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[007スペクター] ブログ村キーワード
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 ダニエル・クレイグ、4度目のボンドに。挑むのは過去最大の敵?!「007 スペクター」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。シリーズ最大の興奮を引っさげて、いよいよ日本上陸です。でも、いつも思うのですが…、何で日本公開は遅いのさ!


 “死者の日”の祭で賑わうメキシコシティに現れたボンド(ダニエル・クレイグ)は、大立回りの末に標的の男を始末する。その件をM(レイフ・ファインズ)に叱責されるボンドだったが、“スカイフォール”で焼け残った写真を届けにきたマネーペニー(ナオミ・ハリス)に、それが亡き先代M(ジュディ・デンチ)からの指令だったことを明かす。更に指令に従い、標的だった男の葬式に参列するためローマへ飛んだボンドは、その未亡人ルチア(モニカ・ベルッチ)から、ある組織が会議を開くことを聞き出す。そしてその会場へ潜入したボンドは、組織の首領であるオーベルハウザー(クリストフ・ヴァルツ)から突然、声を掛けられる…。

 “スペクター”とは、かつての007シリーズに、ボンドと敵対する悪の犯罪組織として登場していました。でも大人の事情(権利問題とか色々ややこしい(>_<)により、長きに亘りシリーズからその姿は消え去ってしまっていたのですが、今回満を持してのカムバック!さあ、そうなると果たしてどういう位置づけで登場するのか?何せかつてのシリーズのボンドと、ダニエル・クレイグが演じることになってからのボンドとは別人(設定が一度完全にリセットされてます)ですので、どんな感じで出てくるのか?世界征服を企てるのか?やっぱりプロフェルド(昔のスペクターで首領を務めた、ボンドの宿敵)は出てくるのか??という疑問の数々を抱えて、ワクワクしながら見させていただきましたが…、まあ何とも上手に練られたストーリー!その辺りの“?”を見事にまとめ上げています。あまり言ってしまうと“ネタバレ!”になってしまうので(今回、配給さんからは特に“緘口令”は敷かれてないので、どこまで言っていいのかは自己判断になるのですが…、逆に難しいですわ!!)、言わない方がいいと思うのですが、とりあえずオープニングの“ガンバレル”には『おお~!!』と思わず声を上げてしまいましたし、その後何気にメキシコのシーンを見ていたんですが、ふと途中で『あれ、これってワンカット?ええ~!スッゴイ長廻しやんか~!!』と気付いて更に興奮!いやあ、凄い!オープニングで鷲掴み。もお鳥肌モンです。あとのストーリー展開は、ある程度の事前予想は当たっています。ええ、アレがああなって、あの人が実はこうで、こんな風になって…(^^;。
 ボンド役4作目となったダニエル・クレイグ。彼が登板してからのボンドは、リアル&シリアスに徹してきて、世界中で大ヒットを記録してきました。その反面『従来の007シリーズが持っていた“いい意味でのユルさ”が消え去ってしまったのは残念だなあ~』と、吾輩常々申してきたのですが…、今回結構ユルいです(^^;!ダニエルもようやく余裕が出てきたというか、随所にクスリとさせるユーモアが盛り込まれていて、吾輩的には非常に嬉しい出来に仕上がっております。あ、それでもシリアスはシリアスですよ!そしてそのダニエル=ボンドに対峙するクリストフ・ヴァルツの圧倒的な存在感!何なのでしょうね!この人のスクリーンから滲み出てくる“カリスマ・オーラ”は?もおボンドがタジタジになってるのが、よ~くわかります。さすが2回もオスカー獲ってるだけのことはあります。何ならこの演技でもう1回獲れるんじゃないでしょうか?その位、圧巻でございました。
 あと今回メインのボンド・ガールであるレア・セドゥ演じる“マドレーヌ・スワン”(何ちゅう美味しそうな名前や(^^;)嬢は、実はかつてボンドを窮地に陥れたある敵キャラの娘という設定で登場するのですが、それって前作「スカイフォール」だけじゃなく、「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」からも話がず~っと繋がってるってことやんか!どんだけ壮大なのさ!って、思わず突っ込んじゃいましたよ。でも、それら全てを繋げても破綻することなく、むしろキチンとまとめ上げているってのには、ハッキリ言って脱帽です。はい、もお大満足!!

