2008年 08月 21日
「ハンコック」だめんずヒーロー奮闘記!
ハンコック(ウィル・スミス)は、一見どこにでもいる普通の男。しかし彼は1,000年以上生きていて、空を飛び、銃弾をはね返し、ケタ外れのパワーを持っていた。その力を使って、犯罪者を捕らえ、事故に遭う寸前の人を未然に救い、浜辺に打ち上げられた鯨も、怪力で海に投げ返して救う…と、理想的な活躍をするのだが、飛行中にビルにぶつかるわ、着地に失敗して道路は壊すわ、投げた鯨がヨットを直撃するわ…と、“やりすぎパワー”のおかげで、かえって大損害を与えてしまう。人々は、ハンコックの行為を非難し、ヤケになった彼は、いつしか酒浸りの日々を送るようになっていた。或る日、広告マンのレイ(ジェイソン・ベイトマン)の車が、踏み切りで立ち往生してしまったところを救ったハンコック。今回も列車を脱線させてしまい、野次馬から非難されるが、救われたレイはハンコックを擁護。お礼に食事をと、ハンコックを家に招くレイ。レイの愛妻・メアリー(シャーリーズ・セロン)と息子のアーロンは、ハンコックのだらしなさに辟易とする。レイは『君は、ヒーローだ。もっと尊敬されるべきだ』と、ハンコックを説得。こうして2人の“イメージアップ作戦”が展開されるのだった…。
前半、とっても面白いです!呑んだくれハンコックのハチャメチャな行動、それに伴って起きる迷惑な被害。観ていて非常に笑えました。『実際にヒーローが戦うと、こんなこと起きるだろうな~』って、考えながら観ていると何かオカシクてオカシクて。「ウルトラマン」や「仮面ライダー」が戦って、非難を浴びるっていうようなシーンが頭に浮かんで、また笑ってしまいました(実際、ウルトラマンが戦うと、町中ガレキの山と化しちゃいますモンね)。何かこの映画、“空想科学読本”の恰好のネタになりそうだわ(^^;。
しか~し、ハンコックの正体が意外な形(シャーリーズ・セロン演じるメアリーが、とても重要なキャラなんですが)で発覚してからは、何か非常にツマラナイ“説教臭い映画”へと変貌してしまいました。そう『愛は、全てを救う』てな感じの…。それまでの軽さがとても心地よかった吾輩にとって、この転換は苦痛以外の何物でもございませんでした。どうせなら最後までハチャメチャ・テイストで、突っ走ってもらいたかったです。それが非常に残念でございます、この映画。上映時間は、1時間32分とお手軽なのですが、何故かやたらと長く感じてしまいました。やはり後半からのテイスト・チェンジが影響してるのでしょうか?ハッキリ言って、前半と後半は別物です(怒)!ウィル・スミスは良かったんですけどね~。
でも、アメリカで大ヒットいたしましたから“パート2”出来るでしょう、多分!その時は、全編ハチャメチャ・テイストのハンコックを観たいモンです。頼みまっせ、ウィル!
「ハンコック」は、8月23日(土)・24日(日)先行上映。30日(土)~全国ロードショーです。呑んだくれで飛び回る、ウィル・スミス(=ハンコック!)の勇姿(?)を、あなたも是非映画館でご覧下さい。

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