人気ブログランキング |

「マネーボール」貧乏球団でも勝てる!

[マネーボール] ブログ村キーワード
a0014708_16081603.jpg 今シーズン、あの“ゴジラ・松井”が所属していた(ただいま来季の去就、非常に微妙(>_<)“MLB”(メジャーリーグベースボール)のチームが“オークランド・アスレチックス”。若くして、そのアスレチックスのGM(ゼネラルマネージャー)となったビリー・ビーンが、独自の理論に基づきチームの強化を図っていくさまを描いた本作「マネーボール」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。『貧乏球団を、如何にして常勝軍団に変えたのか?』日本のプロ野球チーム(特にどことは言いませんが…(^^;)関係者の方々にも、是非とも見ていただきたい1本です。


 元メジャーリーガーのビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、選手としては成功せず、引退後スカウトに転身。球団職員を経て1997年、アスレチックスのGMに就任する。当時のアスレチックスは、ポストシーズンあと1歩のところで敗退→翌年高額年俸の選手たちが他の強豪球団に大量移籍→再びチームを作り直す…と、いうことを繰り返していた。財政が脆弱で、補強もままならない状況に、ビリーは悶々と苦悩していたが、或る日トレードの交渉で訪れたインディアンスのオフィスで、イェール大出身の秀才・ピーター(ジョナ・ヒル)と出会う。ピーターの統計を駆使した選手データの分析に関心を持ったビリーは、ピーターを引き抜き、これまで野球界で行なわれてこなかった、コンピューターを駆使した統計分析を元に、『低予算でいかに強いチームを作り上げるか』という難題に挑んでいく。しかしその手法は、スカウトや現場を預るハウ監督(フィリップ・シーモア・ホフマン)、更にはファン、マスコミからも反発を招いていく…。


 ビリー達がチーム作りの元として取り入れたのは、“セイバーメトリクス”という考え方で『野球を統計学的手法をもって客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法』なのです。で、ここで重要視されてくるのは“出塁率”“長打率”“選球眼”などで、“得点圏打率”や“打点”“盗塁”なんかは、あまり評価対象にされません。だから打率が低くても、出塁率が高ければ、評価は上がるのです。要は『そんなに打てなくても、とにかく出塁(四死球に振り逃げもあり!)すればイイ』という考え方で、選手を集めてくるので、当然給料は安くて済むわけです。そして、他の球団が見向きもしない、或いは戦力外にした選手もかき集めてくるモンですから、そりゃあ旧来からの編成スタッフ、スカウト、監督なんかは困惑するし、怒りますわな。当然と言えば当然ですし、その怒りは普通に充分理解できる範囲のモンだと思います。吾輩も映画を観ていて『そりゃ、そうだ』って納得してましたから。そう、パソコン叩いてデータ分析して、チームを作っていくというビリー達のやり方って、まるでリアルな“野球ゲーム”をやっているような感覚にさえ見えてくるんですよ。そして案の定“寄せ集め”のチームは、当初思ったように成績をあげられません。ところが、ビリーの固い信念の元に結集したチームは、徐々にその真価を発揮し始め、やがて公式戦20連勝という、とてつもない記録を打ち立ててしまうのです。映画ではこの過程が、非常にドラマチックに描かれておりまして、なかなか感動させられます。『弱小から常勝へ』って、何か大人版「がんばれ!ベアーズ」のような感じもしますが、こちらは実話なだけに、説得力が違います!こうして、自分達のチーム作りの理論(後に「マネーボール理論」と呼ばれるようになる)に、より深い確信を得たビリーは更なる向上を期し、チーム作りに邁進していきます(←ここまでが、映画)。但し、現実ではアスレチックスはワールド・シリーズへの進出も達成できておりません。ビリーは現在もGM職を務め、自分の信念の元にワールド・シリーズ制覇を目指したチーム作りのために戦っています。

 ブラッド・ピットは、この原作とビリーの人間性に魅了され、今回主演のみならずプロデューサーにも名を連ねています。実はこの映画、撮影開始直前に一度頓挫しておりまして、その後監督がスティーヴン・ソダーバーグからベネット・ミラーに交代するなどの紆余曲折の末、完成~公開にこぎつけたという経緯がありますので、ブラッド・ピットとしても感慨ひとしおなのではないでしょうか?彼が存命中の実在の人物を演じるって、非常に珍しいことですよね。その実在の人物を、アグレッシブで朴訥に(う~ん、表現が難しい…(汗)演じています。『この役が演じたかった!』ていう、彼の並々ならぬ思いが、スクリーン越しにひしひしと伝わってきました。恐らくブラッド・ピットはこういう映画が好きなんじゃないでしょうか?
 実話がベースではありますが、ビリーの補佐役となるピーターは、実在の人物ではないそうで、彼のキャラは、実際にビリーと仕事を行なった経済アナリスト・チームから集約されて作られたんだそうです。この辺りは、ドキュメンタリーと違い、あくまでも“娯楽映画”としての大衆ウケという部分を考慮された結果なんでしょう。確かにドラマとして見る分には、ピーターがいてくれて親しみやすくなっている気がします。

 野球のシーンは、かつて本当にプレイしていた元選手たちがキャスティングされていて、非常にリアル感のあるシーンに仕上がっています。ここらはやはり、男が見ると何かワクワクしてきますし、女性でも野球がお好きな方は楽しめること請け合いです。但し、野球に殆んど関心の無い方(特に女性)には、チョットどうかな~?と。吾輩の知人女性は『あの映画、何が面白いのか全然わからんかった!』と嘆いておりましたので…(爆)。


 「マネーボール」は、11月11日 金曜日(←あ!“ポッキー&プリッツの日”や!(^^;)~全国ロードショーです。常識に反旗を翻し、野球界の常識を覆した貧乏球団のGMの戦いを、あなたも是非!映画館でご覧下さい。

映画『マネーボール』 - シネマトゥデイ

マネーボール@ぴあ映画生活

マネーボール - goo 映画
マネーボール - goo 映画



ランキング参加中
“ポチッ”と、よろしく!↓
人気ブログランキングへにほんブログ村 映画ブログへ

by mori2fm | 2011-11-06 18:17 | 映画評 外国映画 マ行