<   2009年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧

「7つの贈り物」何と、重い…。

[7つの贈り物] ブログ村キーワード
 「幸せのちから」の監督・主演コンビが再びタッグを組んだ感動衝撃作。「7つの贈り物」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。軽い言葉で『感動』などと口に出来ない、非常に重い映画でした。


 ベン(ウィル・スミス)は、国税庁の資格証を持ち、データベースから引き出した“ある条件”に適合する“候補者”のリストを所持していた。そして、“候補者”の1人1人に面会し、条件を満たしている人に対して、その人の人生が劇的に変わる“贈り物”をする計画を立てていた。“候補者”の1人で盲目のピアニスト、エズラ(ウディ・ハレルソン)の勤務先である通販の会社へ、購入客を装い苦情の電話をかけるベン。口汚く罵るベンに最後まで誠実に対応するエズラ。電話を切り涙を流すベン。また他の候補者が経営する病院に出向き、そこに入院する患者から、候補者の様子を聞きだし、彼にその資格が無いと知るや激怒したベンは、『騙されるところだった。何も与えない』と通告する。唯一ベンの計画を知る、親友の弁護士ダン(バリー・ペッパー)が作成した書類に淡々とサインをするベン。『約束を守れ』と念を押すベンに、ダンは溢れる涙を抑えることが出来ない。データベースから、新たな候補者を探し出すベン。その女性、エミリー(ロザリオ・ドーソン)は、心臓疾患を抱えながらも希望を失わず、日々を健気に生きていた…。


 上映時間2時間3分。その大半の時間、この映画は、スクリーンに映し出されるストーリーが一体何を語っているのか?どういうシチュエーションの下に進行しているのか?観ていてまったくわかりません。伏線となりそうな材料は少しずつ出てくるのですが、その出し方も非常に断片的で、結末を推察するまでには至りません。『何?コレは一体どういうコト??だから何なの?どうなるのさ??』そんな悶々とした思いをず~っと抱えていますので、非常に重苦しく、下手をすると“不快”と思いかねない時間が経過していきます。そして最後の最後に明らかにされる結末。これがまた非常に驚くべき内容で、それまでの“不可解な重苦しさ”とは異なる“真正面から投げつけられた感動的な重さ”に、思わず言葉を失ってしまいました。しかし観終わった後、吾輩の心の中には、猛烈な疑問が湧き上がってきました。『ベンが行なったことは、素晴らしい(と、思うのですが…)。しかし正しいことなのだろうか??』と。この文章を打ち込んでいる今も、この答えは出せていません。恐らく、そんな答えなど無いのです。しかし、この映画は観た人全てに、ラストで強烈なインパクトを与え、そしてそれぞれの胸に、“感動”と“素朴な疑問”を生み出してくれます。人が生きていく上で、犯してしまう過ち。それに対する“贖罪”を、人生を懸けて行なうことが、果たして人には出来るのだろうか…?薄っぺらな感動作ではなく、非常に重いテーマを投げかける“問題作”だと言えると思います。

 この映画のウィル・スミスは、ヒーローではありません。銃をブッ放したり、地球を異星人から救ったりしません。ごく普通の1人の人間です。「幸せのちから」で、そんなウィルの魅力をひきだしたガブリエレ・ムッチーノ監督が、本作でも再び“とてつもなく地味なウィル・スミス”を、非常に魅力的に撮り上げています。こういう“心に響く映画”を撮らせたら天下一品ですね、この監督さん。素晴らしい!この先きっとハリウッドを背負って立つ、名監督になっていくと思います。

 ほとんど予備知識もなく、何もわからないままに観てしまいましたので、吾輩の中でも観終わって、まだ整理がついていません。そういう意味からも、是非もう一度観てみたいです。恐らくまた今とは異なった感想を持つと思いますので。


「7つの贈り物」は、2月21日(土)より全国ロードショーです。優しい邦題が付いていますが、非常に重い映画です。衝撃の結末を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。そして、それぞれの心の中で、その意味を考えてみてください。

~追記~
 試写の後、『7つ?って、どれとどれとどれ…?』と数えている人達を、多数見かけました。実は吾輩も、『コレで7つ!』とハッキリ確信を持って答えられません。ですからやはり、もう一度…。

