人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「宇宙兄弟」行けえええぇぇぇぇぇ~!!

[宇宙兄弟] ブログ村キーワード
「宇宙兄弟」行けえええぇぇぇぇぇ~!!_a0014708_18181562.jpg
 昨今大流行りの人気原作コミック、またまた実写映画化。「宇宙兄弟」(東宝)。宇宙という壮大なスケールのお話を、なかなかガンバって映像化していますよ。


 2006年7月9日、南波六太(ムッタ)と日々人(ヒビト)の兄弟は、偶然月に向かって飛ぶUFOを目撃。興奮した2人は『将来、2人で宇宙飛行士になろう』と約束する。時は流れ2025年、弟・ヒビト(岡田将生)は、約束どおり宇宙飛行士となり、間もなく月へ旅立とうとしていた。一方、自動車会社に勤めていた兄のムッタ(小栗旬)は、ヒビトの悪口を言った上司に頭突きをかましたことが原因でクビになり、無職の身となっていた。再就職も上手くいかず焦るムッタのもとに、JAXA(宇宙航空研究開発機構)から宇宙飛行士選抜試験の書類選考合格通知が届く。それは、かつての約束をすっかり忘れていたムッタに内緒で、ヒビトが応募したものだった…。


 吾輩、原作を知ってはいましたが、そんなに欠かさず読んでおったわけではありませんでしたので、ストーリーなんかも殆んど知りませんでした。(現在放送中のTVアニメ版で、ストーリーをなぞっているところです(^^;)。でも特に予備知識がなくても、1本の映画として充分に楽しんで観ることができました。この手の映画(宇宙なんぞをテーマとして扱う)を日本映画でやると、中途半端に安っぽくなりがちなんですが、JAXAの全面協力や、NASAでの撮影など、相当にガンバって撮り込まれています。何より特筆すべきは、実際に月面を歩いた宇宙飛行士のバズ・オルドリンが、本人役で出演しているのには驚きを超えて、何か感動を覚えてしまいました。結構重要なシーンでの登場なのですが、本物にしか醸し出せないオーラがスクリーンからバンバン伝わってきました。いやあ、リアリティありありですよ!

 ビジュアル的にソックリやん!と思わせるキャスティングは、ビジュアルのみならず、キャラとしても非常によくマッチしていたと思います。特に南波兄弟は、絵面&キャラ共にピッタリ。『小栗クンのムッタってのはどうよ?(チョット、イケメンすぎやせんか??)』何て思ってたんですが、あのアフロがスクリーンに写った瞬間、そんな不安はすべて払拭されます(今回、地毛にアフロをかけたそうですよ(^^;)。そして岡田クン演じる、何物にも動じない感じの“前向きヒビト”。岡田クンは役者として“陰と陽”を演じ分けられる人だと、吾輩勝手に思っておるのですが、今回は“陽”の方がとてもよく出ていて、それがヒビトというキャラに非常に上手くハマッていたと思います。2人以外にも、ムッタと共に宇宙飛行士最終試験に臨むメンバーとなる、伊東せりか(麻生久美子)、真壁ケンジ(井上芳雄)、福田直人(塩見三省)、古谷やすし(濱田岳)、溝口大和(新井浩文)を演じた面々も、それぞれにいい味出してくれています。唯一JAXAの星加さんを演じた堤 真一さんの頭髪だけが気になりましたが…(芝居にケチつけてるんじゃないですよ!)。

 ラスト20分くらいからの怒涛のストーリー展開は、随分ハショり過ぎてない?と、ツッコんじゃいましたが、まだ未完結で連載の続いている原作モノですから、その辺は多少しゃあないのかなと思うようにしました。そんなことよりも、とにかく常に前向きなお話ですので、このところ何かと疲れているこの国の人たち(吾輩も含みます)が今、見るのには打ってつけの映画じゃないかと思います。夢に向かって進む兄弟という名の絆。うん、素敵だ…(^^;。いや~見終わった後、とにかくホント絶対元気になれますよ!

 「宇宙兄弟」は、5月5日(土)~全国ロードショーです。宇宙を目指す“熱血兄弟”の姿を、あなたも是非!映画館でご覧ください。あっ、少々暑苦しいかも…特にムッタは(^^;。

~追記~
 南波兄弟の母親役が、森下愛子さんだと知った瞬間、吾輩驚愕いたしました(^^;。


映画『宇宙兄弟』 - シネマトゥデイ

宇宙兄弟@ぴあ映画生活

宇宙兄弟 - goo 映画
宇宙兄弟 - goo 映画



ランキング参加中
“ポチッ”と、よろしく!↓
人気ブログランキングへにほんブログ村 映画ブログへ
by mori2fm | 2012-04-30 22:26 | 映画評 日本映画 あ行