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[スター・トレック Beyond] ブログ村キーワード
a0014708_22181225.jpg 『宇宙、そこは最後のフロンティア』シリーズ誕生50周年、シリーズ劇場版第13作。「スター・トレック BEYOND」(東和ピクチャーズ)。“老舗・宇宙SF大河ドラマ”の最新作。今回もお楽しみが満載です。


 5年間の深宇宙探査に就いてから3年。惑星連邦所属の宇宙船“USSエンタープライズ”は、最新鋭の巨大宇宙基地“ヨークタウン”へ寄港する。日々の緊迫した任務から解き放たれ、つかの間の休息に浸るクルー達。しかし艦長のカーク(クリス・パイン)は、或る思いを胸に艦を降りる決意を固めていた。そこへ未踏の惑星に不時着した探査船から、救難信号が入る。直ちに救出に向かったエンタープライズは、突如正体不明の敵から攻撃を受ける。無数の攻撃機に対して懸命の防戦を試みるも、壊滅的なダメージを受け、航行不能に陥るエンタープライズ。カークは艦を捨てる決断を下し、クルー達は脱出ポッドで散り散りに惑星に向けて降下して行く。果たして、艦を失ったクルー達の運命は?そして謎の敵の正体とは?…


 J・J・エイブラムスによってリブートされてからの第3弾となる本作。前2作でメガホンを取ったJ・J・は、今回“製作”に回りました。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」で忙しかったんでしょうね(^^;。で、代わって監督を務めたのは「ワイルド・スピード」シリーズのジャスティン・リン。前2作がオリジナルの「スタートレック」(←余談ですがリブート前のシリーズは“スター”と“トレック”の間に“・”は入りません…)のエピソードや小ネタを随所に織り込んで、上手に作品として昇華されていましたので(「スター・トレック」は今でも“傑作”だと思いますし、続く「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の作中でカンバーバッチが本来の役名を口にした瞬間、吾輩映画館で思わず『おお~!』と声を上げてしまいましたから…)、果たしてこの監督交代は作風にどんな影響を与えるのか?という興味と不安を抱えて吾輩、試写に臨みました。結論から言いますと、これまでのシリーズではお目に掛かったことのないような、スピード感溢れるアクション・シーンがテンコ盛り!従来の「スタ・トレ」は宇宙SFドラマとはいえ、“宇宙船での出来事”や“宇宙空間での出来事”がメインとなっていましたので、どうしても展開するアクションが大雑把でユルいという印象がついておりました(所謂“大艦巨砲主義”…(違)。だってしょうがないんですよね、「スター・ウォーズ」と比すると、このシリーズには“戦闘機”が出てきませんし、艦隊戦を行なってるエンタープライズなどの宇宙船もあくまで“宇宙船”であって、“宇宙戦艦”ではないのです。この前提条件の下でシリーズは展開してきたわけですから…。それが今回はハイ、まるで「ワイ・スピ」です(^^;。地上でバイク・アクション!?24世紀の宇宙が舞台の映画で??。まあ、いい悪いはともかく前2作がこれまでのシリーズに考慮しつつ作られていた感(別に遠慮していたわけではないと思いますが)が、結構感じられたのに対して本作ではリブート3作目にして、遂にまったく新しいシリーズとして、1人立ちしたようなそんな感じがしました。ですから、『「スター・トレック」?お約束事が多すぎて…』と、これまで鑑賞する気にさえならなかった皆様でも、充分に楽しめる内容になっております。
 とは言ってもシリーズのお約束も、キチンと押さえられておりますから、元来の「スタ・トレ」ファンの皆様もガッカリなさらないでください。ちゃ~んとクスクス出来るシーンはございます。特にスポック(ザッカリー・クイント)のウフーラ(ゾーイ・サルダナ)への“性癖”(?)が暴露されるシチュエーションなどは、爆笑必至。更には思いも掛けない、ボーンズ(カール・アーバン)大活躍!も笑わせてくれます。スコットを演じているサイモン・ペッグが、本作では共同脚本を手掛けているというのも安心のクオリティかと。 
 また今回結構早々に“エンタープライズ爆沈”のシーンが有り、配給の東和の担当の方は『結構衝撃的ですよね』と仰ってましたが、これも「スタ・トレ」ファンからすれば見慣れた光景(^^;ですよね?主役メカ爆破、都合何度目??あ、今回もチャンとお約束は守られておりますので、ご安心を…。

