人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「キングダム 見えざる敵」凄まじいの一言。

 『凄まじいな…』観終った後、こんな言葉しか出てこなかった。「キングダム 見えざる敵」(UIP)。『ドキュメンタリーか?』と言いたくなるような、重厚な作り。と、同時にこの映画は、一級品の“アクション・エンタテインメント”です。


 サウジアラビアの首都リヤドにある外国人居住区で、市民を狙った銃撃テロが発生。更に、救助活動が開始された時間を狙って自爆テロが仕掛けられ、犠牲者は膨大な数にのぼった。その犠牲者の中には、任務で赴いていたFBIの捜査官も含まれていた。フルーリー(ジェイミー・フォックス)等、FBIは直ちに現地での捜査を要求するが、穏便な政治決着を目指すアメリカ、サウジの両国政府の思惑に阻まれてしまう。業を煮やしたフローリーは、サウジ政府関係者に揺さぶりを掛け、強行的に現地での操作の許可を取り付ける。フルーリー、サイクス(クリス・クーパー)、メイズ(ジェニファー・ガーナー)、レビット(ジェイソン・ベイトマン)の4名の捜査官は、5日間という期限付きでサウジアラビアへ飛ぶ。しかし彼等を待ち受けていたのは、非協力的なサウジ政府の徹底的な監視だった。四面楚歌の状況で、それでも捜査を開始するフルーリー達。そんな彼等の姿勢は“テロ殲滅”という同じ志を持つ、監視役を務めていたサウジ警察のアル・ガージー大佐(アシュラフ・バルフム)と、いつしか協力体制を築いていく…。


 
 1時間50分の上映時間の間、ず~っと息が詰まったままの緊迫した状態で観ておりました。臨場感満点の爆発&銃撃シーンに、緊迫感溢れるストーリー。次の展開が予測できない、『誰がやられるのか?』こんなに張り詰めたまま映画を観たのは、吾輩初めてではないでしょうか?『この映画は、サウジ(中東)で撮ってきたドキュメンタリー・フィルムです』って言われても、充分通用する内容だと思います。しかし冒頭にも書いたように、この映画はアクション映画としても“一級品”であり、極上の“エンタテインメント大作”に仕上がっています。それは製作を務める“男映画”の巨匠マイケル・マンと、そのテイストを引継ぎつつも、見事に自らのスタイルに昇華させた、俊英監督ピーター・バーグによる確かな演出。そして2人のオスカー俳優、ジェイミー・フォックスとクリス・クーパーを筆頭にした俳優陣の、重厚かつ迫真の演技によってもたらされたモノだと思います。

 こんなのを観てしまうと、『この世からテロは絶対無くならんわ』と思ってしまいます。如何に希望を持って世界平和を願おうと、地球上には様々な思想、宗教、民族が存在し、それぞれが事あるごとに互いを非難し合い、『自らこそが正義』と主張するのですから、どだいムリな話です。『同じ人間同士』とは言いますが、思想次第で『まったく異なる生き物』とお互いをみなしている訳で、そしてそれは子々孫々の代へと語り継がれていくのです。この映画のラストは、正にそのことを象徴するシーンです。どちらにも、正義は存在しないのです。そしてそのことに互いが気付かないでいる。絶望的ですね。果たして、この戦乱が地球上から消え失せる日は来るのでしょうか?

 「キングダム 見えざる敵」は、ただいま全国好評上映中です。宣伝などが、少々地味な映画ではございますが、是非とも映画館へ足をお運びいただき、迫力ある映像と現在の世界情勢を、大スクリーンで目撃してください。

「キングダム 見えざる敵」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

キングダム/見えざる敵 - シネマトゥデイ | 映画の情報を毎日更新

キングダム 見えざる敵@映画生活

キングダム/見えざる敵 - goo 映画
キングダム/見えざる敵 - goo 映画


ランキング参加中
“ポチッ”と、よろしく!↓
にほんブログ村 映画ブログへ
by mori2fm | 2007-10-16 01:47 | 映画評 外国映画 カ行