 とは言うものの、大満足だけにツッコミたくなる、『惜しいな~!』って思わせる箇所も結構ございまして…、

①“史上最高齢ボンド・ガール”と、話題のモニカ・ベルッチの使われ方があまりにもモッタイナイ!『へ?あれで終わり??』ってツッコンじゃいました。
②アストン・マーチンも無駄使い!凄まじいカー・チェイスやらかした挙句の最期があんなのでは…、何とも モッタイナイ!まあ、過去のシリーズでも最新鋭高級車をアッサリとオシャカにしてきてはいましたので、伝統っちゃ~伝統なんですが…(^^;。
③スペクター、出てきましたよ。悪の組織として出てきました…が!そもそもの発足目的が、あの作中の描かれ方だとどこまでいっても個人的な恨みが理由じゃございませんか?国際的犯罪組織なのに、それって何か小さくね(^^;?やってることは結構壮大なのに…。
④よく練られた話だとは言いましたが、クライマックスのロンドンに戻ってからのシークエンスは何か“?”が満載でした。特にマドレーヌのあの、前後脈絡のない挙動不審な動きは一体何だったのか?話をムリからややこしくしているようにしか見えませんでした。その結果の上映時間2時間28分(シリーズ史上最長だそうです)は、長い!そこまでがテンポよかっただけに、残念でしたわ。
⑤今回、最も違和感を感じたのは予告編でございました。あれを見てるといかにもボンドがMI6を裏切って、スペクターと通じている…みたいな印象を持ってしまうように作られてました(吾輩はそうだったのですが、皆さん違います?)が、そんなことはないんですね。何であんな内容にしてるんかなあ?まあ公開前の煽りとしては、確かに一役買ってるとは思いますが…etc,etc…。

 ま、こんな感じですかね。でもそれらを差し引いたとしても、充分に満足満腹な1本です。前作「スカイフォール」に続いて登板のサム・メンデス監督、言わずと知れた“オスカー受賞監督”ですが、これで名実共に“007シリーズ監督”としてもキャリアUPされたと思います。思えばかつてのシリーズは同じ監督が結構複数の作品を撮ってますから、サム・メンデスも更に3作、4作と撮っちゃうかもしれませんね。あ、その前にダニエル・クレイグどうするんやろう?一部メディアでは『もお演らない』と言ったとか言わないとか…。吾輩的にはもお少し続けて欲しいんですけどね。せっかく新生MI6も軌道に乗ってきたんですから。

 「007 スペクター」は、明日11月27日~29日まで先行公開の後、12月4日(金)~全国ロードショーです。スパイ映画が豊作だった今年のトリを飾るに相応しい、“本家”ジェームズ・ボンドの活躍を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

映画『007 スペクター』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2015-11-26 23:34 | 映画評 外国映画 タ行 | Trackback(64) | Comments(10)
[ジャンゴ繋がれざる者] ブログ村キーワード
 祝!クリストフ・ヴァルツ、2度目のオスカー受賞!!&クエンティン・タランティーノ、3年ぶりの新作!「ジャンゴ 繋がれざる者」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。意外にも(?)タランティーノ作品初の“西部劇”なんですね。何か過去にもやってたような気がするんですが…、そうか「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」に出てたから、そんな気がするのか(^^;。


