2005年 11月 17日
「男たちの大和/YAMATO」戦後60年。たった60年…。
今年は、戦後60年に当たります。戦争当時をリアルタイムで生きておられた世代で、存命されておられる方々も年を追うごとに少なくなってきています。そして、当然のことながら戦争を知らない我々の世代が、詳しく知りもしないで当時の戦争を『あれは日本が悪かった』などと、好き放題に論じています。「男たちの大和/YAMATO」(東映)。国家がどうとか、体制がどうとかそんなことを度外視して、最前線で戦った人々の思いを観てください。
2005年4月、戦艦大和沈没から60年の日を明日に控えた、鹿児島県枕崎に1人の女性(鈴木京香)がやって来る。彼女は大和の沈没地点まで行ってくれる船を探していた。かつて大和に乗艦して生き残った漁師・神尾(仲代達矢)は女性に何故そこへ行きたいのかを尋ねる。女性は自らを“内田”と名乗り、父が大和に乗艦していたことを告げる。話を聞いて呆然とする神尾。彼女の父親こそ大和時代の上官で、艦と共に海中に没したと思われていた内田守(中村獅童)その人であった。内田は大和から生きて帰り、昨年末に亡くなったとのことだった。沈没地点へ向かう決心をした神尾の脳裏に60年前の記憶が甦る…。
昭和19年、戦況悪化に伴い海軍特別年少兵の神尾克己(松山ケンイチ)達が、戦艦大和に配属される。未だ年端もいかない少年兵達は、森脇(反町隆史)や内田、唐木(山田純大)等の上官から、日々軍人として人間としての生き方を学び成長していった。やがて戦況は益々悪化し、アメリカ軍は沖縄にまで侵攻しつつあった。昭和20年4月、大和に沖縄への水上特攻の命が下る。その前日、乗組員たちに最後の上陸が許可される…。
こういう映画が作られると、『戦争を美化している』とか『日本はまた、軍国主義へ戻ろうとしている』などという声が必ずどこかで聞かれます。でも、この映画の中で戦っている兵士たちは、『他国を侵略してやろう』などと考えていた訳ではなく、皆『この国を、愛する人々を護りたい』そう思い、戦って散って逝ったのです。もし、この映画を観て『日本も、もう一度軍備を増強して、戦争をすべきだ!』などと考える輩がいたら、そいつは頭の構造がオカシイただのアホだと思います。何をどうこねくり回そうと、我々が繁栄の上に胡坐をかいていられる、この現代は当時の日本人の多大な犠牲の上に成り立っているということを、決して忘れてはならない…、そういったことを改めて感じさせられる映画です。
冒頭にも書きましたが、今年は戦後60年です。そう、たった60年前の日本では、10代半ばの青少年たちが、『死ぬ覚悟はできている』と言って銃座に座り、敵戦闘機からの機銃掃射も恐れずに戦っていたのです。今の日本の若者に、そんなことができますか?簡単に他人を傷つけ、『生きている実感が感じられない』などとヌカす連中に…。俺も偉そうな事を言ってますが、実際には“死ぬ覚悟”などなかなか出来ないでしょう。弾が当たれば、誰だって痛いんです。彼等も本当は恐かった、恐ろしかったはずです。でも『愛する人を護りたい』という気持ちが、彼等を強くしたんだと思います。
決して戦争を肯定するつもりはありません。しかし、過去に起こった全ての戦いを過ちとして、それを起こした者たちを後世の者が一方的に断罪することなど、あってはならないことだと思います。少なくとも、この日本という国においては…。
この映画、観ていて幾つかの難が有ります(編集が荒かったり、脚本に“?”を感じる処が有ったり…)。しかし、現代の日本人が忘れかかっている“大和魂”(決して、戦うということのみに限定されるモノではない)を思い出させてくれる映画だと思います。試写が終った後、年齢層の高かった会場のどこかから拍手が沸き起こったのが印象的でした。
「男たちの大和/YAMATO」は、12/17(土)より全国東映系にてロードショーです。“この国を思う心”の美しさを映画館で是非ご覧下さい。
2005年4月、戦艦大和沈没から60年の日を明日に控えた、鹿児島県枕崎に1人の女性(鈴木京香)がやって来る。彼女は大和の沈没地点まで行ってくれる船を探していた。かつて大和に乗艦して生き残った漁師・神尾(仲代達矢)は女性に何故そこへ行きたいのかを尋ねる。女性は自らを“内田”と名乗り、父が大和に乗艦していたことを告げる。話を聞いて呆然とする神尾。彼女の父親こそ大和時代の上官で、艦と共に海中に没したと思われていた内田守(中村獅童)その人であった。内田は大和から生きて帰り、昨年末に亡くなったとのことだった。沈没地点へ向かう決心をした神尾の脳裏に60年前の記憶が甦る…。
昭和19年、戦況悪化に伴い海軍特別年少兵の神尾克己(松山ケンイチ)達が、戦艦大和に配属される。未だ年端もいかない少年兵達は、森脇(反町隆史)や内田、唐木(山田純大)等の上官から、日々軍人として人間としての生き方を学び成長していった。やがて戦況は益々悪化し、アメリカ軍は沖縄にまで侵攻しつつあった。昭和20年4月、大和に沖縄への水上特攻の命が下る。その前日、乗組員たちに最後の上陸が許可される…。
こういう映画が作られると、『戦争を美化している』とか『日本はまた、軍国主義へ戻ろうとしている』などという声が必ずどこかで聞かれます。でも、この映画の中で戦っている兵士たちは、『他国を侵略してやろう』などと考えていた訳ではなく、皆『この国を、愛する人々を護りたい』そう思い、戦って散って逝ったのです。もし、この映画を観て『日本も、もう一度軍備を増強して、戦争をすべきだ!』などと考える輩がいたら、そいつは頭の構造がオカシイただのアホだと思います。何をどうこねくり回そうと、我々が繁栄の上に胡坐をかいていられる、この現代は当時の日本人の多大な犠牲の上に成り立っているということを、決して忘れてはならない…、そういったことを改めて感じさせられる映画です。
冒頭にも書きましたが、今年は戦後60年です。そう、たった60年前の日本では、10代半ばの青少年たちが、『死ぬ覚悟はできている』と言って銃座に座り、敵戦闘機からの機銃掃射も恐れずに戦っていたのです。今の日本の若者に、そんなことができますか?簡単に他人を傷つけ、『生きている実感が感じられない』などとヌカす連中に…。俺も偉そうな事を言ってますが、実際には“死ぬ覚悟”などなかなか出来ないでしょう。弾が当たれば、誰だって痛いんです。彼等も本当は恐かった、恐ろしかったはずです。でも『愛する人を護りたい』という気持ちが、彼等を強くしたんだと思います。
決して戦争を肯定するつもりはありません。しかし、過去に起こった全ての戦いを過ちとして、それを起こした者たちを後世の者が一方的に断罪することなど、あってはならないことだと思います。少なくとも、この日本という国においては…。
この映画、観ていて幾つかの難が有ります(編集が荒かったり、脚本に“?”を感じる処が有ったり…)。しかし、現代の日本人が忘れかかっている“大和魂”(決して、戦うということのみに限定されるモノではない)を思い出させてくれる映画だと思います。試写が終った後、年齢層の高かった会場のどこかから拍手が沸き起こったのが印象的でした。
「男たちの大和/YAMATO」は、12/17(土)より全国東映系にてロードショーです。“この国を思う心”の美しさを映画館で是非ご覧下さい。
by mori2fm
| 2005-11-17 01:56
| 映画評 日本映画 あ行





