カテゴリ:映画評 日本映画 ま行( 14 )

「味園ユニバース」大阪だぜ!

[味園ユニバース] ブログ村キーワード
 「リンダ リンダ リンダ」「苦役列車」山下敦弘監督、最新作。「味園ユニバース」(GAGA)。タイトルの「味園ユニバース」とは、大阪千日前…通称“ウラなんば”にある歓楽ビルの名前で、関西にお住まいの方でしたら、かつて深夜にテレビで流れていたローカルCMで、その存在をご存知の方もおられると思いますが、知る人ぞ知る大阪の濃い~文化を象徴するようなビルなんです。映画はこの界隈を舞台に、歌うこと以外の記憶をすべてなくしてしまった男と、ある出来事が原因で時が止まってしまったままの日々を、懸命に生きている少女との喪失と再生の物語を描いています。

  バンド“赤犬”の野外コンサート会場である公園に現れた、傷だらけの男(渋谷すばる)。突然ボーカルからマイクを奪い、和田アキ子の「古い日記」を圧巻の歌唱力で歌ったかと思うとそのまま気絶してしまう。歌うこと以外の記憶を全て無くしている、この男に興味を持った赤犬のマネージャー・かすみ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、祖父と暮す自分の家に共に住まわせ、赤犬のボーカルに迎えようとする…。
 
 主人公・ポチ男を演じるのは、今回映画単独初主演を飾る関ジャニ∞のメインボーカリスト、渋谷すばる。彼の魂の底から響いてくるような迫真の“ボーカル力”が、この映画をただの“ジャニーズタレントのアイドル映画”ではない、明るくも骨太な1本に仕上げています。それを受けるかすみ役に二階堂ふみ。今や日本映画に欠かせない、誰もが認める若手演技派女優No.1の彼女が、関西弁というアウェーのハンデも物ともせず、ポチ男と接することで段々と過去の呪縛から解放されていく様をイキイキと演じています。
 
 “大阪”と“音楽”の融合とも言えるこの映画には、大阪を拠点に活動して20年になる“赤犬”というバンドが、彼等自身(=himseif)の役で登場します。そして『これぞ大阪でっせ~!』と言いたくなるような歌の数々を披露してくれます。恐らくこの辺りのセンス、感覚は大阪以外の人達にはわからないような気がします。同じ関西圏である京都在住の吾輩も、若干ひき気味でしたので…(爆)。

 作中でポチ男が歌う「ココロオドレバ」そしてエンディングで流れる主題歌「記憶」が渋谷すばる初のソロシングルとしてリリースされたのも話題でございます。


 「味園ユニバース」は、ただ今全国公開中です。歌うことで過去と決別して、未来をつかもうとする男の生き様を、あなたも是非!ご覧になってください。

 映画『味園ユニバース』 - シネマトゥデイ

 ・味園ユニバース@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2015-02-22 23:28 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(11) | Comments(0)

「舞妓はレディ」ダジャレです…(^^;。

[舞妓はレディ] ブログ村キーワード
 
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 周防正行 監督 最新作 「舞妓はレディ」(東宝)。全編是、京都がテンコ盛りの映画でございます。


 京都“下八軒”。現役の舞妓が1人しかいないという悩みを抱える、この小さな花街のお茶屋“万寿楽(ばんすらく)”に、或る日1人の少女・春子(上白石萌音)がやって来て『舞妓さんにしてくいやはんどかい(お願いですから、舞妓さんにしてください)』と告げる。突然の来訪に女将の千春(富司純子)は面食らうが、そこにたまたま居合わせた言語学者の京野(長谷川博己)は、鹿児島弁と津軽弁がミックスされた春子の言葉に興味を持ち、呉服屋の社長・北野(岸辺一徳)と、『春子を京ことばが話せる一人前の舞妓にする』という賭けをすることに。かくして春子の舞妓への修行の日々がはじまる。『おおきに』『すんまへん』『おたのもうします』京ことばが飛び交う下八軒、なかなか訛りの抜けない春子は、それでも懸命に舞妓になろうと日々修行に打ち込む。なぜそこまでして春子は舞妓になりたいのか?それには春子自身の出自が関わっていた…。

大学教授と資産家が、田舎娘を上品なレディにすることで賭けをする…、そうこの映画のタイトルはオードリー・ヘプバーン主演の「マイ・フェア・レディ」のもじり、ダジャレです(^^;。
 “花街”と書いて「かがい」と読む、美しい女性が集まる街という意味から出来上がった言葉。現在京都には「祇園甲部」「宮川町」「先斗町」「上七軒」「祇園東」という「五花街」がありますが、今回映画の舞台となる「下八軒」は、四条通と五条通の間にあるとされるあくまでも“架空”の花街です。

 
 周防監督の直近の作品、「それでもボクはやってない」「終の信託」などとは明らかにテイストが違い、非常に明るくて楽しい映画に仕上がっています。それもそのはずで、本来周防監督はこの映画を「ファンシィダンス」「シコふんじゃった。」という初期の傑作2作の次に撮りたかった(要するに「Shall we ダンス?」の前!)んだそうで、今回約20年越しの企画実現となったわけです。そして周防監督に『この子がいたから映画が撮れた』と言わしめたのが、オーディションの末に主演を射止めた上白石萌音ちゃん。初々しさと度胸の据わった演技で、輝いています。素晴らしい新星女優さんの誕生ですよ!そんな彼女を中心に長谷川博己、富司純子、岸辺一徳、田畑智子高嶋政宏そして周防作品ではお馴染みの渡辺えり竹中直人に監督夫人の草刈民代といった面々がスクリーン狭しと歌い踊ります。そう、この映画は何とミュージカル仕立て。しかも全編ミュージカルではございませんので、前後何の脈絡もなくいきなり歌いだすシーンが多々ありますので、驚かれませんように。

