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「コンスタンティン」爛れたヒーローやなあ…。

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 キアヌ・リーブス最新作「コンスタンティン」(ワーナー・ブラザーズ)。人類を悪魔の手から守る“ヒーロー”の誕生!だよね。て、言うかヒーローなんだろうか、こいつ…?


 ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は子供の頃から、この世の者ではない者の姿が見えてしまう、特殊な能力を持っていた。その能力に嫌気が差し、コンスタンティンはかつて自殺を図った。約2分間の死の後に蘇生するも、その間永遠ともとれるほどの長い時間、地獄を彷徨った。自殺者は死後、地獄へしか行けない。そこでコンスタンティンは、現世に潜り込んだ悪魔を探し出し、地獄へ送り返すことで、神の許しを得て、閉ざされた天国への扉を開くことを決意する。しかし日々悪魔と戦い続けるコンスタンティンの身体は、神や悪魔とは全く関係の無い病魔“肺ガン”によって、侵されていた。その余命、あと1年…。


 「探偵物語」の工藤俊作が、悪魔祓いをやっている…てなイメージを持って観に行ったのですが、当たってたような、そうでないような…。キアヌは多少、崩れてても相変わらずカッコいいですね。白シャツに、黒のスーツで映画に出れば、彼の右に出る俳優はおらんでしょうな。でも今回、吾輩が一番よかったと思うのはヒロインで二役を演じたレイチェル・ワイズ様でございます。決して“美人顔”では無い(どっちかというと、カク顔ですし、眉毛もぶっとい!)のですが、何か“凛とした”存在感を強く感じました。うん、お美しい!「ハムナプトラ」の時は、そんなに気にもならなかったんですが、最近スクリーンで観る度に、気になる存在へとなってきております。まだ主演作の無い彼女ですが、近い将来必ず“ピン”で主演が張れる女優になれると思います。
 
 「マトリックス」では、無敵の存在だったキアヌも、今作では結構ボコられております。そりゃ、『見える』ってだけでコンスタンティンはタダの“生身の人間”な訳ですから、普通に考えて悪魔よりも強い筈が無いんですよね。だから最後に敵を倒す方法も、“超”他力本願!…(笑)。まあ勝てば官軍やけど、思わず笑っちゃいましたよ。そういう意味では、ストーリーもタダのヒーロー物より、ひねりが効いていて面白いし、何より映像は『これでもか!』ってくらいに凝ってるし、間違いなくこの連休期間中に、オススメ出来る1本だと思います。

 
 「コンスタンティン」は、ただいま好評上映中です。クライマックス・シーンで、究極の肺ガン治療法が出てきますが、よい子は決してまねしないで下さい(笑)!
 

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by mori2fm | 2005-04-27 16:32 | 映画評 外国映画 カ行