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「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」誰が主役やねん?

 “世界No.1おバカ俳優”ベン・スティラー監督・製作・脚本・原案ア~ンド主演!「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(パラマウント ピクチャーズ ジャパン)。『バカ映画史上世界最強の作品がやって来た~!』と、大爆笑を確信して観に行ってまいりました。


 元・売れっ子アクションスターで、今は落ち目のタグ・スピードマン(ベン・スティラー)。“オナラ芸”が売りのお下劣コメディアン、ジェフ・ポートノイ(ジャック・ブラック)。過去にオスカーを5度も受賞している、“超なりきり演技派俳優”カーク・ラザラス(ロバート・ダウニー・Jr.)。この3人の大物個性派俳優が主演する戦争映画「トロピック・サンダー」の撮影は、主演俳優達の個性とエゴがぶつかり合い、監督のコックバーン(スティーヴ・クーガン)がそれを仕切れず、東南アジアのロケ現場は最初から迷走。撮影開始5日目にして、当初の予算を使い果たしてしまう。プロデューサー(トム・クルーズ)に呼び出され、大目玉を食ったコックバーンは、映画の原作者で、元軍人のテイバック(ニック・ノルティ)からの提言を受け、今よりも更に奥地のジャングルで撮影を続行することを決意。俳優たちを追い込み、わがままを封じ込め、何としても映画を完成させようと意気込むコックバーン。しかし彼らが足を踏み入れた奥地は、現実の麻薬密売組織が支配する本物の戦場だった…。


 もおね、『一歩間違えたらソレは、あぶないやろ~!』と突っ込みたくなるネタのオン・パレード(ひょっとすると、既に一歩…いや数歩間違ってたネタもあったかな?(^^;)。いやあ相変わらずベン・スティラー、キレてますわ。ハリウッドを皮肉る、戦争映画を風刺する、誰もが思っているけど、なかなか言わない(言えない?)ことを、映画を通してバンバン笑いにしちゃってくれてます。いやあ、いいのかな~?ココまでやっちゃって。
 但しこの映画、それらを少々大真面目にやってしまいましたので、チョット笑い切れなかったのも事実です。もう少し軽いノリの笑いの連続を期待して行ったのですが、何かすっげえ大上段から振り下ろすかのように、様々な“おバカ”をホント真面目に繰り広げてますので、観ていてチョットしんどいな~とも感じてしまいました。映画好きな吾輩が観て、こんな感じでございますので、一般の方がカル~い気持ちで観に行かれますと、意外にも真面目に作られた“大作(^^;”と思われるかも知れません。とは言え、インパクトは絶大です!“ゲラゲラ”ではなく、“クスクス”と笑えます。

 ベン以外の主演2人も、強烈なインパクトを残してくれます。ジャック・ブラックは、正に本領発揮してますし、ロバート・ダウニー・Jr.は、とても「アイアンマン」と同一人物とは思えない“なりきり黒人ぶり”です。てか、なりきりすぎて少々恐いかと…。でもね、この人たちより遥かに強烈なインパクトを残してくれるのは、誰あろうトム・クル~ズ様でございます!はげズラにメガネの何とも強烈なルックス(ひょっとして特殊メイク??)で、罵詈雑言を並び立て、一見して“変人”と思わせるプロデューサー役を、嬉々として演じています。もお最高!オモロイ!!マシュー・マコノヒーとトム君は、カメオ出演だと聞いていたんですが、エンドクレジット前のタイトル・ロールで、思いっきり名前出てきますから(“ネタバレ”になんないよね?)!ハッキリ言って、主役の3人を喰っちゃってます。吾輩的には、“主演トム・クルーズ”でもイイじゃないか!と思ってしまいました。う~ん、チョット言い過ぎかな?

 チョット行き過ぎちゃった感があるベン・スティラーですが、これからもドンドン“己の信じた道”を進んで、“おバカ街道”を邁進して行ってもらいたいですね。吾輩、どこまででも付いていきますよ~。あ、次は「ナイト・ミュージアム2」でしたよね?あんまり円くならないでね~!


 「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」は、ただいま全国好評上映中です。“おバカ”ブームに沸いた今年。1年の締めくくりに“史上最大のおバカムービー”を、あなたも是非映画館でご覧下さい。


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トロピック・サンダー 史上最低の作戦@映画生活

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by mori2fm | 2008-12-04 19:57 | 映画評 外国映画 タ行