 ただ楽しくてハッピーなだけではなく、『舞妓のなり手が少ない』といった現実の花街が直面している問題も、キチンと描いています。結構勘違いされている方も多いようですが、京都出身の舞妓さんなんて殆どおられません。大半が他府県地方出身の人たちです。あと『いちげんさん、お断り』という言葉もよく聞きますが、これは決して高飛車に、京ことばでいう“いけず”で言っているのではなく、ちゃんとした意味があるんだということも、映画の中で語られています。京都人の端くれである吾輩も、これは知りませんでした。勉強になります(^^;。

 吾輩の一押しは、富司さんの京都弁です!もお完璧、とっても優しくて、何か包まれるような感じがしました。目を閉じて聞いてると何故か泣けてきてしまいました。いやあ、もお素晴らしい!これを聞きに行くだけでも、この映画は見に行く価値がございますよ!


 「舞妓はレディ」は、本日より全国ロードショーです。京都を舞台に繰り広げられる“和風シンデレラストーリー”あんど“舞妓えんたあていんめんと”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。そしてその後は…、『そうだ、京都行こう!!(^^;』

 吾輩、Youtubeで語っております!




映画『舞妓はレディ』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2014-09-13 19:28 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(26) | Comments(2)

「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」ジャニーズ、マッパ(^^;!

[土竜の唄潜入捜査官REIJI] ブログ村キーワード
 “監督・三池崇史、脚本・宮藤官九郎、主演・生田斗馬何とも豪華なラインナップ!「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」(東宝)。まあ、今この並びで面白くないわけがないわな~。お、ハードル高いな(^^;。


 正義感は人一倍強いが、月間の始末書枚数ワースト記録を樹立してしまうなど、超問題児の巡査・菊川玲二(生田斗馬)は、或る日突然署長の酒見(吹越 満)からクビ…と同時に潜入捜査官、通称<モグラ>となることを命じられる。玲二に与えられた任務は『武闘派暴力団・数寄屋会に潜入し、合成麻薬の流通ルートを暴き会長の轟周宝(岩城滉一)を挙げろ』という過酷なモノだった。養成係の赤桐(遠藤憲一)による厳しい(?)訓練を経て、麻薬取締官・福澄(皆川猿時)による最終試験に合格した玲二は、晴れて<モグラ>となり数寄屋会が取り仕切る闇カジノへ潜入する。そこで数寄屋会傘下の阿湖義組・若頭“クレイジーパピヨン”こと日浦匡也(堤 真一)と出会った玲二は、何故か日浦に気に入られあろうことか義兄弟の契りを結ぶことに…。


 高橋のぼる 氏による原作コミックは、現在ビッグコミックスピリッツに連載中で、単行本も39巻まで発売中という、人気ぶり。但し吾輩スピリッツは毎号読んでおるのですが(すみません、あくまで“立ち読み”ですm(_ _)m)、この「土竜の唄」については正直スルーしちゃってました(^^;。いや単純に吾輩的にあんまり好きになれん絵柄だったモンで…。で、今回もほぼ予備知識のないままに見に行ったんですが、逆にこれがよかったかも!だってオープニングからいきなり生田斗馬のほぼマッパ&股間ドUP!映像が流れるんですよ!ウケた、爆笑!ハイ、掴みはOK!!これほぼ原作通りなんですよね。だから原作未読の吾輩的には、非常に新鮮な(?)気持ちで衝撃を受けちゃいました。いやあ、或る意味ここ最近では、最もインパクトのある映像だったのではないでしょうか?だってジャニーズでっせ、ジャニーズ(^^;!でも斗馬クンは今回ホントに体当たりだったそうで、その後の高速洗車機のシーンも、ほぼ全裸のままスタント無しでやっちゃったんだそうです。いやあスゴいですね~、って言うか少しは仕事選んでもいいような気もするんですが…(^^;。

 吾輩、原作ほぼ未読ではございますが、今回少しパラパラと読んでみますと、相当にハチャメチャな物語でございますな。その話を更にクドカンが脚本化したってんですから、もおどれだけハチャメチャかは想像できると思います。ええ、ハチャメチャのテンコ盛り。いや、もお想像の範囲を遥かに超えちゃってるかも知れません。そしてそれを三池カントクが大真面目に遊んで撮っちゃってます。もお盛りまくり(^^;。この相乗効果の恐ろしいこと!キャスティングからキャラ設定、そして画面の隅々までホントに“大人の真面目な遊び心”が溢れてます。 山田孝之上地雄輔岡村隆史と言った面々の『あんた、誰?』と言いたくなるほど、一見ではわからないくらいの役へのなり切りっぷりは見事でした。特に上地クンと岡村さんは特殊メークの上にキレまくりの芝居という、もお“イッちゃってるよ!感”が半端なくスクリーンから飛び出してきてました。三池カントクが『我々はモノマネ集団じゃない…』とTVで発言されてましたが、いやもお、原作を凌駕しちゃったんじゃない?と言ってもイイくらいに、皆キレキレでございましたよ。そして吹越さん、皆川さん、遠藤さんのオッサン3人による大真面目な“土竜の唄”の熱唱(?)シーンには笑わせていただきました。この辺りはクドカン・ワールド全開!ですね。あと紅一点・仲 里依紗 ちゃんの“エロカワ婦警”も、ハマってました(^^;。そして何といっても数寄屋会の四天王を演じる大杉 漣斉木しげる伊吹吾郎渡辺 哲の面々が魅せる“モノホンのコワモテ”の迫力は、この映画の特筆すべきアクセントになっていると思います。これは或る意味、“夢のキャスティング”ですよ(^^;。

