2007年 06月 22日
「きみにしか聞こえない」ダメ!理解でけん??
若者に絶大な人気を誇る、乙一原作小説の映画化。「きみにしか聞こえない」(ザナドゥー)。横に座っていた女の子は泣いてました。しかし、吾輩はこの物語を理解できなかった!何で?コレってひょっとしてトシのせい??(泣)
横浜に住むリョウ(成海璃子)は、友達もいない内気な女子高生。話したりメールをしたりする相手もいないことから、いまどきには珍しく携帯電話も持っていなかった。或る日リョウは、学校の帰り道の公園で、おもちゃの携帯電話を拾う。翌日、鳴るはずのないおもちゃの携帯電話が鳴り始め、その電話に応対したリョウに、ある青年の声が聞こえる。青年はシンヤ(小出恵介)と名乗り、長野に住んでいると言う。お互いに疑心暗鬼だった2人は、ある方法で互いの存在が確かなものだと確信する。それから2人は何度と無く空想の“頭のケータイ”で会話をするようになっていく。それはやがて、内気だったリョウに少しづつ精神的な変化をもたらし、あるハンデを抱えていたシンヤの心の支えともなっていく。そして、夏が近付いた頃シンヤが上京するのに合わせて、2人は初めて会う約束を交わすのだが…。
描こうとしているテーマ『人間、誰もが誰かと繋がっている。あなたは1人じゃない!』ってのは、よくわかりますし、それは非常に繊細で素晴しい物語として描かれていると思います。現に吾輩もホロリと来た箇所が、幾つかございましたから。でもね、観終わって気付いた(引っ掛かっちゃった)んですよ。『何であの2人が、繋がったんや…??』そりゃね、空想のお話ですから別に“頭のケータイ”のシステムを、納得いくように説明しろなどとは申しません。しかし、物語の根幹ともいえる部分についての言及が一切ない(『こうしたら、繋がった』と言ってるシーンはあるのですが、そうではなく『何故?あの2人だったのか?』てところが知りたいのです…)まま、話はどんどん進んで行き、なお且つ2人だけで話が終わっているのなら良いのですが、最終的には彼等の周りの人も、話の中に巻き込まれてるんですよ。で、巻き込まれた人達は何の不思議も無く、この話に入り込んじゃってるんですね。普通こんな話、誰も理解できないと思うのですが…。この部分に引っ掛かっちゃった時点で、吾輩的にはこの映画は良く理解できないシロモノになってしまいました。コレってどうなんでしょ。やはり冒頭に書いたように“トシのせい”なんでしょうか?いまの若い人は、この物語に何の疑問も感じず入り込み、感情移入できちゃうんでしょうか?まあ、確かに乙一さんの小説を読んだことは無いのですが…。
実はこの映画、困ったことに驚くほど評判が良いのですよ。もう、こうなってくると何か自信なくしちゃいそうですが、やはり理解できません。何より吾輩が、ストーリーの中で一番引っ掛かったのが、『リョウがどうして誰とも打ち解けなくなったのか?』てのが、語られるシーンです。ここでは、その理由は書かずにおきますが、思わず『は?そんなことで??』と言いたくなるような理由でした。そしてそれを聞いたシンヤがリョウを励まし、リョウは長いこと閉じこもっていた殻から脱け出すことが出来る…と、一見感動的なストーリーではございますが、言わせていただきますとそんなことは、どこの誰ともわからん奴が励ますのではなく、誰あろう親のすることでしょうが!この映画に出てくるリョウの両親(演じているのは、古手川祐子と中野英雄)は、あまりにもノー天気です。はっきり言って娘のそういった状況(内気で殻に閉じこもりがち)に、見て見ぬ振りをしています。そして、何故かはわからないけど、娘が明るくなったのを見て『よかったね~』なんて言っております。何という、無責任な…。これを見せられたらチョット辛いですよ、この映画。まあ、いまの時代『親より友達』なんですかね…。
「きみにしか聞こえない」は、ただいま全国公開中です。色々書きましたが、あなたの目で、そのストーリーを是非映画館でご確認下さい。
~追記~
散々色々書きましたが、成海璃子は素晴らしい女優です。この子が今、14歳などというのが信じられません。末恐ろしい女優さんですよ。