 カークを始めとした主要キャストは全員続投。益々シリーズ継続に伴って、結束力が増していきそうですね。ただ本当に残念なのは、チェコフ役のアントン・イェルチンが、本作の撮影後に事故でこの世を去ったこと。今回もとてもいい味出していたので、本等に残念です。まだまだこれからなのに…。そして本作の制作中にはオリジナルでスポックを演じたレナード・ニモイも亡くなりました。“スポックの死”は作中にも描かれています。エンド・ロールでは2人の俳優に対するメモリーも記されています。
 今回、謎の敵役クラールを演じたのは、「パシフィック・リム」の司令官役でお馴染みイドリス・エルバ!。そしてもう1人の謎のエイリアン女戦士・ジェイラを演じたのは「キングスマン」の義足の暗殺者、ソフィア・ブテラ!何ともマニアックなキャスティング(^^;。両者共に熱演されてますが、このシリーズのお約束で敵キャラ、エイリアンなどを演じると、特殊メイクのために殆ど『あんた誰?』状態になってしまうのです(前作のカンバーバッチは除く)。ここらは毎回思いますが、少々お気の毒。でもクラールは…、≪ネタバレ!≫“ジャミラ”だったんですね~(爆)。

 「スター・トレック BEYOND」は、明日21日(金)~全国ロードショー。新たな魅力満載!SF大河ドラマ“老舗”の真骨頂を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

~追記~
 前作「…イントゥ・ダークネス」で登場したキャロル・マーカスを演じたアリス・イヴの再登板が叶わなかったことは、残念でした。新たなレギュラーキャラ登場の予感と、ストーリーの広がりが期待出来たので…。

~追記②~
 今回の謎の敵キャラ・クラールは、ロミュランでもクリンゴンでもありません。そういったところも、新シリーズたる所以かと思う反面、このままではクリンゴンの存在価値は…と、不安になります。

映画『スター・トレック BEYOND』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2016-10-20 23:35 | 映画評 外国映画 サ行 | Trackback(26) | Comments(6)
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 20世紀前半の、アメリカを代表する作家として現在も愛されているトマス・ウルフ。そしてそのウルフの才能を信じ、世に送り出した名編集者マックス・パーキンズ。そんな2人の男の友情と葛藤を描いた本作「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」(ロングライド)コリン・ファースジュード・ロウが初共演!なかなか骨太な1本です。


 1929年ニューヨーク。出版社の編集者マックス・パーキンズ(コリン・ファース)の許に、膨大な枚数の原稿が持ち込まれる。あちこちたらい回しにされ、たどり着いたこの“超大作”を何気なしに読み始めたマックスは、たちまち魅了される。翌日、この小説の作者である無名のトマス・ウルフ(ジュード・ロウ)が出版社へやって来る。マックスが出版する旨を伝えると、トムは感激のあまり涙ぐむ。但し、出版するには膨大過ぎる原稿を短くする必要があった。この原稿を削除する共同作業の中で、マックスとトムの間には友情が芽生え、やがてそれは親子の情にも似た深い絆へとなっていく。そして出版されたトムの処女作「天使よ故郷を見よ」は、またたく間にベストセラーとなった…。