 まあ見終わった後には、な~んも残りませんが(^^;、この手の映画はコレで良し!ですよ。何かラストは明らかに続編作るぞ!って示唆してる感がイッパイでした(原作もまだ連載中ですし)ので、この先も楽しみかなっと…。

 「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」は、ただいま全国好評上映中(え?「永遠の0」抜いちゃったの~(^^;?!)。生田斗馬クン渾身のマッパ!を、あなたも是非!映画館でご覧下さい(いや、それだけじゃないから…(^^;)。

 吾輩、Youtubeで語っております!



映画『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2014-02-19 14:01 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(13) | Comments(0)

「モテキ」吾輩にも来るのか(^^;??

[モテキ] ブログ村キーワード
 まさかのテレビ東京深夜ドラマ枠からの映画化!「モテキ」(東宝)ドラマにひき続き人生において突然、異性に持てる時期=“モテ期”が訪れた“低恋愛偏差値男”が巻き起こす、有り得ない“ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー”。大爆笑必至です!


 藤本幸世(森山未來)、31歳“セカンド童貞”。派遣社員だった2年前、人生史上初めて突如訪れた“モテ期”に、4人の女の子と恋愛模様を繰り広げるもすべて実らずに終了。因縁浅からぬ“墨さん”(リリー・フランキー)がCEOを務める、ニュースサイト“ナタリー”に半ばお情けで入社させてもらい、ライターとしての新生活を踏み出すものの、私生活では何の出会いも無かった。或る日幸世はTwitterを通して、趣味の話題などで盛り上がり意気投合した人物と会って飲む約束をする。相手が男だと思い込んでいた幸世の前に現れたのは、みゆき(長澤まさみ)という見た目ど真ん中タイプの美女。実際に会った2人は更にサブカル系の趣味のトークなどですっかり盛り上がり、その夜のうちにあろうことか幸世の部屋でキスまでしてしまう。再びの“モテ期”の到来を確信し、有頂天になる幸世。しかし大きな問題が1つ。みゆきには“彼氏”がいたのだった…。


 原作コミック→ドラマ化→んで、まさかの映画化!吾輩、原作は殆んど未読だったのですが、ドラマですっかりハマッちゃいまして、映画化のニュースを聞いたときには、狂喜乱舞いたしました。原作もドラマも1度完結しておりますので、今回の映画化に当たっては原作者の久保ミツロウ が、新たにオリジナルストーリーを書き起こしたんだそうです。そしてドラマに続いて演出を手掛けたのが“深夜ドラマ界の天才(と、吾輩は勝手に思っている(^^;)”大根 仁 氏!何と意外にも(?)、本作が映画監督としてのデビュー作になるんだそうですが、とても面白かったドラマの、更に上を行く“怪作”…もとい“快作”に撮り上げています。いやあ~、もお今思い出しても笑いがこみ上げてくるくらい、ホントに面白いんですわ!
 吾輩のようにドラマが好きだった人が見れば、モチロン面白いのですが、ドラマで幸世の“モテ期”を彩った4人の女の子たち…土井亜紀(野波麻帆)、中柴いつか(満島ひかり)、小宮山夏樹(松本莉緒)、林田尚子(菊池凛子)…は、今回映画の冒頭で幸世の脳内映像みたいな感じで、至極あっさりと紹介されるだけですので(それはそれで、残念なのですが(>_<)、原作&ドラマを知らない人が見ても充分に楽しめる内容になっております。そして映画で幸世の“モテ期”を彩るのは…長澤まさみ、麻生久美子仲 里依紗真木よう子…何なの、この超豪華な女優陣のラインナップ?!この4人がオープニングでハッピ着て神輿の前で踊る(基本的にドラマ版と同じですが、相当にver.Up!されてます)ってシーンがあるのですが、ま~皆さんのおみ足のキレ~なこと!もお、堪りません!!オープニング観に行くだけでも、映画館へ行く価値はあります!いやあ、もお最高(^^;!!
 …すみません、少々暴走してしまいまして。まあ女優陣4人と言っても、真木よう子さん演じる素子は幸世と恋愛絡みにはならないですし、仲 里依紗ちゃん演じる愛は、スポット参戦みたいな登場です。メインとして描かれているのは、幸世と長澤まさみチャン演じるみゆき(おお!まさかの「セカチュー」コンビ再演!)に、麻生久美子さん演じるOLるみ子が絡むと言った構図のストーリーなんですが、とにかくまさみチャンがカワイイの!そしてエロイの!吾輩の知る限り、本作は恐らく“長澤まさみ史上最もエロカワイイ映画”である!と、断言できます(^^;。趣味がバッチリ同じで、更には“巨乳”“美脚”“谷間”“ノーブラ”etc,etc…と、あんなに無防備かつ無邪気に見せ付けられたら、そりゃ幸世でなくてもコロっと行っちゃいますって!トドメに水飲ませるだけに、あ~んなこと(←詳しくは、映画をご覧になってください!)されちゃ~ね~。いやあもお、嗚呼!ホンマに堪らんてっ!!
 森山未來クン、ハマリ役です。吾輩、彼がこんなにハジケられる役者さんだとは知らなかったので、ドラマを見た時は思わずブッ飛んでしまいましたが、いやあ、輝いてます(^^;。幸世は恋愛スキルもキャパも低レベルなので、すぐにパニクってしまい上手くいかないのですが、それに対して何とも羨ましいのが、リリー・フランキーさん演じる“墨さん”でございます。このオッサン、世の中何となく適当に生きてるようにしか見えないのですが、常にとっかえひっかえ女と繋がっておるのですね。で、それが嫌味にならない(映画の冒頭で、少々ヤバいシーンはありますが…)。もお、ホントある意味男にとっての理想のような生き方やな~と。でもCEOやってるくらいやから、仕事のスキルはあるんやろうね(^^;。

