2009年 03月 10日
「ヤッターマン」コレ、子供に見せていいのかな~(^^;?
大ヒットアニメの実写映画化。ホントに作っちゃったよ…(^^;。「ヤッターマン」(松竹/日活)。TVドラマ「ケータイ捜査官7」に続いて、三池崇史 監督が、またまた本気で挑んで(あそんで)います。いやあ、凄かったわ~。
伝説の秘宝“ドクロストーン”を巡って、ヤッターマン1号(櫻井翔)・2号(福田沙紀)と、ドロンジョ(深田恭子)・ボヤッキー(生瀬勝久)・トンズラー(ケンドーコバヤシ)のドロンボー一味は、週一で、激しい戦いをくりひろげていた。或る戦いの最中、ヤッターマンは翔子(岡本杏理)という少女と知り合う。実は彼女の父、海江田博士(阿部サダヲ)は考古学者で、4つあるドクロストーンのうちの1つを発見、それを翔子に託して、2つ目の捜索に出掛けたナルウェーの森で行方不明になっていた。戦いは日増しにエスカレート。そんな時、あろうことかドロンジョが、ヤッターマン1号に恋をしてしまう。敵味方入り乱れて思惑が交錯する中、いよいよ最後のドクロストーン争奪戦が始まろうとしていた…。
アニメをそのまま、実写にしております。物凄く忠実に!衣装、メカ、ストーリー展開のシチュエーション、そして音楽(劇中歌)。ほぼ完璧です!よ~、ここまでやったモンですね~。もお、感心しますわ。吾輩映像観ながら、ず~っと『クスクス』笑ってました。『あ~、コレコレわかるな~』『いやあ、アニメのまんまやんか』『おお!“ポチっとな”を実写でやっとる~!』てな感じでございまして、さすがに現在放送中のアニメ版は見ておりませんが、オリジナル版ど真ん中世代の吾輩には、とても懐かしく、そしてまた新鮮な映像の数々でございました。でも、思ってたほど“爆笑”するようなシーンは無かったですね。もっとドッカンドッカン笑わせてくれるのかと思っていたのですが、どちらかというと小さな笑いを持続させられたって感じです。短距離走じゃなく、長距離走かな?
ただ少々『コレは、やり過ぎちゃう?』と思ったところもございました。特に“ビックリドッキリメカ”に関しては、最初『アリ!アリ!』って出てきたところは『すげえ~!』と感動しておったのですが、コレが群れを成して敵メカを食べ始めると、少々気味悪くて鳥肌が立ってしまいました。リアルすぎるのも、考え物ですね。
それからこの映画、随分と下ネタ満開なんですよね。敵メカのやられてる様を見て、暴走するヤッターワン(アブねえ~!)。下半身放り出して暴走するボヤッキー。何よりあのお馴染みのフレーズ『全国の女子高生の皆さん…』の意味は、そういうコトだったのか~?!って、思わずツッこんでしまいました。そして更にこの映画、まるで“アングラ映画”の如くシュールさも満開なのです。子供が見ていたアニメを、強引に“三池ワールド”に引きずり込んだって感じですかね。三池作品の中でも、同じヒーロー物(?)の「ゼブラーマン」と同じ空気を感じたのは、吾輩だけでしょうか?特にラスト近くで繰り広げられる“阿部サダヲ、一人芝居”のシーンには『コレ、子供が見たら泣くで~』と、またまたツッこんでしまいました。だって大人の吾輩が見ても、結構不気味でしたから。いいのかな~、こんなの子供に見せても…?
ドロンボーのキャスト陣は、この上ないくらいにハマッてましたね。深キョンの“SEXYドロンジョ”も、違和感なく楽しめました。『やっておしまい!』『スカポンタン!』サイコーですね。あと「天才ドロンボー」を歌いながら、実際にメカを作っていくシーンは、もお感涙モノでした(しかもフル・コーラス(^^;)。ケンコバも生瀬さんも、そのままアニメに戻れそう(?)でしたね。逆にヤッターマンの方は、少々インパクトに欠けたかな?と。別に櫻井くんじゃなくても…とも思えましたし、アイちゃんもね~。まあ、それだけドロンボーのインパクトが強烈過ぎたと、言えるんじゃないでしょうか。喰われちゃってますね、お気の毒ですが…。
アニメ版ドロンボーの声優陣ご一行様(小原乃梨子、
「ヤッターマン」は、ただいま全国スゴい勢いで公開中です。アニメヒーローの実写での凱旋を、あなたも是非!映画館の大スクリーンでご覧ください。『ブタもおだてりゃ、木に登る~。ブ~!(^^;』

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