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 史上最大の内部告発を行なったエドワード・スノーデンの人物像に迫る本作「スノーデン」(ショウゲート)。果たして彼は“英雄”なのか?それとも“裏切り者”なのか?


 2013年6月3日、香港のホテルのロビーに1人の青年が現れた。ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラス(メリッサ・レオ)、ジャーナリストのグレン・グリーンウォルド(ザカリー・クイント)を自分が宿泊するホテルの一室に招き入れた彼は、ポイトラスが回すカメラの前でエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と名乗る。CIAとNSAに勤務していたと言うスノーデンは、アメリカ政府による諜報活動の全貌を、自らが積み上げてきたキャリアに順じて語り始める。9.11同時多発テロに衝撃を受けたスノーデンは、国家の役に立ちたいと軍への入隊を志願。しかし訓練半ばで足を負傷し、除隊を余儀なくされる。その後CIAの採用試験に合格したスノーデンは、コンピュータの知識を買われ、指導教官コービン・オブライアン(リス・エヴァンス)からも評価される。やがてSNSで知り合ったリンゼイ・ミルズ(シャイリーン・ウッドリー)と交際を始めたスノーデンは、ジュネーヴにあるアメリカの国連代表部に派遣される。そこでNSAの極秘検索システムの存在と、それを使った情報収集の驚愕の実態を目の当たりにしていくのだった…。

 この映画は、第87回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した「シチズンフォー スノーデンの暴露」を実際に香港で撮影したシチュエーションと、スノーデンの歩んできた半生とを克明に描き出しています。この事件(告発)自体が、まだ比較的最近(2013年)の出来事なので、ニュースとしては皆さんの記憶にも新しいことだと思われます。しかも渦中のスノーデン本人は、現在ロシアで逃亡生活中。そんな状況で商業映画を撮ってしまうんですから、やはり恐るべしハリウッド!で、こういう映画を撮らせるならやはりこの人、テッパン中のテッパン!オリバー・ストーン監督。『やはり』と言うべきか、『またか』と言うべきか(^^;。しかし最近の監督の作風とも言える感じの、エネルギッシュな内容を非常に抑えた感じで映し出しているという感が、今回のテーマに非常にマッチしているような気がします。一時の跳ね上がった感のあった作風が年齢と共にイイ感じで落ち着いてきている(監督も、もお70歳!)。それがこの映画には、良い方に作用していると思います。

 吾輩、スノーデン氏は映像でしか知りません(いや、世界の殆どの人がそうでしょう(^^;)が、その映像からだけの判断ですが、主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットは、ま~似てます!かなりリサーチしたんでしょうね。で、単なるそっくりさんになっていないところが、彼の役者としての凄いところで、歴史に名を残すようなことをやらかした男も、実は単なる国を愛し、1人の女性を愛した普通の青年であったという姿を、見事にスクリーンに再現しています。またヒロイン役のシャイリーン・ウッドリーも『ん?ちょっと若過ぎない?』と思って見てたんですが、何の何の。スノーデンの人生にとって、多くの部分を占める最愛の人を熱演しています。聞けばこの役を演じる為に自ら監督に手紙を書いたそうで、その辺りの情熱もキチンと反映されていますね。

 しかし、この映画の中で明かされる情報収集能力のなんとも恐ろしいこと!まさに“戦慄”ですよ。その気になれば世界中の誰の情報でも、簡単に引っ張ることが出来るのです。今、こうやってPCの前でこの文章を入力している吾輩の姿も、その気になれば連中は見る事が出来ちゃうそうです。『そんなこと言っても、こんな吾輩のことなんぞ誰も知りたくもないし、知ろうともせんわな~』と思いがちですが、その気になればいつでも誰のことでも調べることが出来る…。そんな体制が存在すること自体が、恐ろしいことだと思うのですよ。だから本当に“戦慄”です。

 結局のところスノーデンは、“英雄”なのか?“裏切り者”なのか?これはもおスノーデン氏ご本人がツイッターの自己紹介文に書いておられる文章が、その答えになっているような気がします。曰く“I used to work for the government. Now I work for the public. ”=「かつては政府のために働いていました。いまは人々のために働いています」


 「スノーデン」は、明日1月27日(金)~全国ロードショーです。“史上最大の内部告発者”その半生、真実、素顔をあなたも是非!映画館でご覧ください。

映画『スノーデン』 - シネマトゥデイ

スノーデン|映画情報のぴあ映画生活



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by mori2fm | 2017-01-26 22:20 | 映画評 外国映画 サ行 | Trackback(13) | Comments(2)

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