 全編を彩る音楽は、新旧J-POPのオン・パレード。フジ・ファブリックくるりTOKYO No.1 SOUL SET岡村靖幸に、Perfume(本人達も出てます!この出方は秀逸!!)、そして大江千里橘いずみ女王蜂etc,etc…。エンディングにはスチャダラパーfeat.藤本幸世によるスペシャル・コラボ!と、映像だけでなく耳の方も存分に楽しませてくれます。

 思うんですが、昔はこの手のテーマ(男の恋愛・性欲etc)は、「毎度おさわがせします」「グローイング・アップ」などのように、10代~20代前半の男を主人公に描いてましたが、それが今やアラサー男でやっても何の違和感も感じられません。これも“草食系男子”が闊歩し、“晩婚”が当たり前になっちゃった時代の流れってやつなんですかね~?

 「モテキ」は、9月23日(祝・金)~全国ロードショー公開です。モテない草食系男子に訪れた恋の奇跡を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。 

~追記~
 作中、『タイアップか?』ってくらいに“TENGA”が出てまいりました。幸世の部屋にたくさん置いてあったり、未使用(?)なのに捨てられたり…。極めつけは、まさみちゃんが幸世に借りて着たTシャツ!このシーン、大爆笑モノなんですが恐らく女の子には『???』でしょうね。男性諸氏、カップルで行かれる場合は、ご注意を(^^;!


「モテキ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2011-09-09 17:36 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(55) | Comments(6)

「毎日かあさん」泣いて、笑って、家族ってイイな!

[毎日かあさん] ブログ村キーワード
 西原理恵子原作の大人気コミック、実写映画化!「毎日かあさん」(松竹)原作コミックアニメも大好きな吾輩は、ワクワクしながら映画館へ向かいました。


 漫画家・サイバラリエコ(小泉今日子)の一家は、6歳の長男・ブンジ(矢部光祐)、4歳の長女・フミ(小西舞優)に、高知から子守りのために呼び寄せた、実母のトシエ(正司照枝)と、元戦場カメラマンで今は無職の夫・カモシダ(永瀬正敏)の5人家族。リエコは、子育てに家事に仕事にフル回転で、日々を忙しくパワフルに生きていた。アルコール依存症のカモシダは、酒を呑んでは血を吐き、入退院を繰り返していた。或る夜、何度目かの断酒宣言を破り、酒を飲んだカモシダは、子供たちの前でも暴れ、その挙句に吐血し、またも入院する破目に。その姿を目の当たりにしたリエコは、遂にカモシダとの離婚を決意する…。


 もお、オープニングタイトルから吾輩ウルウル。悲しくもないのに、何か感極まっちゃいました。西原漫画のテイスト~笑わせて、泣かせて、ほのぼのさせて、しんみりさせて~が、猛烈に色濃く反映されておりまして、いやあ~よかったです。最初から最後まで、もお泣けて笑えて…。家族って本当にイイな~!って、痛感させられました。小林聖太郎 監督、GJ!です。これまでの西原さん原作の映画化作品の中でも、ダントツの出来だったと思いますよ。
 最初『小泉今日子が、サイバラさんを演る』ってニュースを聞いた時は、吾輩『マジで??』って感じでした。いくら最近女優としてメキメキ頭角を現してきたからと言っても、あのキョンキョンでっせ!吾輩の世代なんかからすれば、もお“アイドルど真ん中”だったわけですよ。そんなキョンキョンが西原コミックのキャラを、しかもまるごと原作者キャラのサイバラさんを演じるなんて…、あの“豪快ガハハ系キャラ”には少々線が細いんじゃなかろうか?なんて思っておったのですが、心配ご無用!でございました。いやあ、小泉さん見事に“サイバラ化”してました(^^;!いや、こりゃお見事!イメージぴったり(さすがに割烹着は着てませんけど(^^;)。子役の子達も、力演で原作から飛び出してきたみたいで、ほのぼのさせられました。そして何と言っても、カモシダを演じた永瀬さんの入魂の演技は、ホントに素晴らしかったです。アルコール依存症と10年間闘い、家族を愛し続けて逝ったカモシダさんを、2時間弱の映画の中にいきいきと甦らせています(西原さんのお嬢さんは、試写で永瀬さんを観て、ず~っと泣いておられたそうです)。“元夫婦共演”ってことでも話題になりましたが、こういう形で一緒に仕事が出来るってのは、理想的な離婚の形ですよね。

