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「FLY,DADDY,FLY」戦え、親父!!

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 昨日、たまたま留守番しておりましたところチャイムが鳴りまして、『誰かいな?』と思いながら玄関のドアを開けますと、そこには30歳くらいの男が立っておりまして吾輩を見るなり『あ、息子さん?Y売新聞なんですけど…』などとヌカしやがった。チョット待て!そりゃあ若く見られる方が、オッサンに見られるよりはイイとは思うぞ。思うけどしか~し、来月の14日が来たら吾輩は38歳になるんやぞ!これでも一応、娘が1人いる世帯主やぞ!それを言うに事欠いて『息子さん?』だと~?!もおね、2秒で叩き出してやりましたよ(ドア閉めただけなんですが…笑)。でね、何の脈略もないかも知れませんが、この映画「FLY,DADDY,FLY」(東映)も戦う世帯主の映画なんですよね。堤 真一演じるごく普通のサラリーマンが、家族という大切なものを取り戻すために戦う姿を描いています。がんばろう!日本の親父達(あ、俺もか…)!!


 ごく平凡なサラリーマン鈴木 一(堤 真一)。夏の或る日、彼の一人娘・遥(星井七瀬)が殴られて大怪我をし、病院へ運ばれる。殴った相手は石原勇輔(須藤元気)という高校生。有力政治家を父に持つ彼は、インターハイを連覇中のボクサーでもあった。金で解決しようとする石原達に業を煮やした一は、刺し違える覚悟で単身石原の高校へ乗り込む。しかし、乗り込む高校を間違えた挙句、そこに現れた在日朝鮮人の朴舜臣〈パク・スンシン〉(岡田准一)に秒殺されてしまう。気が付いた一に高校生たちは『警察に行くか、このまま忘れるか、スンシンから戦い方を学んで、石原と戦うか』と問いかける。娘の信頼を取り戻すため、一はスンシンから特訓を受けることを決意。こうして、“おっさん”鈴木さんと“高校生”スンシンの、熱い熱い夏が始まった…。


 キャストの殆どが“男”。どっちかって言うと“格闘技系”に分類され、しかも季節はモロに“夏”…。このシチュエーションでもちっとも暑苦しくなく、むしろ清々しい気分で観ることができました。最初はまったくスンシンに相手にされない鈴木さんが、意地と信念で特訓を耐え抜き鍛えられていく姿は、同じく“中年”の域に達している吾輩から見ると感動的でさえありました。
 堤 真一さんは見た目だけでなく、2枚目から今作のような3枚目(?)までキチンと演じ分けが出来る確かな演技力を持っておられますね。ただ最初の方の“走ることさえ儘ならない鈴木さん”の姿は、見た目が結構カッコいいので、チョットわざとらしく感じられましたけど…(笑)。
 あと、岡田クンはいいですね。…世の中をどこか斜めから見ているようでいて、本当は真っ直ぐに前を見つめている…彼の本作の演技では、目つきがとても気になりました。昔V6がデビューしたての頃に、テレビで彼を見た時には『関西弁を喋る、変な奴やな~。一番地味っぽいし…』などと思っていたのですが、いまや彼がV6一の出世頭ですよね。いや~、世の中わからんモンです…。

 映画では、高校生の娘が傷つけられて、親父が戦うことになりますが、吾輩も娘(もうすぐ3歳!)を持つ親として『果たして、俺にはここまでのことができるだろうか?』と、自分に照らし合わせながら観てしまいました。そんなに腕力には自信はありませんので、やはり普段から鍛えておかないとダメですかね~。と言う以前に、吾輩が会社1ヵ月も休んだら間違いなく“クビ”だよ~ん(笑)。


 「FLY,DADDY,FLY」は、ただいま全国公開中です。中年親父のひと夏の一撃を、あなたも是非映画館で!
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by mori2fm | 2005-07-23 12:44 | 映画評 日本映画 は行