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「7つの贈り物」何と、重い…。

[7つの贈り物] ブログ村キーワード
 「幸せのちから」の監督・主演コンビが再びタッグを組んだ感動衝撃作。「7つの贈り物」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)。軽い言葉で『感動』などと口に出来ない、非常に重い映画でした。


 ベン(ウィル・スミス)は、国税庁の資格証を持ち、データベースから引き出した“ある条件”に適合する“候補者”のリストを所持していた。そして、“候補者”の1人1人に面会し、条件を満たしている人に対して、その人の人生が劇的に変わる“贈り物”をする計画を立てていた。“候補者”の1人で盲目のピアニスト、エズラ(ウディ・ハレルソン)の勤務先である通販の会社へ、購入客を装い苦情の電話をかけるベン。口汚く罵るベンに最後まで誠実に対応するエズラ。電話を切り涙を流すベン。また他の候補者が経営する病院に出向き、そこに入院する患者から、候補者の様子を聞きだし、彼にその資格が無いと知るや激怒したベンは、『騙されるところだった。何も与えない』と通告する。唯一ベンの計画を知る、親友の弁護士ダン(バリー・ペッパー)が作成した書類に淡々とサインをするベン。『約束を守れ』と念を押すベンに、ダンは溢れる涙を抑えることが出来ない。データベースから、新たな候補者を探し出すベン。その女性、エミリー(ロザリオ・ドーソン)は、心臓疾患を抱えながらも希望を失わず、日々を健気に生きていた…。


 上映時間2時間3分。その大半の時間、この映画は、スクリーンに映し出されるストーリーが一体何を語っているのか?どういうシチュエーションの下に進行しているのか?観ていてまったくわかりません。伏線となりそうな材料は少しずつ出てくるのですが、その出し方も非常に断片的で、結末を推察するまでには至りません。『何?コレは一体どういうコト??だから何なの?どうなるのさ??』そんな悶々とした思いをず~っと抱えていますので、非常に重苦しく、下手をすると“不快”と思いかねない時間が経過していきます。そして最後の最後に明らかにされる結末。これがまた非常に驚くべき内容で、それまでの“不可解な重苦しさ”とは異なる“真正面から投げつけられた感動的な重さ”に、思わず言葉を失ってしまいました。しかし観終わった後、吾輩の心の中には、猛烈な疑問が湧き上がってきました。『ベンが行なったことは、素晴らしい(と、思うのですが…)。しかし正しいことなのだろうか??』と。この文章を打ち込んでいる今も、この答えは出せていません。恐らく、そんな答えなど無いのです。しかし、この映画は観た人全てに、ラストで強烈なインパクトを与え、そしてそれぞれの胸に、“感動”と“素朴な疑問”を生み出してくれます。人が生きていく上で、犯してしまう過ち。それに対する“贖罪”を、人生を懸けて行なうことが、果たして人には出来るのだろうか…?薄っぺらな感動作ではなく、非常に重いテーマを投げかける“問題作”だと言えると思います。

 この映画のウィル・スミスは、ヒーローではありません。銃をブッ放したり、地球を異星人から救ったりしません。ごく普通の1人の人間です。「幸せのちから」で、そんなウィルの魅力をひきだしたガブリエレ・ムッチーノ監督が、本作でも再び“とてつもなく地味なウィル・スミス”を、非常に魅力的に撮り上げています。こういう“心に響く映画”を撮らせたら天下一品ですね、この監督さん。素晴らしい!この先きっとハリウッドを背負って立つ、名監督になっていくと思います。

 ほとんど予備知識もなく、何もわからないままに観てしまいましたので、吾輩の中でも観終わって、まだ整理がついていません。そういう意味からも、是非もう一度観てみたいです。恐らくまた今とは異なった感想を持つと思いますので。


「7つの贈り物」は、2月21日(土)より全国ロードショーです。優しい邦題が付いていますが、非常に重い映画です。衝撃の結末を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。そして、それぞれの心の中で、その意味を考えてみてください。

~追記~
 試写の後、『7つ?って、どれとどれとどれ…?』と数えている人達を、多数見かけました。実は吾輩も、『コレで7つ!』とハッキリ確信を持って答えられません。ですからやはり、もう一度…。

「7つの贈り物」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by mori2fm | 2009-01-22 01:27 | 映画評 外国映画 ナ行