「7つの贈り物」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2009-01-22 01:27 | 映画評 外国映画 ナ行 | Trackback(59) | Comments(16)

「チェ 39歳 別れの手紙」そして彼は、“英雄”になった。

[チェ・ゲバラ] ブログ村キーワード
 『2009年は、「チェ」と「チェ」で始まる…』という予告編でもお馴染み、“2つのチェ”の2つ目、前作「チェ 28歳の革命」に続く2部作の終章。「チェ 39歳 別れの手紙」(ギャガ・コミュニケーションズ/日活)。39歳で、その生涯を閉じたチェ・ゲバラの最期の戦いを、克明に重厚に描き出しています。


 キューバ革命の成功後、チェ(ベニチオ・デル・トロ)は政府の主要メンバーとして、指導者カストロ(デミアン・ビチル)達と共に活動してきた。しかし1965年、チェはカストロに“別れの手紙”を残してキューバを去る。それは革命前のキューバと同様に、世界各地で圧政に苦しむ人々を救うための戦いに、自らが身を投じる決意を述べたものだった。アフリカ、コンゴでの革命蜂起に失敗したチェは、禿げ頭の中年紳士“ラモン”に変装してキューバへ極秘裏に帰国。家族と最後の時間を過ごした後、次なる遠征の地、ボリビアへと向かう。無事ボリビア入国を果たしたチェは、早々に反政府ゲリラ軍を組織し、活動を開始。しかし、ボリビア共産党の書記長ホンヘ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は当初約束した支援を撤回。ゲリラ軍は、ボリビア国民からの支持も受けられぬまま、次第に孤立化していく。やがてバリエントス大統領(ヨアキム・デ・アルメイダ)の要請により、アメリカの援助を受けたボリビア政府軍によるゲリラ一掃作戦が開始され、ゲリラ軍は追い込まれていく。チェのボリビアでの、そして人生最期の戦いが終わろうとしていた…。

 1年余りに及ぶボリビアでの“チェ・最期の戦いの日々”を、スティーヴン・ソダーバーグ 監督は、派手な演出もせず淡々とドキュメンタリー・タッチで撮り上げています。『膨大なリサーチから集めたエピソード…』『本作は、すべて、事実に基づいて作られている…』プレスに書かれている監督の言葉どおり、映画の最初から最後まで、それは徹底しています。前作(「28歳の革命」)では、革命での戦いのシーンに、国連での演説シーンが挿入されたりしておりましたので、まだ幾らかメリハリが感じられたのですが、本作ではそういった演出はなく、本当に淡々と…ラストでチェが死に至るまでを時系列で追っておりますので、おのずと重い作風に仕上がっています。これからご覧になる方には、出来れば前・後編は、別の日に分けてご覧になることをお薦めします。実は吾輩は、試写で続けて見させていただいたのですが、正直とてもシンドい2時間3分(2本合わせると4時間25分!)でした。いえ、決して映画の出来が悪かったと言うのではなく、ただただ吾輩の頭と身体がついていけなかった…って、感じです。

 「28歳…」が“革命家ゲバラ”の誕生という、1人の男の“生”を描いた映画であるならば、本作「39歳…」は、“革命家ゲバラ”の生き様と、その最期という所謂“死”を描いた映画だと言えるでしょう。その“死”はしかし、ただの“死”ではなく、死後41年が経過した今も、世界中の人々から熱狂的な支持を受け続けるチェという“伝説”の誕生をも描いているのです。自らの主義、信念を最後まで貫き、自国も他国も関係なく、己の信じたモノと共鳴したならば、その為には命を懸けて戦う。そんなチェのひた向きで、それでいて愛に満ち溢れた“職業革命家”としての生き方が、今日に生きる我々をも惹きつけてしまうのだと思います。こんな男、なかなかいませんよ!この寒い時代に…。


 ベニチオ・デル・トロは、チェを演じることが昔からの念願だったそうで、今回何と25Kgも減量して、撮影に臨んだそうです。その甲斐あって、見事スクリーンにチェを甦らせています。“役者魂”入魂の演技ですね。但し、先日キャンペーンで来日した際の写真なんかを見ますと、もうすっかり“リバウンド”されてたみたいですね(^^;。


 「チェ 39歳 別れの手紙」は、1月31日(土)より全国ロードショーです。永遠に語り継がれるであろう1人の男の“死”=“英雄誕生”の瞬間を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2009-01-20 02:06 | 映画評 外国映画 タ行 | Trackback(47) | Comments(8)

「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」地獄のヒーロー、恋路で悩む(^^;!

