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「レヴェナント:蘇えりし者」絶対不死身、ディカプリオ!

[レヴェナント:蘇えりし者] ブログ村キーワード
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 “アカデミー賞最多12部門ノミネート、監督賞・主演男優賞・撮影賞 受賞!”「レヴェナント:蘇えりし者」(20世紀フォックス)。実在した伝説のハンター、ヒュー・グラスの実話を基にした“サバイバル・ドラマ”。とにかく圧倒されます!


 19世紀半ば、アメリカ西部未開の地。狩猟チームのガイドを務めるグラス(レオナルド・ディカプリオ)は、今は亡き先住民の妻との間に生まれた息子のホーク(フォレスト・グッドラック)と共に、危険な旅を続けていた。或る日、森の中でハイイログマに襲撃されたグラスは、瀕死の重傷を負ってしまう。グラスが余命僅かで、チームに同行出来ないと判断した隊長のヘンリー(ドーナル・グリーソン)は、その場にグラスを残しホークとグラスを慕う隊員のブリジャー(ウィル・ポールター)、金に釣られて居残りを志願したフィッツジェラルド(トム・ハーディ)の3人に、グラスの最期を看取り丁重に葬るよう命じて、先行する。しかし予想に反して生き長らえるグラスに業を煮やしたフィッツジェラルドは、自らの手でグラスを葬ろうとするも、ホークにその場を目撃されてしまう。その勢いでフィッツジェラルドはホークを殺害。生埋め状態で放置されたグラスは、何も出来ないまま愛する息子が目前で殺害され、燃え滾る怒りを胸に復讐を誓い、やがて死の渕から奇跡の復活を遂げる。そしてフィッツジェラルドの追跡を開始する…。

 オープニングの先住民(アリカラ族)との戦闘シーンが、いきなりの手に汗握る大スペクタクル映像!あの「プライベート・ライアン」の“D-デイ”のシーンを彷彿させる圧巻のつかみから、圧倒されるシーンの連続に息を呑みます。そしてグラスが熊に襲われる、正に見ているだけで猛烈な痛みが伝わってきそうな迫真のシーン以降、殆ど台詞を吐かないディカプリオの文字通り“身体を張った”演技。もお、圧巻です!吾輩見ていて思いました『うん、今回はオスカーあげよう、いやあげます。もお持って帰って!お願い…!頼むから獲って!!』って(^^;(※見た当時は、まだ受賞式の前でした)。過去に4度(「ギルバート・グレイプ」「アビエイター」「ブラッド・ダイヤモンド」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」)ノミネートされ、あの「タイタニック」では何故かかすりもしなかったアカデミー賞。これで獲らなきゃ、いつ獲るの?今でしょ!ってことで、今回の主演男優賞受賞は、本当にようやく!って感じで文句なしだと思います。心の底から祝福させていただきます。おめでとう!レオ様!!よかった、本当によかった!
 更には65年振りの“2年連続監督賞受賞”という快挙を成し遂げた、アレハンドロ・G・イニャリトゥ 監督。前作の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が、殆ど屋内での撮影だったのとは打って変わって、今回は外!これでもかと言わんばかりの外(^^;!それも超極寒の大地を舞台に、身の毛も凍る(物理的に)ような究極のサバイバル・ムービーに仕上げています。そしてその極限の映像を撮りあげた撮影監督、エマニュエル・ルベツキが、史上初となる3年連続でアカデミー賞撮影賞を受賞するという、この映画まさに“快挙”のオン・パレードでございます。更に更にもう一つ付け加えると、音楽にはあの“教授”坂本龍一が参加しているのも、日本人としてはやはり見逃せ…もとい、聞き逃せません!もお、色んな意味で話題満載の映画でございます。

 トム・ハーディ演じるフィッツジェラルドが、もお腹が立つほど憎たらしい奴でして…。これをまたトムが上手に演じてるんですよ!今回またこれまでのトムと違う一面が見られたような気がして、非常に嬉しかったです。作品ごとに違う顔を見せてくれる=進化している俳優さんですね、トム・ハーディ。吾輩は好きですね。次回作が楽しみです。そして何よりもディカプリオ!グラスが味わう悲惨な目の数々を前述したとおり、正に体当たりで演じている…と、言うより体現しています。先住民と殺しあう、熊に襲われる、乗った馬ごと高い崖から転落する、馬の死体の中に入って寒さを凌ぐ…。ヒュー・グラスの実話が基とは言いましたが、そりゃあ話は盛られてるでしょう。あれだけやったら…、死んじゃうよ(^^;!とにかく見る者を圧倒し、そして圧巻されます。中々トンでもない映画です。

 「レヴェナント:蘇えりし者」は、4月22日(金)~全国ロードショーです。上映時間2時間37分!長いとは感じません。それだけ濃密な映像と物語のオン・パレード。あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 この映画、リアルに『♪~ある~日♪森の中、熊さんに出会った~♪♪』なんですよね(^^;。そんな呑気な状況ではないんですが…。

