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「007/慰めの報酬」メチャクチャもの凄い!!

[007/慰めの報酬] ブログ村キーワード
 ダニエル・クレイグ主演、007シリーズ最新第22弾。「007/慰めの報酬」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。前作「カジノ・ロワイヤル」からの、完全な“続編”(前作のラスト・シーンの1時間後から始まるという設定)として作られた本作。ダニエル・クレイグ、渾身の“シリアス・ボンド”第2弾。さあ、如何なる仕上がりになっておりますでしょうか?


 愛するヴェスパー(エヴァ・グリーン)を失ったボンド(ダニエル・クレイグ)は、悲しみと怒りに打ちひしがれていた。ヴェスパーを影で操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を捕らえ、真相を探るべく上司“M”(ジュディ・デンチ)と共に尋問に臨むボンドだったが、敵の“組織”の手はMI6内にもおよび、内通者の発砲から銃撃戦の末、ホワイトに逃走されてしまう。残された手掛りを基に、ハイチヘ飛んだボンドはそこで、謎の美女カミーユ(オルガ・キュリレンコ)と遭遇。彼女を通してドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)という男に接近する。グリーンは、表向きは環境保護団体のCEOだったが、実は“組織”の幹部でボリビアの現政権を転覆させ、砂漠に眠る“或る天然資源”の完全支配を目論んでいた…。

 事前情報で本作の監督が、マーク・フォースターだと聞いて、吾輩正直“不安”でございました。だって「チョコレート」「ネバーランド」を撮った監督さんですよ。どちらかと言うと、“人間ドラマ”が得意分野な監督でしょ?って言うか、『アクション撮ったことない監督に、なんでまたこんな大作を…』てな感じで観始めたのですが…、前言撤回いたします!すみませんでした、偉そうに“不安”なんか感じちゃって。いやもお、こりゃトンでもなくムチャクチャにスンバラしい“アクション超大作”に仕上がっております!映画開始早々から繰り広げられる、凄まじいカー・チェイス・アクション(今回も、アストン・マーティンはアッサリとボッコボッコに…(>_<)。更に、スクリーンをめいっぱい使ってのアクション・シーンが次から次へと…、ボートを使ってのチェイスや、生身での追跡(跳ぶ!転がる!)シーン、飛行機を使ってのエア・チェイスに、クライマックスでのホテルの爆破…。もお全てのアクションが、一級品で、それが映画の中に山盛りで凝縮されています。予告映像に出てくるロープを使ったガン・アクションのシーンなんて、吾輩てっきり後半のクライマックスで出てくるのかと思いきや、何と開始わずか20分くらいのところのシーンでございました。あれが前半に“サラっ”と流れるくらいですから、この後のアクションの凄さ、クオリティの高さは言わずもがなでしょう。
 そこへ持ってきて、ストーリーも目まぐるしく展開していきますので、ハッキリ言って一瞬たりとも気が抜けません。少しでも気を抜くと『あれ?コレって何でこうなるんやったっけ?』てなことになりかねません。山盛りアクションに、濃密なストーリー(何せ、脚本には前作に続きポール・ハギスが名を連ねてますから…)。007シリーズとしては、極めて短めの1時間46分という上映時間ですが、吾輩は観終った後、まるで3時間ほどの超大作を見せられたような感覚に襲われました。決して悪い意味ではなく、それだけ中身のギッシリ詰まった“快作”だと思います。
 
 しかし、ダニエル・クレイグは素晴らしいですね。前作の公開前には、世界中から『辞めてしまえ』コールが沸き起こり(吾輩も、それに同調しておりました…(^^;)散々でしたが、公開されるやそれらの雑音を、その演技で一蹴し、新たなジェームズ・ボンド像を構築しました。そして本作では“シリアス・ボンド”の路線を更に突き進め、非常に野性的で、シャープで危険なジェームズ・ボンドを演じきっています。過去のシリーズに存在したイイ意味での“ユーモア”や“ユルさ”は、全く存在いたしません。本当の意味で007シリーズは生まれ変わり、そしてそれが世界的な大ヒットへと繋がったんだと思います。ただ吾輩的には、ユーモアがなくなったってのは、シリーズのファンとして、少々寂しい感じはするのですが…。

 本作のボンド・ガールに抜擢されたオルガ・キュリレンコ嬢ですが、前作「ヒットマン」での脱ぎっぷりが過剰なほどでしたので、今回も期待(コラコラ(^^;!)していたのですが、そちらの方では少々“肩透かし”でございました。しかし、その分アクションなんかで頑張っております。何よりこの人、背がデカイ!ですから今後も、スケールの大きな女優さんになれそうですね。昔は『ボンド・ガールは、大成出来ない』なんてジンクスがございました(現にあんまり有名になった人は…)が、それらを打ち破っていただきたいものです。

 作中の台詞で『昔は、もっと善悪がはっきりしていた。今は悪者とわかっていても、利害が一致すれば、交渉する…』ていうのが出てくるのですが、これは現在の世界情勢を端的に表わしている、秀逸な台詞だと思います。そんな世界でも、己の信じた正義を貫くジェームズ・ボンド。“孤高の諜報員”の活躍は、このキャスティングでまだまだ続きそうですね。でも、ジュディ・デンチ大丈夫かなあ?もお7674歳(!)なんだそうです。いえね、お見受けしたところ全然お元気そうではあるのですが…。


 「007/慰めの報酬」は、2009年1月17(土)18(日)の両日先行上映の後、いよいよ24日(土)より全国ロードショーです。絶品のスパイ・アクション超大作を、あなたも是非映画館でご覧下さい!そう、これは絶対に大スクリーンで!

~追記~
 前作「カジノ・ロワイヤル」は、是非チェックしてから観に行ってください。観てないと『チョットわから~ん!』ってことになっちゃうかも…。
~追記②~
 日本が、世界じゅうで一番遅い公開なんですね(詳細は→コチラを“ポチッ!”と)。なんでやねん?他の国は、み~んな年内公開なのに…(>_<)。

「007/慰めの報酬」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2008-11-12 16:22 | 映画評 外国映画 タ行