[ヘルボーイ/ゴールデンアーミー] ブログ村キーワード 
 前作「ヘルボーイ」公開時に『多分、“パート2”出来るぞ~!』って、密かに予想してたら本当に出来ちゃいました!「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」(東宝東和)。何と、4年も前のことなんですね!前作の公開(2004年10月)。いやあ、時の経つのは早いモンで…。


 超常現象捜査防衛局(BPRD)は、常識では解明できない事件の捜査にあたるアメリカ政府の秘密機関。地獄生まれの心優しき怪物ヘルボーイ(ロン・パールマン)は、恋人で念動発火能力を持つリズ(セルマ・ブレア)や、水棲人でサイコメトラーのエイブ(ダグ・ジョーンズ)達と共に、日夜魔物との戦いを繰り広げていた。BPRDの存在は、公には極秘。局長のマニング(ジェフリー・タンバー)は、度重なる取材にもヘルボーイ達の存在を否定していた。或る日、マンハッタンのオークション会場で不可解な惨劇が発生。現場へ急行したヘルボーイ達は、“トゥース・フェアリー”と呼ばれる怪物の群れに襲われる。これは最強の軍団“ゴールデン・アーミー”を復活させ、人間達に宣戦布告をせんとするエルフ族の王子・ヌアダ(ルーク・ゴス)の仕業だった…。


 この映画も、アメコミが原作なのですが、はっきり言って「バットマン」「アイアンマン」それに「スパイダーマン」なんかと比べますと、間違いなく“B級”に属する映画だと思います。前作を観た時に、吾輩その思いを特に強く持ちました。でもその“B級”っぽさが、とても大好きでしたので、この4年の間に“A級監督”になってしまった(?)ギレルモ・デル・トロが、どんな演出を見せてくれるのか少々不安ではありましたが、いやいやそれは吾輩の杞憂でございました。“B級”っぽさは、イイ意味でグレードUP!されておりまして(=“A級”ということではないのですよ(^^;)、非常に楽しかったです。結構グロいシーンや、デル・トロ監督お得意のおどろおどろしいシーンもワンサカと出てくる(へ?この映画、年齢制限なし??)のですが、それも楽しんで(?!)見る事が出来ました。重ねて申し上げますが、面白い(^^;!

 ヘルボーイを始めとした登場人物の面々も、非常に“キャラ立ち”していて、もお笑えます。“歩く都市伝説”と化した“超常現象捜査防衛局”の面々が、それぞれ恋人との距離や恋愛について、人並みに悩み、苦しみ、それを酒で紛らわせたり、八つ当たりしたり…。強面と特殊な能力を有しながらも、非常に繊細でナイーブなヘルボーイ達。こんな愛すべきキャラクター達は、なかなかおらんでしょう。て、言うかこんなことで悩んでるアメコミ・ヒーロー、他におらんて!

 前作に引き続いて、ヘルボーイを演じたロン・パールマン。本当に適役ですね。彼にとって、この上ない“当たり役”と言えるでしょう。また是非続編が観てみたいですね。出来ればライフワークとして、やってくんないかなあ?あ、デル・トロ監督も是非…。

 「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」は、ただいま全国好評上映中です。地獄生まれの“お茶目な”ヒーローの活躍を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

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by mori2fm | 2009-01-15 01:00 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback(49) | Comments(12)

第66回ゴールデン・グローブ賞、決定!