 奴隷解放宣言が出される前の1858年、アメリカ南部。黒人奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、最近歯医者から賞金稼ぎに転職したドイツ人のDr.キング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)に、彼が捜している“賞金首”の顔を知っているという理由で買い取られる。奴隷制度を毛嫌いするシュルツは、ジャンゴを“自由人=フリーマン”として扱い、その銃の腕前を見込み相棒にする。こうして誕生した賞金稼ぎのコンビは順調に仕事を重ねる。ジャンゴは、生き別れとなった妻のブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を奪還する決意をシュルツに語る。奴隷市場の記録から、ブルームヒルダが大農場主のカルビン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)に買い取られたことを突き止めた2人は策を弄し、カルビンの所有する大農場“キャンディランド”へと乗り込む…。


 初の西部劇と書きましたが、タランティーノだけにやっぱり一筋縄ではいきません。主役が黒人とドイツ人のガンマン・コンビなんて、やっぱり普通じゃないですわな。こんなん他に誰が考えます?さすが、タランティーノ!この設定の時点で、この映画は“勝ち!”ですわ。そしてそこから発生する、一見荒唐無稽に見えて非常に練り込まれたストーリー。いやあ、もおすんばらしい!アカデミー賞脚本賞受賞も大納得ですわ(まあ、作品賞はムリだと思いましたが…(^^;)。上映時間2時間45分!長い!でもダレることなく一気に見せてくれますので、見ていて長いとは感じられませんでした。特に、後半に掛けての怒涛の展開には、『ええ~?!』『そうなるか~?』と、むしろついて行くのが大変でございまして、時間の経過を忘れさせてくれます。
 上手いこと表現できないんですが、スクリーンを見てたら流れる映像&音楽共に、間違いなく『これぞ、タランティーノ!』って映画でございます。前半は結構おとなしめですが、途中からはエンジン全開!『一発の銃弾で、あんなに出るかいな?』てくらいに、血しぶきが爆ぜる、爆ぜる!撃って撃って撃ちまくって、ドッバドバ…。そりゃ、“R15+”は喰らって当然ですわ。でもその分、過激で非常に痛快な映画に仕上がっています。
 
 図らずも“1度のノミネートで、アカデミー賞主演男優賞を獲った俳優と、同じく1度のノミネートでアカデミー賞助演男優賞を獲っちゃった俳優と、何度かノミネートされたものの受賞には至らず、悲しいかな最近ではノミネートすらされなくなってしまった俳優”の共演となってしまった、何とも皮肉な(?)キャスティングの本作ですが、その中でもクリストフ・ヴァルツはスっゴイですね。タランティーノの前作「イングロリアス・バスターズ」での怪演でアカデミー賞助演男優賞を受賞したのに続き、本作で2度目の受賞。タラちゃんとの相性、最高ですね!でも、この人ホント上手いわ。この映画でも主役のジャンゴを喰っちゃってますよ、その何とも言えんキャラで。あまりに呆気ない退場には、吾輩驚いたと同時に非常に残念でございました。出来ればもっと長く見ていたいな~と、思いましたので。こんな風に思える俳優さん、なかなかいませんよね。そして、“初の悪役”とか言って煽られてるレオ様ですが、当時の社会情勢(奴隷制度がごく普通の社会)を考えると、やってることはそんなに悪いことではないんですよね。むしろ当たり前というか…。でもね、とにかく憎ったらしい~の!行動、言動すべてが見ていて腹立つんですわ。うん、こう思わせたら演者としては、狙い通りで満足なんじゃないでしょうか?あの「タイタニック」の少年が、う~ん、ホントイイ感じに歳を重ねた“役者”に成長してますね。ただ、こいつ以上に見ていてムカついたのは、サミュエル・L・ジャクソン演じる、執事・スティーブンでした。もお、ハッキリ言いましょう!こいつはク〇だわ(^^;!!

 「ジャンゴ 繋がれざる者」は、ただいま全国公開中です。タランティーノが描く“異色マカロニ・ウエスタン”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2013-03-03 12:35 | 映画評 外国映画 サ行 | Trackback(45) | Comments(6)

我が娘にそっくりな“かぁたん” (from「カッパの飼い方」)


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