 冒頭に色々書いておりますが、吾輩この映画を見るまでトマス・ウルフという作家のことを、全然知りませなんだ。そうなると必然的に編集者マックス・パーキンズのことなんか、言うまでもなく…(爆)。ごめんなさい。でも、20世紀前半のアメリカ文学事情にトンと疎い吾輩でも、この映画は興味深く見ることが出来ました。それは非常に魅力的なストーリー(実話ですよね。歴史モノが好きな方は特に惹かれますよ)と、それを演じるキャスト陣に依るところが大きいと思います。特に主演の2人の初共演って言うのには、鑑賞前からそそられましたし、実際にスクリーンで見ると作家と編集者という或る意味家族以上に信頼で結ばれている関係の男2人を、非常に熱演しています。編集作業過程で繰り広げられる2人の丁々発止のやり取りは、まるでスクリーンに火花が散らん如き勢いでした。更にトムのパトロンで愛人のアリーン・バーンスタインを演じたニコール・キッドマンが、トムとマックスの関係に嫉妬し敵意を燃やす女性の少々狂気じみた姿を、迫真の演技で見せてくれます。貫禄です。それとは真逆のポジションとして、夫を理解しつつも許せない所は指摘するという、マックスの妻・ルイーズを演じたローラ・リニーの好演も作品のいいアクセントとなっています。この4人の関係性が絶妙な距離感で描かれているのも、見ていて惹きこまれたポイントです。
 作中には他にも実在した有名な作家「老人と海」のアーネスト・ヘミングウェイ(ドミニク・ウェスト)と「グレート・ギャツビー」のF・スコット・フィッツジェラルド(ガイ・ピアーズ)が登場します(一応。この2人くらいは知ってました!)が、実は彼らも無名時代にマックスにその才能を見出され、世に送り出されたのです。作家が世間に認められるための第一の関門、それが“編集者”だと言えるでしょう。マックスはただ関門であっただけでなく、支え時には寄り添い、時には叱咤して、その作家を育て上げていきます。しかしトムとの関係は、決して順調なものばかりでは無かったことが映画の中で描かれています。残念ながらトムは37歳の若さでこの世を去ってしまうのですが、彼がもし、もっと長く生きていたら、そしてマックスとの関係を修復させられたら、果たしてどれほどの大作家になっていただろうか?吾輩、映画を見ていてそんな思いにも駆られました。

 この映画の監督は、これが映画監督デビューとなるマイケル・グランデージ。しかしこの方、“トニー賞受賞のイギリス演劇界の鬼才”なんだそうで、その舞台演出キャリアは輝かしいモノです。今回、満を持しての映画監督デビュー。この辺りも見所の一つです。

 「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」は、10月7日(金)~TOHOシネマズシャンテで先行公開の後、14日(金)~全国順次公開です。1本の名作“ベストセラー”が生み出される瞬間を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

映画『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2016-10-03 22:15 | 映画評 外国映画 ハ行 | Trackback(9) | Comments(2)

「SCOOP!」カッコイイよ!

[SCOOP!] ブログ村キーワード
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 「モテキ」「バクマン。」大根仁 監督最新作。「SCOOP!」(東宝》“主演・福山雅治”。御結婚以来、やれ『劣化した』だの『ドラマがコケた』だの『旬は過ぎた』だのと、随分世間からは色々言われておられるようですが、それでもやはり注目ですよね~。


 かつてスクープを次々と手中してきた、カメラマン・都城静(福山雅治)。しかしある出来事を切っ掛けに、報道写真を撮らなくなった静は、今や芸能スキャンダルを追いかける“中年パパラッチ”に成り下がり、自堕落な日々を過ごしていた。或る日、旧知の写真雑誌“SCOOP!”副編集長の定子(吉田羊)から、新人記者・行川野火(二階堂ふみ)の面倒をみるよう言われた静は、写真を高額で買い取る条件と引き換えにコレを了承。かくして“超ド新人でド素人”の野火と“唯我独尊我が道を行く”静のまったく正反対のコンビは、常にいがみ合いながらも、次々と芸能スクープを連発。そのおかげで“SCOOP!”は遂に売上記録を更新。そんな2人の前に、日本中を震撼させたある事件が立ち塞がる…。