第66回ゴールデン・グローブ賞決定!『スラムドッグ$ミリオネア』 が最多4部門!故ヒース・レジャーも受賞!! - シネマトゥデイ


 ~[シネマトゥデイ映画ニュース] 12日(現地時間11日)、第66回ゴールデン・グローブ賞がロサンゼルスで発表された。ダニー・ボイル監督の映画『スラムドッグ$ミリオネア』が、最多となる4部門受賞を果たした。なお最優秀助演男優賞には、映画『ダークナイト』で圧巻の演技を見せた、今は亡きヒース・レジャーが受賞。ロサンゼルス批評家協会賞に続く受賞となり、初ノミネートにして初受賞という快挙を成し遂げた。

 映画部門の受賞一覧は以下のとおり。~


--------------------------------------------------------------------------------------------
・最優秀映画作品賞(ドラマ部門) 『スラムドッグ$ミリオネア』

・最優秀主演女優賞(ドラマ部門) ケイト・ウィンスレット
                      『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

・最優秀主演男優賞(ドラマ部門) ミッキー・ローク『ザ・レスラー』(原題)

・最優秀映画作品賞(ミュージカル・コメディー部門)
                       『それでも恋するバルセロナ』

・最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)
                       サリー・ホーキンス『ハッピー・ゴー・ラッキー』(原題)

・最優秀主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)
                       コリン・ファレル『イン・ブルージュ』(原題)

・最優秀アニメーション賞      『ウォーリー』

・最優秀外国語作品賞        『ワルツ・ウィズ・バシール』(原題)イスラエル

・最優秀助演女優賞      ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』

・最優秀助演男優賞      ヒース・レジャー『ダークナイト』

・最優秀監督賞      ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』

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 ふ~ん、決まりましたね。“アカデミー賞の前哨戦”第66回ゴールデン・グローブ賞。そうですか、やっぱり故 ヒース・レジャー獲りましたか!あの“ジョーカー”は、ホント見事でしたからね。この勢いで、オスカーも獲ってもらいたいですね~。何て思ってたら、凄いじゃないですかケイト・ウィンスレット主演、助演のW受賞!コレって、快挙ですよね?過去に先例はあるのかな??いや、あろうとなかろうと、間違いなく凄い!対象作は、まだ日本未公開ですが、コレは非常に楽しみですね。
 そして作品賞が「スラムドッグ$ミリオネア」(ドラマ部門)と、ウディ・アレンの新作「それでも恋するバルセロナ」(ミュージカル・コメディー部門)。前者はインドが舞台で、後者はペネロペスカ・ヨハの“美女競艶(^^;”ってことで、こちらも興味津々!でも、ダニー・ボイルが監督賞を獲ってるからアカデミー賞には、「スラムドッグ…」の方が有利かな?

 いずれにせよ、今年も賞レースが本格化してまいりました。残り1月半ほどの間、どんな結果が出ますやら…、これまた楽しみですね。

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by mori2fm | 2009-01-12 19:22 | 映画小ネタ | Trackback(7) | Comments(2)

「地球が静止する日」思いっきり≪ネタバレ≫で行きます!

[地球が静止する日] ブログ村キーワード
 1951年製作の「地球静止する日」(観てないよ!!)のリメイクである(ベースとしている)本作「地球静止する日」(20世紀FOX)。ホントに久しぶりのキアヌ・リーブス主演作(彼の場合、なぜか“久しぶり”って気があんまりしないんですけど…)。予告編が大変面白かったので、期待して観に行ってきました。


 宇宙微生物学の権威である、生物学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)は、亡夫の連れ子である息子、ジェイコブ(ジェイデン・スミス)と2人暮らし。血の繋がらない息子との関係が上手くいかず、悩める日々を過ごしていた。或る日ヘレンは突然、アメリカ政府から強制的に協力を要請され、他所から同様に集められた異分野の科学者達と共に、軍の基地へ召集される。そこでヘレン達は、『突如宇宙空間に現れた巨大な球体が、数時間後にニューヨークを直撃する』という信じ難い情報を聞かされる。科学者達はその対策の為に急遽集められたのだったが、為す術もないままに球体は、ニューヨーク上空へ。しかし衝突直前、球体は突如減速し、セントラルパーク上空で静止する。周囲を武装した軍や警察が包囲する中、球体へ近付いて行くヘレン達。すると球体の中から、異星人と思しき生命体が出現。生命体がヘレンに触れようとした瞬間、怯えた何者かが放った銃弾が異星人に命中する。医師の懸命な治療を受け、一命をとり止めた異星人は、驚くべきことに人間そっくりの姿をしていた。やがて目を覚ました“クラトゥ”と名乗る異星人(キアヌ・リーブス)は、来訪の目的を尋ねるヘレンや国防長官(キャシー・ベイツ)に『地球を救いに来た』と告げるのだった…。