 今回はカモシダさんが亡くなるお話が、メインとして作られています(このお話は、原作コミック4巻に掲載されています。ちなみにこの4巻は、“「ダ・ヴィンチ」ブック・オブ・ザ・イヤー2007「泣ける本」第1位”に選ばれています。ホント、泣ける(>_<)!)ので、どちらかと言えば、大人が見ても充分鑑賞に堪えられる映画として仕上がっています。反面、チョット子供が見るには難しい(戦場のシーンなど)かと思える演出も為されてましたので、出来れば同じキャストで、もっと子供たちにスポットを当てた普段の明るく楽しい「毎日かあさん」もまた作ってもらいたいし、見てみたいですね。映画がムリなら、スペシャルドラマでもいいので!


 「毎日かあさん」は、ただいま全国ロードショー公開中です。家族の楽しさ、素晴らしさを、あなたも是非!映画館でご覧ください。そして『泣いてるヒマがあったら、笑おう!』

~追記~
 吾輩知らなかったんですが、「ピラメキーノ」(作中でブンジが観てるTVに映っている。製作にテレ東が絡んでるから当然)って、テントさん出てるんですか?今回、吾輩的に一番ハマッたのが実はココでした(^^;。


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by mori2fm | 2011-02-21 20:51 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(30) | Comments(4)

「瞬 またたき」最愛の人を守るため…。

[北川景子] ブログ村キーワード
 今や“若手人気No.1女優”と言っても過言ではないと思われる、北川景子 主演最新作 「瞬 またたき」(SDP)。軽いラブ・ストーリーじゃない、真に迫ってくる感動作に仕上がっています。


 札幌の花屋で働く泉美(北川景子)は、美大生の恋人・淳一(岡田将生)と幸せな日々を過ごしていたが、2人でバイクで桜を見に出かけた先で、トラックと衝突してしまい淳一は死亡、泉美だけが生き残ってしまう。ケガも治り、退院した泉美だったが事故直後の記憶を失っていることに気付く。最愛の人の最期の瞬間に、一体何があったのか?何としても思い出そうとする泉美を、メンタルクリニックの医師・小木(田口トモロヲ)は『無理はいけない』と諭す。或る日泉美は、同じクリニックに通う弁護士の真希子(大塚寧々)とふとしたことで知り合う。泉美は真希子に、失くした記憶を取り戻したい旨を伝え、協力してくれるよう依頼する…。


 『事故直後の記憶が失われているってことは、何も無理して思い出さなくても…』と、吾輩なんかは単純に思っちゃったんですよ。だって彼氏は亡くなってしまってるわけですから、絶対とても悲しい記憶である筈なんですから。でも、この主人公は『最愛の人の最期の瞬間だからこそ、憶えておきたい。大事な思い出をすべて残しておきたいから』と考えて行動するのです。この亡くした恋人を思う彼女の想いに、吾輩は痛く胸を打たれました。どれだけ辛くて悲しいことでも、それが少しでも欠けていると、最愛の人の思い出が不完全な物になってしまうのです。イイ事も嫌な事もすべてひっくるめて、亡き恋人の思い出を残しておきたい…。素晴らしい願いだと思います。ただそのために、彼女は胸も張り裂けんばかりの思いに、何度となく直面する破目になってしまいます。ここら辺りは、見ていて非常に辛かったです。恋人を亡くしただけでも、充分すぎるほど彼女は辛いのに、更に追討ちをかけてですから、あまりにもかわいそう~。
 
 淳一と泉美の回想シーンも数多く出てくる(そうでないと、岡田くんの出番は…(>_<)のですが、これが非常に幸せに溢れた、若い恋人同士の微笑ましい日常(ケンカや、破局寸前と言ったシーンも含めて)が描かれているんですね。ですから、記憶を辿っている悲しそうな泉美の表情との違いが余計に際立って、見ている我々にも、ダイレクトに泉美の悲しさが伝わってくるんですよ。この表情の違いで見せる北川景子が、素晴らしいですね。もちろん、それを引き出した磯村一路 監督の何ともいえない繊細な演出も、見事だったと思います。


 全体的には、悲劇≪喪失≫~再生の物語として、手堅く仕上げられた映画です(弁護士・真希子のサイドストーリーは、無くてもよかったかな~?話が中途半端に膨らみすぎたような気が…)。ただこの映画、クライマックスのシーンで、相当リアルで残酷な映像が延々とスクリーンに映し出されます。この映画のストーリーとして、避けて通れないとてもとても重要なシーンであることは理解できるのですが、吾輩正直途中から直視できなくなりました。『もおええやん、わかったから勘弁して~(>_<)』って、心の中で叫んでました。これがダメとかイヤとかと言うわけではございません。ただ吾輩、いまだにこのシーンが脳裏に焼きついて離れません。それだけ強烈なインパクトがありました。ですから、これからご覧になる方は、少し覚悟して見に行かれることを進言します。だって、それまで結構泣いておられた女性客の方が、そのシーンではとても静かになって、一切声を発せられなくなっておられましたので…。

