪くない…)ですし、ハッピーが最後にキャンプ場で人間から受ける仕打ちも、シーンとしてあまりにもあざとい(奥津の妄想のような描かれ方になってるので)ような気がしました。う~ん、かえすがえすも残念です。素材がイイだけに、何でこんなになっちゃったのか?もおホントにホントに残念です!

 随分と批判めいたことを書きましたが、おとうさんとハッピーのシーンに限って言えば、本当に素晴らしい幸せな“道行き”が描かれています。特に犬好きな方なんかがご覧になったら、もお堪らんのじゃないでしょうか?吾輩もヤラレちゃいました。ハッピーの、健気で一生懸命なところに…。もお、堪らん!

 「星守る犬」は、ただいま全国ロードショー公開中です。中年男性と愛犬の可笑しくも切ない“最期の旅”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。


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by mori2fm | 2011-06-21 21:47 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(19) | Comments(0)
[阪急電車片道15分の奇跡] ブログ村キーワード
 有川浩原作のベストセラー小説の映画化。「阪急電車 片道15分の奇跡」(東宝)。関西の一私鉄の会社名が、そのままタイトルの映画が公開されるなんて、吾輩考えたこともありませんでした。それも普段、吾輩が使っている“阪急電車”でございますよ!あ、吾輩が乗ってるのは、この映画の舞台となった“今津線”ではなく、“京都線”なんですけどね(^^;。


 OLの翔子(中谷美紀)は、後輩に婚約者を寝取られた挙句、妊娠した後輩と共に婚約者から別れ話を切り出される。ささやかな復讐として翔子は、その2人の披露宴に花嫁と見紛うばかりの白いドレスを着て出席。その帰路、ドレスに引き出物を持ったまま阪急電車に乗り込んだ翔子に、孫娘の亜美(芦田愛菜)を連れた老婦人・時江(宮本信子)が声を掛ける。その様子を同じ車内で見ていた女子大生・ミサ(戸田恵梨香)は、些細なことから彼氏(小柳友)と口論になり、キレた彼氏はミサをホームに残し立ち去ってしまう。それを見ていた時江はミサを介抱し、『くだらない男ね』と、別れることを勧める…。


 紹介した以外にも4つほどのエピソード絡み合い、主要な登場人物だけでも、あと5~6人がキャスティングされている(南 果歩谷村美月勝地 涼玉山鉄二etc,etc…)所謂オムニバス物(?)です。片道15分の“阪急電車今津線”の上りと下りの合わせて30分が、映画の主な舞台となっておりますが、映画そのものの上映時間は119分…。『駅と駅の間が長すぎる~!』って、ツッコミいれちゃいました(いや、実際には電車以外のシーンもあるんですが、それでも一駅の間にそんなにイッパイの台詞はしゃべれんて…(^^;)が、何ともほのぼのとしたハートウォーミングなドラマに仕上がっています。吾輩は特に谷村美月ちゃんと勝地 涼クンが演じた、大学生の恋物語が一番楽しめました。
 関西が舞台ってことで、心配していた関西弁も、違和感なく自然に聞こえました(何故か中谷美紀は、標準語…)し、日常の光景を上手く演出されていると思います。但し、作中に出てくるあんなオバちゃんたちが、関西人のデフォルトだと思われると、少々困りますが…(アレに近いのは、いるか…(^^;)。

 前述したように、吾輩は阪急利用者ですから、あの“マルーン色”(って、言うんだよ!)した車両の走る姿が映っただけで、何か無性に嬉しかったんですが、舞台となった今津線を普段から利用されている方なんかは、『あ!あの店が映った!』とか『あ!あの道いつも歩いてるわ!!』てな感じでそれこそ狂喜乱舞の世界なんじゃないでしょうか?しかしこの空気、はたして全国の皆さんに伝わるのでしょうか??地元民だけに何か心配…。


 「阪急電車 片道15分の奇跡」は、ただいま全国ロードショー公開中です。関西の一ローカル線で起こる、人情味溢れるほのぼの話をあなたも是非!映画館でご覧下さい。

~追記~
 芦田愛菜チャンの芸達者ぶりには、今回も脱帽いたしましたが、もう1人小学生の翔子ちゃん役で出演している女の子がいるのですが、この子についての記述がポスターやプレスに一切載ってないんですよ!ポスター、チラシには写真も出てるのに…。う~ん、何ていう子なのでしょう?何かこの扱いは、かわいそう…(哀)。

~追記②~
 吾輩の知人が、、この映画を観に行こうとして、映画館と間違えて駅へやって来てしまった(なんでやねん??)オバちゃんの一団と神戸・三宮駅で遭遇したらしい…。曰く『いやあ、ここ映画館とちゃうやん!駅やんか!!』ですと(^^;!そりゃ掛かってる看板はどちらも“阪急電車”やろうけどさ…。オイ!大丈夫か??

~追記③~
 主題歌はaiko!もお、テッパンですな!!

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by mori2fm | 2011-05-09 00:31 | 映画評 日本映画 は行 | Trackback(50) | Comments(4)

我が娘にそっくりな“かぁたん” (from「カッパの飼い方」)


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