 非常に面白い設定と、面白いストーリーだと思うのですが…、何なのだ?この映画全体から漂ってくる“グダグダ感”は?!今回は思いっきり≪ネタバレ!≫で書かせていただきますが、クラトゥの仲間達は、70年前から地球に潜入して『人類を滅ぼすか否か?』ということを調査しておったのです。で、その仲間というのは、70年間人間の姿で、人間として生活し、表面上年老いて更には孫までいる(もちろん人間の)という設定で、クラトゥの前に姿を現すのです。そしてクラトゥに『人類を滅ぼすべき。彼等は変化しない』と告げるのです。『地球を救う』=『地球を破壊し続ける、人類を滅ぼす』ってことだったのですね。なるほどそれは仕方のない(?!)話かも知れません。しかし、次の瞬間その年老いた“潜入工作員”は、次のような驚くべき台詞を吐きます。『私は、この星に留まり彼等と共に滅びる』要は一緒に生活してきて、“情”が移ったってことらしいのですが、それならそれで人類を滅ぼさないでもやっていける方法を考えたらどうやねんな?いや、この工作員の意思が最後まで反映されるのなら、『任務に忠実な、素晴らしい考え方だなあ』と納得も出来るのですが、最終的にこの“70年掛かって導き出された答え”は、僅か1日(ですよね?映画の設定として)だけ、人類(それも限られた、ごく少数の人間)と接したクラトゥによって覆され、人類滅亡への攻撃は中止されるのです。曰く『人類は変われる』と…。
 そう、この映画では“70年<1日”なのです。んな、アホな…。だったらこの年老いた工作員の70年間は、一体何だったのさ?潜入して、必死になって地球で生活してやってきた彼が、あまりにもカワイそうじゃあないか?そんなことなら事前調査なんぞせず、いきなりクラトゥがやって来て『攻撃開始!』ってやったらいいんじゃないのか?この工作員の、血と汗と涙の70年間を返してやれや~!!

 あ、少し取り乱してしまいました(^^;。でも導入部が非常に面白かっただけに、クラトゥが地球に上陸してからが、あまりにもグダグダになってしまったのが、とても残念に思えてなりません。吾輩、特にこの“潜入工作員”のことがとても哀れに思えてしまって、途中からストーリーに没頭出来ませんでした。コレって、今の不景気な時代のサラリーマンや、派遣社員にも通じる話ですよね。一生懸命やってきたのに、その積み重ねなど無視されてしまう…。何かSF映画には思えないんですよね、この展開…。

 その“SF超大作”という意味で言うと、予告編で観て期待していた映像関係は、本編中に予告を超えるような映像は、ハッキリ言って存在しませんでした(アカンがな)!予告編で殆んどすべて見せちゃってます。これも辛かったな~。

 でもまあ、正月公開映画特有の『超大作です!』っていう雰囲気は、何故かこの映画プンプン持ってますので、その特有の雰囲気を味わうには、ピッタリの映画なんじゃないかと思います(フォローになってねえ~(>_<)。

 「地球が静止する日」は、ただいま全国ロードショー公開中です。未来の大物、ジェィデン君(=ウィル・スミスJr.)の健気な演技(若干、鼻につきますが…(^^;)も観ることが出来る“お正月超大作”を、あなたも是非映画館でご覧下さい。


~追記~
 映画の冒頭で、異星人が最初に地球に来たのが“1928年”と表記されていました。あれ?そうなら調査期間は“70年”ではなく“80年”になりますよね~。吾輩の見間違いだったかな~?

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by mori2fm | 2009-01-11 17:21 | 映画評 外国映画 タ行 | Trackback(89) | Comments(16)

日本インターネット映画大賞・外国映画部門に投票!