 
 「瞬 またたき」は、6月19日(土)~全国ロードショーです。『一瞬で、あなたは愛する人を守れますか?そして、愛する人はあなたを守ってくれますか?』←非常に重みのあるキャッチだと思います。その瞬間、淳一がどのような行動に出たのか?愛する者のために瞬時にとった行動とは?是非、映画館でご自身の目でご覧になってください。

※↓文末に、舞台挨拶レポがあります。↓

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click!→“5.26 舞台挨拶レポ in梅田ブルク7!”←click!
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by mori2fm | 2010-05-28 22:50 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(20) | Comments(2)

「曲がれ!スプーン」惜しいなあ~。

[曲がれ!スプーン] ブログ村キーワード
 「サマータイムマシーンブルース」再び!本広克行 監督דヨーロッパ企画”。おまけに主演が長澤まさみ「曲がれ!スプーン」(東宝)。『面白いでしょう。絶対面白いはず!』と思って、映画館へ行きましたよ~。


 超常現象バラエティ番組「あすなろサイキック」のAD・米(長澤まさみ)は、子供の頃に空からやって来た不思議な光を見てから今まで、超常現象は存在すると信じていた。或る日、全国の視聴者から届いた情報を頼りに、エスパーや超常現象を探す企画を担当することになった米は、ビデオカメラ片手に日本全国の街を旅して回るが、どれもこれもインチキばかり。そうこうしているうちに、クリスマスイブ。番組の3時間スペシャル版の放送日を迎え、米には帰京命令が下るが、未だネタが撮れない米は帰れない。そしてやって来たとある街で、情報提供者との待ち合わせ場所である喫茶店へと向かう米。その店≪カフェ・ド・念力≫には、普段は自分の能力をひた隠しにしている本物のエスパー達が集い、年に一度の“エスパーパーティー”を開いていた…。

 
 『あ~、残念!!』面白くなる要素は、もの凄くあるのに、何かすべてが中途半端。もっともっと笑いたかったのに、大爆笑には至らず、小さな笑いがクスクスと…。嗚呼、消化不良!こりゃあ確かに舞台で見たほうが、面白い脚本なのかも知れないですね。映画の方も、ミニシアター系列で掛けた方が良かったかも知れない…。いや、決して面白くなかったってわけではないのですが、こんな大層な規模での公開になってしまうと、やはり一般大衆に向けての“全方位型コメディ”にしないと、ウケないし、入らないと思うんですよね。そういう意味では、長澤まさみちゃんのキャスティングを除いては、この映画、あまりにも作りがマニアック過ぎる気がします。「サマータイムマシーンブルース」繋がりのキャスト(ムロツヨシ川岡大次郎与座嘉秋)の登場や、街角に佇む“ギンギン”のマスコットなど、知ってる人が見ればメチャクチャ面白いネタなんですけど、あまりにも分かりにくいですよね?吾輩は、わかってたのでず~っと『クックック…』て、笑ってたんですが、他のお客さんは静かなモンでした(>_<)。

 で、この映画の最も“ウリ”となるべき、主演の長澤まさみちゃんについてですが、これまでよく演じていた“大層な設定の清純派ヒロイン”よりも、こういう等身大の普通(?)の女の子を演じてる方が、合ってるんじゃないかって気がしました。見ている方も、何か単純に『カワイイね』と思ってしまって、安心して見てられたって気がします。但し!映画を観終わって『何で、長澤まさみなのさ?』と思ってしまったのも事実です。別に誰でもいい(←コレは言い過ぎ?)んじゃないかな?ってくらい、存在感が感じられませんでした。ここら辺が、最近のまさみちゃんがイマイチ波に乗れない一因なんじゃないかな?と、思います。彼女ならではの何か『コレだ!』って言える“ウリ”が、これからは必要なんじゃないか。そうでないと、益々厳しくなっていきそうな感じさえ受けました。惜しいんですよね!もっともっとガンバってもらいたいんですけど、彼女も何か中途半端ですね~。

 寺島 進松重 豊升 毅佐々木蔵之介…と言った面々が『な~にやってんの!?』って、ツッコミたくなる役柄で出てきます。ココは笑えます!これもまたご愛嬌ですね。あ、人によっては一瞬しか出てこない人もいますので、見逃されませんように…(^^;。


 「曲がれ!スプーン」は、ただいま全国ロードショー公開中です。興行的には大苦戦のようですが、肩の力を抜くには持って来いの映画です。是非!映画館でご覧になって、小さな笑いでリラックスしてください。難しいことは考えず…(^^;。

「曲がれ!スプーン」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2009-11-27 20:57 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(40) | Comments(10)

「魍魎の匣」←漢字が出てこん!!(^^; ※完成記念記者会見レポ付き!

 京極夏彦原作の人気小説、“京極堂(百鬼夜行)シリーズ”の映画化第2弾。「魍魎の匣」(ショウゲート)。前作「姑獲鳥の夏」(←コレも出ないよ!)も見てないし、原作も読んでません。こんな吾輩でも楽しむ事が出来たのでしょうか??


