2011年 06月 16日
「東京公園」優しさが溢れてる…。
『東京には空が無い…』(「知恵子抄」by高村光太郎)てな有名な言葉がございますが、吾輩の東京に関する印象は、“大都会”“繁華街”“人が多い!”“殺伐としている”ってな感じで、何かこう街全体が『疲れてる!』ようなイメージを持っていました。この映画は、そんな吾輩の固定概念を覆してくれました。「東京公園」(ショウゲート)。爽やかなキャストが織り成す、爽やかな感動ストーリーです。
大学生の光司(三浦春馬)は、幼い頃に亡くなった母親が写真家だった影響から、カメラマンを志望。公園へ出掛けては、そこに遊びに来ている家族の写真を撮り続けていた。或る日ベビーカーを押す女性の写真を撮った光司は、『勝手に写真を撮るな』と男に見咎められる。ところが後日、光司はその男に呼び出され『彼女を尾行して、写真を撮ってほしい』と依頼される。光司は初島(高橋洋)というその男の依頼を、半ば強引に引き受けさせられてしまう。光司のバイト先のカフェバーには親友で同居人のヒロ(染谷将太)の元カノで、幼馴染の富永(榮倉奈々)がよくやって来る。富永も光司も、お互い幼馴染以上の感情を持ち合わせていない。光司と親同士の再婚によって姉弟になった美咲(小西真奈美)も、カフェバーの常連客だった。やがて初島から撮影依頼のメールが届く。こうして光司が見ず知らずの女性(井川遥)の撮影を始めたことが、やがて富永や美咲との関係に微妙な変化をもたらしていく…。
受身がちに生きてきた大学生・光司が、奇妙な依頼を受け写真を撮っていくうちに、自分自身とそばにいる立場の異なる3人の女性と関わることで成長していく様子が、瑞々しく描かれています。青山真治 監督にとって、4年ぶりの長編映画となる本作。今回は『とにかく生まれ変わるように、若々しい映画が撮りたかった。毎日が楽しくてしょうがなかった』と、先日会見で語っておられたそうですが、ハイその楽しさはスクリーン越しにひしひしと伝わって来ました。キャスティングも“爽やかさ”にこだわられたそうで、そちらも成功していると思います。三浦春馬クンは、等身大の繊細な演技を見せてくれますし、3人の女優さん達も、それぞれに素晴らしいです。吾輩、榮倉奈々ちゃんの芸達者ぶりに今回初めて気付かされました。いやあ、何とも上手いんですよね~、役の捉え方が。そして相変わらずの美しさの小西さんに、今回台詞が全く無いにも関わらず、圧倒的な存在の井川遥さん。いやあもお、皆さん輝いてます!う~ん、男として正直三浦クンが羨ましい~(^^;!
前述しました『東京に対しての印象が変わる』ってのは、『東京って、こんなに公園がたくさんあるんや~』って、気付かされたことです。この映画は、それこそタイトル通りに東京じゅうのいろんな公園が出てくるのですが、結構大きな公園から東京の真ん中にあるにも関わらず、とても静かな公園など、それぞれ様々な美しい風景が、見る者の心を癒してくれます。本当に観終わって優しい気持ちになれる映画です。
チョット気になるところとしては、富永はゾンビ映画が大好き!という設定になっていますが、これには元カレ・ヒロの、或る秘密が関係しています。この辺りにも注目してご覧になってください。
「東京公園」は、6月18日(土)~全国順次ロードショー公開です。“まっすぐに見つめることの大切さ”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。
「東京公園」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
映画『東京公園』 - シネマトゥデイ
・東京公園@ぴあ映画生活

東京公園 - goo 映画
ランキング参加中
↓“ポチッ”と、よろしく!↓

大学生の光司(三浦春馬)は、幼い頃に亡くなった母親が写真家だった影響から、カメラマンを志望。公園へ出掛けては、そこに遊びに来ている家族の写真を撮り続けていた。或る日ベビーカーを押す女性の写真を撮った光司は、『勝手に写真を撮るな』と男に見咎められる。ところが後日、光司はその男に呼び出され『彼女を尾行して、写真を撮ってほしい』と依頼される。光司は初島(高橋洋)というその男の依頼を、半ば強引に引き受けさせられてしまう。光司のバイト先のカフェバーには親友で同居人のヒロ(染谷将太)の元カノで、幼馴染の富永(榮倉奈々)がよくやって来る。富永も光司も、お互い幼馴染以上の感情を持ち合わせていない。光司と親同士の再婚によって姉弟になった美咲(小西真奈美)も、カフェバーの常連客だった。やがて初島から撮影依頼のメールが届く。こうして光司が見ず知らずの女性(井川遥)の撮影を始めたことが、やがて富永や美咲との関係に微妙な変化をもたらしていく…。
受身がちに生きてきた大学生・光司が、奇妙な依頼を受け写真を撮っていくうちに、自分自身とそばにいる立場の異なる3人の女性と関わることで成長していく様子が、瑞々しく描かれています。青山真治 監督にとって、4年ぶりの長編映画となる本作。今回は『とにかく生まれ変わるように、若々しい映画が撮りたかった。毎日が楽しくてしょうがなかった』と、先日会見で語っておられたそうですが、ハイその楽しさはスクリーン越しにひしひしと伝わって来ました。キャスティングも“爽やかさ”にこだわられたそうで、そちらも成功していると思います。三浦春馬クンは、等身大の繊細な演技を見せてくれますし、3人の女優さん達も、それぞれに素晴らしいです。吾輩、榮倉奈々ちゃんの芸達者ぶりに今回初めて気付かされました。いやあ、何とも上手いんですよね~、役の捉え方が。そして相変わらずの美しさの小西さんに、今回台詞が全く無いにも関わらず、圧倒的な存在の井川遥さん。いやあもお、皆さん輝いてます!う~ん、男として正直三浦クンが羨ましい~(^^;!
前述しました『東京に対しての印象が変わる』ってのは、『東京って、こんなに公園がたくさんあるんや~』って、気付かされたことです。この映画は、それこそタイトル通りに東京じゅうのいろんな公園が出てくるのですが、結構大きな公園から東京の真ん中にあるにも関わらず、とても静かな公園など、それぞれ様々な美しい風景が、見る者の心を癒してくれます。本当に観終わって優しい気持ちになれる映画です。
チョット気になるところとしては、富永はゾンビ映画が大好き!という設定になっていますが、これには元カレ・ヒロの、或る秘密が関係しています。この辺りにも注目してご覧になってください。
「東京公園」は、6月18日(土)~全国順次ロードショー公開です。“まっすぐに見つめることの大切さ”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。
映画『東京公園』 - シネマトゥデイ
・東京公園@ぴあ映画生活

東京公園 - goo 映画
ランキング参加中
↓“ポチッ”と、よろしく!↓
by mori2fm
| 2011-06-16 00:36
| 映画評 日本映画 た行