 先日の日本映画部門に続いて、今回は“日本インターネット映画大賞”の外国映画部門に投票してみたいと思います。こちらも日本映画と同じく、作品賞は、昨年末のマイ・ランキングを使用いたします。あと、各部門賞を考えてみます。
 以下、フォーマットを使用して投票します。

-----------------------------------------------------------------
[作品賞投票ルール(抄)]

 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

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『 外国映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「ダークナイト」 10点
  「アイアンマン」 8点
  「最高の人生の見つけ方」 6点
  「ウォンテッド」 4点
  「レッドクリフ Part Ⅰ」 2点
  【コメント】
『昨年はやはり、「ダークナイト」の年だったでしょう』

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【監督賞】                     作品名
   [コーエン兄弟(ジョエルイーサン)] (「ノーカントリー」
 【コメント】
  『そりゃあ、もうね~(^^;!』
【主演男優賞】
   [ロバート・ダウニーJR.] (「アイアンマン」)
 【コメント】
  『祝!完全復活!!「トロピック・サンダー」でも、がんばってたモンね』
【主演女優賞】
   [ナタリー・ポートマン] (「ブーリン家の姉妹」
 【コメント】
  『もお、すっかり“大女優”の貫禄が…』
【助演男優賞】
   [ヒース・レジャー] (「ダークナイト」)
 【コメント】
  『今回は、彼で決まり!ホントに惜しまれます…』
【助演女優賞】
   [アンジェリーナ・ジョリー] (「ウォンテッド」)
 【コメント】
  『あくまでも“助演”ですから…(^^;』
【新人賞】
   [リン・チーリン] (「レッドクリフ Part Ⅰ」)
 【コメント】
  『メチャメチャ美しい!早く「Part Ⅱ」が観たい~!』
【音楽賞】
  「魔法にかけられて
 【コメント】
  『ディズニー!音楽!!非常に楽しめました』
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【勝手に○×賞】
   [もう、やめた方が栄誉…もとい!エエよ賞] (「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」
 【コメント】
  『レイチェル・ワイズのいない「ハムナプトラ」なんて…』

-----------------------------------------------------------------
 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。


 部門賞は、もお独断と偏見のオン・パレードです(^^;。あんまり固いのは、面白くないので…(何?ユル過ぎますか??)。
 結果は、2月11日に発表される予定だそうです。さて、どんな風になりますやら…。


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by mori2fm | 2009-01-11 13:50 | ランキング | Trackback(3) | Comments(3)

日本インターネット映画大賞・日本映画部門に投票!

 以前からお誘いいただいておりました“日本インターネット映画大賞”に投票させていただきます。今回が初挑戦!先ずは日本映画からです。作品賞は、昨年末のマイ・ランキングを使用いたします。あと、各部門賞を考えてみます。
 以下、フォーマットを使用して投票します。

-----------------------------------------------------------------
[作品賞投票ルール(抄)]

 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

-----------------------------------------------------------------

『 日本映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「ブタがいた教室」 10点
  「アフタースクール」  8点
  「闇の子供たち」 6点
  「おくりびと」 4点
  「ラブファイト」 2点
  【コメント】
  『「ブタがいた教室」は、考えさせられましたね~色々と…』

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【監督賞】           作品名
   [阪本順治 監督] (「闇の子供たち」)
 【コメント】
  『この映画を撮ったってことは、素直にスゴイことだと思います』

【主演男優賞】
   [堤 真一] (「容疑者Xの献身」
 【コメント】
  『「クライマーズ・ハイ」も、よかったですね~』
【主演女優賞】
   [北乃きい] (「ラブファイト」)
 【コメント】
  『ボクシングにパンチラ、よ~やった!』
【助演男優賞】
   [堺 雅人] (「クライマーズ・ハイ」)
 【コメント】
  『「アフタースクール」もよかった。大河「篤姫」も。去年は、彼の年でしたね』
【助演女優賞】
   [広末涼子] (「おくりびと」)
 【コメント】
  『何か評判よくないようですが…、吾輩は、よかったと思いますよ』
【新人賞】
   [長渕文音] (「三本木農業高校、馬術部~盲目の馬と少女の実話~」
 【コメント】
  『サラブレットですよね、彼女は』
【音楽賞】
  「デトロイト・メタル・シティ」
 【コメント】
  『いやあ、いろんな意味でね…(^^;』
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【勝手に○×賞】
   [どうしてくれよう賞(怒!)] (「少林少女」
 【コメント】
  『コレは、アカンかったでしょう?』
-----------------------------------------------------------------
 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。


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 いやあ、部門賞は結構悩みますね~。難しい!!疲れたので、今日は寝ます(^^;。外国映画は、明日以降に…。

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by mori2fm | 2009-01-08 00:45 | ランキング | Trackback(4) | Comments(0)

「チェ 28歳の革命」彼は如何にして、革命家となったのか?

