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「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」殆んどコメディ!

 いやあ、ホントに元が“映画ネタブログ”だってことを忘れてはいけませんので、ここらで一発投下いたします。今回はこの夏(もお、秋だっつうの!)一番の話題作、「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」(ブエナビスタ/ディズニー)。ええ、面白かったですよ。噂どおりに。でもね、面白けりゃ何でもイイってモンでもないと思うんですけどね…。


 ブラックパール号を巡る騒動から3年。ウィル(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)は、結婚式当日に東インド貿易会社のベケット卿(トム・ホランダー)によって捕らえられ、絞首刑を宣告される。罪状は、『ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の逃亡を助けた』というもの。しかし、これはジャックが持つ“北を指さないコンパス”を我が物にせんとする、ベケット卿の陰謀だった。その頃ブラックパール号の船長に復帰したジャックの前に、ウィルの父親“靴ひものビル(ステラン・スカルスゲールド)”が現れ、“約束の時”が来たことを告げる。ビルは、船乗りたちが“深海の悪霊”として恐れるディヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)の使者として、やって来たのだった。やがてジャックの掌には、その時が来たことを告げる忌わしき刻印が浮び上がる。ジャックがディヴィ・ジョーンズと交わした血の契約…それは『ブラックパール号の船長を13年間務めたら、フライング・ダッチマン号(ジョーンズの船)で、永遠の労役に就かなくてはならない…』というものだった。ジャックは半狂乱になりながら、ジョーンズから逃れるべく全速力でブラックパール号を走らせるのだが…。



 前作が、全世界で大ヒットしたことに気をよくした、ディズニーとブラッカイマーが再び手を組んだ続編。おまけに『全3部作』と謳ってまして、この2作目と3作目を同時に撮ってしまったらしいですね。で、これがまた爆発的な大ヒット!いやいや、よかったですね~。と、言いたいところではあるのですが…。実は吾輩、前作を観終った時に『そんなに、大騒ぎするほどの映画かな~?』といった感想を持ってしまっておりまして…。いや面白かったとは思うのですが、『世界的大ヒット!』とか『続編製作決定!!』てなニュースを聞くたびに『?』が頭の中を飛び交っておりました。で、そんな状況の中迎えた本作だったのですが…、確かに面白かったです。随分と笑わせていただきました。が、しかあし!その面白さは脚本やストーリーによるものではなく、殆んど“ウケを狙ったギャグ”によるものだったような気がするのです。ジョニー・デップ、確かに楽しそうに演ってましたよ。でもね、目が笑ってルンですよね。もお、『笑いを取ってやろう!』てのがミエミエなんですよ。アンタ、そんなキャラじゃなかったでしょうが(^^;!!あと、各シーンに散らばされているアクションの幾つかが、まるで『コントじゃね~か!』と言いたくなる感じ(特に壊れた水車で繰り広げられるアクションシーンは、殆んど「ドリフの大爆笑」もしくは「8時だよ!全員集合」のノリ…)で、こんなのが2時間半延々と繰り広げられた後、いきなりストーリー半ばで映画終了。続きは来年!!…って、いつからこの映画は「ロード・オブ・ザ・リング」になったんじゃい!ま、何だかんだ言っても、来年「パート3」が公開されれば観に行くんでしょうけどね(^^;。


 ところで前々から思ってたことで、今回改めて痛感させられたこと…『オーランド・ブルームって、影うっすいな~!!(^^;』


 「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」は、まだまだ絶好調で公開中です。ハリウッドが作った「全員集合」(?)を映画館の大スクリーンで是非ご覧下さい!


 
by mori2fm | 2006-09-21 01:06 | 映画評 外国映画 ハ行