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「県庁おもてなし課」高知よいとこ…。

[県庁おもてなし課] ブログ村キーワード
 “春の有川浩 祭”(勝手に命名(^^;)。TVドラマ「空飛ぶ広報室」、映画「図書館戦争」に続いて、祭の〆を務めるのは本作。「県庁おもてなし課」(東宝)。自衛隊も銃撃戦も出てこない、ほのぼのとしたお話でございます。


 高知県が、観光促進のために新設した“おもてなし課”。そこへ配属された県庁職員・掛水(錦戸亮)は、何から手を着ければいいかわからないまま、とりあえず高知出身の人気作家・吉門喬介(高良健吾)に“観光特使”就任のオファーを出し、あっさり了承される。しかしそれ以降、何の音沙汰も無いことに立腹した喬介から、『スピード感のないお役所仕事』とダメ出しされた掛水は、“柔軟な民間感覚”を補うよう喬介から指摘され、他の部署からアルバイトの多紀(堀北真希)をスカウト。そして喬介から『独創的な観光プランを持っている』と言って、会うことを勧められた伝説の元県庁職員・清遠(船越英一郎)の許を多紀と共に訪ねた掛水は、清遠の娘・佐和(関めぐみ)から水を掛けられ、追い返されてしまう…。


 作中、かなり…いや相当な言われようなんですが、高知県ってそんなに何も無いですかね?まあ確かに吾輩はまだ一度も行ったことがございませんし、相当に不便なところだなあ~とは思います(あくまで関西から見てですが)が、『自然以外に何も無い!』ってのは少々言い過ぎじゃないの~と、思っちゃいました。でもこれって、高知の人たちの切実なる“カミングアウト”でもあるんですよね(全国に向けて『うちには何も無い!』って言ってる)。映画ではこの『自然しかない』=『自然がいっぱい!』ってところを全面に押し出して、観光促進をしていこうとする“おもてなし課”の奮闘振りを描いています。で、この“おもてなし課”は実際に高知県庁に実在するんだそうでして、この話は、ホンモノの“おもてなし課”から観光特使を依頼された高知県出身の有川浩さんが、その際の実体験を基に書かれたんだそうで、現実と小説が重なり合っている部分も結構あるんだそうです。もちろんノンフィクションではございませんので、錦戸クンや堀北ちゃんはおられません(^^;が、皆さんがんばっておられるのは、実在のHPなどを見ておりますと、よ~くわかりますね。
 吾輩、高知には行ったことが無いと言いましたが、この映画には、前述した自然のみならず、民家の町並みや休日の市場の賑わいなど、高知の様々な表情が活き活きと描かれています。映画見ただけで高知に行った気分にもなりますが、高知に行ってみたいな~っていう気にもなりました。ホントなかなか難しいんですけど、休みがとれたらの~んびり旅行してみたいモンです。
 原作、監督脚本音楽、そして製作までもが「阪急電車 片道15分の奇跡」と、まんま同じ!そう正に“チーム・阪急電車”でございます。気心の知れたスタッフ・チームで、ほのぼのとした映画を作り上げています。もおこういう映画は見ていて罪が無いですね。見終わって、何が残るってことはないんですが、間違いなくハッピーな気分にはなれます。ただの“町起こしムービー”ではなく、登場人物の爽やかな恋模様なんかも描いていて、非常に好感の持てる映画でした。
 キャストもみんな、一生懸命な感じが出ていてよかったんですが、この映画で特筆すべきは、堀北真希ちゃんのカワイイこと!吾輩、職場にあんな娘がいたら、きっと仕事が手に着かんでしょう。それなのに嗚呼、作中の掛水の何ともストイック過ぎること!!勿体ないぞ!あんな展開で(^^;。

 「県庁おもてなし課」は、ただいま全国公開中です。高知県の魅力満載の“ハートウォーミング・ム~ビ~”を、あなたも是非!映画館でごらんください。嗚呼!もしもあの時、高知にパンダが来ていたら…(^^;。

~追記~
 ちなみに、吾輩が“高知県”と聞いて思い浮かぶのは…、坂本龍馬藤川球児広末涼子に、やなせたかし 大先生。そして四万十川に、土佐丸高校(^^;!

 吾輩、You Tubeで語っております!



県庁おもてなし課@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2013-05-22 23:34 | 映画評 日本映画 か行