[チェ・ゲバラ] ブログ村キーワード
 20世紀最大のカリスマ、チェ・ゲバラ。今も世界中の人々から、熱狂的な支持を受け続ける彼が、如何にして革命家となったのかを描いた本作「チェ 28歳の革命」 (ギャガ・コミュニケーションズ/日活)ソダーバーグ監督デル・トロの執念が詰まったような、渾身の一作になっています。


 1955年。中南米諸国を旅して、圧政による国民の窮状を目にしてきたアルゼンチン人の青年医師、エルネスト(ベニチオ・デル・トロ)は、メキシコでキューバの反体制活動家、フィデル・カストロ(デミアン・ビチル)と出会う。親米のバティスタ独裁政権の圧政から、祖国キューバを救わんと決起するフィデルとエルネストは意気投合。エルネストは仲間たちから親しみを込めて“チェ(スペイン語で『ねぇ、君』と、呼びかける時に使う言葉)”と呼ばれるようになる。そして彼等は、82名の仲間と共にキューバへ上陸。政府軍の激しい攻撃を受け、わずか12名しか生き残らなかったが山間部に潜伏し、やがて国民を味方につけ、次第に勢力を拡大していく。反乱軍の中で、その能力を如何なく発揮したチェは、フィデルから司令官に任命される。そしてチェたちは、キューバ第2の都市サンタクララへの進攻を開始する…。


 チェ・ゲバラについて、吾輩はそんなに詳細な知識を持ち合わせておりませんでした。“中南米のゲリラ活動家”“ひげ面の写真が有名”“どこかの国の政府に負けて死んだ”“Tシャツのデザインで、よく見かける”と言ったところだったでしょうか。この映画では、人々に自由と平等をもたらすことがどれだけ重要で、そしてその為には相手が如何に強大でも戦わなければならないということを、彼が如何に実践し、そしてその結果どのようにして“革命家”になっていったのかということを、鮮烈に描き出しています。吾輩の持っていたイメージを修正してくれるのに、充分な内容でした。いやむしろ、これほどまでに真摯に自らの主義、信念を貫いた生き方をした“チェ”という人物に、吾輩大いに惹かれました。フィデル・カストロは、キューバ人です。キューバ革命は、彼にとって祖国を我が手で救う為の戦いでした。しかしチェは、キューバ人でもないのに己と同じ志を持ったフィデル達に共鳴し、その信ずるがままに戦いに身を投じて行く。人として、これはなかなか出来ることではないと思います。そして更にはキューバ革命以降、世界各地の圧政に苦しむ人々を解放する戦いにも、その身を投じていくのです(この辺りのことは、続編のエントリで語らせていただきます)。チェの信念と情熱は、周りに波及し、絶対的な存在である強者(政府あるいは大国)に立ち向かう大きな力となっていくのです。
 この映画ではキューバ革命の成立までの行程に、後年(1964年)チェがキューバ代表として国連総会に出席し、演説するまでのシーンがカットバックで挿入されています。そのどちらもが、強者に対して一歩も退かず、果敢に攻めて行くチェの信条を映像で語っています。重厚かつ、インパクトのある映画に仕上がっています。

 前述しましたが、チェの顔写真がプリントされたTシャツを着ている人を、街でよく見掛けます。また浦和レッズのサポーターが持つフラッグに、描かれているのを見た記憶もあります。ファッションのアイコンとしても、世界中で使われているチェ・ゲバラですが、果たしてどれだけの人が、彼の真実の姿を知っているでしょう(Tシャツ着てても『誰コレ?』って言う人、結構いるんじゃなかろうか)?そんな人達に(吾輩もそんなに偉そうなことは言えませんが…)、ぜひこの映画を見ていただきたい。そして、彼が何故ここまで世界中の人たちから支持されているのかを、自分なりに考えていただけたら…と、思います。

 「チェ 28歳の革命」は、1月10日(土)より全国ロードショーです。この映画の公開の後、続いてチェの最期の日々を描いた「チェ 39歳別れの手紙」も公開されます。39歳の短い生涯で、世界に鮮烈にその名を轟かせた1人の革命家の誕生までの物語を、あなたも是非映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2009-01-05 21:41 | 映画評 外国映画 タ行 | Trackback(90) | Comments(14)

