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「クロエ」官能的に恐い!

 吾輩、常々女性というのは恐い生き物だとは思ってました。その思い、この映画を見て更に強くなりました。「クロエ」(ブロードメディア・スタジオ/ポニーキャニオン)。官能的に妖艶に、女性の本質的恐ろしさが描かれています。


 産婦人科医として成功したキャサリン(ジュリアン・ムーア)は、大学教授の夫・デビット(リーアム・ニーソン)、音大生の息子マイケル(マックス・シエリオット)と、これまで平穏に暮らしてきた。しかし、多忙な夫とはすれ違いの日々が続き、成長した息子も、最近は母親の言うことをまともに聞かなくなっていた。いつしかキャサリンは、焦燥と孤独を感じはじめる。そんな或る日キャサリンは、教え子との浮気を疑わせるデビットの携帯メールを見てしまう。強い疑念に駆られたキャサリンは、レストランのトイレで偶然知り合った若くて美しい娼婦、クロエ(アマンダ・セイフライド)に、デビットを誘惑して、その反応を報告してほしいと依頼する。しかし、その行為はやがてキャサリンのみならず、家族をも愛憎と欲望が渦巻く危険な深淵へと引きずり込んでいくのだった…。


 お話としては、“歳をとって家庭の中で寂しさを感じた中年女性が、自らの独りよがりな思いから、いつしか破滅の道を歩み始めてしまう”って内容で、我々男からしますと、イマイチその気持ちに“?”と言うか、理解に苦しむと言うか、『ホ~ント、女って思いこんだら恐いよね~』って、再認識させられるものでした。この映画、男は別にな~んにもしてません。あくまで登場人物として出てはきますが、女性の想像(妄想?)の中で勝手に『あんなこと』や『こんなこと』をやらされてるだけです。リーアム・ニーソン可哀そう!そう言いかえれば、男と言う生き物が、いかに単純明快であるかということが描かれているとも言えると思います。女に掛かれば男なんてね…(恐!)。
 主演のジュリアン・ムーア、今回も“マッパ!”でございます。これで何度目でしょう?この人も映画の中で、よ~脱ぎますね!もお、“オーバー50”ですよ。こんなに脱ぐのは、ジュリアンかマリサ・トメイか?って感じですが(^^;。まあ、吾輩こちらにはさほど驚きもしなかった(もお、見慣れた?)のですが、何と!アマンダ・セイフライドちゃんも“マッパ!”を披露してくれるんですよ。しかも2人でハードに絡み合っちゃうんです!いやもおビックリ!吾輩これまで「マンマ・ミーア!」とか「ジュリエットからの手紙」を見て、アマンダちゃんには“清純派”のイメージを持ってましたので、これは相当に衝撃的でございました。まさかあんなシーンが見られるなんて…。もお、めいっぱいエロくって、官能的でございます。巷で評判の「ブラック・スワン」のレズビアン・シーンよりも、吾輩的には興奮いたしました(爆)。嗚呼、男ってどこまで行ってもエロには勝てんわ~。

 監督は、カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた「スウィート ヒアアフター」が有名な、カナダの鬼才アトム・エゴヤン。と言っても実は吾輩、この方の過去の映画は未見でございまして(オイ!)、今回初鑑賞だったのですが、随分と女性的な演出をされる方だなあと思いました(男の人ですよ)。それもかなりシツコメの女性目線って感じ。こういう目線だからこそ、センセーショナルな映像が撮れるんでしょうか?

 「クロエ」は、5月28日(土)~全国順次公開です。女が仕掛ける妖しい罠、その誘惑をあなたも是非!映画館で味わってみてください。

「クロエ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

映画『クロエ』 - シネマトゥデイ

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by mori2fm | 2011-05-19 00:51 | 映画評 外国映画 カ行