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横浜に住むリョウ(成海璃子)は、友達もいない内気な女子高生。話したりメールをしたりする相手もいないことから、いまどきには珍しく携帯電話も持っていなかった。或る日リョウは、学校の帰り道の公園で、おもちゃの携帯電話を拾う。翌日、鳴るはずのないおもちゃの携帯電話が鳴り始め、その電話に応対したリョウに、ある青年の声が聞こえる。青年はシンヤ(小出恵介)と名乗り、長野に住んでいると言う。お互いに疑心暗鬼だった2人は、ある方法で互いの存在が確かなものだと確信する。それから2人は何度と無く空想の“頭のケータイ”で会話をするようになっていく。それはやがて、内気だったリョウに少しづつ精神的な変化をもたらし、あるハンデを抱えていたシンヤの心の支えともなっていく。そして、夏が近付いた頃シンヤが上京するのに合わせて、2人は初めて会う約束を交わすのだが…。
描こうとしているテーマ『人間、誰もが誰かと繋がっている。あなたは1人じゃない!』ってのは、よくわかりますし、それは非常に繊細で素晴しい物語として描かれていると思います。現に吾輩もホロリと来た箇所が、幾つかございましたから。でもね、観終わって気付いた(引っ掛かっちゃった)んですよ。『何であの2人が、繋がったんや…??』そりゃね、空想のお話ですから別に“頭のケータイ”のシステムを、納得いくように説明しろなどとは申しません。しかし、物語の根幹ともいえる部分についての言及が一切ない(『こうしたら、繋がった』と言ってるシーンはあるのですが、そうではなく『何故?あの2人だったのか?』てところが知りたいのです…)まま、話はどんどん進んで行き、なお且つ2人だけで話が終わっているのなら良いのですが、最終的には彼等の周りの人も、話の中に巻き込まれてるんですよ。で、巻き込まれた人達は何の不思議も無く、この話に入り込んじゃってるんですね。普通こんな話、誰も理解できないと思うのですが…。この部分に引っ掛かっちゃった時点で、吾輩的にはこの映画は良く理解できないシロモノになってしまいました。コレってどうなんでしょ。やはり冒頭に書いたように“トシのせい”なんでしょうか?いまの若い人は、この物語に何の疑問も感じず入り込み、感情移入できちゃうんでしょうか?まあ、確かに乙一さんの小説を読んだことは無いのですが…。
実はこの映画、困ったことに驚くほど評判が良いのですよ。もう、こうなってくると何か自信なくしちゃいそうですが、やはり理解できません。何より吾輩が、ストーリーの中で一番引っ掛かったのが、『リョウがどうして誰とも打ち解けなくなったのか?』てのが、語られるシーンです。ここでは、その理由は書かずにおきますが、思わず『は?そんなことで??』と言いたくなるような理由でした。そしてそれを聞いたシンヤがリョウを励まし、リョウは長いこと閉じこもっていた殻から脱け出すことが出来る…と、一見感動的なストーリーではございますが、言わせていただきますとそんなことは、どこの誰ともわからん奴が励ますのではなく、誰あろう親のすることでしょうが!この映画に出てくるリョウの両親(演じているのは、古手川祐子と中野英雄)は、あまりにもノー天気です。はっきり言って娘のそういった状況(内気で殻に閉じこもりがち)に、見て見ぬ振りをしています。そして、何故かはわからないけど、娘が明るくなったのを見て『よかったね~』なんて言っております。何という、無責任な…。これを見せられたらチョット辛いですよ、この映画。まあ、いまの時代『親より友達』なんですかね…。
「きみにしか聞こえない」は、ただいま全国公開中です。色々書きましたが、あなたの目で、そのストーリーを是非映画館でご確認下さい。
~追記~
散々色々書きましたが、成海璃子は素晴らしい女優です。この子が今、14歳などというのが信じられません。末恐ろしい女優さんですよ。
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by mori2fm
| 2007-06-22 02:01
| 映画評 日本映画 か行