低血糖…(>_<)。

[1型糖尿病] ブログ村キーワード 
 新年明けて、4日になっております。
 昨日は、我が娘“かぁたん(仮名・6歳)”と、休み恒例の“娘と映画”に行ってまいりました。観に行ったのは、「映画!たまごっち うちゅーいちハッピーな物語!?」。昼ごはんを食べてから、車でシネコンへ。『終った後に、ドーナツを食べようね!』って約束をして2人で出掛けました。
 映画を楽しく観終わって、ドーナツを食べる前に血糖値を測っておこうと、映画館のロビーへ。そう、“かぁたん”は“1型糖尿病(IDDM)”。1日に数回血糖値を測定して、食事の前には必ず“インスリン自己注射”をしなくてはいけません。で、ロビーに着くなり“かぁたん”は、『お腹が空いた』と言い出しました。慌てて計ってみると数値は『45』低血糖です。もう“かぁたん”は歩けません。目はトロンとして、力なく床に崩れてしまいます。急いでブドウ糖と飴を補食させ、何とか少し元気を取り戻しました。ちょっとロビーに座って落ち着いてから、ドーナツ・ショップへ。もうその頃には、口から冗談も出るほどになっていました。
 
 普段は、殆んどカミさんにまかせているので、低血糖に陥った我が娘を目前にして、吾輩正直相当焦ってしまいました。そんな自分が無性に情けなく、すごく自己嫌悪に陥ってしまいました。何と、無力な父親なのか!
 
 昨年一年を振り返ると、やはり“かぁたん”が病気になってしまったことが、強烈に重く響きました。もうすぐ診断されてから1年が経とうとしております。この1年で、吾輩の“難病”と言うものに対する考え方は、まったく変わってしまいました。それまでは、ハッキリ言ってそんなのは“他人事”でしかありませんでした。それが突然その“他人事”の側へ、立つ破目になってしまったのです。以来、様々な人と、これまででは考えられないような交流をさせていただきました。そして、この病気がどれだけ大変なモノなのかも、知ることが出来ました。昨シーズン頑張った、阪神タイガース岩田投手のことも、“かぁたん”が病気にならなければ、恐らく“他人事”のままだったでしょう。岩田投手も“1型糖尿病”です。彼の頑張りには、患者の家族としてとても励まされました。
 
 でも受け入れてきたつもりでも、いざとなるとダメですね~。ドーナツ食べる前に、人前で注射をする時、何とも言えず哀しくなりました。この子は注射を打たないと、お腹いっぱいおやつを食べることも、ジュースをがぶ飲みすることも出来ないんだと思うと、何か無性に“かぁたん”が不憫に思えてしまって…。吾輩が、こんなことではホントにイカンのですけどね。
 

 “かぁたん”も、この春から小学生です。今までとは違った生活環境へ足を踏み入れていくことになります。これからまだまだ難しいことが、色々起こってくると思います。でも、親としてもっと強い気持ちを持たんとイカンと再認識させられた1日でした。ホント、“かぁたん”の方がよっぽどしっかりしています(>_<)。

~“かぁたん”は、2008年1月16日に“1型糖尿病(IDDM)”と診断されました…。
でも、元気です!~

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by mori2fm | 2009-01-04 01:31 | 我が娘の日常 | Trackback | Comments(11)

本年もよろしくお願いいたします。

 そんなわけで、2009年も明けて2時間が過ぎました。
 改めて、あけましておめでとうございます!旧年中は、当ブログをご愛読いただき誠にありがとうございました。
 
 まあ、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 
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by mori2fm | 2009-01-01 02:09 | ご挨拶 | Trackback(1) | Comments(9)

映画ネタを書いておりますが、最近更新が停滞しまくってます…。


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mori2(もりもり)
・性別:♂
・年齢:50歳(嗚呼…)
・家族:妻と1人娘“かぁたん(仮名)”
・生息地:京都府
・生業:シネマコミュニケーター!(と、書きたいところなんですけど、実態はタダの超薄給サラリーマン…(>_<)
・一言:映画ネタ+日々の徒然なる“妄言”をシネマ親父・mori2が書き綴ります…。

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