 終戦から7年経った1952年。探偵・榎木津(阿部寛)は、映画撮影所の所長を務める叔父・今出川(笹野高史)に呼び出され、元女優・柚木陽子(黒木瞳)の娘で、失踪した加菜子(寺島咲)の捜索を依頼される。加菜子は、ある財閥の遺産相続に関っていて、失踪はその1件に絡んでいるようだった。その10時間前、関口(椎名桔平)は、カストリ雑誌の鳥口(マギー)から最近頻発している“少女連続バラバラ殺人事件”についての寄稿を依頼されるも、コレを一蹴。その直後、鳥口の雑誌の事務所から新たな死体の一部が発見される。その現場へ他誌の記者・敦子(田中麗奈)と共に駆けつけた関口は、鳥口からバラバラ殺人事件の犠牲者達が、或る新興宗教と関係があったことを聞かされる。その3時間前、映画館で美波絹子(=陽子)の主演作を熱心に鑑賞していた謹慎中の刑事・木場(宮迫博之)は、青木刑事(堀部圭亮)から、“少女連続バラバラ殺人事件”の資料を見せられ、協力を要請されるが興味を示さない。やがて青木は意外な形で加菜子と遭遇する。そして関口と鳥口は、事件捜査への協力を要請するため、古書店主で陰陽師でもある敦子の兄・中禅寺秋彦(堤真一)の許を訪れる。そこには失踪事件の捜索に行き詰った榎木津が、先客としてやって来ていた。やがて彼等の追う事件は、“ハコ”を巡る謎へと帰結していく…。


 『まあ、何と台詞の多い映画!』ってのが、観終った後の1発目の感想でございました。でも、決して悪い意味ではなく、非常に楽しめました。濃密な脚本とエキゾチックな映像(上海ロケを敢行!)。そして何よりも、芸達者が集ったキャスティング!その俳優陣が、とにかくとっても楽しそう!嬉々として演技をしているのが、もお観ていてダイレクトに伝わってきました。誰もミスキャストが無い!と思える(原作読んでませんが…)中で、特に柄本明サン演じる“マッドサイエンティスト”が、吾輩的には“超”が付くほど『嬉しかったです(←文法的にはオカシイですよね…でも、わかって(^^;)!』話としては、結構耽美でグロテスクなんですけど、それをあまり感じさせない猛烈なテンポで、濃厚なんですけどそんなに長くも感じませんでした。常にスクリーンから目が離せない展開で、心地良い2時間13分でございました。原作は、まだまだ続く(現在9巻まで刊行済み)ようですが、コレは映画の方も、引き続きこのキャスティングで続けていってほしいですね。

 この映画の宣伝チラシに、『映画界を代表する6人の超強力キャストが集結…』と書かれておりましたが、主要キャスト6人って、堤 真一・阿部 寛・椎名桔平・宮迫博之・田中麗奈・黒木 瞳…??『宮迫は違うやろ~!!』いや、彼の演技を否定する訳ではないですが、『映画界を代表する…』ってのはチョットね~。違うでしょ(^^;?

 「魍魎の匣」は、12月22日(土)から全国ロードショーです。濃厚なキャストによる、濃密なサスペンスを、あなたも是非映画館でご覧下さい。

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by mori2fm | 2007-11-29 01:02 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(15) | Comments(11)

「ミッドナイト イーグル」男のロマン~!!

 厳冬の北アルプスを舞台に、国家存亡の危機に立ち向かう男たちを描いたアクション巨編、「ミッドナイト イーグル」(松竹)L.Aでワールドプレミアをやっちゃうなど、かなり気合が入っておりますが、果たして出来上がりの程は如何に?


 戦場カメラマンだった西崎優二(大沢たかお)は、戦場での或る出来事が原因で、心に深い傷を負う。それ以来雪山に籠もり、星空にシャッターを切る日々を過ごしていた。優二が山にいる間に、妻・志津子は病を患うが、その事を西崎に明かさぬままこの世を去る。志津子の妹で、週刊誌の記者をしている慶子(竹内結子)は西崎を責め、彼の息子の優(佐原弘起)を引取り育てることに。ある夜、いつものように雪の北アルプス山中で星空を撮っていた西崎は、轟音と共に飛び去る赤い光を目撃。その姿をカメラに収める。その頃、内閣総理大臣・渡良瀬(藤 竜也)の許に『米軍のステルス爆撃機“ミッドナイトイーグル”が北アルプス山中に墜落した』という報せが入る。渡良瀬は機体回収のため、自衛隊の特別部隊を現地に派遣する。一方西崎の撮影した写真を見た、彼の後輩で新聞記者の落合(玉木 宏)は、その光の正体を探るべく、西崎を北アルプスへと誘う。そして東京では慶子が、米軍横田基地に侵入した工作員と接触。その工作員の口から、驚愕の事実を聞かされる…。


