「わたしに会うまでの1600キロ」究極の自分探し。

[リース・ウィザースプーン] ブログ村キーワード
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 「わたしに会うまでの1600キロ」(20世紀フォックス)。原題は「Wild」。今年のアカデミー賞でリース・ウィザースプーンローラ・ダーンが、それぞれ主演女優賞と助演女優賞にWノミネートされて話題になりましたが、邦題があまりに違いすぎるので、最初何の映画かわかりませんでした(^^;。しかし、この邦題は映画の内容を非常に的確に表現しています。

 愛する母・ボビー(ローラ・ダーン)を若くして亡くしたシェリル(リース・ウィザースプーン)は、その悲しみに耐えられず優しい夫も裏切り、薬と見知らぬ男に溺れる“最低の日々”を送っていた。やがて結婚生活も破綻。ようやく今のままではいけないと気付いたシェリルは、母がいた頃の誇りに思ってくれていた自分を、物書きになる夢を抱いていた頃の強い自分を取り戻す為に、ふと目に留まった“パシフィック・クレスト・トレイル”のガイドブックを見て、衝動的に歩くことを決める。しかし、それはシェリルの想像をはるかに超えた過酷な旅の始まりだった…。

 原作は女性ベストセラー作家シェリル・ストレイドの自叙伝です。映画の中でシェリルが挑戦する“パシフィック・クレスト・トレイル”とは、アメリカの長距離自然歩道のことで、メキシコ国境からカナダ国境までの西海岸を南北に縦走。総延長は何と!4,260キロにも及ぶんだそうです。シェリルが踏破したのは、このうちの1,600キロですが、それでも充分に過酷でした。何故ならシェリルは、まったく訓練もせずズブの素人のままでトレイルに挑んだのです。ハッキリ言って無茶、無謀です。『荷物を詰めすぎ…』『靴が合わない…』挙句に『靴を無くす…』もお無茶、無謀のオン・パレード。歩き始めてすぐに『バカな事をした…』と悔やむシェリルですが、それでも失った“自己”を取り戻す為に、3ヶ月を掛けて大自然を踏破していきます。大の男でもリタイアする行程を…。
 リース・ウィザースプーンは今回まさに“体当たり”で主人公・シェリルを熱演しています。これまでどちらかと言えば、優等生的なアイドル女優といった印象の強かった彼女(だって「キューティ・ブロンド」ですよ!)ですが、本作では複数の男性との大胆なベッドシーンに挑むなど、これまで見せたことのないような、まさに「Wild」な一面をスクリーンに晒しています。大人の、演技派の女優として、着実にステップアップをしています。そんな彼女の姿は必見です。過去にオスカー獲ってますが、あの頃よりも更にイイ女優さんになっていますよ!

 監督は前作「ダラス・バイヤーズ・クラブ」で、主演男優助演男優にオスカーをもたらしたジャン=マルク・ヴァレ。アメリカの広大な自然とそれに挑む1人の女性の姿を、淡々とそれでいて何とも感動的に撮りあげています。

 「わたしに会うまでの1600キロ」は、明日28日金曜日~全国ロードショーです。“究極の自分探し”に挑む1人の女性の姿を、あなたも是非!映画館でご覧ください。


映画『わたしに会うまでの1600キロ』 - シネマトゥデイ

わたしに会うまでの1600キロ@ぴあ映画生活


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by mori2fm | 2015-08-27 22:30 | 映画評 外国映画 ワ行