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「ロッキー・ザ・ファイナル」還暦スタローンは、まだ戦う!

 シリーズ第1作・「ロッキー」から30年。シリーズ前作の「ロッキー5」からでも既に16年が経過し、主演のスタローン還暦!こんな状況の中で遂に“完結編”として製作されたのが、本作「ロッキー・ザ・ファイナル」(20世紀FOX)。あれ?でも前作「ロッキー5」のサブタイトルは確か「最後のドラマ」でしたよね(^^;?



 元世界ヘビー級王者、ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)は、引退し愛妻・エイドリアン(タリア・シャイア)にも先立たれ、今は地元のフィラデルフィアでイタリアレストランを経営し、来店する客に現役時代の思い出話を聞かせて日々を過ごしていた。息子のロバート(マイロ・ヴィンティミリア)は、有名人である父の影を嫌い家を出、ロッキーは愛する者が傍にいない寂しさ・孤独を痛感。エイドリアンの命日に墓参りしたロッキーは、その気持ちをエイドリアンの兄・ポーリー(バート・ヤング)にぶつける。やがてロッキーは、自らの心の空白を埋めるべく、再びボクシングにチャレンジすることを決める。その頃、テレビ局が過去の名王者・ロッキーと現役無敗の王者・ディクソン(アントニオ・ターヴァー)のコンピューターによるシュミレーション・マッチを放送。この企画が好評だったことを受け、対戦相手に恵まれず人気の出ないディクソンのマネージャーは、ロッキーにディクソンとのエキジビジョン・マッチでの対戦を持ち掛ける…。


 吾輩、過去にかなり批判的なことを書いてこのシリーズの復活を否定してきました。理由はとにかく、『60歳のスタローンがリングに上がって戦うのを見たいと思う奴が、果たしているのか?』という一点のみでございました。ところがいざ映画が始まり、オープニングでお馴染みの“ロッキーのテーマ”が流れますと…吾輩、あっという間に陥落(^^;。いやあもお、ゾゾ毛総立ちになっちゃいましたよ。『おお、コレやコレや!』ってね。ホント、今まで色々書いてゴメンナサイm(_ _)m。で、肝心の中身なんですが、スタローンが暑く(暑苦しく)人生について説くシーンが多いので、ちょっと説教臭くてダルいなあって、中盤くらいまでは感じてたんですが、ボクシングのシーンが始まるとそんなモヤモヤは一気に吹っ飛んでしまい、もお後は拳を握り『行け!そこだ~!』と心の中で叫び、最後には思わず感極まって涙ぐんじゃいました。ホントにスタローンの思うツボ(^^;!ただ、吾輩くらいの世代の方々には、文句なく受け入れられるとは思うのですが、今の若い人達(「ロッキー」を知らない世代)には、果たしてどうでしょうか?この映画、そこが一番心配かな?と吾輩は思います。


 映画の中では、過去のシリーズ(特に1作目)にオマージュを捧げるかのような、懐かしのシーンが随所に再現されています。フィラデルフィア美術館前での、階段駆け上がりからのガッツポーズ。生卵5個のイッキ飲み。精肉工場にぶら下がる肉のサンドバッグ等など…。更にはロッキーが経営するレストランに出入りする“スパイダー”という男。この人「ロッキー」の冒頭シーンで最初にロッキーに負けたボクサーで、今回も当時と同じ俳優(て、言うか元ボクサー)が演じています。そして極め付けは、音楽担当・ビル・コンティ!最近、この人が音楽を担当した映画っていうのを、トンとお見かけしたことが無かったので、本作の制作が決まった頃から少々不安だったのですが、やはりロッキーの音楽は、この人でないとダメです。相変わらず素晴しいスコアの数々を聞かせてくれます。


 シリーズ全作を通して、NEVER GIVE UPの精神を謳い続けたスタローン。ここまでされると、もお『お見事!』以外の言葉は見つかりません。シリーズ最終作(?)にふさわしい、素晴しい終幕を飾っていると思います(ただ、こうなると「ロッキー5」って何だったのよ?って言いたくなりますが…(^^;)。


 「ロッキー・ザ・ファイナル」は、4月20日(金←注目!)より全国ロードショー!還暦オヤジのマッチョな肉体と、壮絶な戦いを映画館で是非、ご覧下さい!


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ロッキー・ザ・ファイナル@映画生活
by mori2fm | 2007-04-08 16:56 | 映画評 外国映画 ラ行