 この手の作品を日本映画が作ると、これまであまりロクなことがない(話のスケールに、映像が付いて行けてない。SFXが妙にショボい…etc)ような気がしまして、この映画も観るまでかなり不安でございました。で、実際に観てみますと、残念ながら、かなりの部分でこの不安は的中してしまっております(>_<)。『墜落したミッドナイトイーグル(のセット)が、哀しいほどチャッちい!』とか『銃撃戦のシーンが、Vシネマみたい』と言った映像に関するツッコミに始まって、『何で北アルプスに、あんなにウジャウジャ工作員がおるん?』『自衛隊、弱すぎ!』と言ったストーリーへのツッコミ。そして極め付けは『国家存亡の非常事態の記事を取材する記者役が、何で竹内結子やねん??リアリティ無さ過ぎ!』という、基本設定へのダメ出し(^^;。『ガンバってはいるんやけど、やっぱり難しいのかな~。残念やなあ』という思いを抱えて、観ておりました。
 が、しかしこの映画ラスト30分の辺りから、観ていて思わず目頭が熱くなってしまうようなシーンが展開されるのです!そうそれは『俺たちのことは構わず、敵を倒せ!』というお決まりのパターンではあるのですが、この“愛する者の為に払う自己犠牲の精神”というモノに、吾輩特に弱いのです。大沢たかお演じる西崎と吉田栄作演じる佐伯三佐が、敵と繰り広げる“立てこもり銃撃戦”のシーンには、あの名作「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」に於ける、真田さんと斎藤の白色彗星内部での壮絶な絶命シーンを彷彿とさせ、吾輩試写室で思わず号泣一歩手前まで行ってしまいました。これは、男の命を懸けたロマンを描いた、壮絶な映画です。だからこそ余計に、そこへ行くまでの過程が残念ですね。ホント、ガンバッてるのはとてもよくわかるんですが…。

 「ミッドナイト イーグル」は、11月23日(祝・金)から全国ロードショーです。愛する者のために戦う男たちの生き様を、あなたも是非映画館で目撃してください。

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by mori2fm | 2007-11-08 00:43 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(21) | Comments(6)

「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」あの名曲が…。

 あのドリカムの歌が映画に!「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」(松竹)。青春時代(吾輩にも、あったのだよ!)よく聞いた、あの“名曲”の世界が果たしてどんな風に映像化されているのか?かなり期待を抱いて観に行きました。


 さやか(松下奈緒)と慶太(竹財輝之助)は、大学の友人の自主制作映画への出演を機に知り合い、付き合い始める。建築家・ガウディに憧れる慶太に、卒業旅行でスペインのサグラダ・ファミリアを見に行こうと誘うさやか。2人はスペイン・バルセロナへ行き、未完成のサグラダ・ファミリアの彫刻の前で『10年後、一緒に手を繋いで見に来よう』と約束をする。卒業後、編集志望だったさやかは、夢叶わず印刷会社へ就職。しかし建築事務所に勤める慶太から、『夢をあきらめちゃいけない』と後押しされたさやかは、印刷会社を辞め、転職活動を開始。そして念願の雑誌編集部に採用される。多忙な日々を過ごす2人だったが、お互いを思い合い、明るい将来を思い描いていた。しかし、卒業から3度目の春を迎えた或る日、慶太にスペイン赴任の話が持ち上がる…。


 公開前日に放送されたTV特番で、主演の松下奈緒チャンが『この曲のリアルタイムな頃は、まだ幼稚園児だった(!)ので…』てな事を、のたもうておりました。そうですこの曲「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」は、今やJ・POPラブバラードのスタンダード・ナンバーになったと言っても過言ではないでしょう。当然、映画の中で2曲とも使われてますし、それを聞いて改めて『イイ曲だな~』と再認識させられました。
 で、肝心の映画の方なんですが、何でこんなにストーリーが薄っぺらいの??スペインロケまで敢行してるというのに!一応“1組の男女の10年間に渡るラブ・ストーリー”ってことなんですけれど、そんな重みをまったく感じさせられなかったです。何と申しますか『え?何でそんな風になる??』『え~?どうしてそんな風に考える??』と、ツッコミを入れたくなるシーンの連続で、全然話に感情移入が出来ませんでした。10年間を追っ掛けてて、キスシーンの1つも無いなんて、リアリティ無さすぎでしょう!作中『♪~バイクのメット、5回ぶつけてた~♪』『♪~ブレーキランプ5回点滅~♪』と言った歌詞を再現したシーンも出てくるのですが、ただそれだけなんですよね。もっと歌の世界を映画に反映させてほしかったのに、それが充分にストーリーに活かしきれていない。そんな印象を持ってしまいました。後、さやかの母親役を松坂慶子さんが演じておられるのですが、この人の存在(“やたら浮き上がった博多弁”をしゃべるんです)が、この映画を“若者向けのオシャレなラブ・ストーリー”にするのか“古き良き時代の日本恋愛映画”するのか非常に方向性を曖昧にさせてしまっているような気がしました。

 実は最後(エンド・ロールがながれた後、ホントに最後の最後)に、この映画の主題歌「ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~わたしたちの未来予想図~」が流れ、それと共にとても重要なシーンがスクリーンに映し出されるのですが、それだけでもよかったような…極論で言うと、そこへ至るまでのストーリー(2時間ほどあるんですが)端折ってもイイかも…とまで思ってしまいました。素材がイイだけに、とても期待していたのですが、これは非常に残念な映画となってしまったような気がします。

 但し、何度も言いますがドリカムの曲は、とても素晴しいです。コレは映画を観て今回改めて再認識させられました。うん、“グッ”と来ますね。


 「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」は、ただいま全国好評上映中です。『ドリカムって、やっぱりいいな~』とあなたも是非、映画館で感じて下さい。

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by mori2fm | 2007-10-08 02:23 | 映画評 日本映画 ま行 | Trackback(4) | Comments(2)

映画ネタを書いておりますが、最近更新が停滞しまくってます…。


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