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「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」飛び交う銃弾。飛び散る血シブキ!

 なかなかおしゃれなチラシに、ちょっとお茶目なサブタイトル。『う~ん、こんな感じの映画なのかな~?』って、軽い気持ちで観に行った「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」(UIP)。ところがこれが、トンでもない映画でございました。


 マフィアのボス・スパラッザの屋敷を張り込んでいた、FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)とカラザース(レイ・リオッタ)は、スパラッザの腹心が『じいさんは、イズラエルの心臓を欲しがっている。スウェーデン人の殺し屋を雇った。報酬は100万ドル』という内容の電話を盗聴。イズラエル・通称“エース”(ジェレミー・ピヴェン)は、人気のマジシャンだったが、マフィアと付き合い出してから己の力量を過信。マフィア組織の真似事をして、逆に逮捕されてしまう。組織の裏側に精通している“エース”に、FBI副長官・ロック(アンディ・ガルシア)は司法取引を持ちかけ、一時的にホテルのペントハウスで保護下に置いていた。しかし100万ドルの報酬の噂は、瞬く間に裏社会に流れ、その話を聞きつけた凄腕の暗殺者たちが、“エース”が潜むホテルを目指して続々と集結し始めていた…。


 冒頭に書いたような、甘い感覚で観に行った吾輩がバカでした。上映時間1時間48分の間に、一体何発の銃弾がスクリーンを飛び交ったことか!次から次へと繰り広げられる殺し合いの中で、一体何人殺されたことか!何せ≪ネタバレ!!≫キャストで最初にクレジットされているベン・アフレックなんか、あっという間に殺されちゃいますから…(^^;。まあ、とにかく近年のドンパチ映画の中で間違いなく“No.1”であると断言しちゃいます。
 この映画、製作は何とあの“ワーキング・タイトル”なんですよ。そう、この映画とかこの映画のイメージが強いもんですから、今回とっても意外でございました。『え~?こんな映画も作っちゃうんだ!』って感じで…。はい、イメージ変わりました。

 しかしこの映画、ただのドンパチ映画なだけではなく、ラストに起こる“大どんでん返し”なども含め(吾輩も、途中からある程度の先読みはしてたんですけど、この映画はその更に上を行きよりました。ええ、やられましたわ)、ストーリーも非常に良く出来てます。監督&脚本のジョー・カーナハンは、あの「M:i:Ⅲ」を降板して、この映画に取り掛かったそうです。で、この映画が長編3作目。間違いなく、これから注目されていく監督の1人であると、吾輩思います。
 本作で歌手のアリシア・キーズがスクリーン・デビューを飾っていますが、吾輩的には彼女より、相方の殺し屋を演じたタラジ・ヘンソンの方が、インパクトが強かったです。ええ、1度でイイからあんな銃ぶっ放してみたいモンです(^^;…。


 「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」は、ただいま全国好評上映中です。さあ、果たして何発の銃弾が飛び交っているのか?映画館で是非、数えてみて下さい(ムリムリ!)。


スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい@映画生活

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by mori2fm | 2007-05-15 01:43 | 映画評 外国映画 サ行