「東京島」逆ハーレムin無人島!

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 “谷崎潤一郎賞”を受賞した桐野夏生原作のベストセラー小説(モチロン、吾輩は未読(^^;!)の映画化。「東京島」(GAGA★)。南海の無人島を舞台に、23人の男と1人の女が、“愛と憎しみのサバイバル”を繰り広げます。


 清子(木村多江)と隆(鶴見辰吾)は、結婚20周年の記念に夫婦2人きりのクルーザー旅行に出掛けるが、その途中で嵐に遭遇。太平洋の無人島に漂着する。救助を待つ間、専業主婦で夫に頼りきりだった清子は、意外にもサバイバル能力を発揮して、島での生活に順応していく。逆に隆は、都会の生活を懐かしむばかりで小屋に引き篭もり、日に日に衰弱していく。そんな或る日、島に16人の若いフリーターの男達が漂着。男達は島を“東京島”と呼び、“シブヤ”“ブクロ”“ジュク”“トーカイムラ”と地名を付けて地域ごとに役割を分担して、生活を始める。更にそこへ、密航に失敗した中国人の男6人も流れ着き、島は23人の男と女は清子ただ1人という、いびつな人口構成になる。やがて、隆が崖から落ちて死亡。自殺か他殺かも判別しない中、清子は島でただ1人の女性として、女王のように振舞い始める。しかし他の男達と群れることを拒否し、トーカイムラに1人で暮らすワタナベ(窪塚洋介)だけは、何故か清子を敵視するのだった…。


 “23人の男”って言っても、決してイケメンではなく、“日焼けして半裸…でもそんなに薄汚れてもいない”男達と、中年主婦(途中から未亡人)1人って、『何とも魅力の感じられない“ロビンソン・クルーソー物”だなあ』と思っておったのですが、この映画、無人島サバイバル物に付き物な“悲愴感”が、あまり感じられません。スクリーンから漂ってくるのは、どちかというと“まったり”した空気でございます。作中、窪塚クン扮するワタナベが歌う『~♪何にもないけど、何でもあるよ。~♪~何でもあるけど、何にもないよ。何でも何でも何でも何でも…♪~』という歌の歌詞にあるように、この島は脱出できないってだけで、生きていこうと思えば、何とか生きていけるって島なんですよ。で、その中で日本人の男達は『島を住みやすくして~、まあ帰れるに越したことはないけど…』ってな感じの軟弱思想(要するに“フワフワジャパン”)!。それに反して中国人たちは、脱出計画を立て、島でも逞しく生き延びていく。そして清子は『何とかして、島から脱出したい!』と考え、その時の時勢を読みどちらの側にも付いていく…。まあ、こうして見ると、清子(=女)が一番したたかで、図太いんでしょうね。そう考えると、女という生き物が、チョット恐ろしい感じがしないでもないですが。
 元々この物語は、アナタハン島事件という、戦中~戦後に掛けて実際にあった“男多数に女1人”という事件(?)をベースに書かれたんだそうです。恐らく映画よりも実際の方が、もっとドロドロして恐ろしいものだったんでしょうね。男と女なんて、行きつく所は皆同じですからね。

 
 “日本3大幸薄美人女優(^^;”の1人(あと2人は誰??)である木村多江さんは、本作の主演で、これまでのイメージを大いに払拭しちゃってます。何か活動的ですし、やたらとハジケてますし、新たな(?)一面を垣間見せてくれます。っていうか、吾輩たちが今まで勝手にイメージを作り上げてしまっていただけなのかもしれませんね。意外とコッチの方が本性なのかも…。

 この映画、エルメスとコラボしておりまして、作中に清子が使う“カレ”というシルクスカーフ(東京島スペシャルカラーVer.)なんかも、非常にキレイで、映画に彩りを添えています。この辺り、オシャレさん(死語!?)は見逃せませんよ!

 「東京島」は、8月28日(土)~全国ロードショーです。無人島を舞台に“逆ハーレム状態”で繰り広げられる“愛憎サバイバル”を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。


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by mori2fm | 2010-08-18 23:31 | 映画評 日本映画 た行