映画『レヴェナント:蘇えりし者』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2016-04-18 23:19 | 映画評 外国映画 ラ行 | Trackback(44) | Comments(6)

「スポットライト 世紀のスクープ」強大な権力の闇を暴く“光”

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 アカデミー賞 作品賞&脚本賞 W受賞!「スポットライト 世紀のスクープ」(ロングライド)。キリスト教社会の“絶対的タブー”に、果敢に挑んだ地方新聞社の実話を映画化。華は無いけど、真面目な作品です。


 2001年、夏。アメリカ東部の地元新聞社“ボストン・グローブ”の新任編集局長として、マイアミからマーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)が赴任。最初の編集会議で目玉になる記事の材料を物色し、ゲーガンという神父による子どもへの性的虐待事件に着目。これを追跡調査する方針を打ち出す。読者の半数以上がカトリック教徒のボストン・グローブにとって、その行為はあまりにもリスクが大きく、ヨソ者でユダヤ人のバロンは、反対意見を強気で押し切る。そしてリーダーのロビー(マイケル・キートン)を中心に、マイク(マーク・ラファロ)、サーシャ(レイチェル・マクアダムス)、マット(ブライアン・ダーシー・ジェームズ)の4人から成る、特集記事欄《スポットライト》を担当する記者たちが取材を開始。やがて彼等は事件の背後に隠された巨大な疑惑の核心へと迫っていくのだが、それは当初の予想を遥かに超えた、想像を絶する事態であった…。


 いい映画でした。敢然と社会の不正に立ち向かった新聞記者たちの事実の物語を、ドキュメンタリーではなく、真摯に“商業映画”として作り上げていることに先ず好感が持てました。前述しましたが、決して華は無いのですが、極めて健全且つ堅実な映画だと言えると思います。ただ、キリスト教社会で生活している訳ではない我々日本人からしてみますと、どうしても欧米の皆さんがこの映画をご覧になって受けたインパクトを実感できないモンですから『今年のアカデミー賞獲った映画やで』って言われても、恐らく『あ、そう。ふ~ん、いい映画なんやね』程度の反応にしかならんのだろうと思われます。ですから正直日本では興行的に大ヒット!というのは望めないでしょうね。まあしかたのないことではありますが、ここらは残念だなあと思います。
 ただ、普段キリスト教に接していない我々が見ても『神父が長年に亘り、児童に手を出していた。そしてそれを教会が組織的に隠蔽してきた』というゲスなお話は、充分に衝撃的ではありますし、恐らくこの事実が白日の下に暴露された当時、彼の国ではトンでもない騒動だったんだろうな~ってのは、想像がつきます。そして恐らくある程度時が過ぎ、少々治まってきたな~と思っていた頃に、今回の映画の公開。正に教会的には古傷をえぐられるような感覚だったのではないでしょうか?でも、こういう事件・事実は決して風化させてはならないと思います。そういう意味では、この映画が製作された意味は極めて大きくて、重要な物だと思います。

 非常に真面目でデリケートなテーマを扱っているだけに、キャストの方も個性の強い派手な主演俳優を起用するのではなく、チームとして個々の演技が際立つ面々を配して壮大なテーマに、正に総力戦で挑んでいます。それは主演であるはずのマーク・ラファロが、アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされたことからも、この映画の成り立ちが示されているような気がします。また紅一点のレイチェル・マクアダムスは、いつもの“キュートな女の子”演技を封印し、ひたすら地味で実直な記者の役を熱演しています。そしてあくまでも結果論ではありますが、2年連続でアカデミー賞作品賞受賞作に出演することになったマイケル・キートン。今回の彼は前作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のどちらかと言うと、オーバー・アクト気味な演技とは打って変わって、“記者のリーダー”という役を非常に抑えた演技で熱演しています。吾輩どちらかと言えば今回のマイケルの方が好感持てました。イイですね、このところの復活気味の活躍は、嬉しい限りです。

 しかし冷静に振り返ってみますと、聖職者達ってのは何で揃いも揃って、児童博愛(別の意味での)主義なんでしょうね?教会が組織ぐるみで長年隠蔽しないといけないなんて、そんなにスキモノばかりが集うってのには、根本的な組織の問題点が存在するような気がします。ああ、考えただけでも身の毛がよだつ…。


 「スポットライト 世紀のスクープ」は、ただいま全国公開中です。神の領域に、正義を持って立ち向かった新聞記者たちの真摯な闘いのドラマを、あなたも是非!映画館でご覧ください。


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by mori2fm | 2016-04-17 21:59 | 映画評 外国映画 サ行 | Trackback(40) | Comments(6)

映画ネタを書いておりますが、最近更新が停滞しまくってます…。


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