「オデッセイ」レッツポジティブ(^^;!

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 地球のお隣の惑星、火星。その火星にたった1人で取り残されたら…。「オデッセイ」(20世紀フォックス)。究極のスペース・サバイバル・ムービーなんですが、何故だか微笑ましいんですよね~。


 人類による3度目の有人火星探査ミッション“アレス3”は、6人のクルーによって順調に任務を遂行していた。しかし或る日、巨大な嵐がミッション中に襲来。生命の危険を感じた指揮官のメリッサ(ジェシカ・チャスティン)は、直ちに撤収を指示。しかしその最中、突風で飛ばされた通信アンテナの直撃を受けたクルーのワトニー(マット・デイモン)が行方不明に。他のクルーの安全を重視したメリッサは、ワトニーの捜索を断念。5名のクルーは、宇宙船で一路地球への帰途に就く。連絡を受けた地球では、NASAが会見を開き、ワトニーの死亡を発表する。しかし、ワトニーは奇跡的に生きていた。辛うじてミッションの施設に戻ったワトニーは、食料の残りが少なく、次のミッションが火星を訪れるのが4年後で、通信手段も無く、生きていくには先ず酸素や水を作るところから始めなければならない現実に直面する…。


 お隣の惑星と申しましても、地球からの距離2億2,530万km!更に、ワトニーが置かれた悪条件を改めて並べてみますと、外気温:-55度、酸素:殆ど無し、水:無し、通信手段:無し、最大風速:毎時400km、食料:1ヶ月分、次のミッションまで:4年…。ね?どうですか?これでどうだ!と言わんばかりの悪条件のオン・パレード。あなたならどうします?恐らく吾輩なら、悲嘆に暮れ絶望のうちにとりあえず1月分の食料を、ただひたすら食べ続け孤独に死んでいくんだろうな~と、非常にネガティブな想像をしてしまいました。ところが本作の主人公・ワトニーは違いました。植物学者で、メカニカル・エンジニアでもある彼は、自分が持ち合わせているありとあらゆる科学的な知識とスキルを駆使して、火星で生き抜いていこうとするのです。例えば帰っていったクルー達の排泄物で堆肥を作り、それを使って植物を育てたり、化学実験を行なって水を作ったりして、1つ1つ生き抜いていくための課題をクリアしていくのです。何よりワトニーの“超”が付くくらいのポジティブ思考が見ている我々にも『あ、これはひょっとして何とかなるんやなかろうか?』という期待感を持たせてくれて、2時間22分という結構長尺な上映時間も、長いとは感じさせずにぐいぐい惹き込んでくれます。まあハッキリ言ってワトニーの置かれた状況は、終始綱渡りのようなギリギリの危うい感じではあるのですが…。

 本作はアンディ・ウィアーによる原作小説を基にした脚本によって製作されましたが、何とアンディにとってはこれが初の連載小説なんだそうです。更にはWeb小説であって、わずか3ヶ月の間に35,000件ものダウンロードを記録したそうです。何ともスゴイですね~。あ、日本では「火星の人」というタイトルで、文庫化されています。

 で、この映画を監督したのは“巨匠”リドリー・スコット。持ち前の細部へのこだわりが生み出した火星、そして宇宙の壮大な映像は、NASAの全面協力をも得て、映画館の座席に座りながらにして心行くまで堪能できる、極上のスペクタクルに仕上がっています。主演マット・デイモンとは、意外にも初タッグなんですね。この辺りも見ものです。しかし、マットも本当にたくましくなりましたね。昔は『まっと・でいも~ん』だったのにね~(^^;。
 
 クリステン・ウィグが、珍しく(?)マジな役を演じてるのをはじめ、脇(地上組)を演じる俳優陣もジェフ・ダニエルズショーン・ビーンキウェテル・イジョフォー(あ~!舌噛む(^^;)等、なかなかに多士済々で少ない出番ながら(殆どマットの1人芝居みたいなモンですから)、それぞれに魅せてくれます。特にショーン・ビーン!今回彼は“いい人”なんです。しかもとってもカッコイイ!ここは注目です(^^;。

 「オデッセイ」は本日“3D限定前夜特別上映”を経て、いよいよ明日2月5日(金)~全国ロードショーです。“火星ひとりぼっち”の危機を、如何にして乗り越えていくのか?究極の“ポジティブ・サバイバル”を、あなたも是非!映画館でご覧ください。

映画『オデッセイ』 - シネマトゥデイ

オデッセイ@ぴあ映画生活



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by mori2fm | 2016-02-04 21:07 | 映画評 外国映画 ア行