 この映画、実はオリジナルが在るそうでして、1985年に原田眞人監督・脚本によって製作された「盗写 1/250秒 OUT OF FOCUS」という映画なんだそうです。大根監督が青年時代に見たこのオリジナルに惚れ込み、『いつか自分の手で撮ってみたい!』と募らせた思いを今回、実現されたんだそうです。で、吾輩はこのオリジナルは未見なんです(何と、DVD化されていないそうです(>_<)が、察するに結構シリアスな映画だったんじゃないでしょうか?今回の「SCOOP!」、前半かなりチャラくて、ハチャメチャで普通に面白い、いつもの(?)“大根印映画”って感じのテイストで見せていくのですが、ある瞬間を境にガラリと作風がシリアスに変わり、そしてラストはトンでもなく重たい方向へと向かって行ってしまうのです。いや正直見ていて少々ひいてしまいました。あまりにも両極端というか、1本の映画して通して見た時、これはどうなのさ?って感じました。決して面白くなかったとか、悪いとかとは思いません。ただどちらかのテイストに絞って撮った方が、よかったんじゃないかな?と。その辺非常に残念でございました。
 でも、見終わってから改めて考え直すと、静と因縁浅からぬ情報屋で、この映画の重要なキー・パーソンとなる“チャラ源”を演じたリリー・フランキーさんの目は、最初からイッちゃってましたね~。今回も非常にオイシくてアブナイ役どころを正に飄々と演じておられます。もお、見事です!

 で、福山さんですが、“初の汚れ役”とか“今までに演じたことのないキャラクター”とか前口上で色々言われてましたけれど…、充分カッコイイじゃないですか(^^;!そりゃ“ヒゲ面でワイルドでガサツで最低な奴”的なキャラクターとして描かれています(冒頭から“カーS〇X”しながら登場したりもします(^^;)が、それでも充分カッコイイんだわヤッパリ。そりゃあ、そうでないと下ネタばっかり言ってる、最低な中年オヤジのキャラだけでは、野火も静には惹かれないでしょうし、ましてやあんなことになってしまうこともないでしょう。そう、どんだけ最低でもカッコよけりゃあ~イイんですよ!少なくとも吾輩的には今回の福山さんは、新境地って言うよりか今までの延長線上で充分演じきっておられると思いました。あ、でもそれが世間的に『今まで見たことのない福山雅治』『カッコイイ!』って言う風に受け入れられていくのなら、それはそれでアリなんじゃないかなあ?と思いますね。
 二階堂ふみちゃん、頑張ってます。何演らせても、この人は上手いわ。結構エロいシーンもあって、そういうお楽しみもございます(^^;。でもね~、ブラとパンティーを着けたままのラブ・シーンってのは、吾輩どうにも許せません!別にヌードを見せろと言ってるわけではないんですよ(そりゃあ、拝めるにこしたことはないですが(^^;)。今の技術をもってすれば、そういう撮影(肩ひもを消す、写さないとか)は可能でしょう?あまりに不自然過ぎて、興醒めしちゃうんですよね。この映画だけでなく、最近の日本映画にこの手のシーン(明らかにコトの後なのに、がっつりインナー着てベッドから起き上がる…てな感じ)がよく出て来る気がしますので、おじさんチョット言っちゃいました(^^;。 

 2人の副編集長役、吉田羊さんと滝藤賢一さんも、それぞれキャラが立っててよかったです。作中、静たちが撮ってくる写真の掲載是非を巡って意見を闘わせるシーンがあるのですが、今の日本ではあそこまでの写真は載せられません。載せたらダメです!ですので、あくまでもフィクションの域としてその辺りはお楽しみください。くれぐれもマネなんかしたらダメですよ。

 「SCOOP!」は、本日より全国公開スタートしました。見たことのないフクヤマ?それが事実かどうか、あなたも是非!映画館でスクープを目撃して下さい。

~追記~
 この前のドラマの時は相手役の藤原さくらちゃんとの年齢差について、かなり物議を醸していたような気がするのですが、今回はさほど騒がれてませんね。こちらも負けず劣らずな年齢差(藤原さくら20歳、二階堂ふみ22歳、福山雅治47歳…、犯罪やん!(^^;)だと思うのですが…。

映画『SCOOP!』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2016-10-01 22:32 | 映画評 日本映画 さ行 | Trackback(22) | Comments(1)

我が娘にそっくりな“かぁたん” (from「カッパの飼い方」)


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